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オンラインの醍醐味
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瑠璃さんの武器強化が終わると同時に、俺達の周りに沢山のプレイヤーがちらほらと現れる。
「よし、チュートリアルが終わったから、他のテストプレイヤーとの共闘が出来るぞ」
瑠璃さんの言葉に、俺達はホログラムNPCのセリフを思い出す。
『そんな感じで、レベルと武器を10まで上げたらまた、ボタンを押せ。じゃあな……』
えっと、ということで、先に進む為に自分達がやるべきこと。
オンラインゲームで効率よくレベルを上げる方法を考える。
それは同レベルのプレイヤーでPTを組み、適正レベルのモンスターの乱獲すること。
で、俺達は他の同レベルプレイヤーを片っ端から組み込むことにする。
「誰かPT組みませんかー!」
「よろ!」
「ヒーラーとバフ要因いねえ! 是非!」
ありゃ? 今、気が付いたけど何故かヒーラーは桃井さんのみ。
(シンガーも俺だけ? 流石にジョブ偏り過ぎると思うんだけど……?)
ま、まあ、強力な近接武器で戦える前衛のが爽快感あるから面白いしね。
と、いうことでお陰様であっという間に18人PTの完成っと!
「じ、じゃあ、皆さん集まってー!」
俺の一声で、周りにPTメンバーが群がるように集まって来る。
この理由は、バフ系の効果範囲に集まるため。
オンライン系あるあるの儀式みたいなもんである。
総勢18人への強化。
そう、バフ系の凄い所は、人数が多ければ多い程相対効果が高くなるということ。
「おっしゃ行くぜー!」
「おー!」
前衛の皆さんが、手あたり次第、周囲に生息する巨大バチやら、巨大一角ウサギやら、芋虫やらを狩っていく。
「うおらあっ!」
「せいいいっ!」
深緑の中に爽やかな風が吹く中、青白い切っ先が複数宙を舞う。
動きは遅いが一撃がデカいアックス。
中距離向きのリーチが長いスピアなどなど……。
様々なプレイヤーの気合と共に、あっという間に、辺りに積みあがるモンスターの死骸……。
お陰で俺達のレベルは4から5へ、更には5から6へと、モリモリと順調に上がっていく。
(よしよし、この感じでいけばあっという間に10レベルだな)
俺は飛来するハチの攻撃を素早く避けながら考慮する。
「あの、怪我した人っ、手上げて、後方に下がってくださーい!」
「よろ!」
「頼む!」
まるで、ライン工を捌くかの如く、怪我人を手早く回復していく桃井さん。
うんうん、ここいらの捌き具合は流石5年間熟成の純ヒーラーというところか。
という事で、俺も負けていられない。
ん? って、良く見ると、俺のレベルが上がったことで新しい歌を覚えているではないか。
【リジェネ ソング】名前の通り、秒数と共に徐々に対象の相手の体力を回復していくもの。
「皆さん! リジェネソング覚えたんで歌っていきますね!」
俺はモンスターの攻撃をかいくぐり、味方PTの中心に向かい、リジェネソング高らかに歌っていく!
「よろ!」
「来た! オンライン系初期、神歌!」
そう、この手の歌って、実は体力が低い初期レベルでは重宝するんだよなあ……。
バフ系を配り終えた俺は、攻撃する余裕が出来たので、優と同じ銃を使い、モンスターの取りこぼしを撃破していくことにする。
「このゲーム、コアは残しておけば武器強化に、倒せば経験値になるからな!」
「了解!」
瑠璃さんの言葉に頷く、PTメン達。
(あ、ザコ敵でも武器の強化が出来るのか……)
ここいらは流石瑠璃さん。
オンライン系のバランスと共闘の楽しみをよく考えている。
「後、レア種は同系統のモンスターを一定数倒すと、発生する仕組みだ。例えばハチなら20、ウサギなら30だ」
瑠璃さんの構えた青白い刃が、青いクリスタルのようなウサギの角を易々と切り裂いていく。
「了解っ!」
こうして、勢いに乗った俺達は共闘の乱獲により、あっという間にレベル10に到達する。
俺達総勢18人は、今、例のチュートリアル用の謎カプセルの前に立っている状態だ。
「じゃ、押すぞ?」
「お願いします!」
瑠璃さんは、例のチュートリアル用のボタンを代表として押す。
ちみなに優達アタッカーの皆さんは、各自武器を構え臨戦状態にて、瑠璃さんの真横で待機。
俺と桜井さんは、後方の安全な場所で、臨戦状態にて待機。
俺達皆が万全の臨戦態勢なのは、セオリーとしてチュートリアル後モンスターが沸くから。
ほどなくして、例のホログラム迷彩軍人がボンヤリと浮かびあがる。
「ふむ、そうだ大正解だ。人というものは本来群れを成す物。1人より2人、2人より3人。駄目ならもっと人数を増やせばいい。人数が多ければ時間の短縮につながるということだ」
ですよね。
俺達はホログラム軍人の言葉に大きく頷く。
「ということでだ、今度はお前達の連携の力、俺の前で見せて見ろ!」
ホログラム軍人が叫ぶと同時に、なにやらやかましい警報音がカプセルから響き渡る!
その数秒後、森の中にいたであろう、巨大バチやら一角ウサギやら、他にも見たことないモンスター達が大量に地響きと共に、こちら目掛けて突っ込んでくるではないか!
「ま、まじか……」
「ザコとはいえ流石に多すぎるだろ」
これにはアタッカー達も流石にゲンナリ状態。
そりゃ、そうだ、先程とは違い優勢な数で襲い掛かるのとは違う。
圧倒的多数で迫り来るモンスター達。
うーん……ざっと見た感じ……100はいるな……。
(ま、まじか? こちらは18人しかいないんですが……?)
で、でも、今は迷っている暇はない!
「きたぞ! 迎えうて!」
激を飛ばし、迷うことなく襲い来るモンスター達を切り捨てる瑠璃さん!
良く見ると、瑠璃さんの両手には鈍く光る青いブレードが2本握られていた!
(い、色々と、カ、カッコ良すぎだろ! 瑠璃さん!)
周りからは感嘆の声が多数聞こえる。
おそらく、多分レベル10になったことで武器の2刀流が解禁されたんだろうけど。
な、なるほど、さっき優と武器をトレードしていたのはこの為か。
これも、知恵を使った、連携っちゃ連携だよな。
「おう!」
その激が開戦の狼となり、他の前衛も負けじとモンスターに斬りかかっていく!
俺も、混戦状態になる前にバフ系の歌を高らかに歌っていく。
(よし! これで、俺のシンガーとしての仕事はひとまず終わりだ)
【リジェネソング】を歌っているので、ヒーラーの桃井さんの負担も大分減ると思うし。
ただ、問題なのが……。
俺は、モンスターの攻撃を回避しながら銃でハチなどのザコモンスターを倒しながら考える。
先程と違いモンスターが多い為、混戦状態になっている。
つまり……。
「きゃあああああ!」
俺の後方から桃井さんの甲高い悲鳴が聞こえてくる!
そう、先程とは違いヒーラーにも危険が及ぶ。
「くそっ! おいっ優っ!」
俺は必死に叫びながら、桃井さんに襲い掛かるモンスターを撃ちまくる!
しかし、俺の銃レベルはアタッカー達10と違い、低いレベル2。
数が多い為俺一人じゃ倒しきれない。
「分かっている! おい誰か! あと数人ヒーラー達の護衛についてくれ!」
優は両手に銃を構え、乱射しながら桜井さんの元に駆け寄る。
「おう!」
優の言葉に応じ、数人が参戦し、桃井さんと俺の護衛につくが、さて、どうしたものか……。
俺はモンスター達の攻撃を捌きつつ、桃井さんを守りながら、この状態を打破することを考えていた……。
「よし、チュートリアルが終わったから、他のテストプレイヤーとの共闘が出来るぞ」
瑠璃さんの言葉に、俺達はホログラムNPCのセリフを思い出す。
『そんな感じで、レベルと武器を10まで上げたらまた、ボタンを押せ。じゃあな……』
えっと、ということで、先に進む為に自分達がやるべきこと。
オンラインゲームで効率よくレベルを上げる方法を考える。
それは同レベルのプレイヤーでPTを組み、適正レベルのモンスターの乱獲すること。
で、俺達は他の同レベルプレイヤーを片っ端から組み込むことにする。
「誰かPT組みませんかー!」
「よろ!」
「ヒーラーとバフ要因いねえ! 是非!」
ありゃ? 今、気が付いたけど何故かヒーラーは桃井さんのみ。
(シンガーも俺だけ? 流石にジョブ偏り過ぎると思うんだけど……?)
ま、まあ、強力な近接武器で戦える前衛のが爽快感あるから面白いしね。
と、いうことでお陰様であっという間に18人PTの完成っと!
「じ、じゃあ、皆さん集まってー!」
俺の一声で、周りにPTメンバーが群がるように集まって来る。
この理由は、バフ系の効果範囲に集まるため。
オンライン系あるあるの儀式みたいなもんである。
総勢18人への強化。
そう、バフ系の凄い所は、人数が多ければ多い程相対効果が高くなるということ。
「おっしゃ行くぜー!」
「おー!」
前衛の皆さんが、手あたり次第、周囲に生息する巨大バチやら、巨大一角ウサギやら、芋虫やらを狩っていく。
「うおらあっ!」
「せいいいっ!」
深緑の中に爽やかな風が吹く中、青白い切っ先が複数宙を舞う。
動きは遅いが一撃がデカいアックス。
中距離向きのリーチが長いスピアなどなど……。
様々なプレイヤーの気合と共に、あっという間に、辺りに積みあがるモンスターの死骸……。
お陰で俺達のレベルは4から5へ、更には5から6へと、モリモリと順調に上がっていく。
(よしよし、この感じでいけばあっという間に10レベルだな)
俺は飛来するハチの攻撃を素早く避けながら考慮する。
「あの、怪我した人っ、手上げて、後方に下がってくださーい!」
「よろ!」
「頼む!」
まるで、ライン工を捌くかの如く、怪我人を手早く回復していく桃井さん。
うんうん、ここいらの捌き具合は流石5年間熟成の純ヒーラーというところか。
という事で、俺も負けていられない。
ん? って、良く見ると、俺のレベルが上がったことで新しい歌を覚えているではないか。
【リジェネ ソング】名前の通り、秒数と共に徐々に対象の相手の体力を回復していくもの。
「皆さん! リジェネソング覚えたんで歌っていきますね!」
俺はモンスターの攻撃をかいくぐり、味方PTの中心に向かい、リジェネソング高らかに歌っていく!
「よろ!」
「来た! オンライン系初期、神歌!」
そう、この手の歌って、実は体力が低い初期レベルでは重宝するんだよなあ……。
バフ系を配り終えた俺は、攻撃する余裕が出来たので、優と同じ銃を使い、モンスターの取りこぼしを撃破していくことにする。
「このゲーム、コアは残しておけば武器強化に、倒せば経験値になるからな!」
「了解!」
瑠璃さんの言葉に頷く、PTメン達。
(あ、ザコ敵でも武器の強化が出来るのか……)
ここいらは流石瑠璃さん。
オンライン系のバランスと共闘の楽しみをよく考えている。
「後、レア種は同系統のモンスターを一定数倒すと、発生する仕組みだ。例えばハチなら20、ウサギなら30だ」
瑠璃さんの構えた青白い刃が、青いクリスタルのようなウサギの角を易々と切り裂いていく。
「了解っ!」
こうして、勢いに乗った俺達は共闘の乱獲により、あっという間にレベル10に到達する。
俺達総勢18人は、今、例のチュートリアル用の謎カプセルの前に立っている状態だ。
「じゃ、押すぞ?」
「お願いします!」
瑠璃さんは、例のチュートリアル用のボタンを代表として押す。
ちみなに優達アタッカーの皆さんは、各自武器を構え臨戦状態にて、瑠璃さんの真横で待機。
俺と桜井さんは、後方の安全な場所で、臨戦状態にて待機。
俺達皆が万全の臨戦態勢なのは、セオリーとしてチュートリアル後モンスターが沸くから。
ほどなくして、例のホログラム迷彩軍人がボンヤリと浮かびあがる。
「ふむ、そうだ大正解だ。人というものは本来群れを成す物。1人より2人、2人より3人。駄目ならもっと人数を増やせばいい。人数が多ければ時間の短縮につながるということだ」
ですよね。
俺達はホログラム軍人の言葉に大きく頷く。
「ということでだ、今度はお前達の連携の力、俺の前で見せて見ろ!」
ホログラム軍人が叫ぶと同時に、なにやらやかましい警報音がカプセルから響き渡る!
その数秒後、森の中にいたであろう、巨大バチやら一角ウサギやら、他にも見たことないモンスター達が大量に地響きと共に、こちら目掛けて突っ込んでくるではないか!
「ま、まじか……」
「ザコとはいえ流石に多すぎるだろ」
これにはアタッカー達も流石にゲンナリ状態。
そりゃ、そうだ、先程とは違い優勢な数で襲い掛かるのとは違う。
圧倒的多数で迫り来るモンスター達。
うーん……ざっと見た感じ……100はいるな……。
(ま、まじか? こちらは18人しかいないんですが……?)
で、でも、今は迷っている暇はない!
「きたぞ! 迎えうて!」
激を飛ばし、迷うことなく襲い来るモンスター達を切り捨てる瑠璃さん!
良く見ると、瑠璃さんの両手には鈍く光る青いブレードが2本握られていた!
(い、色々と、カ、カッコ良すぎだろ! 瑠璃さん!)
周りからは感嘆の声が多数聞こえる。
おそらく、多分レベル10になったことで武器の2刀流が解禁されたんだろうけど。
な、なるほど、さっき優と武器をトレードしていたのはこの為か。
これも、知恵を使った、連携っちゃ連携だよな。
「おう!」
その激が開戦の狼となり、他の前衛も負けじとモンスターに斬りかかっていく!
俺も、混戦状態になる前にバフ系の歌を高らかに歌っていく。
(よし! これで、俺のシンガーとしての仕事はひとまず終わりだ)
【リジェネソング】を歌っているので、ヒーラーの桃井さんの負担も大分減ると思うし。
ただ、問題なのが……。
俺は、モンスターの攻撃を回避しながら銃でハチなどのザコモンスターを倒しながら考える。
先程と違いモンスターが多い為、混戦状態になっている。
つまり……。
「きゃあああああ!」
俺の後方から桃井さんの甲高い悲鳴が聞こえてくる!
そう、先程とは違いヒーラーにも危険が及ぶ。
「くそっ! おいっ優っ!」
俺は必死に叫びながら、桃井さんに襲い掛かるモンスターを撃ちまくる!
しかし、俺の銃レベルはアタッカー達10と違い、低いレベル2。
数が多い為俺一人じゃ倒しきれない。
「分かっている! おい誰か! あと数人ヒーラー達の護衛についてくれ!」
優は両手に銃を構え、乱射しながら桜井さんの元に駆け寄る。
「おう!」
優の言葉に応じ、数人が参戦し、桃井さんと俺の護衛につくが、さて、どうしたものか……。
俺はモンスター達の攻撃を捌きつつ、桃井さんを守りながら、この状態を打破することを考えていた……。
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