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優の頭脳プレイ
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という事で、俺らはVRを操作し、ステージを砂丘ステージに移行する。
ということで……。
「あ、視聴者の皆さん! すいません! 俺ガス欠なんで危険します!」
「……そうか、負けず嫌いのお前が危険とは……。本当にガス欠なんだな」
コメントA:は?
コメントB:まあ、さっきの技の壊れ具合からして刻印値をマックス使用したんだろう
コメントC:だからって危険するか?
コメントD:いや、なんでも刻印をフルで使うとリバウンドが酷いらしい
コメントE:ああ、俺もフルで使用すると翌日二日酔い状態でな
どうやら皆さんも俺の危険理由を理解してくれた模様……。
いやー視聴者にレッドサンのメンバーがいて本当に助かった……。
「じゃ、俺はステージから離脱して観客になるからよろしく! それと、ちゃんと設定を例のモードにしとけよ?」
「ああ……お前はそこで俺の雄姿を見ていろ……」
俺が観客モードにシフトするのを優は確認し、例の青き盾を構え刻印を発動させる。
そして右目からブルーの光が発せられ翼状に広がっていく!
「我が刻印の契約に基づき、汝我が武器と化せ! モードサードっ! ブルーアタッカーっ!」
契約主である桃井さんはここにはいない。
でも、このアルカディアアドベンチャーでは、いなくても刻印解放が出来る設定がある。
その関係で刻印解放が行われ、優の持っている盾は青きブルーダイヤモンドの如く光を放つ!
……その眩しさに思わず目を閉じる俺。
いや、おそらく俺だけでなく視聴者全員もだろう……。
そして俺らが目を開けた瞬間、ブルーダイヤモンドのような鎧に包まれた優の姿があった……。
コメントA:ブルーダイヤモンドの鎧や!
コメントB:まて! 良く見ると、拳がゴッツイぞ!
コメントC:あと、良く見ると鎧というよりロボっぽくない?
コメントD:ああ、なんか殴る為に身に付けたアーマーっぽいな?
コメントE:スピードタイプの攻防一体型に一票!
な、何というか……見た目、脇とか脚とかはむき出しの攻撃が出来るアーマーっぽいな……。
個人的にコメントEさんと俺は同じ考えだ。
「……ではいくぞ!」
優はまるでマシンのように素早く移動……って⁈ ええっ!
まるでアーマー装着したホバー出来るロボのように砂丘を移動していく優。
コメントA:ホバー移動とかマシンじゃん!
コメントB:いや? 良く見ろ! 足元に氷が張っているぞ!
コメントC:優君カッコイイ!
コメントD:氷属性だから、薄い氷を張ってそれをアイススケート感覚で移動してんのか……
コメントE:流石秀才……俺らと頭がちげぇ……
俺だけじゃなく視聴者の皆さんも驚いている模様……。
ま、まあ今のCは桃井さんでしょうね。
ソレは置いておいて……もしかしてコメントEは豪山パイセンでは……?
刻印使えて、かつこの豪胆なセリフ……多分きっとそう……。
今回はアルカディアアドベンチャーの設定変更の関係で、日野さんが倒した青い巨大ワームしかコアモンスターがでない。
程なくてして、砂浜を滑るように移動している優の前に、爆発音のような凄まじい音と砂塵が上がる!
出た! 6つのマスターコアから派生した破片から育った【パーツコアモンスター】……。
あの日野さんですら、本気の技を出さないと倒せない超硬くて再生力が強い厄介な強敵である……。
あの戦闘後、瑠璃さんはこいつを【パーツブルーワーム】と名付けていたっけ……。
【パーツブルーワーム】の1匹目の攻撃を優はなんなく華麗に回避する!
続いて2匹目、3匹目……更には6匹目の攻撃が優に襲い掛かる!
そうなんだよな……豪山パイセンや3期生の猛者達が束になっても倒せない、この【パーツブルーワーム】。
固い上に6つの胴を持つ厄介な強敵……。
なので、現状では日野さん以外討伐は無理で、もっぱら回避や防御練習にしか使われていなかったりする。
今んとこ、ソロで【パーツブルーワーム】と対峙して5分持てばいい方だとか……。
ちなみに今のところ最高記録は6分とスコア表示されている。
コメントA:どれくらい持つかな?
コメントB:5分
コメントC:7分
コメントD:4分?
コメントE:10分で撃破に1票!
さて、視聴者コメントを見ると様々な意見がでてますが……。
どれどれ……?
コメントEは多分豪山パイセンだろうけど……。
って……げ、撃破? さ、流石にないだろう……流石に……。
だがしかし、豪山パイセンは戦闘に関しては社長や日野さんがベタ褒めするくらいセンスの塊である。
……じゃ……あるのか……?
で、でも、日野さん並みの火力……刻印値では日野さんに負けている優がどうやって……?
……それから9分後……。
華麗な……まるでメダリストのような滑りで砂丘を舞っていく優……。
あ、当たらない……【パーツブルーワーム】の大きく俊敏な攻撃が一つも……。
しかもそれどころか、優は回避しながら掌からデカイ冷気弾を度々放って当てている!
その為気のせいか……徐々に動きが鈍くなっていく【パーツブルーワーム】……。
コメントA:まじか……
コメントB:9分とか大幅に記録が伸びたぞ
コメントC:優君しゅごいいい!
コメントD:こりゃ、絵面もいいし盛り上がるな……
コメントE:な? 言ったろ!
コメントも大盛り上がりである……。
コメントCの桃井さん良かったね……。
コメントEの豪山パイセン……エスパーかな?
「さて、皆さんそろそろフニッシュといくので良く見ててくれよ!」
華麗に砂丘を滑りながら親指を下にやり、【パーツブルーワーム】をキル宣言する優!
こ、コイツまじか? で、でもどうやって?
優を良く見ると旋回行動をしながら、【パーツブルーワーム】の6つが上手く重なった瞬間を見計らい人差し指をそこに向ける!
ま、まさかコイツ……。
次の瞬間に優の指から超圧縮されたジェット水流が、まるで細長いビームの如く【パーツブルーワーム】の体を貫通していく……。
そ、そうか……回避しながら冷気弾を何回も【パーツブルーワーム】に当てていたのは、動きを鈍くするためだけじゃなく、この攻撃を当てる為に外皮を凍らせるため……。
で、でも……並みの強敵ならこれでおしまいだろうけど……。
が、次の瞬間、俺の考えが間違っていることに気付かされる……。
なんと、驚いた事に超圧縮されたジェット水流貫通したその瞬間に【パーツブルーワーム】は彫像のように氷結していたのだった……。
コメントA:すげえ……
コメントB:青ヒュドラの彫像や……
コメントC:優君、優君んんん!
コメントD:ああ……その手が……
コメントE:終わりだな……
これには視聴者の皆さんも驚愕するしかなかった……。
Cはもう、後で優と好きなだけイチャコラしてくれ……。
優は掌を翳し、【パーツブルーワーム】に標準を向ける。
多分これは……。
「……フルチャージアイスショット」
氷の強力なビームが氷結した【パーツブルーワーム】の体を砕く!
優は念を入れ次々と、そこに冷気弾を連射していく!
数分後……そこには無数のバラバラになった青い結晶の塊となったものがそこにはあった……。
「討伐終了……12分50秒……最長記録だ……。ついでに初討伐記録もだ。視聴者の皆っ! チャレンジしてくれよ!」
優は親指を立てて、爽やかに笑う。
コメントA:これはさっきの負けがチャラになるくらい凄かったな
コメントB:引き分けかな内容的に
コメントC:同意
コメントD:まあ、楽しかったよ
コメントE:勝敗なんてどうでもいいじゃないか……中身が大事だろ?
俺もこればっかりには豪山パイセンに同意だけど……。
Vだとなにかしろ閉めないといけないんだよね……。
ということで、アルカディアアドベンチャーから戻ってきた優に話しかける俺。
「今回の勝負だけど……俺の負けだ……」
「あ? いや、勝敗の数で俺が負けている……」
お、優の奴なんか言い出したぞ?
「いや、内容的にだな。負けてる気がしてな……」
「それは俺のセリフだ……得意な頭脳戦で2敗もしている……」
「だから内容の問題で……」
「だから負け数と頭脳戦で……」
こうして、わちゃわちゃしながら……俺達のVコラボは終わりを告げる……。
PS.2人とも動画登録数がめっちゃ増えた! どうやら動画で世界のアルカディアアドベンチャープレイヤーも見てくれた模様……!
ということで……。
「あ、視聴者の皆さん! すいません! 俺ガス欠なんで危険します!」
「……そうか、負けず嫌いのお前が危険とは……。本当にガス欠なんだな」
コメントA:は?
コメントB:まあ、さっきの技の壊れ具合からして刻印値をマックス使用したんだろう
コメントC:だからって危険するか?
コメントD:いや、なんでも刻印をフルで使うとリバウンドが酷いらしい
コメントE:ああ、俺もフルで使用すると翌日二日酔い状態でな
どうやら皆さんも俺の危険理由を理解してくれた模様……。
いやー視聴者にレッドサンのメンバーがいて本当に助かった……。
「じゃ、俺はステージから離脱して観客になるからよろしく! それと、ちゃんと設定を例のモードにしとけよ?」
「ああ……お前はそこで俺の雄姿を見ていろ……」
俺が観客モードにシフトするのを優は確認し、例の青き盾を構え刻印を発動させる。
そして右目からブルーの光が発せられ翼状に広がっていく!
「我が刻印の契約に基づき、汝我が武器と化せ! モードサードっ! ブルーアタッカーっ!」
契約主である桃井さんはここにはいない。
でも、このアルカディアアドベンチャーでは、いなくても刻印解放が出来る設定がある。
その関係で刻印解放が行われ、優の持っている盾は青きブルーダイヤモンドの如く光を放つ!
……その眩しさに思わず目を閉じる俺。
いや、おそらく俺だけでなく視聴者全員もだろう……。
そして俺らが目を開けた瞬間、ブルーダイヤモンドのような鎧に包まれた優の姿があった……。
コメントA:ブルーダイヤモンドの鎧や!
コメントB:まて! 良く見ると、拳がゴッツイぞ!
コメントC:あと、良く見ると鎧というよりロボっぽくない?
コメントD:ああ、なんか殴る為に身に付けたアーマーっぽいな?
コメントE:スピードタイプの攻防一体型に一票!
な、何というか……見た目、脇とか脚とかはむき出しの攻撃が出来るアーマーっぽいな……。
個人的にコメントEさんと俺は同じ考えだ。
「……ではいくぞ!」
優はまるでマシンのように素早く移動……って⁈ ええっ!
まるでアーマー装着したホバー出来るロボのように砂丘を移動していく優。
コメントA:ホバー移動とかマシンじゃん!
コメントB:いや? 良く見ろ! 足元に氷が張っているぞ!
コメントC:優君カッコイイ!
コメントD:氷属性だから、薄い氷を張ってそれをアイススケート感覚で移動してんのか……
コメントE:流石秀才……俺らと頭がちげぇ……
俺だけじゃなく視聴者の皆さんも驚いている模様……。
ま、まあ今のCは桃井さんでしょうね。
ソレは置いておいて……もしかしてコメントEは豪山パイセンでは……?
刻印使えて、かつこの豪胆なセリフ……多分きっとそう……。
今回はアルカディアアドベンチャーの設定変更の関係で、日野さんが倒した青い巨大ワームしかコアモンスターがでない。
程なくてして、砂浜を滑るように移動している優の前に、爆発音のような凄まじい音と砂塵が上がる!
出た! 6つのマスターコアから派生した破片から育った【パーツコアモンスター】……。
あの日野さんですら、本気の技を出さないと倒せない超硬くて再生力が強い厄介な強敵である……。
あの戦闘後、瑠璃さんはこいつを【パーツブルーワーム】と名付けていたっけ……。
【パーツブルーワーム】の1匹目の攻撃を優はなんなく華麗に回避する!
続いて2匹目、3匹目……更には6匹目の攻撃が優に襲い掛かる!
そうなんだよな……豪山パイセンや3期生の猛者達が束になっても倒せない、この【パーツブルーワーム】。
固い上に6つの胴を持つ厄介な強敵……。
なので、現状では日野さん以外討伐は無理で、もっぱら回避や防御練習にしか使われていなかったりする。
今んとこ、ソロで【パーツブルーワーム】と対峙して5分持てばいい方だとか……。
ちなみに今のところ最高記録は6分とスコア表示されている。
コメントA:どれくらい持つかな?
コメントB:5分
コメントC:7分
コメントD:4分?
コメントE:10分で撃破に1票!
さて、視聴者コメントを見ると様々な意見がでてますが……。
どれどれ……?
コメントEは多分豪山パイセンだろうけど……。
って……げ、撃破? さ、流石にないだろう……流石に……。
だがしかし、豪山パイセンは戦闘に関しては社長や日野さんがベタ褒めするくらいセンスの塊である。
……じゃ……あるのか……?
で、でも、日野さん並みの火力……刻印値では日野さんに負けている優がどうやって……?
……それから9分後……。
華麗な……まるでメダリストのような滑りで砂丘を舞っていく優……。
あ、当たらない……【パーツブルーワーム】の大きく俊敏な攻撃が一つも……。
しかもそれどころか、優は回避しながら掌からデカイ冷気弾を度々放って当てている!
その為気のせいか……徐々に動きが鈍くなっていく【パーツブルーワーム】……。
コメントA:まじか……
コメントB:9分とか大幅に記録が伸びたぞ
コメントC:優君しゅごいいい!
コメントD:こりゃ、絵面もいいし盛り上がるな……
コメントE:な? 言ったろ!
コメントも大盛り上がりである……。
コメントCの桃井さん良かったね……。
コメントEの豪山パイセン……エスパーかな?
「さて、皆さんそろそろフニッシュといくので良く見ててくれよ!」
華麗に砂丘を滑りながら親指を下にやり、【パーツブルーワーム】をキル宣言する優!
こ、コイツまじか? で、でもどうやって?
優を良く見ると旋回行動をしながら、【パーツブルーワーム】の6つが上手く重なった瞬間を見計らい人差し指をそこに向ける!
ま、まさかコイツ……。
次の瞬間に優の指から超圧縮されたジェット水流が、まるで細長いビームの如く【パーツブルーワーム】の体を貫通していく……。
そ、そうか……回避しながら冷気弾を何回も【パーツブルーワーム】に当てていたのは、動きを鈍くするためだけじゃなく、この攻撃を当てる為に外皮を凍らせるため……。
で、でも……並みの強敵ならこれでおしまいだろうけど……。
が、次の瞬間、俺の考えが間違っていることに気付かされる……。
なんと、驚いた事に超圧縮されたジェット水流貫通したその瞬間に【パーツブルーワーム】は彫像のように氷結していたのだった……。
コメントA:すげえ……
コメントB:青ヒュドラの彫像や……
コメントC:優君、優君んんん!
コメントD:ああ……その手が……
コメントE:終わりだな……
これには視聴者の皆さんも驚愕するしかなかった……。
Cはもう、後で優と好きなだけイチャコラしてくれ……。
優は掌を翳し、【パーツブルーワーム】に標準を向ける。
多分これは……。
「……フルチャージアイスショット」
氷の強力なビームが氷結した【パーツブルーワーム】の体を砕く!
優は念を入れ次々と、そこに冷気弾を連射していく!
数分後……そこには無数のバラバラになった青い結晶の塊となったものがそこにはあった……。
「討伐終了……12分50秒……最長記録だ……。ついでに初討伐記録もだ。視聴者の皆っ! チャレンジしてくれよ!」
優は親指を立てて、爽やかに笑う。
コメントA:これはさっきの負けがチャラになるくらい凄かったな
コメントB:引き分けかな内容的に
コメントC:同意
コメントD:まあ、楽しかったよ
コメントE:勝敗なんてどうでもいいじゃないか……中身が大事だろ?
俺もこればっかりには豪山パイセンに同意だけど……。
Vだとなにかしろ閉めないといけないんだよね……。
ということで、アルカディアアドベンチャーから戻ってきた優に話しかける俺。
「今回の勝負だけど……俺の負けだ……」
「あ? いや、勝敗の数で俺が負けている……」
お、優の奴なんか言い出したぞ?
「いや、内容的にだな。負けてる気がしてな……」
「それは俺のセリフだ……得意な頭脳戦で2敗もしている……」
「だから内容の問題で……」
「だから負け数と頭脳戦で……」
こうして、わちゃわちゃしながら……俺達のVコラボは終わりを告げる……。
PS.2人とも動画登録数がめっちゃ増えた! どうやら動画で世界のアルカディアアドベンチャープレイヤーも見てくれた模様……!
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