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ダンジョンでレベルアップ
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ゴブリンダンジョン地下2層。
あちこちと歩いて回り程よいT字路を見つけると、そこで定点狩りをすることに。さて、そろそろオレも蟲王マスクを装着して戦闘モードだ。
「瑠羽ちゃん、また気分悪くならんようになぁ。悪くなったら早めに言うんやでぇ」
「うん、ありがとう静ちゃん」
仁菜さんが前回酷いショック状態に陥ってしまった瑠羽を気遣っている。だが大丈夫だろう。瑠羽は確かに酷いショック状態に陥ってしまったが、その後すぐに復活しレベルが4になるまでゴブリンを倒し続けた。
もしショック状態に陥ってしまった後で間を置いてしまっていたら、それがトラウマとなって残ってしまったかもしれない。が、本人の頑張りがそれを回避している。瑠羽は一見気弱に見えるが、芯はとっても強い子なのだ。特に自暴自棄モードが発動すると、瀬来さんですら手に負えないほどに。
「ルウ、がんばろうね!」
「うん、万智ちゃん!」
だがそんなふたりが今は手を取り合っている。うん、仲直りは上手くいったようだ。
と、ここでゴブリンがやって来た。
通路の角でこちらに気付くと、ヒョコヒョコと近づいてくる。相変わらずのニヤけた憎らしい顔。こちらは女性が多いとはいえ4人もいるのに、そんなことは気にした様子を見せず『オラオラァ、こっちは刃物持っとんのやでェ』といった調子で手にした錆びたナイフをチラつかせる。
地下1層でもそうだったが、コイツ等は怖いモノ知らずでバカなのだろう。彼我の戦力差をまったく理解していない。痛い目に遭わなければ解らないタイプのようだ。
(ふむ、しかし武器を持った敵との戦闘はオレも初めてだな…)
うちの冷蔵庫ダンジョンはなぜか害虫のオンパレード。なのでまともなファンタジーモンスターがなかなか現れない。故にオレも武器を持った敵と戦ったことが無かった。
(暴漢役には丁度いいかもしれない。よし、ここは達人の足捌きを試させてもらおう)
『(すっ…ぴたり)』
オレは拳法の達人の構えを真似て静止した。
「ギャ?…グギャ!ゲギャギャァ!」
そんな武器を持たないオレに馬鹿にでもされたと思ったのか、ゴブリンはキレ気味に襲いかかってきた。
『すっ…すっ…きゅまッ!(ボキぺぎゃッ!)』
達人の足捌きは難なくゴブリンの攻撃を躱し、武器を持った右手を圧し折り、芯を外してゴブリンの顎が外れるほどの掌底を見舞った。芯を捉えると、首の骨も折れてゴブリンが絶命してしまうからだ。
「「うわぁ~!」」
「きれ~!」
達人の足捌きを披露したオレに、三人も感動の声を上げている。
そうなのだ。達人の足捌きは美しいのだ。動きはあくまでも『すっ…すっ…きゅまッ!』でなければならない。『きゅばッ!』では、身体に余計な力が入り過ぎている力み過ぎで、動きにブレが生じてしまう。『きゅざッ!』では、足の運びが終わりきる前に上体が動いてしまっているので、力の伝わりもバランスも悪くなっている。
故に、動きはあくまでも『すっ…すっ…きゅまッ!』でなければならないのだ。
「ほら、瀬来さん。準備できたよ」
「あ…はい!任せてください!この師匠から受け継いだカツオくんバットで、見事ゴブリンを屠ってみせますッ!(ゴッ!ガッ!ガスッ!…ぼふんっ)」
え、いや、オレそのバット貸すだけって言ったよね?なに譲り受けたみたいな形になってるの?
「コォチ…うちも今のコォチみたいにしてみたいんよ。さっきの、うちにも教えて欲しいわぁ」
欲しがり屋さんな仁菜さんは仁菜さんで、『達人の足捌き』を見て猫なで声で教えてほしいと言い出した。
「えぇ~、静ちゃんズルイですぅ。コーチの技を教えてもらうのは、彼女になった私が最初だと思います」
瑠羽もそこで彼女特権とか言い出さないでね。話がややこしくなるから。
「いやいや、勿論みんなにもちゃんと教えるよ。でも教える順番があるから。まずはしっかりと攻撃を覚えようね」
「「「はぁ~い」」」
ふぅ、ひとまず落ち着いてくれた。
『達人の足捌き』は、ワンモーションで回避、防御、攻撃を同時に行なう超カウンター技だ。なので回避、防御、攻撃の全ての動きを覚えていなければ上手くはできない。そして動きの覚えやすい順は、攻撃、防御、回避の順と全く逆になる。
だから今は攻撃を覚えている段階の彼女たちには、まだ『達人の足捌き』は荷が勝ちすぎるのだ。だがひとつずつ条件をクリアして精進すれば、いずれ彼女達にも『達人の足捌き』が使いこなせるようになるだろう。
………。
順調に狩りを続ける。オレがゴブリンを無力化し、女子大生三人がゴブリンに止めを刺す。
「エイッ!(ボカッ!)エイッ!(ガスッ!)エイッ!(ボコッ!…ぼふんっ)」
「往生してなぁッ!(ドゴンッ!…ぼふんっ)」
「…んッ!(ドスッ!)…ッ!(ゴッ!)…んッ!(ガッ!…ぼふんっ)」
倒し方は三者三様。ただ無言でバットを振り下ろし続ける瑠羽は少しだけ怖いかな。なんていうか、真面目な殺意っていうのを感じるのよ…。
そして、狩りは順調なのだが…。
『(チラッ…チラチラッ)』
『(チララッ…チラ……チラッ)』
『(ジィ~~~ッ)』
ちょくちょくと三方から覗く視線がうっとおしい。
ゴブリンが来たのかと思って目を向けると、ダンジョンに潜っている他の人間でした。ということがもう何度も続いている。
(う~ん、うちは女性の多いパーティーだからな。『もしなにかあったら助けに入ってやろう』と、周りが気遣ってくれているのかもしれないしなぁ~)
もしそうであれば邪険にはできない。ただ普段ソロでダンジョンに潜っているオレからすると、周囲の視線というのはどうしても気になってしまう。
「はぁ…今日はやけに他から視られとるねぇ。気になってまうわぁ」
ああ、やっぱり仁菜さんも気付いてたか。
「あぁ~…それもしかして私のせいかも。ごめんね皆」
周囲から視られるのが瀬来さんのせい?それはまたいったい…。
「私パレードで働いてるでしょ。で、最近ダンジョンに潜ってるのをお客さんにも見られてね。一緒に潜ろうって誘われてるの断ったりしてるから、私の顔を知ってるお客さんがどんなパーティーでダンジョンに潜ってるのか見に来てるみたい」
「ああ、なるほど」
「万智ぃ~モテモテやねぇ♪」
「勘弁してよぉ、シズは私がパーティーで苦労してたの知ってるでしょ?」
「せやねぇ、モテ自慢にしか聞こえへんかったけど」
ああ、それはオレも思った。
「でもそういうことだったのか。まあ実害はないみたいだし、気になるけど放っておくしかないようだ。もし近付いてくるようであればオレが話すから、このまま狩りを続けよう」
「「「はぁ~い」」」
こうして狩りを続け、瀬来さんはレベル7に。瑠羽と仁菜さんは2レベル上がりレベル6となった。
「キャーッ!+6ッ!+6も上昇したよ師匠ッ!」
「あぁん、万智ちゃん!コーチに抱きつかないでぇ!」
「おいおい瀬来さん、瑠羽と仁菜さんはどうだった?」
「うちもええ数字並んどるよぉ、すごいなぁコォチ」
「私も+5が多かったです!もうレベル1だった時の数値の2倍を超えてますッ!」
「おお、みんな凄いじゃないか。今回はかなり数字の上昇が良かったみたいだな」
彼女たちの表情を見ても、じつに溌溂としている。
モンスターから生命エナジーを吸収したせいで、肉体そのものが活性化しているのだろう。肌の色艶も良くなって、美貌の度合いについて大きく上昇したように見える。
「すごいもんやなぁ。コレならみんな、ダンジョン潜りたくなるはずやわぁ♪」
「でしょ!私が言った通りでしょ!」
「確かに万智ちゃんの言った通りだったけど、一番凄いのはコーチのおかげです♪」
「せやねぇ。ほかの人の戦いチラッと見たけど、コォチほど簡単にゴブリン倒してる人おらんかったもんねぇ」
「私が江月さん、師匠に最初に目を付けたんだから!私の視る目もなかなかのものだったでしょ♪」
「はいはい。認めんと万智は治まりつかんからなぁ。これでええやろ?」
「えぇ!?なんか雑ぅ!!」
「よし、じゃあ今日はこの辺にして、スーパー銭湯で豪遊するぞぉ!」
「「「おおぉ!!」」」
元気に拳をつきあげる瀬来さん、仁菜さん、瑠羽。その明るい表情を見て、オレの心も今日はすこぶる晴れやかだった。
あちこちと歩いて回り程よいT字路を見つけると、そこで定点狩りをすることに。さて、そろそろオレも蟲王マスクを装着して戦闘モードだ。
「瑠羽ちゃん、また気分悪くならんようになぁ。悪くなったら早めに言うんやでぇ」
「うん、ありがとう静ちゃん」
仁菜さんが前回酷いショック状態に陥ってしまった瑠羽を気遣っている。だが大丈夫だろう。瑠羽は確かに酷いショック状態に陥ってしまったが、その後すぐに復活しレベルが4になるまでゴブリンを倒し続けた。
もしショック状態に陥ってしまった後で間を置いてしまっていたら、それがトラウマとなって残ってしまったかもしれない。が、本人の頑張りがそれを回避している。瑠羽は一見気弱に見えるが、芯はとっても強い子なのだ。特に自暴自棄モードが発動すると、瀬来さんですら手に負えないほどに。
「ルウ、がんばろうね!」
「うん、万智ちゃん!」
だがそんなふたりが今は手を取り合っている。うん、仲直りは上手くいったようだ。
と、ここでゴブリンがやって来た。
通路の角でこちらに気付くと、ヒョコヒョコと近づいてくる。相変わらずのニヤけた憎らしい顔。こちらは女性が多いとはいえ4人もいるのに、そんなことは気にした様子を見せず『オラオラァ、こっちは刃物持っとんのやでェ』といった調子で手にした錆びたナイフをチラつかせる。
地下1層でもそうだったが、コイツ等は怖いモノ知らずでバカなのだろう。彼我の戦力差をまったく理解していない。痛い目に遭わなければ解らないタイプのようだ。
(ふむ、しかし武器を持った敵との戦闘はオレも初めてだな…)
うちの冷蔵庫ダンジョンはなぜか害虫のオンパレード。なのでまともなファンタジーモンスターがなかなか現れない。故にオレも武器を持った敵と戦ったことが無かった。
(暴漢役には丁度いいかもしれない。よし、ここは達人の足捌きを試させてもらおう)
『(すっ…ぴたり)』
オレは拳法の達人の構えを真似て静止した。
「ギャ?…グギャ!ゲギャギャァ!」
そんな武器を持たないオレに馬鹿にでもされたと思ったのか、ゴブリンはキレ気味に襲いかかってきた。
『すっ…すっ…きゅまッ!(ボキぺぎゃッ!)』
達人の足捌きは難なくゴブリンの攻撃を躱し、武器を持った右手を圧し折り、芯を外してゴブリンの顎が外れるほどの掌底を見舞った。芯を捉えると、首の骨も折れてゴブリンが絶命してしまうからだ。
「「うわぁ~!」」
「きれ~!」
達人の足捌きを披露したオレに、三人も感動の声を上げている。
そうなのだ。達人の足捌きは美しいのだ。動きはあくまでも『すっ…すっ…きゅまッ!』でなければならない。『きゅばッ!』では、身体に余計な力が入り過ぎている力み過ぎで、動きにブレが生じてしまう。『きゅざッ!』では、足の運びが終わりきる前に上体が動いてしまっているので、力の伝わりもバランスも悪くなっている。
故に、動きはあくまでも『すっ…すっ…きゅまッ!』でなければならないのだ。
「ほら、瀬来さん。準備できたよ」
「あ…はい!任せてください!この師匠から受け継いだカツオくんバットで、見事ゴブリンを屠ってみせますッ!(ゴッ!ガッ!ガスッ!…ぼふんっ)」
え、いや、オレそのバット貸すだけって言ったよね?なに譲り受けたみたいな形になってるの?
「コォチ…うちも今のコォチみたいにしてみたいんよ。さっきの、うちにも教えて欲しいわぁ」
欲しがり屋さんな仁菜さんは仁菜さんで、『達人の足捌き』を見て猫なで声で教えてほしいと言い出した。
「えぇ~、静ちゃんズルイですぅ。コーチの技を教えてもらうのは、彼女になった私が最初だと思います」
瑠羽もそこで彼女特権とか言い出さないでね。話がややこしくなるから。
「いやいや、勿論みんなにもちゃんと教えるよ。でも教える順番があるから。まずはしっかりと攻撃を覚えようね」
「「「はぁ~い」」」
ふぅ、ひとまず落ち着いてくれた。
『達人の足捌き』は、ワンモーションで回避、防御、攻撃を同時に行なう超カウンター技だ。なので回避、防御、攻撃の全ての動きを覚えていなければ上手くはできない。そして動きの覚えやすい順は、攻撃、防御、回避の順と全く逆になる。
だから今は攻撃を覚えている段階の彼女たちには、まだ『達人の足捌き』は荷が勝ちすぎるのだ。だがひとつずつ条件をクリアして精進すれば、いずれ彼女達にも『達人の足捌き』が使いこなせるようになるだろう。
………。
順調に狩りを続ける。オレがゴブリンを無力化し、女子大生三人がゴブリンに止めを刺す。
「エイッ!(ボカッ!)エイッ!(ガスッ!)エイッ!(ボコッ!…ぼふんっ)」
「往生してなぁッ!(ドゴンッ!…ぼふんっ)」
「…んッ!(ドスッ!)…ッ!(ゴッ!)…んッ!(ガッ!…ぼふんっ)」
倒し方は三者三様。ただ無言でバットを振り下ろし続ける瑠羽は少しだけ怖いかな。なんていうか、真面目な殺意っていうのを感じるのよ…。
そして、狩りは順調なのだが…。
『(チラッ…チラチラッ)』
『(チララッ…チラ……チラッ)』
『(ジィ~~~ッ)』
ちょくちょくと三方から覗く視線がうっとおしい。
ゴブリンが来たのかと思って目を向けると、ダンジョンに潜っている他の人間でした。ということがもう何度も続いている。
(う~ん、うちは女性の多いパーティーだからな。『もしなにかあったら助けに入ってやろう』と、周りが気遣ってくれているのかもしれないしなぁ~)
もしそうであれば邪険にはできない。ただ普段ソロでダンジョンに潜っているオレからすると、周囲の視線というのはどうしても気になってしまう。
「はぁ…今日はやけに他から視られとるねぇ。気になってまうわぁ」
ああ、やっぱり仁菜さんも気付いてたか。
「あぁ~…それもしかして私のせいかも。ごめんね皆」
周囲から視られるのが瀬来さんのせい?それはまたいったい…。
「私パレードで働いてるでしょ。で、最近ダンジョンに潜ってるのをお客さんにも見られてね。一緒に潜ろうって誘われてるの断ったりしてるから、私の顔を知ってるお客さんがどんなパーティーでダンジョンに潜ってるのか見に来てるみたい」
「ああ、なるほど」
「万智ぃ~モテモテやねぇ♪」
「勘弁してよぉ、シズは私がパーティーで苦労してたの知ってるでしょ?」
「せやねぇ、モテ自慢にしか聞こえへんかったけど」
ああ、それはオレも思った。
「でもそういうことだったのか。まあ実害はないみたいだし、気になるけど放っておくしかないようだ。もし近付いてくるようであればオレが話すから、このまま狩りを続けよう」
「「「はぁ~い」」」
こうして狩りを続け、瀬来さんはレベル7に。瑠羽と仁菜さんは2レベル上がりレベル6となった。
「キャーッ!+6ッ!+6も上昇したよ師匠ッ!」
「あぁん、万智ちゃん!コーチに抱きつかないでぇ!」
「おいおい瀬来さん、瑠羽と仁菜さんはどうだった?」
「うちもええ数字並んどるよぉ、すごいなぁコォチ」
「私も+5が多かったです!もうレベル1だった時の数値の2倍を超えてますッ!」
「おお、みんな凄いじゃないか。今回はかなり数字の上昇が良かったみたいだな」
彼女たちの表情を見ても、じつに溌溂としている。
モンスターから生命エナジーを吸収したせいで、肉体そのものが活性化しているのだろう。肌の色艶も良くなって、美貌の度合いについて大きく上昇したように見える。
「すごいもんやなぁ。コレならみんな、ダンジョン潜りたくなるはずやわぁ♪」
「でしょ!私が言った通りでしょ!」
「確かに万智ちゃんの言った通りだったけど、一番凄いのはコーチのおかげです♪」
「せやねぇ。ほかの人の戦いチラッと見たけど、コォチほど簡単にゴブリン倒してる人おらんかったもんねぇ」
「私が江月さん、師匠に最初に目を付けたんだから!私の視る目もなかなかのものだったでしょ♪」
「はいはい。認めんと万智は治まりつかんからなぁ。これでええやろ?」
「えぇ!?なんか雑ぅ!!」
「よし、じゃあ今日はこの辺にして、スーパー銭湯で豪遊するぞぉ!」
「「「おおぉ!!」」」
元気に拳をつきあげる瀬来さん、仁菜さん、瑠羽。その明るい表情を見て、オレの心も今日はすこぶる晴れやかだった。
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