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第二章
18
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こんなこともあろうかと。
人生で一度は言ってみたかったセリフだが、いざその場面に直面すると、いやな気分にさせられる。
こんなことって、大体がピンチな時だ。
起こらない方が、絶対によかった。
「ペルセウスくん、コルウスくんとの同調確認、完了」
「完了しました、ご主人様」
「わたしもできたよ、旦那様」
青い海でスキューバダイビングする為に作った魔道具。
全身を覆うように空気の膜を作り、口元と鼻先には常に新鮮な空気を与える。
重力制御とフロートボードの魔法を併用し、水中で三次元の立体起動を可能とした、俺の新発明。
首元を覆うマフラーのような魔道具。
「その名も、水中行動補助具、パイススくん」
風呂場でテストしたのみだが、問題なく稼働している。
海中にもぐっても、息苦しさは感じない。むしろ地上よりも快適だ。
姉妹も問題がないとアピールしている。バイタルも異常なし。
時間もないし行くぞ。
――ダンジョン内。
パイススくんが音声を拾い、ペルセウスくんで共有する。海中でも会話が可能なのは、俺の工夫のたまものだ。
「地上の魔物はあらかた倒したが、次がいつ出てくるか分からん。急ぐぞ」
「はい」
「はーい!」
スタンピードで生まれた魔物は大半が地上へと出たようだ。ダンジョン内部の魔物の数は少ない。
俺は地上でだいぶ魔力を消費しているから、雑魚散らしは天狐姉妹に任せる。
……、うん。
シスの真空刃が水中であることを無視して魔物を真っ二つだ。
キャスは、ちょっと苦戦しているか? あまり動いていないように見える。
目を凝らし、魔力感知も用いて観察してみると、その感想は間違いだったと気付く。
キャスのヤツ、俺が支給したクナイを風魔法で射出してる。まるで魚雷が如き勢いで突き進み、相手を破壊。
ペルセウスくんとリンクしたアポート機能で魔物の死体ごとクナイを引き戻している。
「なるほど。射出の燃費は悪いが、クナイが目印になるからアポートの消費が抑えられるのか」
魔物の死体を回収するのもセットで考えると、割のいい行動だった。
二人の適応能力の高さにおどろきを隠せない。
順調に進んでいると、巨大な影がせり上がってきた。
姉妹には荷が重いデカブツが出てきた。
「こいつは俺がやる。おらよっ!」
右人差し指と中指だけを水平に伸ばし、手のひら側を上に向ける。それから手首のスナップを利かせ指を上へと向ける。
クンッ、のアクションだ。
巨大な亀のような魔物の底面にフロートボードを敷いて、それから周りのすべて、水も空気も一気に抜く。
するとどうなるか。
「きたねぇ花火だ」
どれだけ外圧に強い頑丈な体でも、周りを真空にしてしまうと、それが災いして一発アボンだ。
内圧で破裂して、死ぬ。
魔法ではなく、単純な物理現象だ。深海の魚を釣り上げると目玉が飛び出たりするアレのすごい版。自然現象だから魔力の消費も最小限で済むし、何よりも強い。
大きい分だけ真空地帯を作るのに苦労をするが、真正面から攻略するよりも断然楽だ。
なお、クンッ、のアクションに意味はない。
「だが、これはあくまで外圧の高い水中用だ。地上だと難しいぞ」
一言注釈を入れるのを忘れない。
「先を急ぐぞ」
ズンズンと進んでいく。
鎧袖一触の俺たちだが、魔力の残量は心もとない。
それでも今は進むしかない。一刻も早くダンジョンコアを破壊するために……。
「はぁはぁ……はぁぁぁ!!」
「う、うーん……ふぅぅ……!」
そろそろ姉妹が限界近い。
仕方がない。
「ここで一度休憩を取る」
「はい」
「かしこまりぃ……」
五重結界を張り、中を空気で満たしてから入り込む。
最初はかなり高圧にしておき、ペルセウスくんとパイススくんの機能で徐々に減圧し、地上と変わらない環境へと一時間かけて整える。
「さて、減圧しきるまで待つ必要はない。ここで一度寝るぞ」
「え?」
「はぇ!?」
なんだ?
「いえ、あの?」
「どうした?」
「あと三十分もないよね? いいの?」
何の話だ?
「あの、無知な私たちにお教えください。マッケインが後二時間と言ってからすでに一時間半が経過しております。私のペルセウスくんのタイマーでも残り三十分と出ています」
「あー、そうか」
そう言えばそんな話もあったな。
「あれは俺が地上をせん滅しなければの話だ。だから当面の危機は去っている」
「そうだったの!? 気が付かなかったよ」
「では、あの、ご主人様? お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「なんだ?」
「どうしてお急ぎなのでしょうか?」
……あー、それな?
それ、聞いちゃう?
「……、お前らのためだ」
ぐっはー、これはハズい。
あれだけツッパっておいて、お前らが心配だから早く戻りたいって、そりゃハズい。
潜水時間は魔力量に依存する。戦闘力もそうだ。
しかも姉妹は海中に入ったことがない。川で泳いだ経験はあるらしいが、海と川では勝手が違う。
不慣れな場所で、常に己のリソースと向き合いながら長時間いるなど、精神的によろしくない。
そのために可能な限り急いでいた。
さて、ハズい思いまでして告白したのだ。
姉妹はどんな顔をしてるのか……、は?
なんでそんなキャスは劇画みたいな顔してんだ?
シス?
……、オウ、シスもかよ。
長い沈黙、と俺は思っている、のあと、劇画姉妹が口を開いた。
「私たちが、ご主人様の足を引っ張っている?」
「これはもう自害なのでは? お姉さま」
はい?
「ちょちょちょちょちょ、ちょい待て! なんだその考えは!?」
お前らちょっとは照れたりだとか、驚いたりとかさ。
普通の反応出来ないの?
「私たちがいなくなれば、もっと簡単にダンジョンを攻略できたのですよね? だったら死して償うべきではないでしょうか?」
「重荷になっていたなんて、万死に値するよね?」
「 し な い よ !?」
くそぅ、泣けてきた。
そりゃ最初はヒト扱いなんてしてなかったし、飽きたら捨てればいいって思ってたさ。
でもよ、くそぅ。
「軽々しく死ぬと言うな」
やっぱり女は信用できない。
今さら抱き着いてきて、なんだよ。
さすがにこんなところでほっぽり出したりはしないぞ?
「そのお心を読み取ることが出来ず、申し訳ありませんでした、ご主人様」
「わたしも、ごめんね? そこまでわたしたちを思っていてくれたなんて知らなくて」
そりゃ、まぁ、知らんだろうな。
いつもぞんざいに扱ってたから。
……これ、俺が悪かったのか?
そうだな、たぶん、そうなんだな。二人をここまで追い込んだのは、ほかならぬ俺だ。
だまっていても、側にいるなら伝わるだろうってのはありえない。
のじゃ に説教たれたクセに、俺自身がこのザマか。
「俺も悪かった。正直言えば、最初はまったく信じていなかった」
可能な限り感情を乗せずに、淡々と思いを告げる。
いやだって、ハズいし!?
「でもよ。お前らの献身っぷりを見てると、お前らなら信じてもいいかって思えてきたんだ。都合がいい話だろうがよ」
ほんと、都合がいいよ。
いつでも捨てれるようにしておいて、必要だと思ったから側にいろ、生きろなんて、よ。
「そんなことはありません! 今のお言葉、一生胸に刻みます!」
おおげさな!?
「今のって、もはやプロポーズだよね?」
違う!
でも、客観的に見たらそうね! そのとおりね!
ぐおおお、ハズいいいい!
「今のがプロポーズでも、そうでなくても、わたしはうれしかったよ。だからこれからもずっと、ずーーーっと側にいるね!」
「お、おう……」
そう答えるだけで精いっぱいだ。
人生で一度は言ってみたかったセリフだが、いざその場面に直面すると、いやな気分にさせられる。
こんなことって、大体がピンチな時だ。
起こらない方が、絶対によかった。
「ペルセウスくん、コルウスくんとの同調確認、完了」
「完了しました、ご主人様」
「わたしもできたよ、旦那様」
青い海でスキューバダイビングする為に作った魔道具。
全身を覆うように空気の膜を作り、口元と鼻先には常に新鮮な空気を与える。
重力制御とフロートボードの魔法を併用し、水中で三次元の立体起動を可能とした、俺の新発明。
首元を覆うマフラーのような魔道具。
「その名も、水中行動補助具、パイススくん」
風呂場でテストしたのみだが、問題なく稼働している。
海中にもぐっても、息苦しさは感じない。むしろ地上よりも快適だ。
姉妹も問題がないとアピールしている。バイタルも異常なし。
時間もないし行くぞ。
――ダンジョン内。
パイススくんが音声を拾い、ペルセウスくんで共有する。海中でも会話が可能なのは、俺の工夫のたまものだ。
「地上の魔物はあらかた倒したが、次がいつ出てくるか分からん。急ぐぞ」
「はい」
「はーい!」
スタンピードで生まれた魔物は大半が地上へと出たようだ。ダンジョン内部の魔物の数は少ない。
俺は地上でだいぶ魔力を消費しているから、雑魚散らしは天狐姉妹に任せる。
……、うん。
シスの真空刃が水中であることを無視して魔物を真っ二つだ。
キャスは、ちょっと苦戦しているか? あまり動いていないように見える。
目を凝らし、魔力感知も用いて観察してみると、その感想は間違いだったと気付く。
キャスのヤツ、俺が支給したクナイを風魔法で射出してる。まるで魚雷が如き勢いで突き進み、相手を破壊。
ペルセウスくんとリンクしたアポート機能で魔物の死体ごとクナイを引き戻している。
「なるほど。射出の燃費は悪いが、クナイが目印になるからアポートの消費が抑えられるのか」
魔物の死体を回収するのもセットで考えると、割のいい行動だった。
二人の適応能力の高さにおどろきを隠せない。
順調に進んでいると、巨大な影がせり上がってきた。
姉妹には荷が重いデカブツが出てきた。
「こいつは俺がやる。おらよっ!」
右人差し指と中指だけを水平に伸ばし、手のひら側を上に向ける。それから手首のスナップを利かせ指を上へと向ける。
クンッ、のアクションだ。
巨大な亀のような魔物の底面にフロートボードを敷いて、それから周りのすべて、水も空気も一気に抜く。
するとどうなるか。
「きたねぇ花火だ」
どれだけ外圧に強い頑丈な体でも、周りを真空にしてしまうと、それが災いして一発アボンだ。
内圧で破裂して、死ぬ。
魔法ではなく、単純な物理現象だ。深海の魚を釣り上げると目玉が飛び出たりするアレのすごい版。自然現象だから魔力の消費も最小限で済むし、何よりも強い。
大きい分だけ真空地帯を作るのに苦労をするが、真正面から攻略するよりも断然楽だ。
なお、クンッ、のアクションに意味はない。
「だが、これはあくまで外圧の高い水中用だ。地上だと難しいぞ」
一言注釈を入れるのを忘れない。
「先を急ぐぞ」
ズンズンと進んでいく。
鎧袖一触の俺たちだが、魔力の残量は心もとない。
それでも今は進むしかない。一刻も早くダンジョンコアを破壊するために……。
「はぁはぁ……はぁぁぁ!!」
「う、うーん……ふぅぅ……!」
そろそろ姉妹が限界近い。
仕方がない。
「ここで一度休憩を取る」
「はい」
「かしこまりぃ……」
五重結界を張り、中を空気で満たしてから入り込む。
最初はかなり高圧にしておき、ペルセウスくんとパイススくんの機能で徐々に減圧し、地上と変わらない環境へと一時間かけて整える。
「さて、減圧しきるまで待つ必要はない。ここで一度寝るぞ」
「え?」
「はぇ!?」
なんだ?
「いえ、あの?」
「どうした?」
「あと三十分もないよね? いいの?」
何の話だ?
「あの、無知な私たちにお教えください。マッケインが後二時間と言ってからすでに一時間半が経過しております。私のペルセウスくんのタイマーでも残り三十分と出ています」
「あー、そうか」
そう言えばそんな話もあったな。
「あれは俺が地上をせん滅しなければの話だ。だから当面の危機は去っている」
「そうだったの!? 気が付かなかったよ」
「では、あの、ご主人様? お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「なんだ?」
「どうしてお急ぎなのでしょうか?」
……あー、それな?
それ、聞いちゃう?
「……、お前らのためだ」
ぐっはー、これはハズい。
あれだけツッパっておいて、お前らが心配だから早く戻りたいって、そりゃハズい。
潜水時間は魔力量に依存する。戦闘力もそうだ。
しかも姉妹は海中に入ったことがない。川で泳いだ経験はあるらしいが、海と川では勝手が違う。
不慣れな場所で、常に己のリソースと向き合いながら長時間いるなど、精神的によろしくない。
そのために可能な限り急いでいた。
さて、ハズい思いまでして告白したのだ。
姉妹はどんな顔をしてるのか……、は?
なんでそんなキャスは劇画みたいな顔してんだ?
シス?
……、オウ、シスもかよ。
長い沈黙、と俺は思っている、のあと、劇画姉妹が口を開いた。
「私たちが、ご主人様の足を引っ張っている?」
「これはもう自害なのでは? お姉さま」
はい?
「ちょちょちょちょちょ、ちょい待て! なんだその考えは!?」
お前らちょっとは照れたりだとか、驚いたりとかさ。
普通の反応出来ないの?
「私たちがいなくなれば、もっと簡単にダンジョンを攻略できたのですよね? だったら死して償うべきではないでしょうか?」
「重荷になっていたなんて、万死に値するよね?」
「 し な い よ !?」
くそぅ、泣けてきた。
そりゃ最初はヒト扱いなんてしてなかったし、飽きたら捨てればいいって思ってたさ。
でもよ、くそぅ。
「軽々しく死ぬと言うな」
やっぱり女は信用できない。
今さら抱き着いてきて、なんだよ。
さすがにこんなところでほっぽり出したりはしないぞ?
「そのお心を読み取ることが出来ず、申し訳ありませんでした、ご主人様」
「わたしも、ごめんね? そこまでわたしたちを思っていてくれたなんて知らなくて」
そりゃ、まぁ、知らんだろうな。
いつもぞんざいに扱ってたから。
……これ、俺が悪かったのか?
そうだな、たぶん、そうなんだな。二人をここまで追い込んだのは、ほかならぬ俺だ。
だまっていても、側にいるなら伝わるだろうってのはありえない。
のじゃ に説教たれたクセに、俺自身がこのザマか。
「俺も悪かった。正直言えば、最初はまったく信じていなかった」
可能な限り感情を乗せずに、淡々と思いを告げる。
いやだって、ハズいし!?
「でもよ。お前らの献身っぷりを見てると、お前らなら信じてもいいかって思えてきたんだ。都合がいい話だろうがよ」
ほんと、都合がいいよ。
いつでも捨てれるようにしておいて、必要だと思ったから側にいろ、生きろなんて、よ。
「そんなことはありません! 今のお言葉、一生胸に刻みます!」
おおげさな!?
「今のって、もはやプロポーズだよね?」
違う!
でも、客観的に見たらそうね! そのとおりね!
ぐおおお、ハズいいいい!
「今のがプロポーズでも、そうでなくても、わたしはうれしかったよ。だからこれからもずっと、ずーーーっと側にいるね!」
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