17 / 33
水泳部のマーメイドの憂鬱 〜水瀬 サクヤ〜
才色兼備な優等生のイケナイ遊び 5 見せつけてしまいながら、果ててしまいました
しおりを挟む視力の悪いサクヤでも、この距離であれば男の顔も視線をもく見える。
これ以上ない程に興奮の度合いを見せる表情の中には。
怯えと共に期待感が満ち満ちていて。
その姿に、改めて自分が相手の生殺与奪の権利を握っているのだと確信する。
「ふふ」
「ぉ……ぉぉっ!!」
たっぷりと脂質を含んだ乳房を、下から掬い上げるように持ち上げて見せる。
必死に声を抑えてるようだが、浪人生は感嘆の声を漏らした。
窓の高さは、サクヤの鎖骨の少し下の辺りまでが、ちょうど平面で見渡せるライン。
少し持ち上げるだけで、たわわな巨乳は乳頭まで見える高さに。
背伸びして覗き込めば、恐らくは膝辺りまでは見下ろせるだろうが。
今は胸の大きさが邪魔で、秘部の辺りは見えていない状態だろう。
(この調子なら、私の思い通りに、ことが運べそうね……)
(なんだか、この感覚は久しぶりね)
「んっ!! ふふ」
久方ぶりに自身のペースでことが運べることに気を良くしながら。
指の隙間から溢れる乳房を、円を描くように見せつけるように揉みながら、蠱惑的に微笑む。
浪人生はその柔らかな動きに合わせて、視線を回しながら。
視線どころか首さえも、軽くながら円状に動かしている。
「っと、景色を眺めるのもいいですけど、そろそろ勉強の方も……」
「それも、そうね。さっきの部分だけれど……ふぅ~、多分、そもそもが、公式を間違えて覚えてるんじゃないかしら」
「えっ!?」
「まずは、ふぁ……その問題に使う公式を、ぅンン!! 言ってごらんなさいーー」
視線の中央が乳頭に注がれていることに気づくと、指先を伸ばして乳輪に指を這わせる。
乳房を揉み回す動きと逆方向の円を描く動きでなぞれば。
浪人生は頭の動きを止めて、生唾を呑みながら、鼻息を荒くする。
「ーーじゃ、ないでしたっけ?」
「やっぱり、間違っているわね。んっ!! 正しい、公式は……ねぇーー」
勉強を教える言葉の中に艶かしい吐息が混ざっているが、公の方はそのことに気づいていないようだ。
サクヤは浴槽の緑にふくらはぎが着く位置にまで下がると、背を引いて腰を突き出した。
「ぉうっ!!」
不意打ちで秘部が見えそうになったからか。
浪人生は、格子を叩くようにしながら、背伸びをして覗き込んできた。
「あれ? センパイ、今なんか、変な音がしませんでしたか?
「ああ……この時間にはね、最近、野良犬がやって来るのよ」
「行儀が悪いみたいで、柵にぶつかってきたりするの」
露骨な動作に嗜めるように鋭い視線を向ければ。
野良犬は慌てた様子で、少しだけ身を引いた。
「それ、大丈夫なんすか? 危ないですよ」
「ああ、大丈夫よ。我が家には大型の番犬が居るから」
「貧相な野良犬程度じゃ、家の中まで入って来るような度胸はないもの」
「こちらから、出て行かない限りは安全よ」
「最悪、警察にでも通報するわ」
野良犬扱いし、通報を匂わせる発言をしても。
わずかに身を引いただけで。
浪人生は怒ることも慌てることもなく、変わらず視姦を続けてくる。
スマホを肩と頭の側面で挟むように小首を傾げて。
空いた指先を秘部まで下ろすと。
人差し指と中指で逆V字を作って、秘裂を開いて見せた。
秘部は、湯船の中では聞こえなかった、卑猥な水気のある『クチュ』っと、した音を響かせる。
男を知らない乙女の秘処は綺麗なサーモンピンク色で。
お湯や汗が滴り落ち、身体のラインに沿って流れ落ちる中。
粘着性のある半透明な液体が、開いた粘膜の小さな穴から、トロリと湯船へ落ちた。
「あっ!! んふぅん!!」
2、3度秘部を開帳したまま上下に陰唇を擦ると。
開く指を人差し指と薬指に変えて、中指を小さな孔の中へと挿入して見せた。
愛液でテカテカとする弾力のある柔らかな膣肉は、狭い孔を細指で拡張しながら。
『ヌプッ』と、細長い指を咥え込んで窄まりを見せる。
「あっ……あっ!? ハァッ~~!!」
「センパイ?」
細くしなやかな指先は、未開の道を徐々に開拓して行って。
指の侵入とともに、口元から鼻にかかったような吐息が抜ける。
およそ根元近くまで指が挿入された時。指先が壁のようなものに触れた。
軽くその壁を撫でるように指先を動かせば。
その壁には隙間があり、弾力のある肉の襞でできたものだというものが分かった。
(こ、これが、処女膜なのね。意外と柔らかい? この分だと、指だけで穴を開けられてしまいそう)
「ふっ!! くんぅん~~」
「センパイ? 大丈夫ですか? センパイ!!」
指先が肉襞の隙間を押し拡げる。
先端が隙間穴へ食い込むも、弾力が指先を押し戻そうと抵抗を見せた。
自身の中にある未開の部分に強烈な好奇心を惹かれながら。
胸を揉んでた指先にも力が入り始め。乳房はグニグニと柔らかに姿を変えていく。
合わせて膣肉に挿入した指先をかき混ぜれば、堪らない快感が全身を駆け巡った。
腰からは力が抜け、たまらず浴槽の緑へと尻餅をついてしまう。
心配した公が何度も呼びかけてくるが、まるで遠くのことのように聞こえる。
いっそ、通話を切ろうかと思うもーー。
(今、彼の声が聞こえなくなったら、私、私……)
(きっと、取り返しがつかないことをしてしまうから、もう少しだけっ!!)
無視を決め込む耳と違い、目の方はしっかりと男の顔を捉えている。
欲望と興奮に昂った、男の視線。
自分の中に隠された淫らな部分が暴かれることへの、甘美な誘惑。
秘部から漏れ出る水音は、確実に電話越しにも伝わる程に大きなものへ。
激しい自慰の動きによって、頭に巻いたタオルは落ちて。
洗う前でありながら、艶やかな黒髪が姿を表す。
「もっ……ィッ……!!」
「い? なんですかっ!!」
「ィッ~~、フゥンッッーー!!」
感度が昂りきるのを感じると同時に。
乳頭をキュッと潰すように摘み、秘部の浅瀬にある内側の溝を強く押し込むように擦る。
一瞬の硬直の後、全身は震えて。
思わず絶頂宣言をしかけながらも、何とか口元をつぐんで耐えながら。
胸を揉む手も秘部に差し込まれた指先の動きも、完全に止まる。
背は大きくのけ反り、股座は大きく開き。
肩で挟み込んでいたスマホは、後方の浴室の床に落ちる。
「あっ……アッ……ハァ~~、すご……い」
硬直の後には圧倒的な開放感があり。
震えた肢体は、未だ余韻の痙攣を繰り返しながら。
今までのどんな事柄よりも、刺激的かつ充足した満足感を感じたような気さえする。
圧倒的な、満足感。
対して、視線を上げた先には、今だに荒々しく息を乱し血走った男が。
大きく開いた口からは舌が覗き、涎さえ垂らしているようだ。
まるで本当に犬のようにさえ感じた。
満足せずに、飢えた雄の犬だ。
その姿を見るや、満たされていた体には再び熱が沸き起こり出す。
「フフ。あん!! ねえ、今度はーー」
思わず笑みを溢しながら、股座を開けるだけ開ききり。
改めて己が卑猥な姿を存分に見せつける。
雄犬に、空腹を満たす餌はここだと見せつけるように。
未だ蠢動を繰り返す花園を、今度は両手の指を使って完全に開いて見せた。
「センパイ!! サクラちゃんに、電話しますか? それとも、救急車を!!」
後方から聞こえた声にハッと我にかえると、慌てて窓のルーバーを閉めた。
(私、今何を言おうとしていたの?)
「だ、大丈夫よ。その、思っていた以上に……のぼせていたみたい」
サクヤは何とか公に言い訳をすると、慌てて通話を切った。
「火遊びじゃ、すまなくなるところだったわ……キャッ!?」
ひとまず浴槽から上がろうかとした時、体勢が崩れて浴室の床に投げ出される。
「こ、腰が……抜けちゃってる?」
「だ、大丈夫かい、サクヤちゃん!!」
腰が抜ける程に感じていたのかと驚愕する背に。
いつぶりかも分からないほどに久しぶりな声がかけられた。
「だ、大丈夫です。足を滑らせただけですから……」
「そ、そうか……」
「まだ、いらしたんですね?」
「あっ、うん……」
今更ながらとんでもないことをしたと実感しながら。
この後なんと話せばいいか分からず、微妙な空気が流れる。
しかし、その微妙な沈黙も長くは続かなかった。
「オイ!! サクヤ!! 大きな物音がしたが、大丈夫か?」
「お、お父さん!? え、ええ……大丈夫よ、ちょっと、足を滑らせて」
脱衣所の中へ、父が入ってきた。
「そうか。サクラか、母さんを呼んでこようか?」
実の父は、浴室に突入するデリカシーの無さは無いようで。
曇りガラス越しに、案じて声をかけてくる。
浪人生は、流石にこの状況で声をかけられないのか、それとも逃げたのか、無言だ。
「ありがとう、大丈夫。すぐに出るから……助かったわ、お父さん」
「そうか? それならいいが」
「確か、いつもスマホを風呂に持って入ってたな? 何かあれば、誰か呼びなさい」
「ええ」
思わず感謝の言葉を述べてしまい。
父は怪訝な様子を見せながらも、ひとまずは脱衣所から出ていった。
サクヤは、乱れきった心を落ち着かせるように、胸元に手を当てながら。
未だ落ちつかぬ胸の鼓動を感じていた。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる