婚約から始まる「恋」

観月 珠莉

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*25* 心と身体 (★)

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直嗣さんの指がツプリと蜜壺の中に入ってきた。

「い…痛いッ…。」
「良い子だから、少し我慢して…。」

そう言うと、優しく額にキスを落とす。

「膝を開いてごらん。」
「恥ずかしい…。」

私が言葉を伝えるよりも早く、直嗣さんは両膝を割り開いていった。
意識が少し違うところにいくと、指は二本に増え…気付けば三本も蜜壺に入っている。

「あ…あぁッ…。」
「だんだん、好くなってきた頃かな。」

私の身体は、言葉で言うよりも雄弁にグチュリグチュリという水音で、その気持ちを語っていた。
そして、指と蜜壺が馴染んだ頃に親指が秘芽に触れる。

「あぁぁぁぁあッ!!」

その瞬間、頭が白くスパークした!!
少しの間、意識が無かったのか…気付くと直ぐそこに直嗣さんの下腹が見え、凶暴な黒光りする雄が目に飛び込んできた。
あんなに大きいの…ムリでしょう!!どう考えてもムリムリムリ~ッ!!!!!!

「きゃっ!!」

直嗣さんは、私の声に動じる事無く、蜜壺へと剛直をあてがう。
チュプチュプと逞しい幹で秘所を何度か往復させた後、クッと腰を進めた。

「いっ…やぁぁぁあぁッ!!!!!!」

重量感のある熱杭が勢い良く蜜壺に挿し込まれる。
痛さと衝撃で、生理的な涙が滲む瞳で彼を見ると、直嗣さんの額にも、汗が滲んでいた。
思わず逃げ出そうとする腰を押さえ、ゆっくりと楔を進めてくる。
身体の強張りが解けない私の秘芽を弄び、意識が別のところに向いたタイミングを逃す事無く、両脚を抱えてそのままグッと最後まで押し入った。

「ん…ぅっ…。」
「挿ったよ。」

直嗣さんは、蕩けるような笑顔で、嬉しそうに髪を撫でてくれる。

「もぅ…終わり…?」
「これから、さくらと更に高みに行くんだよ。」

直嗣さんに名前を呼ばれて、子宮がキュンっと収縮した。

「うっ…さくら、名前を呼ばれて感じちゃったの?」

笑いながら直嗣さんが問う。
恥ずかしくてどんなに想いを隠そうとしても、身体が素直に直嗣さんに返事をしてしまう。

「さくらは、上よりも下の口の方が饒舌だな。」

直嗣さんは、そう言うが早いか、大きな楔で引いたり奥を突いたり…最初はゆっくりと、次第に激しく抜き挿しを繰り返した。

「あっ……あっ……あっ……あぁんっ……。」

最初は痛みしか感じなかった蜜壁も、徐々に痛みだけでは無い何かが身体の奥深くから湧き上がってくる。
私は揺さぶられる感覚に、声を抑える事が出来ない。
何かに縋りたくて、直嗣さんを引き寄せると唇が重なる。
上も下も、全てを直嗣さんに征服されると、身体中に甘い痺れが広がった。
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