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プロローグ 〜朝日奈 ヒナタ〜 〜シャルロッテ・ブラウン〜

プラチナブロンド留学生との交友 4 彼女の体は柔らかく、あまりにも美味しい過ぎて我慢ができずにーー

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 ビッツは、友人たちに男性器が極小と認識されているが、実際には並より小さいかというサイズ。
 たまたまプールの授業の着替え後に、冷水で縮こまったモノが見られたがために起きた勘違いだった。
 誤解を解きたかったが、だからといってナニを見せるのは抵抗があり、誤解が解けないまま今日に至ったのだがーー。

(少し、後少しで入るのにっ!! なんで、俺のチンチンはこんなに大きいんだっ!!)

 ビッツは、渾名をつけられてから初めて短小でないことを悔いた。
 仮に短小でも布越しの挿入など無理な話だが、暴走した思考は土台無茶な考えすら起こしてしまっている。
 
「確かに、以前新体操をしておりましたガ、ナゼにイマァ?」
「オオゥ。ミ、ミナさん誤解をしてますヨ!! ビッツクンのアゴに唇が触れてしまっただけでしてーー」

 シャルロッテは、周囲の男子との質疑応答にあたふたしている。
 キスについては、唇が顎にぶつかったと誤魔化しているが、ビッツには同意する余裕もない。

(ヤバい、シャルちゃんのぷにマン気持ちよすぎる!!)
(これ、モリマンってヤツなのか? それとも普通な形なのか?)

 プニプニと表現するにはいささか弾力に富んだものであるものの。
 柔らかな恥丘がビッツのペニスの裏スジを変わらず刺激してきている。
 全神経を股間に集中させれば。
 体重によって押し潰された恥丘が拡がっているように感じた。
 脈々と張り詰めた血管を柔らかな秘部が包むように潰してきて。
 ズボンの硬いファスナーが、柔肉に押し潰されながら刺激してくる。
 その上視界には、弾力を知ってしまった美巨乳の乳揺れまでもがセットに。

(オッパイも揺れて……アレが、さっき俺の胸元にっ!!)
(ヤバい……ヤバい! ヤバい!!)

「はあ、はあ……っ……うっ!?」

 興奮を御しきれるはずなどなかった。
 本射精は我慢などする間もなく放たれてしまう。
 ペニスが脈打ちながら、トランクスの中を白濁液で汚していく。
 ビッツは早漏だ。だがしかし、射精量は人並み以上にあった。
 間の抜けた短い呻きに対して、ペニスは幾度も跳ねてしまう。

(気持ちいい……嗚呼……)

 意中の相手とクラスの全男子に囲まれた状態での射精。
 憂慮すべき事態でありながら、射精の瞬間には焦燥感が消え。
 心穏やかなものだった。
 諦めたとも言える。

「ビッツクン?」

 額には直前の緊張感から脂汗が滲んでいた。
 そんなビッツの身に起きた異変に、いち早くシャルロッテは気づいた。
 ビッツもシャルロッテの気づきに気づいたが、心は既に空。
 未だ続く射精に身を震わせながら、口元が薄く開いて笑みさえ浮かんでしまった。

「お顔にナニやら汗が? ヤハリ、イタイぶつけ方を……? ?? !!??」

 案じたシャルロッテが身を乗り出した時、互いの股座から粘着質な音が聞こえた気がした。
 シャルロッテが、奇妙そうに腰を前後に揺らせば。
 粘着性な音は、その都度シャルロッテのスカートの中から聞こえた。
 音は小さくて、身体を伝って響いてるだけな気もしたがーー。
 シャルロッテの顔が段々と赤みを増していった。 

「お、おい……大丈夫かよ?」「頭、結構強くぶつけてたからな……」「起こした方が……いや、動かさない方がーー」

(終わった……)

 周囲の男子は気づいてないようだが、シャルロッテの反応は明瞭だった。
 ビッツのペニスは一仕事終えて縮こまっていくが、時既に遅し。

(勃起はバレただろうなー。射精もばれたかなー)

 ビッツは、半ば現実逃避気味に他人事のような達観をしながら無抵抗だった。

「ハハ……」

 笑うしかない。

「ダ、ダイジョウブですか、ビッツクン……」

 シャルロッテは、明らかな動揺を見せながらもハンカチを取り出して額の汗を拭ってくれた。
 その表情は困った様子ではあったが、無理をして笑顔を作っていた。
 
(ああ、天使だ……)

 嫌がる素振りも見せないまま、作り笑いとはいえ微笑みかけてくるシャルロッテ。
 その姿に感謝と罪悪感を感じながらも見惚れてしまう。
 だが、小さくなったペニスに相変わらずグニグニと股座が押し付けられるものだから。
 ペニスは再びムクムクと膨張をを始める。

「ォォ……ゥ」

 再び勃起し始めた肉棒の兆候を感じ取ったのか、シャルロットが更なる動揺を見せた。

「ご、ごめん……」

 今更ながら後頭部が強烈に痛むのを感じながら。
 どうすることもできないまま、ザワつく周囲に見守られながらぐったりするしかない。
 シャルロッテもどうしてよいかわからない様子で、拭い終えてなお額や顔を拭き続ける。
 そんな時、本鈴のチャイムが鳴った。
 周囲が更にざわめきを強めて慌て出して、注目が2人から逸れ始める。

「ビッツクン!! ひとまずは、保健室へ!!」
「ミナサン、お騒がせしましたヨ!! 先生には、少しばかり遅れてしまうと、お申し付けくださイ~!!」

 そう言うと、シャルロットはビッツを立たせて肩を貸すようにしながら、そそくさと教室を出て行った。
 その際には、さりげなくビッツの股間を隠すように身体を壁にしてくれながら。

「……」

 授業が始まり生徒の人の姿がほとんどない廊下を、2人で無言のまま歩いていく。
 ビッツが視線を下へ向ければ、股間部分には滲みができていた。
 少しばかり冷静になったものの、あまりのやらかしになんと声をかけてよいものか。

「ソノ~、男性は、タイヘンですネ~」

 シャルロッテは、股間部分をチラ見しながら、気遣うように話しかけてきた。
 なにか声をかけなければと思ったのだろう。

「ご、ごめんね……ブラウンさん……さっきは、その……」

「イエイエ!! ヨイのですヨ!! 生理現象ですし……仕方ありませんヨ……」
「ソノ~、それと、1人で歩けるでしょうカァ~?」

「あっ、うん!! 大丈夫だよ!!」

 ビッツは慌ててシャルロッテの肩から手を離すと、少し距離をとった。
 再び静寂が2人の間に広がり、そのまま2人は歩き続ける。
 まもなく2人は、トイレに差し掛かった。

「ビッツクン、保健室に行くよりも、コチラの方がヨロシイのでハァ~?」

「えっ、ああ!! そうだね……」

 シャルロッテも、口には明確には出さないもののビッツの状態を察している。
 シャルロッテの言葉に慌てて同意すると、まともに会話もできないままトイレに視線を向けた。

「デ、デハッ!!」

「う、うん!! ああ~~ーー!!」

 シャルロッテが慌てたように、その場を走り去っていく。
 その姿を見送り、廊下を曲がって見えなくなった後。
 ビッツは腰から崩れ落ちて、頭を抱えた。
 
「最悪だ、さい、あく……だ~~!!」

 射精が気持ちよくて、その瞬間は至福だったが。
 ここに至るまで徐々に溜まっていた感情が決壊した。

「勃起どころか、射精までバレた~!!」

 死にたい気分になりながらも、力なくシャルロッテが消えた先に視線を向ける。
 壁に体を預けるようにしながら、フラフラと立ち上がりながら。
 ふと窓の外を見れば、クラスの女子とそれにパラパラと合流を始める男子の姿が。

「そういえば、シャルちゃん……どうするんだろ?」

 シャルロッテの体操着は、おそらくはまだ教室に有る。
 走り去った先は、自教室でも更衣室でもない。
 ビッツは、幽鬼のような足取りで、特に考えもなくシャルロッテの後を追った。















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