不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

大阪で食べたもの、お邪魔したお店いろいろ その１

大阪に行くのに、一度は乗りたいアーバンライナー。というわけで今回は名古屋からアーバンライナーに乗りました。憧れの近鉄特急。
子供のころ、一回だけ乗せてもらったアーバンライナー。おばあちゃんとの思い出のアーバンライナー。
もう楽しくてたまらない。目当ての電車に乗っているときは機嫌がいいキッドさん。たぶん、そのまま死んでも気が付かずに往復切符で帰ってくるぐらいだ。
名古屋を出ると途中の停車駅は津（テュ）だけで、あとは鶴橋までノンストップ。日差しが眩しいが快適な旅。
三重県内は結構寝てしまったけど…
見知らぬ街を車窓から眺めるのって楽しいよね。基本的にキッドさんは窓際に座れるか、一番前で運転席越しに景色を見ていればそれで結構乗っていられる。各駅停車の何時間コースってのは流石にちとキツいけど。
飯田線とか東海道本線の静岡方面とか魔境みてえなコースばっかりなんだよな…こっち。
鶴橋で降りたら地下鉄でお出かけだ。

今回も試合だけじゃなく、あちこちのお店にお邪魔してきました。
お友達もいっしょに。
一人は同人界隈の方。もうおひとりはフォロワーさん。
まずは同人さん（仮名）と合流。待ち合わせ場所は地下鉄堺筋線の北浜駅から徒歩５分くらいの
天の江（あまのえ）
さん。おばあちゃんが調理して、フロアには別嬪のお孫さんがいるお店。とても綺麗でシックな内装なのは前に入ってたお店がカフェだったのと、最近移転してきたばかりだからだとか。
お昼のランチはアナゴかエビの天ぷら定食。
散々迷ったけど、アナゴ。
でーっかいアナゴがほっくほく、衣はサックサク。
しかも他にも色々ついて８５０円！いいのか！？ってぐらい。
私の大好物でもあるカボチャやおイモの天ぷらもある。あとゴボウ、ニンジン、シシトウだったかな？それに小鉢のきんぴら、小さな高野豆腐、お味噌汁も付く。どれも美味しい。
ご飯は滋賀県産でこれも美味しい。ある程度食べたら天丼にして食べるのもいいけど、塩か、何もつけずに食べるのがいちばん美味しかった。
通ぶってるわけじゃないけど、フツーにアナゴの味がいいんで…
正直もう結構な腹具合になってしまったけど、そこで合流して堺筋線をさらに北上し阪急の上新庄駅へ。けど、ちょっと早いんでそのいっこ向こうの相川駅で降りて、すぐ目の前にあった喫茶店に入ることに。
亜理亜恵さん
という昔ながらのお店で、椅子がとてもカッコいい。メニューも豊富だけど、このあとのことを考えて生レモンスカッシュを飲む。
なつかしの赤いチェリーの入ったレモンスカッシュ。なんともプリティなお飲み物だ。
全然知らない街の喫茶店でフツーにレモンスカッシュ飲んでるのって、楽しいね。
同人界隈の人となので、こういうの飲みながら、知らない街を歩いてて、創作意欲やモノ書きとしての矜持を…０．１ミリも語らずひたすら
売れてえなーー
仕事くれーーー
とクダをまく。シラフで。
モノ書きとしての矜持とか創作論なんかサガミオリジナルよりうっすいぞ私。その代わり、書きたい！とか、書かせて欲しい！とかそういうのは場末のラブホテルのゴムより分厚いぞ。穴空いてるけど。
それじゃダメじゃん春風亭昇太です！！！！！！！！

で、時間になったので上新庄駅へ。
そこからちょっと歩くと、最近ツイッターでも人気のたこ焼き屋さん
たこ焼 たこば大隈店さん
がある。かみしんプラザのすぐ近くです。
そこでもうひとりのおともだち（初代マザーみてえな呼び方だな）と待ち合わせ。来るまでにたこ焼を注文。
素焼きとゆずポン酢。
素焼きは本当に何もかけない。マヨネーズも青のりもかつお節もナシ。
実は私、これがいちばん好きだったりする。
たこばさんのは本当に味がじんわりしみてて、タコも生地も本当に美味しい。目の前で焼いて、それを店内のテーブルで食べれるのでこんな贅沢なことはない。
外気で少し冷まされたくらいがいちばん危ない。だって止まらない。
次々に食べてしまったので、お友達が来てからしょう油味を追加。
さらにたこ焼きの生地にクリームチーズと新生姜の入った岩下の新生姜さんとのコラボメニューや、こてっちゃんとコラボしたメニューも…本当にお腹いっぱいご馳走になりまして。
お友達は二人ともお酒が好きな人たちなのだけど、これはアテにもサイコーだと思います。
今だから白状しますが、私あの時、初めて岩下の新生姜食べました。
ずっと食わず嫌いだったんだけど、気になってたのは確かで。
たこばさんの作るものが美味しいのは知ってたのでその信頼オンリーで食べました。新生姜とかラッキョウとかミョウガとか、ああいう系統のものがずっと苦手だったので…
でも食べたら大正解。物凄い美味しかったです、たぶん大半を私が食べました。
たこばさん、岩下の新生姜さん、本当にありがとうございました。ごちそうさまでした。マジで美味しくてビックリしたり盛り上がったりで、写真撮るの忘れてました…！

大阪のたこ焼き屋さんと、大きな企業の作ってるメニューがコラボするってすごいことだし、実際に作って人気が出るのもさることながら、それを世に送り出し認められるたこばさんのお人柄。
作り手も売り手も買い手もみんな喜ぶ三方良しならぬ三方美味し、でした。