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第164回。本が出ます。

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掲載日2017年 07月18日 01時00分

このコーナーに書き散らかした色んな文章を、幾つか選んで加筆訂正をし、書き下ろしエッセイも追加した形で10月の名古屋コミティアにて発売いたします。
あわわわ…ってなってます。

ぶっちゃけて言えば、毎日これを書くことで少しでも目について、ヨシダさんや作詞にもアクセスがあればなと思っておりました。
が、ヨシダさんはまだしも、他は見事に0アクセスの日が多くって。
このコーナーは有難い事に一日平均140アクセスくらい頂いております。
これが多いか少ないかはわからないけど、駅前でメガホンもってがなってる選挙の人よりは聞いてもらえてるんじゃないかな…と思います。どっちも言うだけはタダの世迷い事だってちょっと社会を斬ってみる?やめとく?社会を斬るくらいなら社会の窓の中身を斬れって?痛くない麻酔?日帰り手術?

明日死にますのでとりあえず先に進んでいいですかね…?

でね、こんなことばかり言っているコーナーを、本当に有難い事に一冊にまとめさせていただけることになりまして。嬉しいのですが、書き下ろしエッセイとな!?加筆訂正だあ!!?
加筆訂正どころか加筆逆修正、無修正、月額安心先払いシステム、カリビアンコ…あれはなくなったんだっけ?

何の話だよ。

とにかく、キッドさんといっしょ。選り抜き傑作選(仮)を作ります。
ツイッターや活動報告でも再三募集しておりますが、これをご覧頂いている方々のなかに、
オレはこの話が好きだな
私、この話読んでホントにキッドってきもいと思った
ジャンプとか規制しなくていいからコイツ殺せよ
てか汗かき過ぎ、やせたとか自慢してるけどまだ87キロもあるじゃん。デブ。
とか思っている人、後ろ3人はぶっ殺す。

何か一つでもお気に入りのお話がありましたら、是非教えてください。
選り抜きの参考にさせていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。

あまり言わないんですが、自分がこういったエッセイ(なんていうのもおこがましいのだけれど)を書くにあたっての影響は大きく分けると
椎名誠さん
伊集院光さん
の二人から来ています。
小学生のころから好きなシーナイズムに、劣等感を引きずったまま年だけ重ねたあとで知った伊集院さんの世界が混じって、まあ、こうなりました。

自分には自分なりの体験や感覚があって、それを表に出すのに経るプロセスというか、儀式の様式が、シーナ式だったり伊集院流だったりするんじゃねえかな。
そんな風に思います。

特に伊集院さんのトークやエッセイで好きなのは、同じ話でもまた読みたくなる、また聞きたくなること。
ラジオでもそうだけど、やっぱり元噺家だけあって
「あの話また聞きたいな」
と思うことがあって。
たとえば伊集院さんが自転車で益子焼を買いに行く顛末や、奥様の車に乗ってて追突されて死にかかったとかの大粒の話から、本当に何気ない日常の話がヘンな方に膨らんで暴走&妄想の電波トークになったものまで。
また聞きたい、また浴びたい、と思ってしまう。
あの中毒性。脳汁中毒。私たちは伊集院さんの音源がある限り、麻薬なんか要らないと思う。
だってあのトークを聞いている間は何もかも忘れて、伊集院さんに振り回されていればいいんだから。

私も、そんな風に、こう、あの話がまた読みたい、アレまた話して、って言ってもらえるようになりたい。

うれしいことに、あの話好きなんだよーって言って貰えることもあって。
それはメキシコ時代のことだったり、高校時代のことだったり。
いちばんインパクトあったのは、あのー、またいつか詳しく書くかもしれないけど
「付き合ってた年上の女性に別れ話を切り出したら虚ろな目をしてカッターナイフをカチカチされた」
事件でね。
この話、私、すっごい好き!!!
って言われてすげえ嬉しかった。死を覚悟した甲斐があったってもんだ。

その話を好きだって言ってくれたのが私ずっと好きな人だってことがまた面白いっつーかな。
満面の笑みで、凄い楽しそうに言ってくれたの。
だから私は、微に入り細に入り話したさ。
横浜の美女と野獣カフェのど真ん中の洒落たテーブルで。

その時の心のカオスぶりを、#池袋地獄変 という作品にしてみました。

まあそんなわけで、オトコも女の子も可愛い女の子も美人の男の娘も、みんなみんなお気に入りのお話があればどしどしお寄せください。
今のところ具体的なリクエストで採用させていただいたのは、3年1組シリーズから一つ、メキシコ時代から一つ、あと性癖の話をもう少しミッチリ。
の予定です。

本当に嬉しいやら、おっかないやら、不安なやら。
でも、どんどん、どんなに小規模でも世間様には出して行きたいと思います。
是非皆様も、お暇な時で結構ですので応援よろしくお願いします。
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