不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

第４２３回。めひこちゃんと遊ぼう！マザー２編その７

登場キャラクター
キッド（主人公。バット片手に地球を救うべく冒険に出る）
いつキ（ヒロイン。超可愛い。やっとこ救出されて冒険に復帰）
オタコン（かしこい友達。持ち前の頭脳とメカニックの才能を生かして冒険をサポート）

モノトリービル４７階で降りて部屋に入ると、ふんぞり返ったポーキーと、別室にはその親父が居る。
親父の方はその後が悲惨なので是非とも話しかけておくといい。

ポーキーの方は…。

よくさ、初代マザーのギーグはマザー２で時空の彼方に逃げ去り、マザー３で絶対安全カプセルに入ったまま世界の終わりを迎えたポーキーが変わり果てた姿だって説があるけども。
この時点での、人生の絶好調、我が世の春を謳歌するポーキーを見ながらそれを想像するとなんかグっとくるね。

結局はたった一人の友達、このゲームの主人公のそばに居たかったわけで。
もう一人の主人公とも言えるポーキー。
マザーというシリーズが彼の輪廻のもとに発生していて、その中心にはたった一人の友達。
後付けだけどね、初代マザーのギーグはキチンと喋るし立派な宇宙人として描かれているから。
記憶すら失くしたって説もまああるけど。

それはさておき、その４７階から４８階へ。
廊下には見張りのロボットがウヨウヨしている。
ビルの廊下や会議室でペンシルロケットなんかぶっ放していいんだろうか。
映画タワーリング・インフェルノみてえになりゃしないか。

何故かトイレで唸っている人も居て（マザー２の建物には時折トイレがあるのだが、いつも誰か入っている。オネットの図書館かどっか、入ろうとすると男が駆け込んでいってしまったりして入ることは出来なかったはず）そんなところも芸が細かいというかなんというか。

ドアからドアへ。部屋から部屋へ。途中でメイドさんのお部屋にお邪魔することも出来る。
恐らく認証コードを持っているのだろうが、あんなミサイル満載のロボットが跋扈する廊下を歩いていく気分は如何程であろうか。

いよいよモノトリービルの本丸へ、とドアを開けると、これまでになくオンボロでどうにもガラクタのようにしか見えないロボットがガラガラボッスンポッピーと言いながら（本当）襲い掛かってくる。

この ゆだんロボ の強いこと。
マジで油断しているとボッコボコにされる。
オタコンとキッドだと回復が乏しい（持ち物のほとんどがスーパーボムなせい）ので攻めっぱなしだと確実にやられる。
だいたい、こんなオンボロのくせに急に強烈な攻撃をして来たり、ロボットのくせに
てまきずし
を食べて体力を回復したり、やってることが滅茶苦茶で戦ってて頭が痛くなってくる。

だが最大の頭痛の種は戦闘終了の合図。
奴のＨＰが尽きたかと思った瞬間、部屋に雪崩れ込んでくるトンズラブラザーズのみなさん。
すかさずボーカルのラッキーがゆだんロボの背後に回る。
「スイッチを切ったら止まったぜ！」
「ハハハハ、単純な奴だ！」
「お前、頭いいな」
というわけであれだけ散々こっちを苦しめたゆだんロボはアッサリ機能停止。
なんだったんだあれは…。

気を取り直してモノトリーの部屋に乗り込むと、そこに待っていたのは白髪でやせ細りすっかり弱った老人と、いつキちゃんだった。
何のことは無い。マニマニのあくまを失ったモノトリーには、もうなんのパワーも残されていなかったのだ。

いつキちゃんを解放し、事の顛末を話すモノトリー。
そこには「サマーズには行かせるな」というメッセージもあったという。
だとすれば何としてもサマーズに行かなくてはなるまい。
サマーズがダメならバカルディに改名するしかない。
今どきこのネタがわかる人が何人いるのか。

早速大金持ちのモノトリーさん、ヘリコプターを貸してくれるという。
何しろこっちにはオタコンが居る。ヘリの操縦なら民間用から軍用のハインドＤまでお手の物だ。
勇んでヘリポートに向かうと、ポーキーがヘリコプターに乗ってこっちを挑発してどこぞへ飛び去ってしまった。
アイツ、ヘリなんか操縦出来たのか…！？

それはさておき、アシがなくてはサマーズに向かえない。
ポーキーは何かを知っていて妨害したのか？それとも。

モノトリーの部屋を出ようとすると、いつキちゃんがめまいを起こす。
聞いてみると、スリークに戻る必要があることを強く感知したのだとか。
これが彼女じゃなきゃクラスに一人はいる心霊かまってブスなのだが、この子の場合はホンモノなので素直に戻ってみると…なんと墜落したスカイウォーカーを街の人々が直してくれていた！
オタコンが仕上げをして、プログラムによってウィンタースの研究所に戻ることに。
そこでさらにプログラムを改変しサマーズに向かえるように準備する。
その間に、件のパワースポット、レイニーサークルに向かう。

なにも陰気な連中ばかりが集まってるジメジメした雰囲気の文学サークルではない。
まあどうせ小難しい文学ごっこの同人誌なんか作ってお綺麗な作文書いたところでヤることヤってて仲間内でくっついたり離れたりするんだろ（偏見）
雪に閉ざされたウィンタースで唯一、四六時中雨が降っている場所なのだとか。
たどり着いたらいつも雨降り、を地で行く場所なのだな。
今日は懐かしいワードが良く出るなあ。

待ち構えているボスは
きょだいキノコ
文字通りの巨大なキノコのモンスター。
火に弱い。
いつキちゃんのファイアー攻撃、オタコンのペンシルロケット、キッドのＰＫマンティスで一気呵成といきたいところだが…厄介なのがキノコ系モンスターの胞子攻撃。
こいつで頭上にキノコを生やされると、不思議な気持ちになってしまい仲間に向かってぶっ放してしまうことが多々あるのだ。あと敵を回復しちゃったりね。
しかも戦闘中には状態異常を解除できないときて、さあ大変。
真っ先にキノコを生やされたオタコンのペンシルロケットがキッドに命中。
ホントにそんなことしやがったらモモの内側を強く蹴りたい気分だがそれどころではない。
いつキちゃんは毒を浴びるしキッドの頭からもキノコ。
ついには全員仲良くキノコを生やし、もはやラリってるのかシラフなのかわからない。
コマンドを入力するものの、誰に攻撃が当たり、誰が回復されるか全くわからない。
そしてライフアップで回復され味方同士で攻撃し合うのをほくそ笑みながら見つめるキノコ。

危うく全滅、というところでイチかバチか発射したペンシルロケット５が見事に命中。
起死回生の一発でキノコを撃破…。ああ、危なかった。

レイニーサークルのパワーを得て研究所に戻ると、スカイウォーカーの準備も完了。
一路サマーズに向かう３人であった。
次回、スネーク登場。

待たせたな！！！！！