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イメージギャラリー&登場人物紹介・設定資料
◉ディエ [ネタバレ・挿絵あり]
しおりを挟む【名前】ディエ
【年齢】18歳
【身分】大夫の娘、司徒府に所属
【擬音】ぷるり
【漢字表記】蝶
【初出】第182話
大夫の娘。司徒府で下働きをしている。
辺境で北の蛮族からの侵攻に備えるジーウォ城は、本来、剣士だけが駐屯する砦であった。築城から300年以上が経過する中で、貴族や王族が城主を務める時期なども経て、下級貴族である大夫が一部土着した。
とはいえジーウォにある大夫の家は4家のみ。ジーウォでは幅を効かせているが、ダーシャン王国全体で見れば貴族として底辺中の底辺。ディエは、その内のひとつの家に生まれた。
勇吾からすれば当初、大夫たちは特に意識するほどの存在ではなかった。が、日本で生まれ育った勇吾が進める様々な改革に不満を溜めていた。
そして、王都から来た大夫であるズハンや子爵のウンランが、病気療養を名目に姿が見えなくなったことで、貴族階級への弾圧を始めようとしているのではないかと疑心暗鬼になっていく。
(たとえば侯爵家令嬢であるシアユンや、平民出身ではあるが王都で著名な剣士であったフェイロンからすれば、ジーウォの土着大夫など貴族と呼べるようなものとは思っていない。が、本人たちからすればそうは思わない。結果、ヤーモンとエジャの結婚式で正面に陣取るなど尊大な示威行為が目に付くことになっていた)
そこで大夫たちは勇吾に直談判に及んで騒ぎにしようと企むが、ディエがそのことを勇吾に告白する。(第182話)
大浴場では、軽く言葉を交わす程度の関係しかなかった勇吾だが、司徒府で下働きするディエの姿を見かけていた。その際にはいつも、スタイルが良く引き締まった尻に目が行っていた。(第182話)
ディエの告白を受けて、大夫たちと話し合いの場を持った勇吾は、シアユンの助言もあって初めて権力で押さえ付ける言動で大夫たちを押さえつけて鎮静化させる。(第186話)
しかし、平等や対等ではなく上下関係が明確な振る舞いは、むしろ大夫たちを安心させ、勇吾への忠誠を誓い、勇吾の考え方を受け入れる。
父たちの不満を押さえ、懸念を聞いてくれた勇吾にディエは感謝して頭を下げる。(第186話)
その後の回廊戦において、ディエの父親は住民と一緒に荷運び人夫として汗を流し、勇吾と笑顔で会話している。(第202話)
リーファ姫がジーウォ公勇吾の正妃となるにあたり、側室の一人となり勇吾とリーファを支える。(第230話)
また、大浴場で勇吾のことを付かず離れず遠巻きに見ていた女子たちから見た勇吾のことを語っている。(第245話)
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