上 下
2 / 9

初めての魔物スライム狩り

しおりを挟む
目を覚ますと、私は高原に寝そべっていた。
 立ち上がると、その光景は草があり木があり、本当に異世界に来てしまってた。
 周りを見渡すと、すぐそばに一軒家がある。
 周りには、この一軒家しか家がない。
 その後、近いてみると、看板の下に張り紙が貼っていた。
 ちなみに異世界なので日本語じゃないと読めないと思っていたけど、なぜか読める。

〈長らく、この家に住んでいましたが、魔物が急激に増幅に増え、私たち夫婦は魔物に殺されると思うと怖くなり、街に移住しました。ほしい人がいれば、この家は差し上げます。
 無論、家賃もタダなので使って下さい〉

「ずいぶんと優しい夫婦なんだ。泊まる場所もないし、この家貰うか。家賃もタダだし」
 そういえば俺、性別を女性に変えたし、どんな顔になっているのか見たいな。
 もしブスだったら、あの神様殴り倒してやる。
 俺は一軒家に入り、鏡を探して自分がどんな女性になってるのか鏡を見た。

「…………なっ、なんて可愛いらしい姿なんだ。これって俺だよな。
 やばい、こんな女性初めて見た。 いやそりゃそうだろ!ずっと家に引きこもっていたしな」
 俺は自分の顔を見て、ニヤニヤと表情を顔に浮かび出す。
 サラサラな茶髪の髪、そこまで大きくないバストサイズ、綺麗な水玉色をしている瞳。こんな女性になれて本当に嬉しい。

 窓を開き、両手を空に上げ

「ありがとう神様。俺をこんな可愛らしい女性にしてくれて感謝します!!」
 その後、俺はずっと空を見上げながら五分ぐらい感謝をしていた。

「よし、今日からここは俺の家だ。あっ、俺女性だから口調を直さないとな。街に出るとこんな口調をしたら街の人たちに睨まれるからな。
 そういえば、名前も変えないと」
 俺はすぐ傍にある椅子に座り、悩みだす。

「よし、決まった。私の名前はアリサ・クロウだ!」
 名前も変え、新しい異世界生活が始まる。

 家の横には立派な畑があり、自給自足もできる。前の住んでた夫婦は農業をしているなとすぐに分かった。
 お金を持っているか探すと、ポケットの中に十枚の金貨が入っていた。これでしばらく最低限のものは買えるだろう。
 腰には、立派な日本刀みたいな刀がある。
 これで魔物を討伐も出来るし、ほとんど最低限のものは用意されていた。

 二階に上がると、寝室が二つあり、窓際を開けると今まで見たことない光景が広がっている。
 先ほど見えなかったけど、二階の窓際から見ると小さな町か村があるのが見えた。
「よし、最低限の必要な物を買い物に行くか。 今日から新しい異世界生活だし、コミュ障も直せるかもしれない」

 私はその後、村に向かう途中に、ぷにぷにとした柔らかそうな魔物に遭遇した。

「ああ、スライムか」

 よくゲームで街から高原に向かうと、必ず登場するスライム。
 実際、ゲームでしか見たことないけど、実際見ると可愛らしいな。

「よし、スライムといえ魔物だから狩りをするか」

 私は腰から刀を抜く。

 攻撃をを仕掛けると
 ぶゆっ!

 思い切り大振りしたけど、効いてるかわからない。

 再度、もう一度攻撃する。
 ぶにゅっ!

 さっきより効いたように見えた。
 すると、スライムが私に向かって突進をした。
 けれど、とくにたいして痛くも痒くもなかった。

 さらに攻撃を続け、やっととどめを差した。
 倒されたスライムは、黒い霧を出し、姿を変えて、小さな宝石に変わった。
 私はスライムを倒した後、狩るのが楽しくて村に向かう間スライムを倒し続ける。

 その後スライムを狩りをしたら、いつのまにか村に着いた。
 村はそんなに大きな規模じゃなかった。
 村に入り、歩き続けると椅子に座っている親切なおばさんを見つけ、声をかえる。
「大丈夫私、コミュ障を直すために頑張らないと。せっかく異世界に来て誰とも喋れなかったら、前と同じ生活になるよ」
 私は覚悟を決め、親切なおばさんに声をかける。

「す、すすすいません、高原の一軒家に引っ越しをしてきたんですけど、こ、こここの村の事、いろいろと教えてもらえませんか?」
 やったー私。久しぶりに人と喋れた。あまり下手くそな喋り方だけど。
 下手と言えば、あの神様何をしてるんだろう。
 まぁ私には関係ないけどね。

「あら、可愛らしい人だね。緊張してるのかしら? 大丈夫だよ、誰でも初対面の人に喋るのは緊張するからね。 この村はユグラ村だよ。村の事なら、私より、ギルドの受付のアリタ―ちゃんに聞くのが一番だよ。村の事ならなんでも知ってるからねぇ」

 なるほど、この村にはギルドがあるんだ。
 せっかくだし、ギルドも寄るか。

「ありがとうございます」

「初めてこの村に来たんなら、私がギルドまで案内してあげるよ。
 この村小さいからすぐにギルドは見つかるけどね」

「あっ、ありがとうございます」

 私は親切なおばさんにギルドまで案内してもらい、歩いて3分でギルドに着いた。
 いや、結構早くて驚いた。

「あら、ヒフグおばさん、こんにちは」
「アリタ―ちゃん、今日も可愛いね。この子、あの高原に引っ越してきたんだ。
 村の事教えてあげてくれないかしら」
「えぇ、いいですよ。では、この受付に来てください」

 私は受付の人に言われ近づき、その後親切なおばさんと別れた。
 そのうち、また会えると思うから。

「私、アリサと言います。最近引っ越してきました」
「あの高原の住んでる人ですか。私はアリタ―です。この村のこと話ましょう」

 私はアリターの話を聞いて村の事をわかってきた。
 説明が上手で話がだんだんと理解した。

「それでこのあたりには、たくさんの魔物が高原に出現します。あっ、別に凶悪な魔物ではないので大丈夫です。ほとんどはスライムが出現しているので大丈夫です」

 アリタ―の言葉で私は思い出した。

「そういえば、途中スライムと遭遇して倒して宝石を手にしたんですけど、どうすればいいですか?」
「あっ、魔法石ね。魔法石は魔物を倒すと魔法石が出るんです。
 魔法石は換金できますので、これだと千ゴールド、銀貨10枚ですね」

 なるほど、日本では千円って事か。以外にスライム倒したら結構お金貰えるじゃん。
 最低限のお金が無くなったら、スライム倒して稼げるし一応暮らしていけるな。

「じゃ早速換金お願いします」

「換金するにはギルドに冒険者登録をしてもらう必要があります。構いませんか?」
「はい、大丈夫です」

 その後、アリタ―は水晶の結晶を出してきた。
「では、この水晶に触れて下さい。職業やステータスが表示されますので」

 なんか冒険者っぽいになってきた。
 今までゲームしか見たことないけど、実際やって見たかったんだよな。

 私は水晶に手を触れる。
 さぁどんなステータスが出るのかなぁ。
 チートレベルのステータスだったら嬉しい。
 早くステータスを見たい。

 すると、ステータスが水晶の上部に表示される。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 本日はこれで終わりです。また明日更新しますので、読者の方読んでくれたら嬉しいです。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件

月風レイ
ファンタジー
 普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。    そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。  そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。  そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。  そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。  食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。  不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。  大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる

グリゴリ
ファンタジー
『旧タイトル』万能者、Sランクパーティーを追放されて、職業が進化したので、新たな仲間と共に無双する。 『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる』【書籍化決定!!】書籍版とWEB版では設定が少し異なっていますがどちらも楽しめる作品となっています。どうぞ書籍版とWEB版どちらもよろしくお願いします。 2023年7月18日『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる2』発売しました。  主人公のクロードは、勇者パーティー候補のSランクパーティー『銀狼の牙』を器用貧乏な職業の万能者で弱く役に立たないという理由で、追放されてしまう。しかしその後、クロードの職業である万能者が進化して、強くなった。そして、新たな仲間や従魔と無双の旅を始める。クロードと仲間達は、様々な問題や苦難を乗り越えて、英雄へと成り上がって行く。※2021年12月25日HOTランキング1位、2021年12月26日ハイファンタジーランキング1位頂きました。お読み頂き有難う御座います。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號
ファンタジー
 不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

ファンタジー
【HOTランキング入り!】【ファンタジーランキング入り!】 【次世代ファンタジーカップ参加】応援よろしくお願いします。 異世界転移し創造神様から【創造眼】の力を授かる主人公あさひ! そして、あさひの精神世界には女神のような謎の美女ユヅキが現れる! 転移した先には絶世の美女ステラ! ステラとの共同生活が始まり、ステラに惹かれながらも、強くなる為に努力するあさひ! 勇者は神眼、魔王は魔眼を持っているだと? いずれあさひが無双するお話です。 二章後半からちょっとエッチな展開が増えます。 あさひはこれから少しずつ強くなっていきます!お楽しみください。 ざまぁはかなり後半になります。 小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。

処理中です...