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高校卒業後の日々と思い出話

3人目の主

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3人目の主が現れる時にはもう、俺個人へのいじめが始まってた。

その日はひょうが沢山降っていて、危ないからって学校で待機になっててしばらく帰れなかった。

みんなは友達と遊んだり話したりできるからって、喜んで楽しそうにしてたけど、俺は溜息してた。


だって、いじめっ子に呼ばれるんだもん。


呼ばれていじめが始まって、、ひょうのせいでいつもより長く多く虐められるから、嫌で嫌で。


その日は校舎の裏に呼ばれて、行為が始まる。


体には日々のいじめで痣だらけになっていて、まだついてないところは顔と首だった。


だから今日はソコ中心。


校舎の裏はその日が初めてで、いつもと違うこともそこで起きた。


いじめられて、痛みで意識が朦朧としてる中で、俺ではない声が苦しそうな声を上げる。


意識の朦朧とする中で、うっすらと誰かの顔が見える。

でも、誰なのかはその時よく見えなかった。


誰だろうって思ったその時、頬をがって掴まれて顔を上に上げられた。

「おい…生きてっか?」

そう声をかけられて、口を開いて何とか生きてるって言おうとしたけど動かなくて、とりあえずその人は俺が息してることを確認して、強引に俺を抱き抱えて、歩き出した。


ぼんやりだけど、いじめっ子が地面に倒れてるのが見えた。



目が覚めると保健室に横になっていて、その人は俺のことを見てた。

「あ。起きた」

その人は同じクラスで陰キャの人で、前髪長くて眼鏡をかけてて、いかにもな陰キャオタクだった。

でも、その時は眼鏡は付けておらず、陰キャのオタクと言うよりかは、いじめっ子に見えた。

「眼鏡は、、?」

って聞くと、喧嘩中邪魔だから外したって帰ってきた。

普段イメージ⤵︎ ︎


その時【本気モード?】⤵︎ 



もっと聞いてみると、彼の眼鏡は度が入って居ないらしい。陰キャでいる方が楽だからって。

普段は校舎の裏に居て、先生に内緒でおにぎりを食べてたらしい。

今日も食べようとしてたら、俺が虐められてたから参戦したとのこと。


でもって、俺の鞄についているストラップを見てアニメを語りたい!と思っていたけど、帰りによくいじめっ子に呼ばれていて話せなかったし、話ずらかったからって。


とても仲良くなってアニメイトにも二人で行ったりした。

普通に接してと言われたけれども、犬の欲という物があって、彼が助けてくれた時の事を思い出し、彼を守りたい、お礼をちゃんと命無くなってもしたい!という忠誠心が働いていた。


表向きは友達。でも、裏では俺は彼の忠犬であり、番犬である。


彼はとても強い。
空手と柔道をしていたかららしい。


でも、学校では隠していて、ずっと目を出来る限り髪で隠して、眼鏡をかけてDSとか音楽とか聞いてたりやってたりする。


だから、彼の友達と言うものを見たことがなかった。


クラスでも1人で過ごしてるし、なんなら空気は薄い。

存在をよく、忘れ去られてた。


彼と話すようになってからもいじめは続いた。

陰キャ同士で仲良くしてる~って彼までいじられて。

でも、彼は真顔で、なんとも思ってなかった。



でも、受け入れ難い物がそこにはあった。。


そんな日常を過ごし続けてある日の事。

俺は彼の家の合鍵を使って家に入った。

なぜ鍵を持っていたかと言うと、彼の親はいつも遅くて、彼が1人になるから心配だと彼と遊んでいて欲しいと俺にずっと前に、渡していたのだ。


俺はその日部活終わりでもう、空は暗くなっていた。


彼の家に入ると真っ暗で、「○○。電気つけないと何も見えないでしょ?」って俺が言い電気を付ける。

でも、そこに誰もいなかった。

「あれ?今日○○部活とかなかったよね…」

俺はどこかに隠れてるのかと思い、家中探してみても居なくて、ひとつの置き手紙が彼の部屋の机の上に置いてあった。


「「出かけてくる。それと、俺は一人で生きたい。だから、お前は自由になれ。虐められても泣くな。やられたらやり返せ。お前は犬だ。敵に牙を向けろ。お前ならできるだろ。鍵は家を閉めた後にポストに入れておいてくれ。」」


俺は彼に言われるがまま、行動に移した。


次の日から俺は頑張って泣かないように努力した。少しずつ泣かなくなっていったし、少し楽になった気がする。 

でも、彼とも話さなくなった。


声をかけても悲しそうな顔をしただけで、何か言うことは無かった。
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