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第七章 武士妖怪、答えを出す

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    Ⅰ

    吟がセレーナの屋敷に滞在するようになって、早三日。吟はあれから毎日、屋敷の警備を担っている者たちと手合わせをしていた。
    ちなみに、吟は口元の傷が無くなったことが判明した後でも、マスクをして首に布を巻いていた。それがないと違和感があったからであった。今も首に巻いた布をはためかせながら、手合せを繰り返している。

    手合わせのきっかけは、セレーナを送り届けたあの日のこと。どうやら、吟の手腕をセレーナは楽しそうに嬉しそうに語ったようで、それを聞いた彼らに火がついたみたいであった。

    ――セレーナを送り届けたその翌日のこと。
    吟の元へは何人もの警備を担っている者たちが集団で足を運んでいたのである。
    吟は自分の目の前にいる彼らを見て怪訝そうな顔をした。というのも、仕方のない話であった。彼らからは張り詰めた、ピリッとした自分を突き刺すような空気がびしばしと伝わってきたからであった。それに対して思わず顔を顰めてしまったのである。
    開口一番、「少し付き合え」と言われた吟は険しい顔つきのまま彼らの後を着いて行った。彼らと共に辿り着いた場所は、広く何もない庭の一角で。そこで木刀を投げて寄越された。地面に落ちた木刀を、吟は一瞥し、すぐに拾うことはなかった。だが、それを見た彼らの隊長格が「貴様の実力を知りたい。刀を取れ」というのである。
    面倒な……。
    吟はそう思いつつ、木刀を拾った。そして、成り行きで手合せをしたのではあるが――。
    ――勝負は一瞬であった。
    吟の圧勝だったのである。吟は思わず口にした。
「……遅すぎる」
    その言葉を聞いて、他の者まで一斉に吟に襲いかかってきた。だが、吟は顔色一つ変えずに、全員を叩きのめしてしまったのであった。
    ちなみに、騒ぎの声に駆けつけたセレーナが、話を聞いて散々警備を担っている者たちを叱ったのは、余談である。

    それからというもの、吟の実力が彼らに認められたようで、吟は毎日誰かしらに手合せを申し込まれていた。退屈しなくて済むので、吟は申し込まれれば二つ返事で引き受け、手合せをするようにしている。
    ……自分の戦闘能力を維持するためにも、良い機会だ。新しい発見もあることだろう。その機会をみすみす見逃すことはしたくない。
    吟は手合わせ用の木刀を持ち、一人一人向き合って相手をする。
    吟はよく分かっていないが、吟の戦闘能力はどうやら高いらしい。自分では普通だと思っているし、まだ戦い慣れていないと思っているが、最初に手合せを行った次の日に何故か警備の者たちからべた褒めされたのである。しかも、興奮気味に語られたのだ。これには、吟も目を瞬くことしかできなかった。
    吟が相手をすれば、手合わせをしてもらった相手が興奮気味に話しかけてくる。
「ウタ様、アドバイスをいただけませんか!」
「あどばいす……。ああ、助言のことだったな」
    吟はいまだに片仮名に疎かった。少しずつ慣れてきてはいるものの、初めて聞く言葉には首を傾げてしまう。何度か言われた言葉は理解してきてはいたので、今回のように少し間を置いて頷くことができるようになって来たのであった。吟が首を傾げれば理解していないと皆が捉えてくれ、言い直してくれたり、説明してくれたりしていた。皆、優しいのである。
    ちなみに、セレーナがそんな首を傾げる吟を見て、「可愛い」と言葉をよく零しているのだが、それは吟からすれば大変遺憾であった。
    吟は求められるがままに、一人一人に助言をした。自分が気になったこと、自分が常に意識していること、相手の良い動き、相手の悪い動き――。思いつく限りの助言をしていた。少しずつではあるが、彼らの戦闘力は上がってきているだろう。
    さらに、警備の者たちからは、吟の助言が的確で人気らしく、吟の株は日々上昇する一方である。もっとも、本人はまったく気がついていないのだが。
    そんな彼らに明るい声がかけられる。
「ウタ様!」
    吟は声のする方へと顔を向けた。上から声がしたと思って視線を上げれば、屋敷の二階にあるバルコニーからセレーナが手を振っている。吟はそれを見つつ、軽く頭を下げた。さすがに手を振るのはどうかと思うからである。それに、自分はそんなことをする者ではないとも思っていた。
    セレーナは気にすることなく、再度口を開いた。
「ウタ様、お茶にいたしませんか!?」
「……分かった。今行く」
    吟は短く答えつつ頷いて見せた。セレーナはそれに満足したようで、満面の笑みを向けてくる。吟はそれを見届けてから、手合せをしていた警備の者たちへ振り返る。
「すまぬ。呼ばれた故、我はここで失礼する」
「はい、問題ありません!」
「本日もありがとうございました!」
    口々に礼を述べられ、吟も思わずくすりと笑った。それから、横に首を振る。
「礼など不要だ。我も充実した時間を過ごさせてもらった。感謝する」
    吟は一礼した後、颯爽と去って行った。屋敷の中へと向かって遠ざかっていく吟の背中を見つつ、警備の者たちはほうと息をついた。同性ではあるが、つい惚れ惚れしてしまうのである。
「……やべえ、かっけえ」
「渋いよなあ、あの若さで」
「あの格好良さはどうやって出せるんだろうな。知りたいものだ」
「違いない」
    彼らが話す言葉の一つすらも、吟の耳に入ることはなかったのであった。



    Ⅱ

「すまぬ、遅くなった」
    吟は一度自身に与えられた部屋に向かってから、セレーナの元を訪れていた。セレーナには毎日お茶に誘われるのだが、やはり女性の前に汗だくで現れるのはと思い、毎度部屋で汗を拭ってから足を運ぶようにしているのである。
    セレーナはすでに席についてカップに口をつけていたが、にこにこと笑っているだけであった。
「構いませんわ。ウタ様は最近、皆に人気がありますから。引っ張りだこですし、仕方ありませんわ」
「そのようなことはないと思うが」
    吟はセレーナの言葉に首を傾げた。意味がよく分からない、そう思っている。
    それよりも、吟は少し気になっていた。セレーナの元には、今日はメイドが一人だったのだ。エミリーと呼ばれていた女性だけが控えている。いつもは以前のお茶会のようにたくさんのメイドを控えさせていたのに、何故か今日は彼女だけだった。
    何か、あるのだろうか……。
    警戒している吟をよそに、セレーナは「もう!」と怒る。
「ウタ様ったら!    最近、皆によく呼ばれているでしょう!?」
    カップをソーサーに置いて熱弁するセレーナを見ながら、吟は記憶を遡ってみる。
    確かに、ここ最近、自分が呼ばれる回数は多くなったと思う。それは、手合わせをする警備の者たち以外にも、メイドの者からも呼ばれるようになっていた。吟からすれば、それらはただ単に手伝いで呼ばれているだけだと思っていた。というのも、荷物を運んだり、薪を補充するために手伝ったりといったことばかりだったからだった。
    結局、吟の中でピンとくるものはなく、首を傾げてしまう。そんな吟を見て、セレーナは納得いかないとばかりに声を上げた。
「まあ、ウタ様ったら、気がついていませんの!?」
「……いや、我は手伝いで呼ばれているだけだと」
「それは違いますわ。それに、私は知ってますのよ?」
    セレーナはふふんと得意げな顔をした。少しばかりにやりと笑っているようにも見える。
    ……女子おなごがそのような顔をするのは如何なものか。
    吟はそう思ったが、黙っておくことにした。セレーナの次の言葉をただ待つことにする。セレーナは人差し指を立ててから告げた。
「ウタ様、この間、メイドの一人を横抱きで抱えていらしたでしょ?    いわゆる、お姫様抱っこ、でしたわよね!?」
    吟はセレーナの言葉を聞きつつ、記憶を手繰り寄せる。それから、思い当たることがあって、「ああ」と頷いた。

    ――あれは確か、一昨日のこと。
    吟がたまたま通りかかれば、メイドの一人が蹲っているのが見えたのだ。その周辺には二人ほど他のメイドがいて、彼女に声をかけている。吟は気になったので、彼女たちに声をかけることにしたのだ。
「如何した」
「あ、ウタ様」
「この子、足を捻ったみたいで……」
    簡単に説明を聞いて、吟はすぐに蹲っている彼女の前に膝を着いた。驚いたのは、足を捻ったらしいメイドのほうで、目を見開いていた。吟がじっと見つめれば、彼女は頬を赤らめて顔を俯かせる。
「痛むか」
「す、少し……。あ、あの、ウタ様、私は大丈夫ですので……」
「見せてみろ」
    吟は彼女の言葉を聞かずに声をかける。女性はおずおずと右足を差し出した。吟は「触るぞ」と一声かけてから足に触れて確認する。
「……折れてはないか。少し腫れている。動かさぬほうが良いだろう」
    吟は彼女にさらに近づいてから「失礼する」と声をかける。それから、彼女の膝裏と背中に手を入れ、軽々と抱き上げた。
「ウ、ウタ様!」
    メイドは慌てて声を上げる。下ろしてもらうために暴れるが、吟はしっかりと抱えて上からじっと見下ろした。
「暴れるな、怪我が酷くなる。……すまぬ、治療する場所はあるのか」
「ご、ご案内します!」
「頼む。……しばしの辛抱だ。そこで大人しくしていろ」
    吟は淡々と行動した。残っていた二人のメイドに声をかけ、場所へと案内してもらう。吟は案内されるがまま、彼女を抱えて移動したのであった。

    吟がそんなこともあったか、と思い出していれば、セレーナは楽しそうに続きを語っている。
「しかも、治療はウタ様がなさったとか!    あのメイドはとても喜んでおりましたし、これを機にウタ様とお話したいと屋敷の者が皆興味を持っていますのよ!」
    セレーナは熱弁しているが、吟からすれば特別なことをしたわけではない。吟は首を傾げつつも、返答した。
「いや、我は特別何かをしたわけではない。それに、足首の固定ぐらいなら我も知っている。それをしただけではあったのだが……」
「ウタ様ったら、女心が分かっておりませんわ」
    セレーナは一つ長いため息をついてから、カップを手にして口をつける。
    吟からすれば、何を言われているのかよく分かっていない。というのも、女性と関わっているのが、今世になってからなのだ。前世では戦場を駆け回っていたため、関わる機会がなかったのである。「女心」、言葉ぐらいにしか知らないし、何か関係があるのかとも思っていた。
    セレーナは再度ため息をついてから、カップをソーサーに置いて口を開く。
「ウタ様の人気ぶりは把握しておりますが、今回はその理由でお呼びしたわけではありませんの」
「いや、我は――。……もう良い。して、本題は」
「――ウタ様、答えをお聞かせ願えますか?」
    セレーナの言葉に、吟は目を見開いた。セレーナの言葉の意味を、吟は理解している。出会った初日に、新たな依頼の話をされていた。答えはまだしていない。吟は表情を引き締める。
    そのために、他のメイドたちを呼ばなかった、というわけか……。
    吟はようやく理解した。じっとセレーナを見つめる。セレーナはその視線を受け止めつつ、静かに言葉を紡いだ。
「そろそろ、私も学校へと戻らなければいけません。ウタ様の答えをお聞きしたいのです。そして、引き受けて下さるのであれば、私と一緒に学校へ来ていただきたいのです」
    セレーナの言葉を、吟は受け止める。一度目を瞑り、しばらく部屋の中では沈黙が訪れた。しばし黙っていた吟は、静かに口を開く。
「……我は――」



    Ⅲ

    セレーナは落ち着いた様子を取り繕っているだけで、本当は緊張していた。表情には出さないように気をつけるものの、内心心臓はドクドクと脈打っている。自分の耳には、自分の心臓の音しか聞こえないような気がした。
    あの依頼の話をしてから、吟は何も言わなかった。
    元々、「時間が欲しい」とは言われていたが、彼からは何も言ってくれなかった。急かすつもりはなかったが、そろそろその答えを聞かなくてはいけない。
    ここにいてくれるから、きっと……。
    そうは思うが、本当は違うのだったらどうしよう。セレーナの中には不安しかなかった。
    セレーナには、吟が日頃何を考えて過ごしているのか分からずにいた。吟はあまり表情が変わらない。何を思っているか、何を考えているのか、よく分からないと思っていた。
    ただ、それでもセレーナは一つだけ確実に言えることがあった。

    ――吟が、怖い人ではないということだった。

    なんだかんだと自分の会話に付き合ってくれ、こうして時間を共にしてくれている。
    優しい人、それだけは理解できていた。
    でも、ちゃんと聞かなくちゃ……。
    それだけ理解していても、彼の言葉できちんと答えを聞かなくては次に進めない。もう、日にちがないのだ。そろそろ学校に戻らなくてはいけない、それは事実だ。学校が始まるまでに日にちはあるものの、ギリギリに戻ることはしたくない。早めに戻って状況を把握したい。このまま、慣れた場所でゆっくりと過ごしていたいが、そうもいかなかった。
    とにかく吟に聞かなければ、その思いだけで、今日は吟を自分の元に呼んだのである。
    ウタ様は、何と仰るのかしら……。
    吟の言葉を待ちながら、心臓の音をなんとか落ち着かせようと、彼に気が付かれないように息を吐き出す。ごくり、息を呑むとその音もやけに大きく聞こえた。
    しばらく黙っていた吟が口を開く。
「……我は――」
    セレーナの心臓がドクリとさらに脈打った。口の中がカラカラと乾く。ごくりと再度息を呑んだ。
    そして――。
「――我は、セレーナ殿の依頼をお受けする」
    静かに聞こえてきた吟の言葉を、セレーナは時間をかけて理解した。そして、ほっと息をついたのもつかの間、力が抜けてテーブルに突っ伏してしまう。それを見た吟は慌てて彼女に駆け寄った。
「セレーナ殿、如何いたした!」
「……す、すみません、安心したら、つい」
「……安心、とは」
    吟はセレーナの言葉を繰り返す。理解できていないらしい。セレーナの内心を知らないから余計かもしれないが、セレーナはそれを見て苦笑してしまった。
「ウタ様が断るかもしれないと思っていたら、緊張してしまって……」
    セレーナが震える声でそう告げれば、吟はそれを見て小さく吹き出した。セレーナは思わずぱちくりと目を瞬く。
「ウ、ウタ様……?」
「いや、すまぬ。姫君もそのように不安になることがあるのだなと思ってな」
    くつくつと喉を震わせて笑う吟を見て、セレーナは思わずむうっと頬を膨らませた。
    また、「姫君」って呼んでる……。
    それに少し苛立ちを覚えながらも、笑われたことに気を取られる。それに、吟がここまで楽しそうに笑っているのも初めて見たと思った。ついつい見てしまう。
    やがて、吟は笑い終えたのか、表情を引き締めてセレーナの前に跪いた。驚くセレーナの瞳としっかり視線を交わらせながら、吟は真剣な声音で告げた。
「セレーナ殿、我の気になることを解消するためにも、セレーナ殿と共に行かせて欲しい。我からも頼みたい」
    吟は静かに頭を下げる。セレーナはそれを見て呆然としたが、やがて満面の笑みで答えた。
「もちろんですわ!」
    目の前にいた吟が、少しだけ笑っていたような気がした。



    Ⅳ

    吟は夜寝る前に要の元を訪れていた。昼間にセレーナと話したことを報告するためだった。
    要は吟の言葉を聞いて、満足そうに頷いた。
「吟様が決めたことであれば、それでよろしいかと思います。私は吟様が決めたことに異論はありませんので」
「すまぬな、要。よろしく頼む」
「いいえ。……それよりも、吟様」
「?    どうした、要」
    要は何か言いたそうに吟をじっと見つめている。吟はそれに対して聞き返したが、要からは一向に言葉が出てこない。吟は首を傾げて見せた。すると、要はため息をつきつつ、呆れた様子で吟を見る。
「……いえ、吟様は少し無自覚すぎるかと。多少は自覚していただかないと、私も困ります」
「……何の話だ」
    吟は要の言葉の意味が分かっていない。何が言いたいのか理解できずに、首を傾げてしまう。
    要は困った主だと思いつつ、ため息をつくだけに留めるのであった。
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