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違いの解るオレ
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この日、万智と瑠羽の美人女子大生ふたりは、大学を終えた後でショッピングに出かけていた。
江月からデートに誘われたという瑠羽が、デートに着て行く服をいっしょに選んでほしいと万智にせがんだからだ。ちなみに静絵は、「ちょっと男の子とおでかけするんよ」と言って出掛けたので別行動となっている。
「ん~、どれにしよう…」
ショップのハンガーに掛けられたたくさんの衣類を前に、顎に指をあて考え込む瑠羽。そんな様子を万智はすこし物悲しい思いで眺めていた。
糧品瑠羽。万智と瑠羽が知り合ったのは大学に入ってから。東京の大学に進学して周囲に顔見知りのいなかった万智が、たまたま近くの席に座っていた瑠羽に声を掛けたのがキッカケだった。
そんな瑠羽の第一印象は、地味で大人しそうな子。
瑠羽は中学生かと思うくらいに童顔で、背も低い。さらにいつもオドオドと何かに怯えるように俯いていた。万智はそんな彼女を見て、肌のきめの細やかだし顔も整っているのだから、もっとオシャレな格好をすればいいのにと思った。
明るく社交的で相手の懐に飛び込むのを得意とする万智とはまったくの正反対。そのため内向的な性格で引っ込み思案な瑠羽の態度は、万智にとっては少々じれったくも感じた。
でも基本おしゃべりな万智は、話すこと自体が好き。ただ周りに知り合いがいないという事もあり、万智が瑠羽を捕まえては一方的に好きな事を話しかけまくるといった事が、しばらく続いた。知り合いのいない万智にとって、それがちょうどいいストレス発散だったのだ。
しかしそうして話していると次第に俯きがちだった瑠羽の顔があがり、コクリと返事をしたり驚いた顔を見せたり、時折笑顔を見せるようになった。それがなんだか面白くて、万智は瑠羽の表情を読み取っては興味を持ちそうな話をすると、さらに瑠羽は感情豊かな面をみせるようになった。
そこで改めて万智が「なぜそんなに俯いてばかりいるの?」と訊ねたら、瑠羽は「人とどう接していいのか解らなくて…」と言葉少なに答えた。
聞けば瑠羽は幼い時から病弱で、小学校にもほとんど通えなかったという。だから今までで、これといった友人も出来たためしも無いのだとも。
そんな瑠羽が万智に顔を向け悩んだ表情で尋ねる。
「ねぇ、万智ちゃん。どうすればいい?」
「え?あ、うん。私もルウに似合う服探してみるから、ルウは少し店員さんにお勧めを訊いてみたら?」
「そっか!そうするね万智ちゃん、ありがとう!」
そう言って店員を探しに行く瑠羽の服装は、今日も地味。
だがこれは瑠羽ばかりが悪いという訳ではない。病弱な娘を心配した母親が今も娘に世話を焼きすぎて、未だに瑠羽の着る服なんかもお母さんチョイスで買い与えたモノらしいから。そして、そんな優しい母親の愛情をたっぷりと受けて育った瑠羽もまた、お母さんチョイスの地味なダサさにはまったく気づいてはいないのだった。
(ハァ…前はもっとオシャレな格好をすればいいのになんて思っていたのに。まさか瑠羽がオシャレを気にするようになった途端、それが面白くないなんて…)
万智の心境は複雑だった。
万智から見た江月の第一印象は、「あ、この人なんか強そう!」で、自分がダンジョンに潜るためにどうにかして協力してもらえないかとは考えたが、決して恋愛対象としては見ていなかった。
しかしそれから色々あって瑠羽と江月さんが付き合うようになり、万智もそんな瑠羽を応援するつもりでいた。でも江月との距離が縮まり色々と助けてもらっているうちに、なんだかふたりを素直に応援できないような気持ちになってしまったのだ。
「万智ちゃん。店員さんに選んでもらったコレとコレ、どっちがいいかなぁ?」
衣類を手に考え込んでいると、タイプの違う服をそれぞれ手にした瑠羽が戻ってきて万智に意見を求めてくる。その顔には照れと、好きな男性に褒めてもらいたいという期待が滲み出ているよう。
「え、ああそうね。じゃあ私の選んだコレも持って、試着してみせてよ」
「うん!じゃあ少し待っててね万智ちゃん!」
それを受け取ると嬉々として試着室に向かう瑠羽。その後姿に、万智の心は痛んだ。
なぜならば万智が瑠羽に咄嗟に渡した衣類は、ボディラインがばっちり視えてしまうほどピッチリトしたニットのタイトワンピースだったから。「私がデートだったなら、こういうの着て悩殺しちゃうんだけどなぁ…」などと半ばうわの空で選んだ服を、万智はつい瑠羽に渡してしまったのだ。
試着室に消えた瑠羽のことを思い、万智はまたひとつ気の重い溜息をつくのだった。
……。
創意工夫。アレコレ試していくなかで、より良き進歩を掴みとり飛躍をモノにするのだ。
そんな訳でオレは、新たな試みにチャレンジしていた。
ダンジョン前室にてハードなスキル【粘液】レベル4の粘液ベタベタ加圧トレーニングを終えた後で、如何にしてこの筋肉疲労を素早く回復するかに思考を巡らせていたのである。
「しかし睡眠はばっちり摂っているし、プロテインも同様。でももっとなにか身体のパフォーマンスを上げる方法があるかもしれない…」
運動、栄養、休息と、基本的な部分は完璧と言える。しかしそのさらに上を目指すとなれば、なにかしら健康グッズ的なモノを活用するのも視野に入れるべきではないだろうか。
よし、こういう時はネットで検索。
「う~む、ゲルマニウムに磁気ネックレスか…。これらはどれくらい効果のあるモノなのだろう??」
だいたいこういうのには、決まって効果には個人差がみられますという注釈がついているもの。今ならば金銭的に余裕があるので試しに買ってみるのもアリだとは思うが、それでもムダなことに金は使いたくない。
それにこういった健康グッズ的なモノには、眉唾どころか実はとっても身体に悪いモノが販売されていたなんてこともある。実際に海外では、エナジードリンクとして恐ろしい放射能をもったラジウム水が売られていた事もあったのだ。
飲用放射性物質とか、どれだけ身体に悪いのか測りしれん。
でもコレはホントの話。ただ原子爆弾が発明される前の20世紀初頭では、放射能は一般的に何か強いエネルギーを持ってるらしいくらいの認識でしかなく、さらに「なんや強いエネルギー持っとるなら、健康にもええやろ!」的なノリでパウダーからクレンジングミルク、石鹸からファンデーション、果ては歯磨き粉から日焼け止めクリームまでラジウム入りで製品化されたという。
うん、そんなのを知らずに愛用していたら命が幾つあっても足りはしない。そしてまたダンジョンにも未知の部分は多い。うむむ、オレも気をつけねば…。
「よし、そうだな。ゲルマニウムはともかく、手近なところで磁気がいいか。これならば、要するに磁石のことだ」
ただこの磁気、身体に良いとはされているモノの、今現在も実際どの程度身体に良いモノなのかは科学的に実証はされていないようだ。「磁気のパワーで花や植物が枯れない!」とかの実験ならすぐに出来そうなものだが、どうして誰もやらないのだろうか。
まぁ、たぶん結果にたいした差が無くて、発表するまでも無かったのだろう。
ともあれ、人間の身体に微弱な電気が流れていることは確か。なので電気が流れているという事は、磁気もまた何かしらの影響がありそうではある。
「ともかく自分で試してみるか。(がさごそ)おっ…と、見つけた。これこれ…強力ネオジム磁石」
ダンジョンで常人約20倍のつよつよボディとなったオレ。
これでは生半可な磁石では効果がないだろうということで、強力ネオジム磁石を使用してみることに。但しネオジム磁石にはメッキが施されていて、これを直接肌に張りつけると汗と反応してかぶれの原因にもなるらしい。
そこで一度薄いテープで包んでコーティングし、それを気になる身体のツボの位置にペタペタとテープで貼りつけてみた。
「う~ん、これで凝りがほぐれるかな…。どうだろ?よし、すこし気を練ってみるか…レッツ・メディテーション!」
実験なのでサクッと【瞑想】を使って瞑想状態に入り、体内に気を循環させてみる。するとわずかに強力ネオジム磁石を張った個所では、気の流れが加速しているようだ。
「ふぅ~~~ッ…なるほど、言うなればこれもまたいわゆるひとつのマグネットコーティングか。少しだが可動部のレスポンスが向上した気がするぞ…」
立ち上がって左右の拳を繰り出してみるが、なかなかに良い感じ。常人であればプラシーボ、単なる思い込みや気のせいといったレベルであろうが、オーラ視が出来るほどに気の感じ取れる今のオレならば、その僅かな違いが感じ取れる。つまり違いの解るオレ、なのである。
ふふふ…また一歩、オレは上質に近づいてしまったかもしれない。
江月からデートに誘われたという瑠羽が、デートに着て行く服をいっしょに選んでほしいと万智にせがんだからだ。ちなみに静絵は、「ちょっと男の子とおでかけするんよ」と言って出掛けたので別行動となっている。
「ん~、どれにしよう…」
ショップのハンガーに掛けられたたくさんの衣類を前に、顎に指をあて考え込む瑠羽。そんな様子を万智はすこし物悲しい思いで眺めていた。
糧品瑠羽。万智と瑠羽が知り合ったのは大学に入ってから。東京の大学に進学して周囲に顔見知りのいなかった万智が、たまたま近くの席に座っていた瑠羽に声を掛けたのがキッカケだった。
そんな瑠羽の第一印象は、地味で大人しそうな子。
瑠羽は中学生かと思うくらいに童顔で、背も低い。さらにいつもオドオドと何かに怯えるように俯いていた。万智はそんな彼女を見て、肌のきめの細やかだし顔も整っているのだから、もっとオシャレな格好をすればいいのにと思った。
明るく社交的で相手の懐に飛び込むのを得意とする万智とはまったくの正反対。そのため内向的な性格で引っ込み思案な瑠羽の態度は、万智にとっては少々じれったくも感じた。
でも基本おしゃべりな万智は、話すこと自体が好き。ただ周りに知り合いがいないという事もあり、万智が瑠羽を捕まえては一方的に好きな事を話しかけまくるといった事が、しばらく続いた。知り合いのいない万智にとって、それがちょうどいいストレス発散だったのだ。
しかしそうして話していると次第に俯きがちだった瑠羽の顔があがり、コクリと返事をしたり驚いた顔を見せたり、時折笑顔を見せるようになった。それがなんだか面白くて、万智は瑠羽の表情を読み取っては興味を持ちそうな話をすると、さらに瑠羽は感情豊かな面をみせるようになった。
そこで改めて万智が「なぜそんなに俯いてばかりいるの?」と訊ねたら、瑠羽は「人とどう接していいのか解らなくて…」と言葉少なに答えた。
聞けば瑠羽は幼い時から病弱で、小学校にもほとんど通えなかったという。だから今までで、これといった友人も出来たためしも無いのだとも。
そんな瑠羽が万智に顔を向け悩んだ表情で尋ねる。
「ねぇ、万智ちゃん。どうすればいい?」
「え?あ、うん。私もルウに似合う服探してみるから、ルウは少し店員さんにお勧めを訊いてみたら?」
「そっか!そうするね万智ちゃん、ありがとう!」
そう言って店員を探しに行く瑠羽の服装は、今日も地味。
だがこれは瑠羽ばかりが悪いという訳ではない。病弱な娘を心配した母親が今も娘に世話を焼きすぎて、未だに瑠羽の着る服なんかもお母さんチョイスで買い与えたモノらしいから。そして、そんな優しい母親の愛情をたっぷりと受けて育った瑠羽もまた、お母さんチョイスの地味なダサさにはまったく気づいてはいないのだった。
(ハァ…前はもっとオシャレな格好をすればいいのになんて思っていたのに。まさか瑠羽がオシャレを気にするようになった途端、それが面白くないなんて…)
万智の心境は複雑だった。
万智から見た江月の第一印象は、「あ、この人なんか強そう!」で、自分がダンジョンに潜るためにどうにかして協力してもらえないかとは考えたが、決して恋愛対象としては見ていなかった。
しかしそれから色々あって瑠羽と江月さんが付き合うようになり、万智もそんな瑠羽を応援するつもりでいた。でも江月との距離が縮まり色々と助けてもらっているうちに、なんだかふたりを素直に応援できないような気持ちになってしまったのだ。
「万智ちゃん。店員さんに選んでもらったコレとコレ、どっちがいいかなぁ?」
衣類を手に考え込んでいると、タイプの違う服をそれぞれ手にした瑠羽が戻ってきて万智に意見を求めてくる。その顔には照れと、好きな男性に褒めてもらいたいという期待が滲み出ているよう。
「え、ああそうね。じゃあ私の選んだコレも持って、試着してみせてよ」
「うん!じゃあ少し待っててね万智ちゃん!」
それを受け取ると嬉々として試着室に向かう瑠羽。その後姿に、万智の心は痛んだ。
なぜならば万智が瑠羽に咄嗟に渡した衣類は、ボディラインがばっちり視えてしまうほどピッチリトしたニットのタイトワンピースだったから。「私がデートだったなら、こういうの着て悩殺しちゃうんだけどなぁ…」などと半ばうわの空で選んだ服を、万智はつい瑠羽に渡してしまったのだ。
試着室に消えた瑠羽のことを思い、万智はまたひとつ気の重い溜息をつくのだった。
……。
創意工夫。アレコレ試していくなかで、より良き進歩を掴みとり飛躍をモノにするのだ。
そんな訳でオレは、新たな試みにチャレンジしていた。
ダンジョン前室にてハードなスキル【粘液】レベル4の粘液ベタベタ加圧トレーニングを終えた後で、如何にしてこの筋肉疲労を素早く回復するかに思考を巡らせていたのである。
「しかし睡眠はばっちり摂っているし、プロテインも同様。でももっとなにか身体のパフォーマンスを上げる方法があるかもしれない…」
運動、栄養、休息と、基本的な部分は完璧と言える。しかしそのさらに上を目指すとなれば、なにかしら健康グッズ的なモノを活用するのも視野に入れるべきではないだろうか。
よし、こういう時はネットで検索。
「う~む、ゲルマニウムに磁気ネックレスか…。これらはどれくらい効果のあるモノなのだろう??」
だいたいこういうのには、決まって効果には個人差がみられますという注釈がついているもの。今ならば金銭的に余裕があるので試しに買ってみるのもアリだとは思うが、それでもムダなことに金は使いたくない。
それにこういった健康グッズ的なモノには、眉唾どころか実はとっても身体に悪いモノが販売されていたなんてこともある。実際に海外では、エナジードリンクとして恐ろしい放射能をもったラジウム水が売られていた事もあったのだ。
飲用放射性物質とか、どれだけ身体に悪いのか測りしれん。
でもコレはホントの話。ただ原子爆弾が発明される前の20世紀初頭では、放射能は一般的に何か強いエネルギーを持ってるらしいくらいの認識でしかなく、さらに「なんや強いエネルギー持っとるなら、健康にもええやろ!」的なノリでパウダーからクレンジングミルク、石鹸からファンデーション、果ては歯磨き粉から日焼け止めクリームまでラジウム入りで製品化されたという。
うん、そんなのを知らずに愛用していたら命が幾つあっても足りはしない。そしてまたダンジョンにも未知の部分は多い。うむむ、オレも気をつけねば…。
「よし、そうだな。ゲルマニウムはともかく、手近なところで磁気がいいか。これならば、要するに磁石のことだ」
ただこの磁気、身体に良いとはされているモノの、今現在も実際どの程度身体に良いモノなのかは科学的に実証はされていないようだ。「磁気のパワーで花や植物が枯れない!」とかの実験ならすぐに出来そうなものだが、どうして誰もやらないのだろうか。
まぁ、たぶん結果にたいした差が無くて、発表するまでも無かったのだろう。
ともあれ、人間の身体に微弱な電気が流れていることは確か。なので電気が流れているという事は、磁気もまた何かしらの影響がありそうではある。
「ともかく自分で試してみるか。(がさごそ)おっ…と、見つけた。これこれ…強力ネオジム磁石」
ダンジョンで常人約20倍のつよつよボディとなったオレ。
これでは生半可な磁石では効果がないだろうということで、強力ネオジム磁石を使用してみることに。但しネオジム磁石にはメッキが施されていて、これを直接肌に張りつけると汗と反応してかぶれの原因にもなるらしい。
そこで一度薄いテープで包んでコーティングし、それを気になる身体のツボの位置にペタペタとテープで貼りつけてみた。
「う~ん、これで凝りがほぐれるかな…。どうだろ?よし、すこし気を練ってみるか…レッツ・メディテーション!」
実験なのでサクッと【瞑想】を使って瞑想状態に入り、体内に気を循環させてみる。するとわずかに強力ネオジム磁石を張った個所では、気の流れが加速しているようだ。
「ふぅ~~~ッ…なるほど、言うなればこれもまたいわゆるひとつのマグネットコーティングか。少しだが可動部のレスポンスが向上した気がするぞ…」
立ち上がって左右の拳を繰り出してみるが、なかなかに良い感じ。常人であればプラシーボ、単なる思い込みや気のせいといったレベルであろうが、オーラ視が出来るほどに気の感じ取れる今のオレならば、その僅かな違いが感じ取れる。つまり違いの解るオレ、なのである。
ふふふ…また一歩、オレは上質に近づいてしまったかもしれない。
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