【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

[番外編小咄] 出来ない応援

ウンランさん達の尋問じんもんを終え、スイランさんに司徒しと代行をお願いして自室に戻った俺は、一旦いったん、横になった。

ベッドの中でゴロゴロしながら、色々な思いが駆かけ巡めぐる。

チラチラと思い浮かぶのは、女子たちがいたって真面目まじめに【お色気大作戦】を頑張ってる姿だ。

正直、ドキッとしない訳じゃないけど、「？」ってなる場面もある。

さすがに、お尻丸出しはビックリするだけなので、シアユンさんに注意というか、お願いをしておいた。

部屋に帰ったら、シャオリンとツイファさんがひどく深刻な雰囲気なのに、プルンとビキニ姿だったのは、どこからツっこんだらいいのか分からなかった。

ドキッというより、困惑こんわくしかない。

……いや、ドキッともしたけど。

スイランさんのミニのワンピみたいなのは……、良かった。可愛かわいくて、ちょいエロで。

「こういうのですよ！」

って、シアユンさんに言おうとして、言えなかったなぁ……。

頑張ってる人は応援したくなるタチだけど……、俺をドキッとさせようとしてくる女子になぁ……。

どうやって応援したらいいかなぁ……。

えっ？

この場合、彼女たちを応援して助けるって、【俺はこういうのにドキッとしますよ！】って、女子に性癖せいへきを告白して回るってこと？

いや、ムリムリ！ 絶対ムリ！

望まないことはしない。

――が、がんばれぇ……。

俺は、心の中で応援するだけにしようと決め、眠りに落ちていった……。

里佳りかがいろんなところをチラ見せしてくる夢にうなされた。

「ほら見てる！」「また見てる！」と、指摘してきされ続けてた……。