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序章 クローズドベータテスト編
第四話 装備品は全て無料
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僕は隣に座って足をぶらぶらしている蘇芳院に武器の入手方法について聞いてみる。
「なぁ~、修羅刹……装備品とかどこで手に入れるんだ?この布の服手触りはいいんだけど、さすがにこれで戦うのはちと辛い」
「装備はねぇ、ここから南西に武器とか防具を売っているお店があるからそこで買うのよ」
「購入か……購入って事はあれだろ?お金がいるんじゃないのか」
「それがね、聞いてよ奥さん!全商品無料……タダなのよ!!なんかクローズドベータだからって、わたしが買いに行った時横にいた人が言ってたわ」
「誰が奥さんやねん!!…………ごほん……なるほど。そう言う事なら、とりあえず全部買っておいて損はないな」
クローズドベータテストは正式サービス開始をする際に不具合などが起こらないようにするため、僕達プレイヤーに実際に遊んでもらって、そこで収集した情報を基により良い製品にしていくテストの一環。
他にも色んなテストはあったりするらしいが僕はそこまで詳しくない。今回のクローズドベータテストも山河から教えてもらうまで全く知らなかった。
蘇芳院からその情報を聞くまでは一切気にしていなかったが、この噴水広場を中心に東西南北に広い道が続いている。
「なぁ~、修羅刹……もしかしてこの街って、東西南北でカテゴリー分けしてたりする?」
「うん、正解よ。南西はさっき言ったように武器、北西ならコロシアムとか北東ならギルド、南東には酒場とかあるらしいわ」
「らしい?ってことは行けない場所があるってことか?」
「えぇ、そうよ。というかほとんで行けないわ。行ける場所は南西エリアのみよ」
「ほぉ~、なるほど。いうてもテストだもんな、行けない場所があって当然か~」
蘇芳院の説明によってこの道を境にざっくりではあるが、エリア分けしている事は分かったが、今のところ行ける場所は武器屋と防具屋、道具屋などがある南西エリアだけらしい。
蘇芳院から武器や防具の入手方法も教えてもらった事だし、まずは村人Aから卒業するため南西エリアに向かうとしよう。
僕はベンチから立ち上がりまだ足をぶらぶらして暇だとアピールしている蘇芳院に話しかける。
「それじゃ僕はその南西エリアに行って装備を購入してくるよ。すおっ……修羅刹教えてくれてありがとうな!」
「いえいえ、どういたしまして!じゃなくて、わたしも一緒に行くわよ」
「えっ、ついてくるのか?僕はてっきりこの後またすぐに敵を殴りに行くものだと思っていたから……」
「タクト……あなたねぇ。はぁ……まぁいいわ。案内するから、このわたしについて来なさい!」
蘇芳院はそう言うとベンチから勢いよく腰を上げ、ため息まじりにそしてちょっとだけ偉そうに案内を開始する。
僕は蘇芳院に案内されるがままついて行く事にした。
広い十字路を南に進み、南西エリアに足を踏み入れる。
南西エリアはありとあらゆる物が購入できるように色々な種類の店が配置されていた。
ただ配置されているというわけではなく、例えば武器の場合だと剣という種類でただ分けているだけじゃなくて、剣は剣でも長剣や短剣、刀、両手剣といった感じで細かく区切られている。そのため武器ごとの店舗が用意されていた。
逆に分けすぎて不便じゃないかと思ったけど、買い物をしている人たちを見てみると、案外そうでもないようでそのおかげで混雑もなく、ゆとりをもって買い物が出来ているようだ。
僕も彼らに混ざって各店舗で売られている商品を上から順にどんどん購入していく。
蘇芳院の言っていたとおり商品は全て0リィンで購入する事が出来た。どうやらこのゲームで使用されている通貨はリィンというらしい。
このエリアでの目的も達成した僕は早速購入した装備や防具を装備するため、どこか人目の付かない良い場所はないか蘇芳院に質問する。
「さてと……なぁ修羅刹、早速着替えたいんだけど、どこかいい場所ないか?」
「ここで装備変えたらいいんじゃない?一瞬で装備切り替わるから、別に恥ずかしくなんてないわよ?」
「そうなのか、僕はてっきりリアルと同じように着替えないといけないのかと、そういう事ならここで着替えてしまおう」
早速装備するため戦利品を取り出そうとしたがそこで手が止まる。
どうやってさっき購入した商品を取り出すのか、そして装備の仕方も僕は知らないぞ……という事に今更ながら気づいた。
「なぁ……買ったやつとかどうやって取り出すんだ?それとさ、装備ってどうやるの?」
ポカンと口を開けこっちを見る蘇芳院。
その後絶対に僕をニヤニヤしながらいじってくるであろう未来が見えるが致し方無い。こんな時山河がいればスッと先に教えてくれるのに……あいつまだキャラ作ってるのかよ、早くこっちに来てくれ。
案の定ニヤッと笑みを浮かべる蘇芳院。
「ごめんねぇ、タクト。タクトがこういうゲームにうといのをすっかり忘れていたわ。それじゃ今から言うからちゃ~んと聞いててね♪」
「アー、ハイ。オネガイシマス」
僕は感情を殺し棒読みで答える。
蘇芳院の説明ではこのゲームは【メッセージ】のように声に出す事によって、各システムを操作したり出来るようになっている。先程の購入品を取り出したい場合は【インベントリー】を表示してから、そこに映し出されている各アイテムのアイコンに触れて、それをウインドウ画面から外に出せば取り出し成功となり、実体化して目の前に現れる。
次に装備の仕方だけどまずは【ステータス】を開く、すると名前やレベル、所持金とこの世界での僕であるタクトの全身が表示される。
表示されたタクトは上半身と下半身にそれぞれ麻布の服と麻布のズボンを装備していた。
他に三か所、頭、右手、左手と合わせて全部で五か所装備出来るようだ。それにしてもこの服……やっぱ麻布であってたのか。
ちょっと話がそれた、その装備したい箇所にインベントリーの装備をそのままドラッグするだけで装備出来る。
ただインベントリーの画面から外に出すと実体化するため、ステータスと隣り合わせで引っ付けておかないといけないらしい。
それを見越してなのかステータスを開くと、セットでインベントリーも隣に表示されるようになっていた。
それ以外にもまだ色々とあるようでそこら辺についても教えてもらったが、今のところは特に使う事はなさそうだ。あるとすれば【ログアウト】ぐらいだろう。
これを言わないとゲーム終了出来ないらしいから、これだけはちゃんと覚えておかないと、ブチっと切ってゲームを終わらせたらダメだって、前に山河がすごい形相で僕に言った事があった……あの時はマジで怖かったな。
さて、装備はどうしようかな、修羅刹のように着物系も悪くないけど、似たような服装ってのもなぁ。
とりあえず軽い装備がいいな、買った物の中で軽そうなやつ、軽そうなやつ……うん、これにしよう。
武器は実際に戦って選ぶ事にしよう、今装備したところで使い勝手が分からない。
「なぁ~、修羅刹……装備品とかどこで手に入れるんだ?この布の服手触りはいいんだけど、さすがにこれで戦うのはちと辛い」
「装備はねぇ、ここから南西に武器とか防具を売っているお店があるからそこで買うのよ」
「購入か……購入って事はあれだろ?お金がいるんじゃないのか」
「それがね、聞いてよ奥さん!全商品無料……タダなのよ!!なんかクローズドベータだからって、わたしが買いに行った時横にいた人が言ってたわ」
「誰が奥さんやねん!!…………ごほん……なるほど。そう言う事なら、とりあえず全部買っておいて損はないな」
クローズドベータテストは正式サービス開始をする際に不具合などが起こらないようにするため、僕達プレイヤーに実際に遊んでもらって、そこで収集した情報を基により良い製品にしていくテストの一環。
他にも色んなテストはあったりするらしいが僕はそこまで詳しくない。今回のクローズドベータテストも山河から教えてもらうまで全く知らなかった。
蘇芳院からその情報を聞くまでは一切気にしていなかったが、この噴水広場を中心に東西南北に広い道が続いている。
「なぁ~、修羅刹……もしかしてこの街って、東西南北でカテゴリー分けしてたりする?」
「うん、正解よ。南西はさっき言ったように武器、北西ならコロシアムとか北東ならギルド、南東には酒場とかあるらしいわ」
「らしい?ってことは行けない場所があるってことか?」
「えぇ、そうよ。というかほとんで行けないわ。行ける場所は南西エリアのみよ」
「ほぉ~、なるほど。いうてもテストだもんな、行けない場所があって当然か~」
蘇芳院の説明によってこの道を境にざっくりではあるが、エリア分けしている事は分かったが、今のところ行ける場所は武器屋と防具屋、道具屋などがある南西エリアだけらしい。
蘇芳院から武器や防具の入手方法も教えてもらった事だし、まずは村人Aから卒業するため南西エリアに向かうとしよう。
僕はベンチから立ち上がりまだ足をぶらぶらして暇だとアピールしている蘇芳院に話しかける。
「それじゃ僕はその南西エリアに行って装備を購入してくるよ。すおっ……修羅刹教えてくれてありがとうな!」
「いえいえ、どういたしまして!じゃなくて、わたしも一緒に行くわよ」
「えっ、ついてくるのか?僕はてっきりこの後またすぐに敵を殴りに行くものだと思っていたから……」
「タクト……あなたねぇ。はぁ……まぁいいわ。案内するから、このわたしについて来なさい!」
蘇芳院はそう言うとベンチから勢いよく腰を上げ、ため息まじりにそしてちょっとだけ偉そうに案内を開始する。
僕は蘇芳院に案内されるがままついて行く事にした。
広い十字路を南に進み、南西エリアに足を踏み入れる。
南西エリアはありとあらゆる物が購入できるように色々な種類の店が配置されていた。
ただ配置されているというわけではなく、例えば武器の場合だと剣という種類でただ分けているだけじゃなくて、剣は剣でも長剣や短剣、刀、両手剣といった感じで細かく区切られている。そのため武器ごとの店舗が用意されていた。
逆に分けすぎて不便じゃないかと思ったけど、買い物をしている人たちを見てみると、案外そうでもないようでそのおかげで混雑もなく、ゆとりをもって買い物が出来ているようだ。
僕も彼らに混ざって各店舗で売られている商品を上から順にどんどん購入していく。
蘇芳院の言っていたとおり商品は全て0リィンで購入する事が出来た。どうやらこのゲームで使用されている通貨はリィンというらしい。
このエリアでの目的も達成した僕は早速購入した装備や防具を装備するため、どこか人目の付かない良い場所はないか蘇芳院に質問する。
「さてと……なぁ修羅刹、早速着替えたいんだけど、どこかいい場所ないか?」
「ここで装備変えたらいいんじゃない?一瞬で装備切り替わるから、別に恥ずかしくなんてないわよ?」
「そうなのか、僕はてっきりリアルと同じように着替えないといけないのかと、そういう事ならここで着替えてしまおう」
早速装備するため戦利品を取り出そうとしたがそこで手が止まる。
どうやってさっき購入した商品を取り出すのか、そして装備の仕方も僕は知らないぞ……という事に今更ながら気づいた。
「なぁ……買ったやつとかどうやって取り出すんだ?それとさ、装備ってどうやるの?」
ポカンと口を開けこっちを見る蘇芳院。
その後絶対に僕をニヤニヤしながらいじってくるであろう未来が見えるが致し方無い。こんな時山河がいればスッと先に教えてくれるのに……あいつまだキャラ作ってるのかよ、早くこっちに来てくれ。
案の定ニヤッと笑みを浮かべる蘇芳院。
「ごめんねぇ、タクト。タクトがこういうゲームにうといのをすっかり忘れていたわ。それじゃ今から言うからちゃ~んと聞いててね♪」
「アー、ハイ。オネガイシマス」
僕は感情を殺し棒読みで答える。
蘇芳院の説明ではこのゲームは【メッセージ】のように声に出す事によって、各システムを操作したり出来るようになっている。先程の購入品を取り出したい場合は【インベントリー】を表示してから、そこに映し出されている各アイテムのアイコンに触れて、それをウインドウ画面から外に出せば取り出し成功となり、実体化して目の前に現れる。
次に装備の仕方だけどまずは【ステータス】を開く、すると名前やレベル、所持金とこの世界での僕であるタクトの全身が表示される。
表示されたタクトは上半身と下半身にそれぞれ麻布の服と麻布のズボンを装備していた。
他に三か所、頭、右手、左手と合わせて全部で五か所装備出来るようだ。それにしてもこの服……やっぱ麻布であってたのか。
ちょっと話がそれた、その装備したい箇所にインベントリーの装備をそのままドラッグするだけで装備出来る。
ただインベントリーの画面から外に出すと実体化するため、ステータスと隣り合わせで引っ付けておかないといけないらしい。
それを見越してなのかステータスを開くと、セットでインベントリーも隣に表示されるようになっていた。
それ以外にもまだ色々とあるようでそこら辺についても教えてもらったが、今のところは特に使う事はなさそうだ。あるとすれば【ログアウト】ぐらいだろう。
これを言わないとゲーム終了出来ないらしいから、これだけはちゃんと覚えておかないと、ブチっと切ってゲームを終わらせたらダメだって、前に山河がすごい形相で僕に言った事があった……あの時はマジで怖かったな。
さて、装備はどうしようかな、修羅刹のように着物系も悪くないけど、似たような服装ってのもなぁ。
とりあえず軽い装備がいいな、買った物の中で軽そうなやつ、軽そうなやつ……うん、これにしよう。
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