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第193回。フラッシュモブなんか企画する奴らに人の痛みが分かってたまるか

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掲載日2017年 08月16日 01時00分


 2017年8月14日午前11時ごろ。
 休日出勤が思いのほか早く終わったのでサッサと帰宅。んでもって朝からシャワーを浴びていると玄関先でガチャバタと音がする。ああ母が帰ってきたのかと思って
「おかえり」
 と声を掛けたら
「ただいま」
 と応える母の向こう、玄関のドアの外に生協の配達員さんがいた。

 ショートカットで快活そうな顔をした美人で、クリっとした大きな瞳がチャーミング。
 そのチャーミングな瞳をサっと逸らしたのを目撃し、私は思い出した。
 脱衣所のドアから顔をのぞかせた私は全裸だったのだ。外に人が居るなんて思わないから結構なかっぴろげ具合でドアを開けていたのだ。全裸で。

 あーあ。
 せめて目を逸らすどころか赤面して俯くくらいの逸物だったらなあ・・・。
 二重の意味で泣けてくるわ。

 まあお盆休みなんですがね、8月中にチャーコさんといっしょに出して頂く合同誌が2つになったので仕事が終われば作業をするわけです。お盆休みですが仕事はあります。仕事でも勉強でも自分の環境でもなんでも、時間を作ったりやることやってから取り掛かるから楽しいのです。コレばっかりやってるのは、やっぱちょっと違うよね。プロじゃないんだし。
 だからまあ、ね、ちょっとぐらい・・・と寝始めると、コレがびっくり起きたら暗い!ってことになりかねない、いや、なる。私には見えるのです。
 ケッハ!モノルタア!
 ケッハ!モヌラタア!
 何人わかるんだよ、ムーンサイドの通行人ネタ。

 でまあ創作荘のマッスルビューティーことキッドさんのマッチョバディ(故・冬木弘道ボスに倣ってのもの。あとは調べて察しろ)を生協の美人配達員さんに目撃ドキュンされたって話なんだけどね。目撃ドキュンを今時何人分かるんだよって話はさておいて。
 配達員さんは黒髪をショートにしてて、顔を見た限り肉付きも良さそうでした。ホント一瞬だったから細かくはわからないけど宝生舞さんを明るくしたような。ショートカットで顔の濃い美人の例えが宝生舞さんってのもどうかと思うけどね。2017年にもなって。でもしょーがないじゃん、ショムニ見てたんだもん。今でも長いハシゴ見ると肩にかけて斜めに立ちたくなるんだもん。在りし日のECWばりのラダーマッチか江角マキコさんかってぐらいで。

 今日はECWだの冬木ボスだの、ミレニアム期のインディープロレスワードがよく出る日だなあ。
 プロレスワードで思い出したけど、元週刊ファイトの記者が書いたプロレス悪魔辞典だかなんだか、そんな本をお誕生日(先月半ば)に頂いて読んだのね。感想?
「こんなもんがいつまでもある(出る、存在する、読むやつが居る)からプロレスがいつまでも過去のもの」
 以上!

 ひどい本でした。
 岡崎体育みたいな
「新しめのいけ好かない奴」
 が日々登場するのを自分の視界から消していくけど、こういう
「オールドスクールのいけ好かない奴」
 もしぶといね。大体、プロレス黄金時代とか蘇る伝説とか書いてあるものは買う必要も出る必要もないものだ。ああいうものは、もはや当事者ではなく、あの頃からプロレスをダシにして甘い汁吸おうとしてる奴らのためのものだから。昔のプロレスが好きで今でも思い出してくれるのなら、その頃活躍してた選手の自伝や評伝、オフィシャルなDVDに専門チャンネルのPPVなんかもある。そっちにお金を使わないとね。週刊プロレスも要らないな。新日本プロレスだろうと大衆プロレス松山座だろうと、今なら団体・選手個人の発信するコンテンツで十分追いかけられるし、記者の感想つきの写真なんか見たってしょーがねえよ。
 お金払って観戦に行った人の写真とかだってツイッターにあるのに、何でタダで試合見てる奴の写真と感想を金払ってみる必要があるんだって。

 言わせてもらうが私は小学6年から高校3年まで週刊ゴングを買い続け、時にはペンネーム・地団駄ボムとして読者投稿コーナーでハガキ職人もやってたのだ。週刊プロレスもペンネームを替えて(今と同じダイナマイト・キッドを名乗って)週替わりコラムの投票だとかもしてたくらい(華名選手のマニフェストに大変感銘を受けておりました)で、地方に住んでいる限りは雑誌メディアが頼みの綱だった頃が長らくあってのうえでの意見である。

 もう時代か変わってて、プロレスなんてホントに目の前で見るのが一番で、その次が映像。なるべく近くのがいいけど、実はニコニコ動画でやってるニコニコプロレスチャンネル、通称ニコプロさんのあの少し遠いけどリング全体を見渡せる2階バルコニー席感も好き。で次が写真や文章だと思うのね。で雑誌の時代は変わりつつあって、スポーツ誌はどのジャンルも厳しいと思う。中でプロレス雑誌はゴングもなくなり、ファイトもなくなり、いま出ているのは週刊プロレスだけ。あとは過去の名勝負の切り売りと焼き直しだったり、もっと下らないものだったりする。
 あれなら、Gスピリッツがもっと掘り下げたり際どいことまで踏み込んでもイイと思う。まあ、そういう汚れ役は宝島の本にやってもらっててもいいけど。それなら私別に読まないし。やくざがどうしたとか、借金がなんだとか、そういうのは別に。

 ただそういう事情も込みで見るとまた面白いって人も居るんだろうけどね。いま目の前にあるもの、その人が言ったことだけがすべてだとするには世の中ガラス張りで無理があるし、今じゃそんな人の方が少数派だろう。でもって、プロレスを提供する側も、それを報道する側もその建前しか流せないとなると魅力も減る。選手や団体の揉め事や集合離散を何度も見ているうちに心が擦り切れて、そのうちに好きな選手や団体だけを追いかけてればいいや、自分が納得できればそれでいいや、と思えるようになる。
 こうなると総合誌なんか読んだって面白くないし、どうせ建前だしね。本当のことを言えば良いってもんじゃないけど、読んでもしょーがない建前なんかそもそも無くても全然楽しめるじゃん。その建前フィーとして週当たり500円+税は割に合わない。それに気づいてからは自分で収集した情報で判断するしかないなって思うようになった。けどこれは痛し痒しキンタマも痒いしそれはたぶん毛じらみだしで、要するに情報の出どころと取捨選択の判断をある程度週刊プロレスに担保させることは出来るわけだ。買って読んでいるのならば。

 だから、あの時散々あんなこと言ってたあの選手のことも、結局分裂したあの団体も、全部自分の判断が間違ってたわけじゃないと思うことも出来るわな。それにしたって、裏切られても失望させられても、ついていく人はついていくものだけどね。それで嫌いになるならそれまで、って話で。

 無責任な特集本も、無意味な週刊誌も、結局はそのジャンルにまだ出るお金があるから成り立っているので、それならそんなところに落とすよりも、いま頑張っている選手や団体に応援の気持ちといっしょに届けたいと思う次第であります。・・・この〇〇であります、って須山さんみたいで嫌ね。私、あの人の声、苦手なんだよな・・・アイスリボンさんのニコプロ見たいんだけどな・・・。

 なんか今日はプロレスの話になっちゃった。
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