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115.初心と初心の大浴場(1)
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「えへへっ! なんだか、照れちゃいますねっ!」
と言ったクゥアイが、俺の背中に泡だらけの膨らみを押し当ててきた。
――ぷにっ。
ズルい! それは、ズルいよ、クゥアイ!
自分で押し当てて来ておいて「照れる」って言われたら、こっちは、もっと照れてしまいますよ!
――ぷに(下)。
何度も何度も目の前で、クンッと突き出されてきた、クゥアイのちょうどいい膨らみが、背中を上に下に滑り始める。
――ぷに(上)。
うぅぅぅんッ。「あの膨らみの感触が、これかぁ」という感情が湧き上がるのを抑えられず、また、これまでとは違った、気恥ずかしさに襲われてしまう。
――ぷに(下)。
ちょうどいいなんて思ってた膨らみに、しっかりと弾力が感じられて、目に焼き付いてしまってる記憶と、背中で滑る感触とを、脳が勝手に一致させようとしてくる。
――ぷに(上)。
と、滑らせてるクゥアイ自身も「照れてるんだぁ」と思うと、こっちまで、ますます照れ臭い。
メイファンやミンリンさんの豊かな膨らみと違って、ちょうどいい膨らみはつっかえず、お腹もピッタリと密着して滑っていく。
――ぷに(下)。
「いつも、つい見惚れてしまってたキレイなお腹」の感触も意識してしまって……。
これは、照れ臭い! 一段と照れ臭い!
朝陽の差し込む大浴場で、真っ赤になってるであろう顔の隠しようもない。
昨日の昼間、住民の皆さんと向き合って、自室でユエの淹れたお茶――と、横乳の眺め――で一息吐いた後、宮城を出て最終城壁内を歩いた。
皆さんに、難しい道をお願いした以上、顔を見せて回る必要があると思ったからだ。
住民の皆さんは、競って俺に声を掛けてくれ、やっぱり勇気をもらったのは俺の方だった。
俺が連弩づくりに夢中になっている頃、クゥアイの槍の鬼教官ぶりが噂になっていた。
というのも、3日前のこと、槍兵の一人が右腕を喰われた。
あの、フーチャオさんが煽ってチンピラさんたちが人獣に石を投げた夜から、13日ぶりの重傷者だった。死者が出ていないことは幸いだけど、やはり人ひとりの片腕を失くさせたという事実は重い。
その日から、クゥアイの指導が厳しさを増し、また槍隊も、今まで以上に訓練に真剣味が増したと聞いていた。
訓練している広場に足を運ぶと、クゥアイは槍兵の一人ひとりに熱心に指導していた。噂に違わぬ鬼教官ぶりだった。
けど、それが皆に無事に帰って来てほしいという思いによるものだと、誰もが分かっていた。
――ぷに(上)。
そのクゥアイのが滑っていると思うと、余計に気恥ずかしいし、余計になんだか申し訳ない。
右腕を失くした槍兵の容体が落ち着いたと聞いていたので、見舞いにも足を運んだ。
「よぉ! マレビト様! わざわざ済まねぇな!」
と、ケガも痛むだろうに明るい声で迎えてくれたのは、俺が最初に城内を歩いたときに「もう、何人とヤッたんだぁ?」と下卑た笑いを投げ付けてきたチンピラだったニイチャンだ。
「俺としたことが、やっちまったよ! ざまぁねぇな」
ニイチャンは肘から先の無くなった右腕を振って見せた。そして、いててっと言って、腹に抱えた。
俺は横になっているニイチャンの側に、片膝を突いて残された左手を握った――。
と言ったクゥアイが、俺の背中に泡だらけの膨らみを押し当ててきた。
――ぷにっ。
ズルい! それは、ズルいよ、クゥアイ!
自分で押し当てて来ておいて「照れる」って言われたら、こっちは、もっと照れてしまいますよ!
――ぷに(下)。
何度も何度も目の前で、クンッと突き出されてきた、クゥアイのちょうどいい膨らみが、背中を上に下に滑り始める。
――ぷに(上)。
うぅぅぅんッ。「あの膨らみの感触が、これかぁ」という感情が湧き上がるのを抑えられず、また、これまでとは違った、気恥ずかしさに襲われてしまう。
――ぷに(下)。
ちょうどいいなんて思ってた膨らみに、しっかりと弾力が感じられて、目に焼き付いてしまってる記憶と、背中で滑る感触とを、脳が勝手に一致させようとしてくる。
――ぷに(上)。
と、滑らせてるクゥアイ自身も「照れてるんだぁ」と思うと、こっちまで、ますます照れ臭い。
メイファンやミンリンさんの豊かな膨らみと違って、ちょうどいい膨らみはつっかえず、お腹もピッタリと密着して滑っていく。
――ぷに(下)。
「いつも、つい見惚れてしまってたキレイなお腹」の感触も意識してしまって……。
これは、照れ臭い! 一段と照れ臭い!
朝陽の差し込む大浴場で、真っ赤になってるであろう顔の隠しようもない。
昨日の昼間、住民の皆さんと向き合って、自室でユエの淹れたお茶――と、横乳の眺め――で一息吐いた後、宮城を出て最終城壁内を歩いた。
皆さんに、難しい道をお願いした以上、顔を見せて回る必要があると思ったからだ。
住民の皆さんは、競って俺に声を掛けてくれ、やっぱり勇気をもらったのは俺の方だった。
俺が連弩づくりに夢中になっている頃、クゥアイの槍の鬼教官ぶりが噂になっていた。
というのも、3日前のこと、槍兵の一人が右腕を喰われた。
あの、フーチャオさんが煽ってチンピラさんたちが人獣に石を投げた夜から、13日ぶりの重傷者だった。死者が出ていないことは幸いだけど、やはり人ひとりの片腕を失くさせたという事実は重い。
その日から、クゥアイの指導が厳しさを増し、また槍隊も、今まで以上に訓練に真剣味が増したと聞いていた。
訓練している広場に足を運ぶと、クゥアイは槍兵の一人ひとりに熱心に指導していた。噂に違わぬ鬼教官ぶりだった。
けど、それが皆に無事に帰って来てほしいという思いによるものだと、誰もが分かっていた。
――ぷに(上)。
そのクゥアイのが滑っていると思うと、余計に気恥ずかしいし、余計になんだか申し訳ない。
右腕を失くした槍兵の容体が落ち着いたと聞いていたので、見舞いにも足を運んだ。
「よぉ! マレビト様! わざわざ済まねぇな!」
と、ケガも痛むだろうに明るい声で迎えてくれたのは、俺が最初に城内を歩いたときに「もう、何人とヤッたんだぁ?」と下卑た笑いを投げ付けてきたチンピラだったニイチャンだ。
「俺としたことが、やっちまったよ! ざまぁねぇな」
ニイチャンは肘から先の無くなった右腕を振って見せた。そして、いててっと言って、腹に抱えた。
俺は横になっているニイチャンの側に、片膝を突いて残された左手を握った――。
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