上 下
3 / 9

3

しおりを挟む

覚悟は決めた筈が、頭ん中は真っ白。

どうなんの、俺、どうすんの、俺。

「フェラしよっ」

可愛い声で促されシックスナイン。

タチだろうがウケだろうがフェラは同じだしな...が、目の前に向けられた慶太くんの勃起に驚愕で目が見開いた。

「で、でけー...」

思わずついて出た独り言。

俺もそれなりだが、なんだコレ。

見た目の細さにどう隠してたの、てくらいに太いし長い。

今まで見たことないサイズ...これが入る訳!?

無理、無理、無理、無理!裂けるって!

「優輝さんー?」

慶太くんがフェラしてくれてはいるが、俺の方はひたすら萎えっぱなし。

「ほら、優輝さん、リラックスしてー」

リラックス、とは言っても...冷や汗出てきた...。

だが、慶太くんのテクで勃起してしまった...。

「勃ったー、良かったー」

顔はわからないが股間の方から本当に嬉しそうな無邪気な声がする。

慶太くんにばかり頑張らせるのも申し訳なく
ギンギンな慶太くんのデカチンを迎え入れた。

歯が当たらないよう慎重に...。

「あ、上手、優輝さん。気持ちい。その調子。あ、玉もお願い」

可愛らしい見た目の男の子がオス化しつつある...。

だが慶太くんが悪い訳じゃない。

そもそも互いのポジティブを確認し合っていなかったしな...。

そして、丹念にローションを用いながら後ろを解された。

...違和感しかない。


萎えそうになるとゆっくり指で解しながら慶太くんはフェラしてくれる。

手馴れてる感じ...。

「大丈夫?痛くない?今、指2本」

「あ、うん...」

「少し増やすね」

3本の指でゆっくり中を開くように大きく円を描くように動いてる慶太くんの細い指。

次第に痛みは消えたが快楽まではわからなかった。

「じゃ、入れるね、もう我慢できない」

少々上ずった切羽詰まったような慶太くんの声。

何故だかきゅん、とした。

のも束の間。

「い、痛い....」

目尻から涙が流れた。

カリまで入れた程度みたいだけど、慶太くんがデカいからなのか、俺が初めてだからなのかは不明。

「馴染ませるから待ってね」

ちゅ、と鼻先に触れるだけの優しいキスをしてくれ、目尻の涙を親指で拭ってくれた。

....俺がタチのときよりレベル高くない?慶太くん。
めちゃくちゃ丁寧だし優しい。

俺は入れてピストンして互いに出したら満足、て程度だったけど...負けてないか?

しかし慶太くん、見た目とのギャップが凄すぎる...。



🍌


😳💗
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

熱中症

こじらせた処女
BL
会社で熱中症になってしまった木野瀬 遼(きのせ りょう)(26)は、同居人で恋人でもある八瀬希一(やせ きいち)(29)に迎えに来てもらおうと電話するが…?

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

処理中です...