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お見舞いとスッポン
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オタクの悪い癖で、夢中になるとつい周りが見えなくなるというのがある。好きな事柄に没頭し過ぎて、ほかの事がすべてどうでも良くなってしまうのだ。
とまぁそんな感じで、オレは丸二日ほど巨大ナメクジ見つけ次第殺すマンとなっていた。
そう地下4層で暴れ回ったのだ。いや巨大ナメクジ殺しまわるのに夢中になるとか頭おかしいんじゃないかって話だが、塩の杭や塩ジャベリン一発で仕留められるのがメッチャ面白かった次第。
巨大ナメクジは塩を身体に撃ちこまれると、その塩分を中和する為に体液をどんどんと粘液に変え分泌していく。しかしそんな程度で深々と突き刺さった塩の杭などが抜けたり溶ける訳もなく、やがては粘液分泌の限界を超え萎んで自滅をする。故に一撃必殺なのだ。
ちなみにナメクジは軟体動物で、陸に上がった貝類の一種らしい。
カタツムリはそれっぽく殻を背負っているので解らなくもない。が、さらに進化し殻そのものがいらなくなった姿が、ナメクジなようだ。とはいえナメクジも貝と言われても、さすがに食指をそそられはしないだろう。
『きゅわ~、ぱわわわ~!』
レベル 37
種族: 人間
職業: 教師
能力値:
筋力 212
体力 218
知力 215
精神力 240
敏捷性 220
運 133
エロさ 1825
加護:
【塩の加護】
技能:
【強酸】1.1・【俊敏】・【病耐性】5・【簒奪】・【粘液】4・【空間】2・【強運】1.4・【足捌】・【瞑想】・【塩】5
称号:
【蟲王】・【ソルトメイト】・【しょっぱい男】
それでも手に入れられたスキルオーブは2個だけ。
「ふ~む、頑張って丸二日も粘ったのに、結局【粘液】宝珠は2個だけか。少ないな…」
もしかしたら、これにはスキル【簒奪】の効果が関係しているのかもしれない。
今回、【塩】のスキルのおかげで巨大ナメクジの狩り効率は今までで最高だった。にもかかわらずドロップ率が低かったのは、【簒奪】の効果が近接でしか働かないという疑問が湧いた為。
まぁそのスキル【簒奪】も謎スキル。
いつの間にやら手に入れていたし、その効果もまた不明。なんとなく『相手の権力、ないし能力を奪うような感じ』と理解しているが、スキルの発動を念じても発動の気配をまったく感じないし、なにかしら発動条件が面倒なモノのようなのだ。
「まぁ仕方ない。粘液が2から4になったんだから、ひとまずこれで良しとしよう…ん?」
蟲王スーツを脱いで冷蔵庫の真っ黒から抜け出ると、テーブルの上にある通信端末に明滅を確認。そこでなんだろうとチェックしてみると、それは仁菜さんからのメッセージだった。
『コォチ、うち風邪ひいてしもうてん。お見舞いにきて』
(ふむ、仁菜さんが風邪…。しかしなんでまたオレにお見舞いに来てなんて連絡を??うん、そうだな。こんな時は彼女である瑠羽に確認をとってみよう。ぽちぽちのぽち…と)
『仁菜さんから風邪ひいたって連絡来たんだけど、瑠羽はなにか知ってる?』
『私小さい時から喘息があって、風邪をひいたりするとそれが酷くなるんです。だからお見舞いには行けなくて。もし静ちゃんが困ってたら、力になってあげてください』
なるほど、そういうことか。ということは瀬来さんにも連絡はいってるんだろうな。でも瀬来さんも大学も始まってるしバイトなんかもある。だからオレに連絡が回って来たのか。
それでも念の為に『じゃあ行くけど、なにか欲しいモノある?』と仁菜さんに送ると、『風邪薬と食べやすいモノを何かおねがい』と、返事が返ってきた。うむ、そういうことなら納得だ。これは果物なんかをもってお見舞いに行くお見舞いじゃなくて、救援物資を持って来て欲しいという救援要請だったのだ。
ならば早速、救援に出かけよう。
…。
シャワーでダンジョンでかいた汗、というかスーツ着るために生み出した粘液を流し、バイクで近所の食品量販店に出かけた。そこで一週間分ほどのレトルトおかゆと、ミカンやパイナップルの缶詰、それにネギやショウガなどを買い求めた。
(風邪の時は、おかゆ・甘い果物の缶詰・それにネギとショウガ。よし、完璧だろう!)
おかゆは弱った胃腸にも優しく、果物の缶詰は風邪で味覚がおかしくなってしまった舌にも甘く感じられる。なので風邪でも食欲が出てくれる。
そして、ネギ。ネギは薬!薬草だ!うむ、ネギの持つ力は計り知れない。細かい効能は省くが、電脳世界の歌姫も標準装備として採用するくらい、ネギは素晴らしいのだ。
ショウガについても語るまでもないだろう。温めて飲めば、カラダはポカポカ。だが冷やして食べればカラダをクールダウンさせるという、陰と陽のパワーを同時に併せ持つ食材こそがショウガ。世界にはその使い手たる、ジンジャラーという存在までいるのだから。
『ガタンガタン…ゴトンゴトン…』
と、そんな感じで救援物資を買い求めたオレは、仁菜さんの家に行くため電車に乗った。
『今から救援物資を持って、バイクですぐに行くよ』と行く前に連絡すると、仁菜さんから、『コォチ、うちのアパートの周りバイク停めるトコないんよ…』と返事があった為だ。
『ガタンガタン…ゴトンゴトン…』
「………」
平日の昼間の電車。実にのどかだ。
学生時代もサラリーマン時代も通勤ラッシュの電車しか乗ってこなかったから、こんなのどかな電車に乗っていられるだけでも、なにやら幸福感を感じてしまうな。
(しかもずっとボッチだったオレが、こうして女の子のうちにお見舞いに行くなんて…。てへッ!なんだか気恥ずかしくて、思わず膝の上に置いたリュックを抱きしめちゃうよ。ん、でもそういえば…)
たしか瀬来さんは、仁菜さんには『たくさんの交際している男の子がいる』といったような事を話していたはず。そんな男の子達に、仁菜さんはお見舞いを頼まなかったのだろうか。
う~ん、でもきっと色々とあるんだろう。
それだけたくさんの男の子と交際しているとなると、男の子同士でも接点があったりして。それで『誰々は家に呼んだのに、俺は呼ばれてない!』なんて後で揉めたりするんだろうな。
それに、男の子が意中の女の子に『うちにお見舞いに来て』なんて言われたら、有頂天に舞い上がってしまってもおかしくはない。ま、他はともかくオレはそうなるだろう。で、風邪で弱っているところに変なテンションでうちに上がりこんだ男の子により親密な関係を迫られたり…とか。
(なるほど、だからオレが呼ばれたのか)
オレは仁菜さんの親友である瑠羽の彼氏であり、それに瀬来さんをウチで安全に保護したという実績もある。故に風邪で弱った仁菜さんに変な真似をする心配もなく、男でも安心してうちに招けるという訳だ。
まぁ瀬来さんにも仁菜さんにも、かなり良いように使われている感は否めない。
が、ずっとボッチだったオレがこんなにも女の子に頼られるというのは、ついぞ無かった事。それも含めて考えると、プラスマイナスでオレの気持ちは大きくプラスへと振れるのだった。
…。
電車を降り駅前の薬局で風邪薬も手に入れると、てくてくと仁菜さんの住むアパートへと歩き出す。仁菜さんの住んでいるこの地域は、いわゆる下町。都内でも再開発されずに、ずっと昔の佇まいを残したエリアになる。
それ故に大通りはまだいいものの、少し裏通りに入るとすぐに入り組んでくる。旅行の時、仁菜さんをアパートの傍まで迎えにいった時も少し迷ったし。場所は解ってるのに、どうにも一方通行とかが多くて近づけない場所って、結構あるよね。
でも今回の来訪では徒歩なので、そんな裏通りの細い路地なんかを抜けテクテクと下町情緒を感じながら歩いていた。
と、裏路地を抜けたところで小さな橋に出た。
川幅は3メートルにも満たないような、細い川。両サイドはビッチリと隙間なく民家が立ち並び、絶対再建築は不可能だろうと感じさせる街並みが続いている。
そしてそんな川面にカメが一匹、気持ちよさそうにぷかぷかと浮かんでいた。
それを『あ…カメか』なんて通り過ぎようとして、だが横目でその存在を認識し直してガバリと振り返った。
「あれっ!あのカメ、もしやスッポンじゃないか!?」
なんと川面に浮かんでいたカメは、よく見ればスッポンだった。
うん、スッポン。食べられるカメ。でもオレは一度も食べたことはない。なぜならばスッポンは高級食材で、普通はお高いお店でしか食べられないモノだからだ。そんな目で改めて川面に浮かぶスッポンを視ていると、次第にスッポンを獲って料理して、食べたくて仕方が無い気分に…。
(うむむ、スッポンか。きっとものすごく美味いんだろうなぁ…)
「お、そうだ!仁菜さんにこのスッポンを獲って行ってやろう!スッポンは滋養もあるし、お肌にも良いと聞いたことがある。なら風邪をひいている仁菜さんには、まさに持って来いじゃないか!」
こうして、オレは川面にぷかぷかと浮かんでいるスッポンを獲ることを決意した。よし、今からオレは、スッポン絶対捕まえるマンだ!
とまぁそんな感じで、オレは丸二日ほど巨大ナメクジ見つけ次第殺すマンとなっていた。
そう地下4層で暴れ回ったのだ。いや巨大ナメクジ殺しまわるのに夢中になるとか頭おかしいんじゃないかって話だが、塩の杭や塩ジャベリン一発で仕留められるのがメッチャ面白かった次第。
巨大ナメクジは塩を身体に撃ちこまれると、その塩分を中和する為に体液をどんどんと粘液に変え分泌していく。しかしそんな程度で深々と突き刺さった塩の杭などが抜けたり溶ける訳もなく、やがては粘液分泌の限界を超え萎んで自滅をする。故に一撃必殺なのだ。
ちなみにナメクジは軟体動物で、陸に上がった貝類の一種らしい。
カタツムリはそれっぽく殻を背負っているので解らなくもない。が、さらに進化し殻そのものがいらなくなった姿が、ナメクジなようだ。とはいえナメクジも貝と言われても、さすがに食指をそそられはしないだろう。
『きゅわ~、ぱわわわ~!』
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【強酸】1.1・【俊敏】・【病耐性】5・【簒奪】・【粘液】4・【空間】2・【強運】1.4・【足捌】・【瞑想】・【塩】5
称号:
【蟲王】・【ソルトメイト】・【しょっぱい男】
それでも手に入れられたスキルオーブは2個だけ。
「ふ~む、頑張って丸二日も粘ったのに、結局【粘液】宝珠は2個だけか。少ないな…」
もしかしたら、これにはスキル【簒奪】の効果が関係しているのかもしれない。
今回、【塩】のスキルのおかげで巨大ナメクジの狩り効率は今までで最高だった。にもかかわらずドロップ率が低かったのは、【簒奪】の効果が近接でしか働かないという疑問が湧いた為。
まぁそのスキル【簒奪】も謎スキル。
いつの間にやら手に入れていたし、その効果もまた不明。なんとなく『相手の権力、ないし能力を奪うような感じ』と理解しているが、スキルの発動を念じても発動の気配をまったく感じないし、なにかしら発動条件が面倒なモノのようなのだ。
「まぁ仕方ない。粘液が2から4になったんだから、ひとまずこれで良しとしよう…ん?」
蟲王スーツを脱いで冷蔵庫の真っ黒から抜け出ると、テーブルの上にある通信端末に明滅を確認。そこでなんだろうとチェックしてみると、それは仁菜さんからのメッセージだった。
『コォチ、うち風邪ひいてしもうてん。お見舞いにきて』
(ふむ、仁菜さんが風邪…。しかしなんでまたオレにお見舞いに来てなんて連絡を??うん、そうだな。こんな時は彼女である瑠羽に確認をとってみよう。ぽちぽちのぽち…と)
『仁菜さんから風邪ひいたって連絡来たんだけど、瑠羽はなにか知ってる?』
『私小さい時から喘息があって、風邪をひいたりするとそれが酷くなるんです。だからお見舞いには行けなくて。もし静ちゃんが困ってたら、力になってあげてください』
なるほど、そういうことか。ということは瀬来さんにも連絡はいってるんだろうな。でも瀬来さんも大学も始まってるしバイトなんかもある。だからオレに連絡が回って来たのか。
それでも念の為に『じゃあ行くけど、なにか欲しいモノある?』と仁菜さんに送ると、『風邪薬と食べやすいモノを何かおねがい』と、返事が返ってきた。うむ、そういうことなら納得だ。これは果物なんかをもってお見舞いに行くお見舞いじゃなくて、救援物資を持って来て欲しいという救援要請だったのだ。
ならば早速、救援に出かけよう。
…。
シャワーでダンジョンでかいた汗、というかスーツ着るために生み出した粘液を流し、バイクで近所の食品量販店に出かけた。そこで一週間分ほどのレトルトおかゆと、ミカンやパイナップルの缶詰、それにネギやショウガなどを買い求めた。
(風邪の時は、おかゆ・甘い果物の缶詰・それにネギとショウガ。よし、完璧だろう!)
おかゆは弱った胃腸にも優しく、果物の缶詰は風邪で味覚がおかしくなってしまった舌にも甘く感じられる。なので風邪でも食欲が出てくれる。
そして、ネギ。ネギは薬!薬草だ!うむ、ネギの持つ力は計り知れない。細かい効能は省くが、電脳世界の歌姫も標準装備として採用するくらい、ネギは素晴らしいのだ。
ショウガについても語るまでもないだろう。温めて飲めば、カラダはポカポカ。だが冷やして食べればカラダをクールダウンさせるという、陰と陽のパワーを同時に併せ持つ食材こそがショウガ。世界にはその使い手たる、ジンジャラーという存在までいるのだから。
『ガタンガタン…ゴトンゴトン…』
と、そんな感じで救援物資を買い求めたオレは、仁菜さんの家に行くため電車に乗った。
『今から救援物資を持って、バイクですぐに行くよ』と行く前に連絡すると、仁菜さんから、『コォチ、うちのアパートの周りバイク停めるトコないんよ…』と返事があった為だ。
『ガタンガタン…ゴトンゴトン…』
「………」
平日の昼間の電車。実にのどかだ。
学生時代もサラリーマン時代も通勤ラッシュの電車しか乗ってこなかったから、こんなのどかな電車に乗っていられるだけでも、なにやら幸福感を感じてしまうな。
(しかもずっとボッチだったオレが、こうして女の子のうちにお見舞いに行くなんて…。てへッ!なんだか気恥ずかしくて、思わず膝の上に置いたリュックを抱きしめちゃうよ。ん、でもそういえば…)
たしか瀬来さんは、仁菜さんには『たくさんの交際している男の子がいる』といったような事を話していたはず。そんな男の子達に、仁菜さんはお見舞いを頼まなかったのだろうか。
う~ん、でもきっと色々とあるんだろう。
それだけたくさんの男の子と交際しているとなると、男の子同士でも接点があったりして。それで『誰々は家に呼んだのに、俺は呼ばれてない!』なんて後で揉めたりするんだろうな。
それに、男の子が意中の女の子に『うちにお見舞いに来て』なんて言われたら、有頂天に舞い上がってしまってもおかしくはない。ま、他はともかくオレはそうなるだろう。で、風邪で弱っているところに変なテンションでうちに上がりこんだ男の子により親密な関係を迫られたり…とか。
(なるほど、だからオレが呼ばれたのか)
オレは仁菜さんの親友である瑠羽の彼氏であり、それに瀬来さんをウチで安全に保護したという実績もある。故に風邪で弱った仁菜さんに変な真似をする心配もなく、男でも安心してうちに招けるという訳だ。
まぁ瀬来さんにも仁菜さんにも、かなり良いように使われている感は否めない。
が、ずっとボッチだったオレがこんなにも女の子に頼られるというのは、ついぞ無かった事。それも含めて考えると、プラスマイナスでオレの気持ちは大きくプラスへと振れるのだった。
…。
電車を降り駅前の薬局で風邪薬も手に入れると、てくてくと仁菜さんの住むアパートへと歩き出す。仁菜さんの住んでいるこの地域は、いわゆる下町。都内でも再開発されずに、ずっと昔の佇まいを残したエリアになる。
それ故に大通りはまだいいものの、少し裏通りに入るとすぐに入り組んでくる。旅行の時、仁菜さんをアパートの傍まで迎えにいった時も少し迷ったし。場所は解ってるのに、どうにも一方通行とかが多くて近づけない場所って、結構あるよね。
でも今回の来訪では徒歩なので、そんな裏通りの細い路地なんかを抜けテクテクと下町情緒を感じながら歩いていた。
と、裏路地を抜けたところで小さな橋に出た。
川幅は3メートルにも満たないような、細い川。両サイドはビッチリと隙間なく民家が立ち並び、絶対再建築は不可能だろうと感じさせる街並みが続いている。
そしてそんな川面にカメが一匹、気持ちよさそうにぷかぷかと浮かんでいた。
それを『あ…カメか』なんて通り過ぎようとして、だが横目でその存在を認識し直してガバリと振り返った。
「あれっ!あのカメ、もしやスッポンじゃないか!?」
なんと川面に浮かんでいたカメは、よく見ればスッポンだった。
うん、スッポン。食べられるカメ。でもオレは一度も食べたことはない。なぜならばスッポンは高級食材で、普通はお高いお店でしか食べられないモノだからだ。そんな目で改めて川面に浮かぶスッポンを視ていると、次第にスッポンを獲って料理して、食べたくて仕方が無い気分に…。
(うむむ、スッポンか。きっとものすごく美味いんだろうなぁ…)
「お、そうだ!仁菜さんにこのスッポンを獲って行ってやろう!スッポンは滋養もあるし、お肌にも良いと聞いたことがある。なら風邪をひいている仁菜さんには、まさに持って来いじゃないか!」
こうして、オレは川面にぷかぷかと浮かんでいるスッポンを獲ることを決意した。よし、今からオレは、スッポン絶対捕まえるマンだ!
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