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第333回。ボンボンコロコロ
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コミックボンボン読んでた?
コロコロは大メジャー、ていうか今も続いてるし、流行ってるオモチャにマンガにゲームはたいていコロコロ発じゃん。私がバイトしてたトイザらスの控室にも一冊置いてあって、たまにパラパラめくってはでんぢゃらすじーさんとか、コロッケ!とか、ああ今はこういうポケモンがいるのか、とか。そういうのを勉強してた。
私が子供のころには、スーパーマリオくんが始まって、学級王ヤマザキのちょっと前に
やったね!ラモズくん
っていう、当時読売ヴェルディのラモスそっくりのキャラクターがデタラメなことばっかりするギャグマンガをやってて、ギエピー!でおなじみのポケモンのマンガ書いてた人は、当時はくにおくんのマンガを描いてた。ミニ四駆のマンガもあったな。私も最初に買ってもらったのはスピンアックスだった。
ことほど左様に、当時からコロコロコミックは人気で。
別冊コロコロとか、コロコロアニキとか今でも色々あるもんな。
そんな隆盛を極めるコロコロコミックの対岸でひっそり消えていったコミックボンボン。
あれも好きだったんだよ。
というか、クラスの流行についていけなくなったり、そっちがあんま好きじゃなくなったときに、ボンボンが優しかった…。
へろへろくん、とかアニメにもなったもんな。
私が好きだったのはロックマンXのマンガなんだけど、X3ぐらいまでは続いてたかな?
結構ハードで、子供向けにしては緻密な絵だった。
読んでたのが私と、あと2人ぐらいだったなあ。
SDガンダムとか、ちょっと流行ったよね。
コミックボンボンは結構長く読んでたけど、そのあとすぐにプロレスにのめり込んで、小遣い限られてるから週刊ゴングを買うために我慢してそのまま読まなくなっちゃったなあ。
子供向けの本って、なんかこう普通に楽しめなくなる時期が来るじゃん?
単純にギャグのツボが変わって来たり、卒業する時期もあるし、なんか今読んだって、どこまで作品でどこからおもちゃの広告なのかわからねえな、なんて思っちゃうし。
おっ?
おもちゃの広告だと、おもっちゃう?
うん、正月早々召されるべきだなコレは。
でさ。
自分らが子供のころ、普通に読んでたギャグマンガだってマリオとかくにおくんとかゲームありきだったものもあるし、純粋に作品だけを楽しんでたのってどっからどこまで、いつぐらいまでなんだろうね。
ワールドヒーローズのマンガとかあったなあ。バーチャファイターも。
あとからゲームやアニメになったのもあるか。それでも、その時はそれがうれしかったし、楽しめてたもんな。
自分で毎月小遣い握りしめて本屋さんとかコンビニ探し回ってさ、やっと見つけて買って帰ってきたら別冊じゃんこれ!とかあったなあ。
ボンボンでやってたSDガンダムが好きだった友達が居て、その子のお誕生会にガンダム大将軍か何か買ってったなあ。私も阿修羅ガンダムだっけな?なんか武者っぽいかっこいいのをもらったので、レゴとかウルトラマンのソフビに交じって活躍してもらった。
あ!別冊と言えばアレあったよな。
別冊コロコロのほうのミニ四駆。なんていうマンガだったか忘れたけど、
ブーメラン10(テン)
っていう、独特の形したミニ四駆があってさ。
私のお誕生会に、マエダくんがくれたんだ。
和哉、本当はコレが一番早いんだよ!
って。最初見たときは、すげえ違和感があったんだ。でも作って走らせてみるとカッコよくてね。
確かゼロシャーシってんだよ。なんか、マグナムとかスピンアックスは、また違う形なんだよね。
あれ使ってる奴ぜんぜんいなくてさ。ミニ四駆ったらレツ&ゴーだったから、ブーメランは異端だった。
ああ、あの頃から私、そうだったんだなあ。
でもマエダくんの言った通り早かったぜ。私のブーメラン10は。まあ、不器用極まりない私のために工業高校の先生やってたおじいちゃんがチャッチャカ作ってくれたから仕上がりがすごく綺麗だったし、完全におじいちゃんのお蔭なんだろうけどな。
書いてると思い出すんだよ。
コロコロもボンボンも両方買ってる奴が羨ましくてねえ。
ボンボンは地味な印象が強いし、まあ実際そうだったけど、なんつーかセ・リーグとパ・リーグみてえなもんでさ、そういう日陰の実力者も居ないとダメでさ。
WWEだってWCWを吸収しちゃって、ちょっと落ち込んだじゃん逆に。
あれといっしょでさ。
子供だからってわからないわけじゃないもんな。
むしろ子供ほど残酷で、すぐ見切りつけちゃうもん。
トイザらスで店番してるとつくづく思うよ。
昨日までポケモンだった子が、もう違うものにハマってたりするし。
私は私で、鉄道と特撮と格闘技っていう華々しく地味でクラスの主流には決してなれない裏街道を歩いてきたけど、やっぱり乗り換える瞬間、移り変わる時期ってあってさ。
だから手を抜いたりいい加減なの作ってるとどんどん離れてくよな。
それでもテレビゲームもおもちゃもスーパー戦隊とかのテレビも、どん詰まりになってたりしてたんだろうな。やりつくしちゃって、でもやらないといけなくって。それはそれでキッツイわな。
私こんなにウルトラマンも仮面ライダーも大好きだけど、私が小学生の頃はたぶんどっちも地上波放送がなかった時期があって。特にウルトラマンは滑ってたなあ。仮面ライダーはクウガだかアギトが始まって、あんま面白くなくって。私には。で、そのまま来ちゃったなあ。
ウルトラマンも、最近のは追いきれてないけれど…。
でさ、じゃあガッチリ逃がさないように作ろうってなると今度はさっき書いたみたいに、もう作品なんだか広告なんだかって話になるし。
その塩梅が難しいってのを、もうコッチが考えちゃ終わりなんだよな。
そうなると、そういうことを考えずに楽しんでた頃に戻ってしまうしかない。
懐古厨、とか言われる人の一丁上がりだ。
そうはなりたくないので、少なくとも新しいものに文句言わないようにしたいし、今どんなものが人気なのかな、というアンテナは立てていたいね。
そういう意味でもコロコロ以外の雑誌があってくれた方が有難いんだけど…じゃあ買ってたかって言われると微妙なんだよな。コロコロだって別に今じゃ買っても読んでもないわけで。
結局、自分が昔好きだったものに対する接し方が、またちょっと変わってきたんだなと書きながら気が付いたよ。
コロコロは大メジャー、ていうか今も続いてるし、流行ってるオモチャにマンガにゲームはたいていコロコロ発じゃん。私がバイトしてたトイザらスの控室にも一冊置いてあって、たまにパラパラめくってはでんぢゃらすじーさんとか、コロッケ!とか、ああ今はこういうポケモンがいるのか、とか。そういうのを勉強してた。
私が子供のころには、スーパーマリオくんが始まって、学級王ヤマザキのちょっと前に
やったね!ラモズくん
っていう、当時読売ヴェルディのラモスそっくりのキャラクターがデタラメなことばっかりするギャグマンガをやってて、ギエピー!でおなじみのポケモンのマンガ書いてた人は、当時はくにおくんのマンガを描いてた。ミニ四駆のマンガもあったな。私も最初に買ってもらったのはスピンアックスだった。
ことほど左様に、当時からコロコロコミックは人気で。
別冊コロコロとか、コロコロアニキとか今でも色々あるもんな。
そんな隆盛を極めるコロコロコミックの対岸でひっそり消えていったコミックボンボン。
あれも好きだったんだよ。
というか、クラスの流行についていけなくなったり、そっちがあんま好きじゃなくなったときに、ボンボンが優しかった…。
へろへろくん、とかアニメにもなったもんな。
私が好きだったのはロックマンXのマンガなんだけど、X3ぐらいまでは続いてたかな?
結構ハードで、子供向けにしては緻密な絵だった。
読んでたのが私と、あと2人ぐらいだったなあ。
SDガンダムとか、ちょっと流行ったよね。
コミックボンボンは結構長く読んでたけど、そのあとすぐにプロレスにのめり込んで、小遣い限られてるから週刊ゴングを買うために我慢してそのまま読まなくなっちゃったなあ。
子供向けの本って、なんかこう普通に楽しめなくなる時期が来るじゃん?
単純にギャグのツボが変わって来たり、卒業する時期もあるし、なんか今読んだって、どこまで作品でどこからおもちゃの広告なのかわからねえな、なんて思っちゃうし。
おっ?
おもちゃの広告だと、おもっちゃう?
うん、正月早々召されるべきだなコレは。
でさ。
自分らが子供のころ、普通に読んでたギャグマンガだってマリオとかくにおくんとかゲームありきだったものもあるし、純粋に作品だけを楽しんでたのってどっからどこまで、いつぐらいまでなんだろうね。
ワールドヒーローズのマンガとかあったなあ。バーチャファイターも。
あとからゲームやアニメになったのもあるか。それでも、その時はそれがうれしかったし、楽しめてたもんな。
自分で毎月小遣い握りしめて本屋さんとかコンビニ探し回ってさ、やっと見つけて買って帰ってきたら別冊じゃんこれ!とかあったなあ。
ボンボンでやってたSDガンダムが好きだった友達が居て、その子のお誕生会にガンダム大将軍か何か買ってったなあ。私も阿修羅ガンダムだっけな?なんか武者っぽいかっこいいのをもらったので、レゴとかウルトラマンのソフビに交じって活躍してもらった。
あ!別冊と言えばアレあったよな。
別冊コロコロのほうのミニ四駆。なんていうマンガだったか忘れたけど、
ブーメラン10(テン)
っていう、独特の形したミニ四駆があってさ。
私のお誕生会に、マエダくんがくれたんだ。
和哉、本当はコレが一番早いんだよ!
って。最初見たときは、すげえ違和感があったんだ。でも作って走らせてみるとカッコよくてね。
確かゼロシャーシってんだよ。なんか、マグナムとかスピンアックスは、また違う形なんだよね。
あれ使ってる奴ぜんぜんいなくてさ。ミニ四駆ったらレツ&ゴーだったから、ブーメランは異端だった。
ああ、あの頃から私、そうだったんだなあ。
でもマエダくんの言った通り早かったぜ。私のブーメラン10は。まあ、不器用極まりない私のために工業高校の先生やってたおじいちゃんがチャッチャカ作ってくれたから仕上がりがすごく綺麗だったし、完全におじいちゃんのお蔭なんだろうけどな。
書いてると思い出すんだよ。
コロコロもボンボンも両方買ってる奴が羨ましくてねえ。
ボンボンは地味な印象が強いし、まあ実際そうだったけど、なんつーかセ・リーグとパ・リーグみてえなもんでさ、そういう日陰の実力者も居ないとダメでさ。
WWEだってWCWを吸収しちゃって、ちょっと落ち込んだじゃん逆に。
あれといっしょでさ。
子供だからってわからないわけじゃないもんな。
むしろ子供ほど残酷で、すぐ見切りつけちゃうもん。
トイザらスで店番してるとつくづく思うよ。
昨日までポケモンだった子が、もう違うものにハマってたりするし。
私は私で、鉄道と特撮と格闘技っていう華々しく地味でクラスの主流には決してなれない裏街道を歩いてきたけど、やっぱり乗り換える瞬間、移り変わる時期ってあってさ。
だから手を抜いたりいい加減なの作ってるとどんどん離れてくよな。
それでもテレビゲームもおもちゃもスーパー戦隊とかのテレビも、どん詰まりになってたりしてたんだろうな。やりつくしちゃって、でもやらないといけなくって。それはそれでキッツイわな。
私こんなにウルトラマンも仮面ライダーも大好きだけど、私が小学生の頃はたぶんどっちも地上波放送がなかった時期があって。特にウルトラマンは滑ってたなあ。仮面ライダーはクウガだかアギトが始まって、あんま面白くなくって。私には。で、そのまま来ちゃったなあ。
ウルトラマンも、最近のは追いきれてないけれど…。
でさ、じゃあガッチリ逃がさないように作ろうってなると今度はさっき書いたみたいに、もう作品なんだか広告なんだかって話になるし。
その塩梅が難しいってのを、もうコッチが考えちゃ終わりなんだよな。
そうなると、そういうことを考えずに楽しんでた頃に戻ってしまうしかない。
懐古厨、とか言われる人の一丁上がりだ。
そうはなりたくないので、少なくとも新しいものに文句言わないようにしたいし、今どんなものが人気なのかな、というアンテナは立てていたいね。
そういう意味でもコロコロ以外の雑誌があってくれた方が有難いんだけど…じゃあ買ってたかって言われると微妙なんだよな。コロコロだって別に今じゃ買っても読んでもないわけで。
結局、自分が昔好きだったものに対する接し方が、またちょっと変わってきたんだなと書きながら気が付いたよ。
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