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あくせく旅路編

これまでのあらすじ

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◆受験で更新が久々となってしまったので、ここらであらすじを載せておきました。



 鈍感イケメンの翔は高校3年の在る朝、突然降ってきた花瓶が脳天に直撃、即死した。しかし、それはよくある神様のミス(髭)で特典をつけて異世界に転生させてくれるとか。とりあえず親に嫌われた前世を持っていた翔は嫌われたくはない、と記憶の継承を要求。(が、気を利かせた神、チートをくれる)

 目覚めてみれば赤ん坊。翔からウィリアムス=ベリルに転生した。羞恥な時期を乗り越えて絵本を読んでもらってテンプレ通り神童な幼少期を開始した。そしてまたテンプレ通り、家は公爵家で父は騎士団長で国王と友達らしい。
 しかし、手に入れた顔は前世から平凡(だと思っている)な顔によく似たそれ。家族は手に入れたけどモテる道は遠そうだとウィルは嘆く。
 そんなある日、ウィルは王道な転生主人公らしく魔法に手を出した。なんと魔法の詠唱も魔法陣も日本語!しかも1人1属性が普通なはずが全属性!全力でチートであった。しかし気付かないふり。みんなにも隠している。だって嫌われるの怖いんだもん。優しい家族と楽しい父に囲まれぬくぬくと育っていくウィル。

 しかぁし!平穏がそう簡単に訪れてくれるはずはなかった!

 ウィルを人質にしようと目論んだ反国王派が暗殺者集団“影”を送りこんできたのだ!父さんは王都、母さんは友人宅、ウィルの家庭教師ジョーンは反国王派の親に監禁!?
 嫌われたくない主人公ウィル。しかしここらで覚悟を決めた。
 影を呆気なく無力化。音速を超えて捕らわれのジョーンのもとへ飛んでいった。
 この事件により反国王派は一掃セール!ウィルの力も父母ジョーンにもバレたけど嫌われなかったよ、よかったね!公には父さんが罠を張っておいたことにしときましょう。
 めでたしめでたし。となると思いきや、影三人衆は禁忌の“隷属の首輪”で操られていた。うんやっぱりウィルがさっくり壊して仲間入り!しかし解決したと思った事件の香りがぷんぷん。

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 シフォン【犬の獣人♀】 が なかま に なった! ▼

 プースラリエル【熊の獣人♂】 が なかま に なった! ▼

 ピピンニャル【猫の獣人♂】 が なかま に なった! ▼

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 月日は過ぎて8歳になったウィル。2年の飛び級をして王都にある王立フェルセス学園に通うことになった。同じく飛び級卒業を狙う友人サンを得て学園生活は始まる。テンプレらしくクラスで絡まれる!――ことは珍しくなかったウィルだが、寮に向かえばきちんと傲慢貴族のドラ息子ミィ=ソシルノフに難癖をつけられた。

 翌日、ウィルを待ち受けていたのは魔力測定。お約束通り魔力測定器を粉砕したウィルは学園長とお知り合いになる。
 同寮に住むエルフ族の女の子は常に不機嫌を振りまいていたが、理由は際限なく妖精の声が聞こえていたから。その夜、自分より魔力の多い者の言うことしか聞かない魔力至上主義の妖精たちを力業でねじ伏せて、ちゃっかり少女セフィスを惚れさせたウィル。やはり王道である。
 その後なんだかんだで勘違いしていた貴族のドラ息子、味噌汁の麩――ミィを更正させ、問題もなく楽しい学園生活を送りはじめたウィリアムス。

 しかぁし!平穏がそう簡単に訪れてくれるはずはなかった!パ~ト2!

 学園の文化祭――五月祭に招かれざる客がやってきたのだ。ウィルの親友セフィスを襲った伝説の高位魔獣アビはなんと召喚獣だった!
 アビを召喚できるほどの魔法使いが敵にいるのか!?敵は何者なのか!?
 ウィルの親友はセフィスという情報を得ていたのはセフィスのルームメイト、メリアの父カルセドニーだけ。そんなカルセドニーの姿が見当たらない!?
 疑いをかけられたカルセドニーに指名手配がかけられるも、カルセドニーは西の商人の国デューヴにいた。そして元影の2人、プースラリエルとピピンニャルに連れられ帰ってきたカルセドニー。

 プースラリエルの話から真犯人は影だろうとあたりをつけたウィルは、紆余曲折ありながら、王直属の騎士ジルコといつぞやのプースラリエルをお供に、北の軍国、ヒッツェ皇国へ向かう旅を始めた!

 身分を隠して女装の旅ーきりっ
 いざいざ
 影を探して三千里。まる。



◆ウィル「なんか、……ひどいまとめられかた」
 ジョーン「私のっ……!ルビがっ!納得いかないのですが!」
 シロ「なあ、オレが出てきておらぬのだが、主」
 ウィル「……俺に言われても」



◆以上、これまでの全70話のまとめであります。これからもウィルと愉快な仲間たちをよろしくしてやって下さい。
 では!
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