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水泳部のマーメイドの憂鬱 〜水瀬 サクヤ〜
マーメイドを攻略にかかる浪人生 主導権を獲んと籠絡にかかる元家庭教師1
しおりを挟む「ストップ!? ス、ストップです!!」
キスを行いながら更なる行為へと及ぼうとする浪人生を。サクヤは口づけを中断してまで制止した。
浪人生の手は臀部から股座に向かって滑っており、おあずけを食う格好になる。
「ふ、服……脱がせてください……その、私だけ着たままっていうのも……」
「あ、うん。そうだね。じゃ、じゃあ……」
(そう言えば、こっちだけずっと全裸だった……)
制止が拒否からくるものでなかったことに安堵しながら、急く浪人生はサクヤの短パンに手を伸ばした。
「エッ!? ちょ!?」
視線もサクヤの腰回りに向けていれば、サクヤは突然驚いたように後退した。
「えっ!?」
突如の抵抗に困惑した浪人生が顔をあげれば、サクヤの手は自らのTシャツを捲り上げているところだった。
一瞬固まってから、自分が早とちりしたことに気づく浪人生。
「ご、ごめん。脱がせてくださいって言ったから、てっきりお願いされたのかと!!」
「い、いえ、私の方の言い方も紛らわしかったですから!!」
元家庭教師と教え子は。日本語でよくある、どちらとも取れるニュアンスにぶち当たった。
お互いに恥ずかしさに顔を真っ赤に染めてしまう。
「で、でも、下の方から脱がせに行くのは……なんだか、いやらしくないですか?」
「そ、そんなことはないよ!! おかしいことじゃないって!!」
浪人生も普段であれば上から行っていたであろうが。今は秘部へと急く思いがそうさせたのだろう。
「……脱がせたい……ですか、自分の手で?」
ジトっと見つめてくるサクヤに更に反論しようとした言葉は飲み込まれ。思わず無言で頷いてしまう。
「やっぱり、いやらしい……」
サクヤは、フイっとソッポを向いた。
(自分だって、散々オナニーとか見せつけてきたし、さっきは、クローゼットでイッたクセに!!)
しばらく前までは、優秀すぎろ才色兼備の元教え子に浪人生の身分もあって劣等感を抱くことも多かったが。
ここに来るまでの道のりで、随分と家庭教師時代のように苦手意識は減っていた。
サクヤの方も、どことなく昔のような軽い調子になり。ここ最近で大人びたのが嘘のように、子供っぽい印象を持つ浪人生。
思えば、幼馴染と言える程に幼い頃からの知り合いなのだ。
(そ、そうだよ。今更、苦手意識とか感じる必要はないんだ!! サクヤちゃんだって、その気なんだし……)
家庭教師時代にもよく揶揄われて、主導権を握られていたことを思い出しながら。
今更立場など気にする関係でもないと開き直れば、行動的な勇気が湧き出てくる。
(全裸でこんなとこまできて、ご両親にまで見られたんだ……今更……!?)
ふと両親のことを思い出した浪人生が二人へ視線を向ければ。
椅子に座る夫に、妻の方が覆い被さるように抱きつき濃厚な接吻を行っていた。
視線は、どちらもコチラを注視していたが。
その姿に、浪人生は改めてショックを受けると共に、自分をダシにしたヨツユへの怒りも沸いた。
散々溜めさせられた劣情が、一度の射精では収まらず爆発寸前だった。
「まあ、そんなことは今更ですし、別に脱がせて下さっても……」
「じゃあ、そうさせてもらうよ?」
浪人生は、驚きコチラに顔を向け直すよりも早く膝を着くと。一気に中のショーツごと短パンを下ろした。
「チョ!?」
サクヤが慌てて手を伸ばすが遅く。浪人生の眼前には至近距離でサクヤの股間が。
風呂場での覗きでは、この部分はなかなかよく見ることは叶わなかったが。
今眼前には、薄い恥毛に覆われた少しぷっくらとした秘部が姿を表した。
股座は十二分にヌルヌルとしており。恥毛はネットリと滑り気を放って幾本もの束になっていた。
「やっぱり、サクヤちゃん、モリマンだったんだね……それに、愛液でグショグショ……」
サクヤが羞恥心に震えた。
(そうだよ。ここ数年はグンと色っぽくなって、コッチがドギマギしたりもさせられたけど……)
(子供の頃は、どっちかと言えばこっちの方がおませさんって、嗜めたりからかったり……)
(そうか、サクヤちゃん……今でも、攻められると弱いのか……)
肉体も性格も大人びて。コチラが年上ながら、緊張させられたりからかわれることが増えていた。
しかし、今日の反応を見るにサクヤの根っこの部分は変わっておらず。予想外の事態や主導権を握られると動揺が酷い様子がよく分かった。
「ッ!! ……何か文句がありますか? 下を脱がせたのなら、さっさと上も脱がせたらどうですか? まったく、本当に……ひゃう!?」
反抗的なサクヤの秘部を、秘裂に沿うように舌で一舐めした。
サクヤは可愛らしい悲鳴をあげながら、全身を震わせた。
「な、何を!? そんな、汚いところを舐めて!!??」
知識があるかも不明ながら、クンニされることは完全に予想外だった様子。
クールビューティーが取り乱す姿に。浪人生は勝機を見出した。
思い返せば、母子共に散々煽り好き勝手されたのだ。
チラリとヨツユを見る。
ヨツユは『やるじゃない』と、でも言いたげな顔をしていた。
闘争心が湧き上がる。
(ヨツユさんなら、クンニ位させてくると思って、練習してたんだ……喰らえ、サクヤちゃん!!)
ヨツユに誘われ禁欲を貫く日々の中。本来であれば、ヨツユ相手に行おうとしていた行為の一つを。当てつけるように娘相手に披露しることに決めた浪人生。
「汚くなんかないよ? サクヤちゃんのオマンコ、きっと、キレイだよ……ほら?」
浪人生は両親指を大陰唇の辺りに伸ばして押し付けると、グッと横に力を込めて秘裂を開いた。
サーモンピンク色の愛液塗れの粘膜が開帳され。一層に卑猥ないやらしい匂いが立ち昇ってくる。
「何をしてるんです……んんッ!?」
講義の言葉と共に逃げようとするサクヤの太ももを両手で鷲掴むようにして。浪人生は改めて開帳された粘膜を舐めた。
「綺麗なピンク色な上、石鹸か何かのいい匂いがするし……凄くエッチな匂いまで……」
「ッ!? この、変た……ィィッ!? だから、舐めちゃ……ンン!?」
なお罵倒し足掻こうとするサクヤを黙らせようと、浪人生は本格的にクンニに取り掛かった。
大陰唇から指を離すと、手をサクヤのお尻へ回して鷲掴む。
閉じてしまった秘裂に舌を強く押し付け。ぷっくらした恥丘をごと押し込むように舐める。
閉じながらも弾力ある恥丘は、押し込めば粘膜をわずかながら露出させ。
浪人生はひたすらに舐め続けた。
サクヤは抵抗の言葉を吐きながらも、所々言葉を詰まらせて。
身体をビクつかせながら片腕で口元を隠し。片手で浪人生の頭を掴んで引き剥がそうとする。
引き剥がす力は見た目に反して弱く。剥がすためというよりも、頭に手を置いているように感じた。
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