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プロローグ 〜朝日奈 ヒナタ〜 〜シャルロッテ・ブラウン〜
とある幼馴染少女の朝 5 事故か、故意か、訳も分からぬまま口に咥えさせられてーー
しおりを挟む眼鏡がないのが悔やまれた。
至近距離の下半身は、多少ピンボケしながらも、よく見えた。
しかし、1mは離れた顔の方に関しては、ぼんやりと視線の向きや大まかな表情しか分からない。
恥ずかしがってはいるが興味を持っているというのも、家長の願望が投影されただけで。
実際は嫌悪感をもった、侮蔑した視線を向けられているのかもしれない。
状況を考えれば、親しい相手だからといって、いやむしろ、親しいからこその線も十分に考えられたのだが。
視界が悪くとも、醸し出される雰囲気には、負の感情は殆ど感じ取れなかった。
「なー、ヒナター……」
「えっ!?」
「なっ……おーおぅ!!」
不意に、上の階から気怠げな声で話しかけられた。
家長は心臓が止まりそうな程に驚嘆したが、それはヒナタも同じだった様子。
むしろ、家長よりも早く反応し、その時にとった行動は、家長の驚き声を間延びしたものに。
「ハンカチさー、どこに、入ってたっけ?」
「はっ? ハンカチッ!? な、何よっ!! それ!!」
「いや、なによって……なに、驚いてんだよ?」
(お、おおう!! や、柔らかい感触が……!!)
視界には再び大股開きになった、ヒナタの股間が映った。
ペニスの方の感じ方は少し変わり。
裏筋の辺りがより広域にーー詳細に言えば。
竿は温かくしなやかさを感じさせる感触が押し付けられ、玉は包まれるように。
陰茎は裏筋の側面にかけて、ざらつきながらも、柔らかく隆起したものの間に挟まれ。
亀の頭のように膨らんだ先端部は、柔らかくも端に硬さを感じさせるものが当たっている。
「こっちは、それどころじゃ……」
「え、何だって? 声が、小さくて聞こえないーー」
亀頭に感じる質感は、ヒナタが口を動かす度に振動するようにしながら震え。
強く押し付けられた先端部には、ヌメり気のようなものも感じた。
家長の視界は遮られながらも、質感から状況を正確に推察することができた。
おそらくは、息子は部屋から出てきながら声をかけてきて。
ヒナタは咄嗟に、ペニスを抱きこむようにしながら、完全に覆い被さるような体勢をとったのだ。
ペニスは両手と胸の谷間に挟まれる形で、亀頭は顎下で無理やり息子から隠す形に。
その上、こちらは意図せずだろうが、性行為における69の体位の形になってしまっている。
ヒナタが口を開く度に、先端が擦れて、むず痒くも心地よい。
口を開くたびズレるペニスを隠そうと、顎自体も左右に動くものだから。
敏感な鈴口には十分すぎる刺激だった。
だが、ペニスの先端の滑りは思いの外良すぎる。
そこでようやく、自身が興奮から先走り汁を漏らしていることに気づくことになった。
家長の息はどんどんと荒くなり、肉棒どころか全身の血流が早くなるのを感じた。
伸ばされていた両手は、ヒナタの足の内から外側へ回し込むように。
そのまま、頭上で揺れるお尻に向かって伸ばされる。
腰を突き動かし、思うままにお尻を揉みしだきたい。
顔面を股座へ擦り付けむしゃぶりながら、口の中へペニスをーー。
欲望が血流に乗って脳内を駆け巡り、全力で理性を崩しにかかる。
(い、いかん!! それだけは……お隣さんの娘!! その上、将来の義理の娘になるかもしれんのに!!)
ヘタレと呼んでも過言ではない善良さは、指先がスカートに掠めるギリギリのラインで踏みとどまらせた。
(そ、そうだ……それに、妻を裏切る訳にはーー)
『係長の奥さんって……浮気、してるっぽいですよ』
妻のことを考えた時、脳内で数年前の出来事が蘇った。
『俺、許せないっすよ!! せっかく、昇進も決まったってのに!! それに、息子さんだって、居るってのに!!』
『いやいや、確証がないって、この写真が、十分なーー』
『ーーこうなったら、いっそ課長も!! ああ、まだ、係長でしたね……一回位、いいんじゃないっすか?』
「だーかーら~、タンスのっーー」
「はあ、はあ……はあ!!」
興奮の中に強いストレスが混じり、動悸が酷くなる。
息子との会話が続いているようだが、もはやそんなモノは耳に入らなくなっていた。
手足がワナワナと震え出し。
胸の奥にしまったトラウマが刺激され、動揺したからか。
肘がヒナタの膝にコツンとぶつかった。
「あっ……むぐぅンン!!」
「はあ、はあ……ッ!! お、おお、ふぐぅ~!!」
ヒナタが、足を滑らせた。
瞬間、ペニスの裏筋に硬いものが擦れて、その痛みで苦悶の声が上がりかける。
それを遮ったのは、ヒナタの股座。
突然の出来事に、掲げられていた手は反射的に目の前にあった膨らみを鷲掴む。
ほぼ同時に、肉棒の先は、何やら狭くきゅうきゅうとした筒のようなモノに包まれた。
先端部が何やら終着点に到達すると、ヒナタの口からはえずきが聞こえ。
肉棒の今ある空間が、温かくねっとりとした場所であることを、感触で知った時ーー。
ペニスの所在地が、口であることを知った時、家長の理性は完全に決壊した。
「こほっ!! おむぅぐ!! ふぐっ!? おぷっ……ェェ~~!!」
数年ぶりの粘膜の刺激は堪らないものがあった。
ヒナタが顎を上げるように動かせば、膣道を想起させる弾力ある粘膜がペニスを擦り上げてくる。
その刺激によって、両手には尻肉に指がめり込む程の力が入る。
ペニスは広い空間まで出かかっていたものの、頭は落ちて再び口奥へとぶつかる。
喉奥まで突き込まれた先程よりも浅瀬の位置ながら。
大きすぎる硬くも弾力のある肉の棒は、シナリながら喉の奥へと進もうとする。
「タンスの、二段目だっけー? おーい!!」
「ふぐっ!! ンン!!」
「お、おふぅ!! スンスンッ!! すーハァァッ!!」
「うおっ!! なんだっ!!」
「ふッ!? ふんん!! フゥンんん!!」
「ビビったっ!! アラームかよ……」
「ふらぁ……む? むぐっんンン~~!!」
未だ眠気漂う、ぼーっとした声を出す息子のことなど目もくれず。
どこから声をかけているのか、確認もせぬまま。
家長の両膝は自然と競り上がって、ヒナタの頭を左右からロック。
そのまま、噛むでもなく舐めるでもなく、ただただ興奮のまま顔を股座に押し付け。
眼鏡がないのをいいことに、全力で息荒く顔面を擦り付けながら。
尻肉を鷲掴む手は肉を揉みながら、時に揺すぶり、時にこね。
階段が軋みを上げる程に腰を揺すぶり始めた。
『おじさん、最近元気ないですねー、どうしたんですか?』
『そうだ!! あたし、高校に入ったら、チア部に入ろうと思うんですーー』
『だから、元気がない時には、言ってください』
『いっぱい、い~ぱい、応援しますから……た~くさん、元気……出してくださいね?』
微笑ましく綺麗だった、美しい思い出は、白濁液に塗れて汚されるカウントダウンへと入っていった。
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