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人数が増えたことで、どうにか今日中に荷物を配る作業へ移れた。
「これ持っててください。あとはやるんで。戻ってこなくていいですよ」
アルテルフに診療所の備品と騎士団で発注した小物の入った一箱を渡される。
けして重すぎずかといってスカスカではない量。
…ほぼ暴言の年寄りいじりをしてきた割に、体調は気にしてくれてたんだな。
突き放したようでいて、こういう気遣いが当たり前のようにできる。
本来なら彼のような家柄もしっかりした人間が副団長の立場に身を置くのだろう。
前回の副団長も由緒正しい騎士の家系の者だと聞いた。
診療所は目覚めた時と変わらず、閑散としていた。
この村には現在、医師がいない。
いたにはいたが、かなりの高齢で数年ほど前に亡くなってしまい、
今は古くから伝わる民間療法と
彼の残した手引き書に従って応急手当でしのいでる。
重篤な場合は隣の村まで行くようだ。
今回は原因がわからず疫病の事を考え、周囲に広めないよう留まっていたと村長から聞いた。
…遠征で訪れる村々は、ギリギリの所でなんとか足掻いている。
そうなるまで王は何故、放置したんだろうか。
自国の事なのに、あまりにも無関心だ。…封を開けていない書状すらあった。
王族に仕える軍隊を頑なに動かさない理由もいまいち理解ができない。
騎士団なんかと比べものにならない規模の組織で、
昼間から酒場に入り浸るものがいる程、人員が溢れかえっている。
装備も一々書類を作らずとも当然のように国の予算を使って整えているが
彼らが出陣する姿を目にした事は無かった。
魔物退治ができなくとも、対策や支援はできるだろうに。
後援者を増やすために行った酒場で鉢合わせた時の苦々しい記憶が蘇ってくる。
…この先も17人で村々を巡って魔物と、疲弊した人々と対峙しなければならない。
それで、俺たちも足掻いて擦り減って、疲弊していくのか。
「よぉ腰巾着、その調子じゃ夢の中でまで働いてたんだろうなぁ?」
診療所で悶々と考えながら荷を解いているとレウスがやってきた。
1人でいると余計な事を考えてしまう。彼の腰巾着呼びすら今は有難い。
だが、どこかやつれた様子でいつもの自信満々なイビリも覇気がない。
「レウス、疲れているようだが…休憩はとっているか?」
「ぶっ倒れた分際で、よく言えんな。
お前が倒れたおかげで俺様は付きっきりでガキの御守りだ。……」
「副団長!!」
レウスが何かを言いかけたその時、ユーノが小走りでやってきて
そのまま思い切り抱きついてきた。
「っぐ!?…ユーノ。っ、急に走ると、危ないだろ?」
子供の全力の甘えは時として想像を上回る痛みを伴う。
ユーノは丁度、俺の胸あたりの身長だ。頭部が胸に思い切りあたると
心臓と肺にドスンと鈍器で一発、殴られたような衝撃が走る。
まだどうにか耐えられる。
これだけこちらにダメージがあるのに、当たった頭が痛いという子はいないから不思議だ。
ユーノがもう少し小さかったら…ない痛みにゾッとする。
「っごめんなさい…!うれしいって思ったら、とまらなくて…。
もう起きても大丈夫なんですか?ムリしてないですか?」
「ああ、大丈夫だよ。出歩く分にはなんの問題もない。
少し作業できるくらいには元気だ」
不安そうにしていたユーノの表情は段々と安堵したものに変わっていく。
「よかったぁ…!あのっ見せたい物があって!」
「ちょっとまて、ガキ」
ユーノの言葉を今度はレウスが遮る。
いつものような怒り散らしたものではなく興奮を制止するかのように落ち着いている。
その様子にユーノも反発する事なく従う。
御守り、といっていたが本当にユーノの側にいてくれたのだと感じた。
「沼の奥地の惨状、知ってるか。大量の蛇の死骸ってやつだ」
「少し前に耳にしたよ。実際に目にはしてないが…」
「こいつは今からソレを見せようとしてる。
結局見る羽目になるから止めはしねえ。覚悟しねえと吐くぞ」
レウスの金眼はいつものギラついた物ではなく、すわっていた。脅しでもなく本気の忠告だ。
「そんな事ないですよっ…ちょっとごちゃってしてるけど…」
ユーノは自身のウェストポーチから少し大きめのガラス瓶を取り出す。
中には白魚のような物がぎっしりと詰まっている。
水分を含んだ体は瓶越しからもわかる程に滑っており
見覚えのあるウロコが不気味に光を反射していた。
「……まさか。全部…蛇?」
「この瓶は沼の状態を再現したもので、見てほしいのは人の血をかけた時の反応です」
厳重に閉められた蓋を少しあけると、あらかじめ用意していた小瓶に入った血を蛇にかけ、
再び瓶の蓋をしめた。ものの数分で瓶の中が変化していく。
俺はそれを見て嘔吐しかけた。
忠告がなかったら吐いていただろう。
瓶の中の蛇はドロドロと溶けたひとつの肉塊になり、脈打ち蠢き出した。
ぐずぐずと泡立ちながら増えては減ってを繰り返している。
大蛇の再生がこのようになっていたが、切り落とされた尻尾の部分は何も反応はなかったはずだ。
「作業中に手を引っ掛けて、その時たまたま発見して…。
気になって騎士団全員と村の人たちから血を分けてもらい実験したんです。
団員の血は個人差はありながら全員、反応しました。
血を吸収すると赤く染まってドロドロに溶けていくんです」
ユーノは丁寧にゆっくり発表する。
「啓示者の血は個人差はないですが、このように肉塊になります。
ただ…10分も持たずさっきいったドロドロに変化していきます。
村の人たち老若男女様々試させてもらいましたが反応はありません」
「なかなか規模の大きな実験だな。目的は……?」
「加熱処理や中和剤を挟まずに活用できる方法を探していたんです。
大変な量でみんな困ってて、作業の手間が減れば、負担も減るかなって…。
大蛇は出なくなっても……これからも村には蛇が出るから……。
村の人たちも疲れない方法があったらいいなって……」
「そうか」
「集団発想法を試したかったのですが、空喜びさせるわけにもいかないので、秘密なんです。
けど、副団長には……お話ししたくって……」
気味の悪い瓶を持ち出してきて何かと思ったが。
「ユーノの考えることの手伝いができたらいいな」
「えへへ……。ちなみに味は、普通に蛇です」
そうか。
なんだ普通の蛇味って。
「いや、いやいや。ユーノ!食べちゃ、ダメだろ!?なんで食べた…!」
「薬にするなら、まずはと思って毒味したんです……。
もしもがあっても啓示者は消化能力も優れてるって」
さらりと当然のように告げるユーノに俺は逆上していた。
「優れていようがいまいが、どうなるかなんてわからないだろ。
もしもがあったら。……死んだら、どうするんだ……。
誰に、教わった?」
さっきまで高まった回復力に喜んでいた自分の事を棚に上げて、声をあげている。
最悪だ。
自害はせずとも好奇心で死んでしまったら…結局何も変わらない。
教えた相手が誰か検討はついていたがあえて聞く。
頼む、違ってくれという気持ちも込めて。
「…っ言いません…僕が判断した事です…。
言ったら、今みたいに団長の事を怒るじゃないですかっ。
………。あっ……」
気味の悪い瓶を持ちながらも戦慄く姿は勢いのまま、うっかりヒミツをバラしてしまった子供そのものだ。
団長は一体何を考えているのだろう。
ユーノを危険に晒している自覚があるのか、ないのか…。
……どちらにせよ問題だけれど。
「副団長、僕が食べちゃったのがいけないんです。だから団長を怒らないで……」
この場にいない団長をユーノは必死に庇っている。
「怒らないよ。今だって、怒ってるわけじゃない…。
心配なんだ。人は簡単に死ぬ。ビックリするほど呆気なく死ぬんだ…。
傍から見れば、くだらない理由でもだ。ユーノにそんな目にあって欲しくない」
「……ごめんなさい」
「俺も大きな声を出して悪かった」
ユーノはふるふると控えめに首を横に振る。
「今度から気になったものは、いきなり食べて確認しないで検査キットを使うんだぞ」
「……検査……キット…?」
怯えた顔をしながらもユーノの目にはもう新しいものへの好奇心が宿っている。
「いくつか種類があるだろ。備品だから遠慮なく使ってくれ。な?」
セイリオスが新しいモノをすぐ取り入れてくれるなんて珍しい。
村のみならず騎士団用に様々な検査キットを発注してくれていたようだ。
小さいながらも豊富な揃えで各種毒から魔力等を調べる物も含まれている。
ユーノはおずおずと検査キットを受け取ると、ウェストバッグに収納していく。
「これ持っててください。あとはやるんで。戻ってこなくていいですよ」
アルテルフに診療所の備品と騎士団で発注した小物の入った一箱を渡される。
けして重すぎずかといってスカスカではない量。
…ほぼ暴言の年寄りいじりをしてきた割に、体調は気にしてくれてたんだな。
突き放したようでいて、こういう気遣いが当たり前のようにできる。
本来なら彼のような家柄もしっかりした人間が副団長の立場に身を置くのだろう。
前回の副団長も由緒正しい騎士の家系の者だと聞いた。
診療所は目覚めた時と変わらず、閑散としていた。
この村には現在、医師がいない。
いたにはいたが、かなりの高齢で数年ほど前に亡くなってしまい、
今は古くから伝わる民間療法と
彼の残した手引き書に従って応急手当でしのいでる。
重篤な場合は隣の村まで行くようだ。
今回は原因がわからず疫病の事を考え、周囲に広めないよう留まっていたと村長から聞いた。
…遠征で訪れる村々は、ギリギリの所でなんとか足掻いている。
そうなるまで王は何故、放置したんだろうか。
自国の事なのに、あまりにも無関心だ。…封を開けていない書状すらあった。
王族に仕える軍隊を頑なに動かさない理由もいまいち理解ができない。
騎士団なんかと比べものにならない規模の組織で、
昼間から酒場に入り浸るものがいる程、人員が溢れかえっている。
装備も一々書類を作らずとも当然のように国の予算を使って整えているが
彼らが出陣する姿を目にした事は無かった。
魔物退治ができなくとも、対策や支援はできるだろうに。
後援者を増やすために行った酒場で鉢合わせた時の苦々しい記憶が蘇ってくる。
…この先も17人で村々を巡って魔物と、疲弊した人々と対峙しなければならない。
それで、俺たちも足掻いて擦り減って、疲弊していくのか。
「よぉ腰巾着、その調子じゃ夢の中でまで働いてたんだろうなぁ?」
診療所で悶々と考えながら荷を解いているとレウスがやってきた。
1人でいると余計な事を考えてしまう。彼の腰巾着呼びすら今は有難い。
だが、どこかやつれた様子でいつもの自信満々なイビリも覇気がない。
「レウス、疲れているようだが…休憩はとっているか?」
「ぶっ倒れた分際で、よく言えんな。
お前が倒れたおかげで俺様は付きっきりでガキの御守りだ。……」
「副団長!!」
レウスが何かを言いかけたその時、ユーノが小走りでやってきて
そのまま思い切り抱きついてきた。
「っぐ!?…ユーノ。っ、急に走ると、危ないだろ?」
子供の全力の甘えは時として想像を上回る痛みを伴う。
ユーノは丁度、俺の胸あたりの身長だ。頭部が胸に思い切りあたると
心臓と肺にドスンと鈍器で一発、殴られたような衝撃が走る。
まだどうにか耐えられる。
これだけこちらにダメージがあるのに、当たった頭が痛いという子はいないから不思議だ。
ユーノがもう少し小さかったら…ない痛みにゾッとする。
「っごめんなさい…!うれしいって思ったら、とまらなくて…。
もう起きても大丈夫なんですか?ムリしてないですか?」
「ああ、大丈夫だよ。出歩く分にはなんの問題もない。
少し作業できるくらいには元気だ」
不安そうにしていたユーノの表情は段々と安堵したものに変わっていく。
「よかったぁ…!あのっ見せたい物があって!」
「ちょっとまて、ガキ」
ユーノの言葉を今度はレウスが遮る。
いつものような怒り散らしたものではなく興奮を制止するかのように落ち着いている。
その様子にユーノも反発する事なく従う。
御守り、といっていたが本当にユーノの側にいてくれたのだと感じた。
「沼の奥地の惨状、知ってるか。大量の蛇の死骸ってやつだ」
「少し前に耳にしたよ。実際に目にはしてないが…」
「こいつは今からソレを見せようとしてる。
結局見る羽目になるから止めはしねえ。覚悟しねえと吐くぞ」
レウスの金眼はいつものギラついた物ではなく、すわっていた。脅しでもなく本気の忠告だ。
「そんな事ないですよっ…ちょっとごちゃってしてるけど…」
ユーノは自身のウェストポーチから少し大きめのガラス瓶を取り出す。
中には白魚のような物がぎっしりと詰まっている。
水分を含んだ体は瓶越しからもわかる程に滑っており
見覚えのあるウロコが不気味に光を反射していた。
「……まさか。全部…蛇?」
「この瓶は沼の状態を再現したもので、見てほしいのは人の血をかけた時の反応です」
厳重に閉められた蓋を少しあけると、あらかじめ用意していた小瓶に入った血を蛇にかけ、
再び瓶の蓋をしめた。ものの数分で瓶の中が変化していく。
俺はそれを見て嘔吐しかけた。
忠告がなかったら吐いていただろう。
瓶の中の蛇はドロドロと溶けたひとつの肉塊になり、脈打ち蠢き出した。
ぐずぐずと泡立ちながら増えては減ってを繰り返している。
大蛇の再生がこのようになっていたが、切り落とされた尻尾の部分は何も反応はなかったはずだ。
「作業中に手を引っ掛けて、その時たまたま発見して…。
気になって騎士団全員と村の人たちから血を分けてもらい実験したんです。
団員の血は個人差はありながら全員、反応しました。
血を吸収すると赤く染まってドロドロに溶けていくんです」
ユーノは丁寧にゆっくり発表する。
「啓示者の血は個人差はないですが、このように肉塊になります。
ただ…10分も持たずさっきいったドロドロに変化していきます。
村の人たち老若男女様々試させてもらいましたが反応はありません」
「なかなか規模の大きな実験だな。目的は……?」
「加熱処理や中和剤を挟まずに活用できる方法を探していたんです。
大変な量でみんな困ってて、作業の手間が減れば、負担も減るかなって…。
大蛇は出なくなっても……これからも村には蛇が出るから……。
村の人たちも疲れない方法があったらいいなって……」
「そうか」
「集団発想法を試したかったのですが、空喜びさせるわけにもいかないので、秘密なんです。
けど、副団長には……お話ししたくって……」
気味の悪い瓶を持ち出してきて何かと思ったが。
「ユーノの考えることの手伝いができたらいいな」
「えへへ……。ちなみに味は、普通に蛇です」
そうか。
なんだ普通の蛇味って。
「いや、いやいや。ユーノ!食べちゃ、ダメだろ!?なんで食べた…!」
「薬にするなら、まずはと思って毒味したんです……。
もしもがあっても啓示者は消化能力も優れてるって」
さらりと当然のように告げるユーノに俺は逆上していた。
「優れていようがいまいが、どうなるかなんてわからないだろ。
もしもがあったら。……死んだら、どうするんだ……。
誰に、教わった?」
さっきまで高まった回復力に喜んでいた自分の事を棚に上げて、声をあげている。
最悪だ。
自害はせずとも好奇心で死んでしまったら…結局何も変わらない。
教えた相手が誰か検討はついていたがあえて聞く。
頼む、違ってくれという気持ちも込めて。
「…っ言いません…僕が判断した事です…。
言ったら、今みたいに団長の事を怒るじゃないですかっ。
………。あっ……」
気味の悪い瓶を持ちながらも戦慄く姿は勢いのまま、うっかりヒミツをバラしてしまった子供そのものだ。
団長は一体何を考えているのだろう。
ユーノを危険に晒している自覚があるのか、ないのか…。
……どちらにせよ問題だけれど。
「副団長、僕が食べちゃったのがいけないんです。だから団長を怒らないで……」
この場にいない団長をユーノは必死に庇っている。
「怒らないよ。今だって、怒ってるわけじゃない…。
心配なんだ。人は簡単に死ぬ。ビックリするほど呆気なく死ぬんだ…。
傍から見れば、くだらない理由でもだ。ユーノにそんな目にあって欲しくない」
「……ごめんなさい」
「俺も大きな声を出して悪かった」
ユーノはふるふると控えめに首を横に振る。
「今度から気になったものは、いきなり食べて確認しないで検査キットを使うんだぞ」
「……検査……キット…?」
怯えた顔をしながらもユーノの目にはもう新しいものへの好奇心が宿っている。
「いくつか種類があるだろ。備品だから遠慮なく使ってくれ。な?」
セイリオスが新しいモノをすぐ取り入れてくれるなんて珍しい。
村のみならず騎士団用に様々な検査キットを発注してくれていたようだ。
小さいながらも豊富な揃えで各種毒から魔力等を調べる物も含まれている。
ユーノはおずおずと検査キットを受け取ると、ウェストバッグに収納していく。
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