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第273回。カラオケボックス
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私、この話したっけ?と思ってずっと書いてなかったんだけども。
したかな?してたらゴメン。たぶん全く同じには書かないから…。
で続けるけどさ、カラオケボックス。
この頃では複合施設のひとつにカラオケがあったり、お店自体もちゃんとした建物にちゃんとした部屋があるじゃん。私の友人に、自分の家がビルでカラオケ屋さんをやってた人がいるんだけど、昔は個人経営のカラオケ屋さんもあったんだよね。その家はエレベーターがあって、部屋もいわゆるカラオケボックスのそれで、ギター鳴らそうが大声出そうがほとんど聞こえなかったんでよく遊びに行っていた。というか後年その友人とはバンドも組むのでよく練習もした。
そういう風にカラオケ屋さんってどんどんちゃんとしていったじゃない。
でもその前の段階のお店ってのが、私が高校生ぐらいまではちょこちょこ残ってたんだ。
流石にこの田舎でもすっかり淘汰されたけども…。
それも二種類あって、一つは、まだちゃんとしてるんだ。
受付のコンテナと、カラオケボックスが幾つかあるお店。
もしくはコテージみたいになってて駐車場入って、まず受付に行って、渡り廊下で繋がってる部屋に入る。それが建物の中じゃなくて、外で。私の家の近所にあったのがそんなお店だった。
お店を増築するときはコンテナ型のカラオケボックスが新たに設置されてた気がする。
で、もうひと種類が凄かった。
これが当たり前の時代があったのかも知れないけど、トラックとか貨物のコンテナを空き地に並べて、中をカラオケボックスに改装してあるの。で受付もそういうコンテナで、渡り廊下なんてものはない。
完全屋外。コンテナ村って感じのところに行って、受付コンテナも書く方は外。庇ぐらいはあったけど雨の日とか完全にケツが濡れるぐらいだったもん。
そこでバインダーに挟んだ受付用紙に鉛筆で記入して、じゃあ何号室で、なんて言われると、そのコンテナを探して入る。外で、確か舗装もして無かった気がする。まあアスファルトなんか敷かれた日にゃ反射熱でえげつないことになりそうだけども。
途中でスナックとかアイスとかジュースの自販機もあった。フードメニューもあったかもしれないけど、頼んだことはなかった。
私が高校生のころ、近隣でも最後の最後ギリギリ現役って感じでそんな店があったんだ。
コンテナの中も凄くて、壁一面落書だらけ。
その近在の馬鹿なガキ様たちの熱いメッセージが迸っている。
学校へ行こう!からV6の皆さんを
力の限りゴーゴゴー!からネプチューンの3人を抜いたような青春を謳歌している連中が書く事と言ったら、まあセックスか喧嘩のことばかり。
でその落書が地層の様に折り重なって、もはやわけがわからなくなった部屋の中にふるーいカラオケが一台デンと置かれている。テレビ画面もブラウン管の垢抜けないやつ。っても当時、まだ薄型テレビなんてのもあんまなくて、普通に画面はフラットだけどブラウン管のテレビとかあったもんなあ。
で流れる映像も古いんだまたこれが。
一緒に行った子がTMRとか好きで歌ってたんだけど、雪山ので凍えそうだけど温めあおう、って謳ってるのに出てるのが80年代とおぼしき江の島の夏の海で、まあ画質も悪いし、しまいにはあの垢抜けないテロップで
江の島
とか
ワサビ沢を映しつつ
静岡県
とか出る始末。
ソファもテーブルもガタガタしてたし、それは一緒に行った子に連れてってもらったお店だったんだけど、あれ今考えたらカラオケとして使ってた奴居るのかな…。まあカメラぐらいあっただろうしそこまで荒れてる地域でもなかったけどなー。
あと値段も異様に安かった。
本当に空き地にコンテナ並べただけだったから、その辺も安く上がってたんだろうなあ。
いつの間にかなくなってたな。撤去も簡単だったんじゃないかな…。店員のやる気のなさといい、当時その周辺はガンガン開発されて古いボウリング場とそのカラオケ屋さんだけが昭和のエアポケットみたいな店だった。
そんなカラオケボックスの思い出話。
したかな?してたらゴメン。たぶん全く同じには書かないから…。
で続けるけどさ、カラオケボックス。
この頃では複合施設のひとつにカラオケがあったり、お店自体もちゃんとした建物にちゃんとした部屋があるじゃん。私の友人に、自分の家がビルでカラオケ屋さんをやってた人がいるんだけど、昔は個人経営のカラオケ屋さんもあったんだよね。その家はエレベーターがあって、部屋もいわゆるカラオケボックスのそれで、ギター鳴らそうが大声出そうがほとんど聞こえなかったんでよく遊びに行っていた。というか後年その友人とはバンドも組むのでよく練習もした。
そういう風にカラオケ屋さんってどんどんちゃんとしていったじゃない。
でもその前の段階のお店ってのが、私が高校生ぐらいまではちょこちょこ残ってたんだ。
流石にこの田舎でもすっかり淘汰されたけども…。
それも二種類あって、一つは、まだちゃんとしてるんだ。
受付のコンテナと、カラオケボックスが幾つかあるお店。
もしくはコテージみたいになってて駐車場入って、まず受付に行って、渡り廊下で繋がってる部屋に入る。それが建物の中じゃなくて、外で。私の家の近所にあったのがそんなお店だった。
お店を増築するときはコンテナ型のカラオケボックスが新たに設置されてた気がする。
で、もうひと種類が凄かった。
これが当たり前の時代があったのかも知れないけど、トラックとか貨物のコンテナを空き地に並べて、中をカラオケボックスに改装してあるの。で受付もそういうコンテナで、渡り廊下なんてものはない。
完全屋外。コンテナ村って感じのところに行って、受付コンテナも書く方は外。庇ぐらいはあったけど雨の日とか完全にケツが濡れるぐらいだったもん。
そこでバインダーに挟んだ受付用紙に鉛筆で記入して、じゃあ何号室で、なんて言われると、そのコンテナを探して入る。外で、確か舗装もして無かった気がする。まあアスファルトなんか敷かれた日にゃ反射熱でえげつないことになりそうだけども。
途中でスナックとかアイスとかジュースの自販機もあった。フードメニューもあったかもしれないけど、頼んだことはなかった。
私が高校生のころ、近隣でも最後の最後ギリギリ現役って感じでそんな店があったんだ。
コンテナの中も凄くて、壁一面落書だらけ。
その近在の馬鹿なガキ様たちの熱いメッセージが迸っている。
学校へ行こう!からV6の皆さんを
力の限りゴーゴゴー!からネプチューンの3人を抜いたような青春を謳歌している連中が書く事と言ったら、まあセックスか喧嘩のことばかり。
でその落書が地層の様に折り重なって、もはやわけがわからなくなった部屋の中にふるーいカラオケが一台デンと置かれている。テレビ画面もブラウン管の垢抜けないやつ。っても当時、まだ薄型テレビなんてのもあんまなくて、普通に画面はフラットだけどブラウン管のテレビとかあったもんなあ。
で流れる映像も古いんだまたこれが。
一緒に行った子がTMRとか好きで歌ってたんだけど、雪山ので凍えそうだけど温めあおう、って謳ってるのに出てるのが80年代とおぼしき江の島の夏の海で、まあ画質も悪いし、しまいにはあの垢抜けないテロップで
江の島
とか
ワサビ沢を映しつつ
静岡県
とか出る始末。
ソファもテーブルもガタガタしてたし、それは一緒に行った子に連れてってもらったお店だったんだけど、あれ今考えたらカラオケとして使ってた奴居るのかな…。まあカメラぐらいあっただろうしそこまで荒れてる地域でもなかったけどなー。
あと値段も異様に安かった。
本当に空き地にコンテナ並べただけだったから、その辺も安く上がってたんだろうなあ。
いつの間にかなくなってたな。撤去も簡単だったんじゃないかな…。店員のやる気のなさといい、当時その周辺はガンガン開発されて古いボウリング場とそのカラオケ屋さんだけが昭和のエアポケットみたいな店だった。
そんなカラオケボックスの思い出話。
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