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対邪悪林檎魔物戦
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まるで邪悪なる意志でも宿していそうな雰囲気の、林檎の木のモンスター。
もしコイツに名を付けるとするならば、『イービルアポォツリー』ないし『イービルアポォトレント』といったとこだろうか。
いずれにしろ地下5層に出て来たという事は、相手はキングゴキ並みに強いということ。
見た目的には太いその幹に顔のついた、夢の国にでもいそうなヤツである。だがいざ戦うとなれば、それはパワーシャベルのような重機を相手に戦うようなモンだ。
「来るよ師匠ッ!」
「任せろ!高粘性粘液拘束ッ!!」
迫りくる邪悪な林檎の木、邪悪林檎魔物にたっぷりと粘液を浴びせかけてやる。ウン、それはそれはもうネットリでベッタベタのヤツ…。
しかしそれでもイービルアポォトレントは止まらない。
勢いこそ多少削げたものの、粘液塗れになっても象の肢みたいに太い根をうねらせ迫ってくる。うむむ、流石ボス級。大した馬力。
「ジャングッ!」
「シャーク!後ろのふたりを庇って逃げろ!高潤滑性粘液領域ッ!!」
止まらない止められない。なら押してもダメなら引いてみな。
高粘性粘液拘束で止められないのなら、逆に高潤滑性粘液領域で滑らせ転倒させてしまえばいい。
「クオォオオオン!」
粘液に絡まりつつも、無理にでも前進しようとしていた邪悪林檎魔物(イービルアポォトレント)。
だが急に地面との抵抗がなくなったことで、盛大にひっくり返って大転倒。そのまま態勢を立て直すことなく滑っていき、壁に激突。その衝撃で林檎の枝葉や実があちこちに飛び、地に落ちて砕ける。さらには粘液が刃物のような鋭い葉にベタベタと絡みつき、その切れ味を鈍らせる。
うむ…成功だ。
そう、これは再びキングゴキのような突撃モンスターに出会った時の為にと、何度となくイメージトレーニングをして編み出した戦法。勢いよく突進をしてくる敵には、その勢いを利用して大ダメージを与えられるのだ。
今のところ、こちらに損害はない。
瀬来さんが瑠羽をカバーし、シャークが仁菜さんを連れてうまいこと逃げてくれた。そして今なおイービルアポォトレントは盛大にひっくり返っている。
よし、ならば『ずっとオレたちのターン!』の発動だ。
「武器を出すぞ、それっ!投擲攻撃だ!!」
瀬来さんとシャークの傍に手裏剣や手斧、投げ槍といった塩で出来た武器を次々と生み出してやる。すると心得たもので、ふたりともすぐにそれらを掴みあげイービルアポォトレントに攻撃を開始した。
「クオォオオオ~ン!」
「シネっ!シネこの…っ!!」
「えい!やッ!」
しかし今度は退路を塞いでいたトレントたちが、ボスのピンチとみて救援に動き出す。
「ムッ、これはいかん!ピクシー!そしてゴキたちよ!トレントどもを迎え討て!!」
トレントたちに邪魔させる訳には行かない。
そこで空間庫から取り出し、魔力を籠めて宙に放つは銀色と赤銅色の金属板。そう、ご存知モンスターカードだ。それらが光を放ちピクシーやゴキの姿に変わると、トレント目掛け矢のように飛んで行く。
そしてピクシー達は以前から大切に可愛がっている存在。
だが巨大ゴキたちはぶっちゃけ殖えすぎて困っていたので、間引き目的でカード化したヤツら。まぁそれでもカード化したのだから、こうして見せ場のひとつも用意してやらないとだ。
「「「ぴぴぴ~ッ!!」」」
『『『がさがさがさ…ッ!!』』』
ピクシー達はすばしっこく飛び回りながら、魔法弾でトレントに攻撃を加えていく。ゴキたちは地を這いまわって根に嚙り付く。多少ゴキたちがトレントの攻撃で弾き飛ばされているが、ランチェスターの法則に因り物量で押し勝っている。
「わぁクソ!なんでここにもアレがいるんだよ!?シネっ!シネっ!!」
おい、シャークは女の子なんだからクソとかシネなんて言葉を使っちゃいけません。ってこれも男女差別になるかな?いや、どちらにしても汚い言葉はいかんだろう。
「ちょっと師匠ッ!コイツ硬すぎるよ!」
うむむ、確かに瀬来さんの言うように岩塩武器を投げつけても、イービルアポォトレントには大してダメージが入っている様子はない。というか覆った粘液が衝撃を吸収し、けっこう攻撃の邪魔になっている。
かといって身を縛っている粘液を消せば、たちまち起き上がって勢いを盛り返すだろう。じゃあファイヤーワンドで…って、いや、それも無理か。生木をいくら炙っても、煙が出るだけで全然火はつかないからな。
(仕方ない、ここはアレを使うか…)
まだ起き上がる事のできないでいるイービルアポォトレントの枝葉や根を躱してギュンと近づくと、その幹に向け岩塩で固めた鋭い手刀を突き入れる。
「烈風ッ!岩塩アポォペンッ!!」
が、並みのモンスターならば容易く貫通する貫手が、思っていた半分も刺さらない。
(むぅ、流石に硬い!だがそれならば…!内式蛆津波ッ!)
禁術として封印していた蛆津波を、イービルアポォトレントの体内で発動させてやる。
赤く輝く魔法陣が現れるとクルクル回り、召喚されるはおよそ防御力というモノを持たない化け物蛆。
だがその溶解液の威力たるや、尋常ではない。コイツであれば例え硬い木の組織であろうとも、グズグズと溶かしてくれよう…。植物なのにこれだけ動けるのだから、恐らく筋組織に相当する細胞の構成は動物などに近いはず。
「クオォ~~オ~~オ~オ~ォォォォ……ッ!!」
蛆津波を体内に浴びたイービルアポォトレントの絶叫が、ダンジョン内に響き渡る。
そして激しくその身を捩らせて逃れようとする。が、粘液に縛られていては思ったようにはいかなかいようで、ただドタンバタンとその場で跳ねるだけ…。
(よし、トドメに蛆たちが空けた穴に、こうして塩粘液を流し込んでやれば…ッ!!)
トドメの追っかけ塩粘液が体内を巡ると、イービルアポォトレントのカラダが輝きだし、ボロボロと崩壊が始まった。
『ぱぁああッ!!』
うん、これでジ・エンド。オレ達の勝利だ。
…。
『ぱぁああぁぁああ…!』
「お…集合ッ!全員集合だッ!!」
もはやイービルアポォトレントのカラダは半分透き通って消えかけており、完全に死んでいる。こうなれば後は溜めこんでいた生命エナジーを開放するだけ…。
(あ、いけね。【簒奪】忘れてた。今からでも間に合うかな…、えい!)
『ぱぁああぁああああぁああぁぁ…!』
モンスターが大きいので、立ち昇る金色の光もまた盛大。
そこでキャンプファイヤーの如くみなで囲んで手を繋いでいく。が、今回はピクシーやゴキたちも集合してきている。
うん、随分と数が多いな。この判定っていったいどうなるんだろ…?
『しゅぱぁぁああぁぁ~…!』
沸き起こっていた生命エナジーの金色の光が消え去り、辺りに暗さと静寂が戻ってくる。
そして誰も口を開かないのは、生命エナジーの美しさに心奪われたかせいか。それともビックリし過ぎたせいか…。
でも流れを視ていた感じだと、なんか戦闘に参加した全員に生命エナジーが行渡った模様。
今のでレベルアップしたのか、何気にゴキ達の身体の縁が捲れ上がって、ちょっとミ〇四駆みたいにカッコよくなってるし。
「瑠羽、仁菜さん、大丈夫?」
「あ…はい!」
「え…あ、うん。大丈夫や。なんやフワフワしとったみたい…」
ああ、大量の生命エナジーを一気に浴びると、カラダがビックリするのか酔ったみたいにフラフラするんだった。あれを感じていたのか。
「あぅ、まだビンビンしてる…!」
「うっ…わ、なんだコレ…?」
瀬来さんはまだ体内を駆け巡っている生命エナジーを感じて興奮しているし、初めてボス級モンスターの生命エナジーを浴びたシャークに到っては生まれたての小鹿のようにガクガクと膝を震わせている。
「大丈夫だ。吸収した生命エナジーが身体に馴染めば、カラダの変調も自然と治まるから」
現在 前回
レベル 12 12
種族: 人間
職業: 教師
能力値
筋力: 266 266
体力: 258 258
知力: 251 251
精神力: 265 265
敏捷性: 253 253
運: 390 390
やるせなさ: 554 554
加護:
【塩精霊】奇御霊・【小妖精女王】幸御霊・【赤粘性生物】準奇御霊
技能:
【強酸】2・【俊敏】2・【病耐性】7・【簒奪】・【粘液】9・【空間】6・【強運】1.4・【足捌】・【瞑想】・【塩】5・【図工】・【蛆】2・【女】・【格闘】6・【麻痺】4・【跳躍】9・【頑健】8・【魅惑】
称号:
【蟲王】・【ソルトメイト】・【しょっぱい男】・【蟲女王】・【女殺し】・【ムシムシフレンズ】
オレのレベルに変化は無し。
でも良く視ればスキル【蛆】がレベル2になっていた。ん、なんだかやけに成長早いな。と思ったら【ムシムシフレンズ】なんて称号が増えてるし!なにその教育チャンネルの番組名みたいな称号は…。
えぇ…?カードでゴキを使役したり、スキルで蛆を召喚したりしたから?
なんだか【蟲王】・【蟲女王】・【ムシムシフレンズ】と、蟲シリーズが3つも揃っちゃったよ。もしやそのせいでスキル【蛆】の習熟度が上昇した?ただなんにせよ、人に自慢できないような称号ばかりが増えていくような…。
ああ…、イービルアポォトレントのドロップは、ブラッディキャロットと同じく、またしても種。
これは林檎の種だろうか?ふむ…土でも買って、ダンジョンで育ててみるかな。
もしコイツに名を付けるとするならば、『イービルアポォツリー』ないし『イービルアポォトレント』といったとこだろうか。
いずれにしろ地下5層に出て来たという事は、相手はキングゴキ並みに強いということ。
見た目的には太いその幹に顔のついた、夢の国にでもいそうなヤツである。だがいざ戦うとなれば、それはパワーシャベルのような重機を相手に戦うようなモンだ。
「来るよ師匠ッ!」
「任せろ!高粘性粘液拘束ッ!!」
迫りくる邪悪な林檎の木、邪悪林檎魔物にたっぷりと粘液を浴びせかけてやる。ウン、それはそれはもうネットリでベッタベタのヤツ…。
しかしそれでもイービルアポォトレントは止まらない。
勢いこそ多少削げたものの、粘液塗れになっても象の肢みたいに太い根をうねらせ迫ってくる。うむむ、流石ボス級。大した馬力。
「ジャングッ!」
「シャーク!後ろのふたりを庇って逃げろ!高潤滑性粘液領域ッ!!」
止まらない止められない。なら押してもダメなら引いてみな。
高粘性粘液拘束で止められないのなら、逆に高潤滑性粘液領域で滑らせ転倒させてしまえばいい。
「クオォオオオン!」
粘液に絡まりつつも、無理にでも前進しようとしていた邪悪林檎魔物(イービルアポォトレント)。
だが急に地面との抵抗がなくなったことで、盛大にひっくり返って大転倒。そのまま態勢を立て直すことなく滑っていき、壁に激突。その衝撃で林檎の枝葉や実があちこちに飛び、地に落ちて砕ける。さらには粘液が刃物のような鋭い葉にベタベタと絡みつき、その切れ味を鈍らせる。
うむ…成功だ。
そう、これは再びキングゴキのような突撃モンスターに出会った時の為にと、何度となくイメージトレーニングをして編み出した戦法。勢いよく突進をしてくる敵には、その勢いを利用して大ダメージを与えられるのだ。
今のところ、こちらに損害はない。
瀬来さんが瑠羽をカバーし、シャークが仁菜さんを連れてうまいこと逃げてくれた。そして今なおイービルアポォトレントは盛大にひっくり返っている。
よし、ならば『ずっとオレたちのターン!』の発動だ。
「武器を出すぞ、それっ!投擲攻撃だ!!」
瀬来さんとシャークの傍に手裏剣や手斧、投げ槍といった塩で出来た武器を次々と生み出してやる。すると心得たもので、ふたりともすぐにそれらを掴みあげイービルアポォトレントに攻撃を開始した。
「クオォオオオ~ン!」
「シネっ!シネこの…っ!!」
「えい!やッ!」
しかし今度は退路を塞いでいたトレントたちが、ボスのピンチとみて救援に動き出す。
「ムッ、これはいかん!ピクシー!そしてゴキたちよ!トレントどもを迎え討て!!」
トレントたちに邪魔させる訳には行かない。
そこで空間庫から取り出し、魔力を籠めて宙に放つは銀色と赤銅色の金属板。そう、ご存知モンスターカードだ。それらが光を放ちピクシーやゴキの姿に変わると、トレント目掛け矢のように飛んで行く。
そしてピクシー達は以前から大切に可愛がっている存在。
だが巨大ゴキたちはぶっちゃけ殖えすぎて困っていたので、間引き目的でカード化したヤツら。まぁそれでもカード化したのだから、こうして見せ場のひとつも用意してやらないとだ。
「「「ぴぴぴ~ッ!!」」」
『『『がさがさがさ…ッ!!』』』
ピクシー達はすばしっこく飛び回りながら、魔法弾でトレントに攻撃を加えていく。ゴキたちは地を這いまわって根に嚙り付く。多少ゴキたちがトレントの攻撃で弾き飛ばされているが、ランチェスターの法則に因り物量で押し勝っている。
「わぁクソ!なんでここにもアレがいるんだよ!?シネっ!シネっ!!」
おい、シャークは女の子なんだからクソとかシネなんて言葉を使っちゃいけません。ってこれも男女差別になるかな?いや、どちらにしても汚い言葉はいかんだろう。
「ちょっと師匠ッ!コイツ硬すぎるよ!」
うむむ、確かに瀬来さんの言うように岩塩武器を投げつけても、イービルアポォトレントには大してダメージが入っている様子はない。というか覆った粘液が衝撃を吸収し、けっこう攻撃の邪魔になっている。
かといって身を縛っている粘液を消せば、たちまち起き上がって勢いを盛り返すだろう。じゃあファイヤーワンドで…って、いや、それも無理か。生木をいくら炙っても、煙が出るだけで全然火はつかないからな。
(仕方ない、ここはアレを使うか…)
まだ起き上がる事のできないでいるイービルアポォトレントの枝葉や根を躱してギュンと近づくと、その幹に向け岩塩で固めた鋭い手刀を突き入れる。
「烈風ッ!岩塩アポォペンッ!!」
が、並みのモンスターならば容易く貫通する貫手が、思っていた半分も刺さらない。
(むぅ、流石に硬い!だがそれならば…!内式蛆津波ッ!)
禁術として封印していた蛆津波を、イービルアポォトレントの体内で発動させてやる。
赤く輝く魔法陣が現れるとクルクル回り、召喚されるはおよそ防御力というモノを持たない化け物蛆。
だがその溶解液の威力たるや、尋常ではない。コイツであれば例え硬い木の組織であろうとも、グズグズと溶かしてくれよう…。植物なのにこれだけ動けるのだから、恐らく筋組織に相当する細胞の構成は動物などに近いはず。
「クオォ~~オ~~オ~オ~ォォォォ……ッ!!」
蛆津波を体内に浴びたイービルアポォトレントの絶叫が、ダンジョン内に響き渡る。
そして激しくその身を捩らせて逃れようとする。が、粘液に縛られていては思ったようにはいかなかいようで、ただドタンバタンとその場で跳ねるだけ…。
(よし、トドメに蛆たちが空けた穴に、こうして塩粘液を流し込んでやれば…ッ!!)
トドメの追っかけ塩粘液が体内を巡ると、イービルアポォトレントのカラダが輝きだし、ボロボロと崩壊が始まった。
『ぱぁああッ!!』
うん、これでジ・エンド。オレ達の勝利だ。
…。
『ぱぁああぁぁああ…!』
「お…集合ッ!全員集合だッ!!」
もはやイービルアポォトレントのカラダは半分透き通って消えかけており、完全に死んでいる。こうなれば後は溜めこんでいた生命エナジーを開放するだけ…。
(あ、いけね。【簒奪】忘れてた。今からでも間に合うかな…、えい!)
『ぱぁああぁああああぁああぁぁ…!』
モンスターが大きいので、立ち昇る金色の光もまた盛大。
そこでキャンプファイヤーの如くみなで囲んで手を繋いでいく。が、今回はピクシーやゴキたちも集合してきている。
うん、随分と数が多いな。この判定っていったいどうなるんだろ…?
『しゅぱぁぁああぁぁ~…!』
沸き起こっていた生命エナジーの金色の光が消え去り、辺りに暗さと静寂が戻ってくる。
そして誰も口を開かないのは、生命エナジーの美しさに心奪われたかせいか。それともビックリし過ぎたせいか…。
でも流れを視ていた感じだと、なんか戦闘に参加した全員に生命エナジーが行渡った模様。
今のでレベルアップしたのか、何気にゴキ達の身体の縁が捲れ上がって、ちょっとミ〇四駆みたいにカッコよくなってるし。
「瑠羽、仁菜さん、大丈夫?」
「あ…はい!」
「え…あ、うん。大丈夫や。なんやフワフワしとったみたい…」
ああ、大量の生命エナジーを一気に浴びると、カラダがビックリするのか酔ったみたいにフラフラするんだった。あれを感じていたのか。
「あぅ、まだビンビンしてる…!」
「うっ…わ、なんだコレ…?」
瀬来さんはまだ体内を駆け巡っている生命エナジーを感じて興奮しているし、初めてボス級モンスターの生命エナジーを浴びたシャークに到っては生まれたての小鹿のようにガクガクと膝を震わせている。
「大丈夫だ。吸収した生命エナジーが身体に馴染めば、カラダの変調も自然と治まるから」
現在 前回
レベル 12 12
種族: 人間
職業: 教師
能力値
筋力: 266 266
体力: 258 258
知力: 251 251
精神力: 265 265
敏捷性: 253 253
運: 390 390
やるせなさ: 554 554
加護:
【塩精霊】奇御霊・【小妖精女王】幸御霊・【赤粘性生物】準奇御霊
技能:
【強酸】2・【俊敏】2・【病耐性】7・【簒奪】・【粘液】9・【空間】6・【強運】1.4・【足捌】・【瞑想】・【塩】5・【図工】・【蛆】2・【女】・【格闘】6・【麻痺】4・【跳躍】9・【頑健】8・【魅惑】
称号:
【蟲王】・【ソルトメイト】・【しょっぱい男】・【蟲女王】・【女殺し】・【ムシムシフレンズ】
オレのレベルに変化は無し。
でも良く視ればスキル【蛆】がレベル2になっていた。ん、なんだかやけに成長早いな。と思ったら【ムシムシフレンズ】なんて称号が増えてるし!なにその教育チャンネルの番組名みたいな称号は…。
えぇ…?カードでゴキを使役したり、スキルで蛆を召喚したりしたから?
なんだか【蟲王】・【蟲女王】・【ムシムシフレンズ】と、蟲シリーズが3つも揃っちゃったよ。もしやそのせいでスキル【蛆】の習熟度が上昇した?ただなんにせよ、人に自慢できないような称号ばかりが増えていくような…。
ああ…、イービルアポォトレントのドロップは、ブラッディキャロットと同じく、またしても種。
これは林檎の種だろうか?ふむ…土でも買って、ダンジョンで育ててみるかな。
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