7 / 15
1章 実験内容もわからないまま、とりあえずは様子見を
特別マッサージの後遺症と、初めてのパーティー結成? 1
しおりを挟む神城 雪菜は自室でシャワーを浴び終えると、シャワー後とは思えぬ沈んだ表情でベットに腰掛けた。
普段であればゆっくり湯船につかりながら。優雅にアロマや音楽に耳を傾けるのだが、そんな気分にはなれない。
軽やかで半透明なネグリジェに身を包みながら、重い面持ちで溜息を吐く。
アンニュイな面持ちにながらも、透けて見える引き締まった肢体に陰りはなく。
透けて見える上品なデザインの純白シルク下着も、男が見れば生唾ものな装い。
色白な肌が微熱を持って色づいてる様はむしろ、悩ましげな様子すら美しいアクセントとなっていた。
「ゲームの中でとはいえ、バトラー君とあんなこと……そ、そもそも、ゲームであんなことができるだなんて!!」
1時間ほど前。
半ば流されたまま、ゲーム内で性行為に及んでしまったことえのショックは未だ拭えない。
内容が内容だけに運営に問い合わせることには抵抗があり。誰かに相談する訳にもいかず、未だ気持ちの処理が追いついていなかった。
「アレはゲーム、そうゲームなんだから……大丈夫よね?」
ログアウトを終えるや慌てて股座を見た時は、当然精子の痕跡などなく。
念の為シャワーでよく洗ったが、未だ膣内には中出しの感覚が残っていた。
ゲームとは思えない程にリアルな感覚は、未だ雪菜の脳と膣に生々しい感触と感覚を残している。
だが、残された痕跡は小水を漏らしたかと勘違いする程の……赤面する程に濡れそぼった自らの股座だけだった。
「膜の方も……大丈夫よね?」
雪菜は処女である。
精子がなかった以上、膜も無事なことは明白だが、やはり気になってしまう。
幾度ゲームの出来事だと言い聞かせたところで、感覚が残る以上割り切り難かった。
(そもそも、膜が破れたら痛みがあると聞いていたけど……そんな感じもなく、気持ちーー)
雪菜は頭を振る。戦人相手に『気持ちよく』なっていたことは、雪菜にとって屈辱だった。
(べ、別に嫌いではないけれど……だからといて、会って2ヶ月ソコらのあんな子と……嫌いではないけれど!!)
どちらかといえば好ましい部類の感情を抱いているが、だからといって股を開くのは別な問題。
雪菜はベットの上ではしたなくも大股の膝立開脚を行いながら、手鏡を膣に向ける。
純白で布地少ないシルクショーツをズラし、処女性を感じさせる閉じた秘裂を指で開く。
綺麗に剃られたパイパンマンコは。ネットリと糸を引いて、サーモンピンクな秘肉をあらわにさせた。
未だ身体には性行為の熱が燻っている。
「見えない……わね……んっ!? ライトで照らせば……」
ピッタリ閉じていた秘裂の内の粘膜の秘肉もまた、閉じるように窄まっている。
奥は見ずらい上に暗く。雪菜はスマホのライトで膣内を照らした。
更に秘部を開くように動かせば、乙女の秘所は涎を垂らすように愛液をテカらせながら。物干しげに秘肉をヒクつかせた。
トイレと風呂以外で秘部に触れることがなかった雪菜。当然、膣内の様子を眺めることなどもない。
「……コレ、かしら? ちゃんと……んっ♪ アルようね……ふぅ~、これで、後はーー」
処女膜らしき肉ヒダの密集を確認し安堵する雪菜。
コレで後は、先ほどの出来事を忘れれば全ては終わりだと考えた。
万が一似たようなバグが発生しても、今度こそログアウトすれば済む話。
己が恥を胸に秘めことを決意する。
あれ程のバグ。運営もじきに何かしら発表するだろう。
ならば、しばらく様子を見てから内容を伏せて苦言を呈すれるなり、対応すればいい。
そう考えた。
「んっ……ふぅ……♪」
秘部を眺め羞恥心に色づいた頬。シャワーを浴び終えて時間が経過しても朱色の色付きは直らない。
用を終えたというのに、指先は秘裂に触れたまま。秘部こそ閉じる程度に力加減は緩めたが、なんとなしに上下に動いてしまう。
自慰行為すらしたことがない雪菜の身体は、生まれて初めて劣情を抱き持て余す感覚に囚われていた。
「……こうすれば、いい……のかしら? ぁっ♪」
成績優秀な優等生であっても、性知識は最低限の学校教育でしか知らない雪菜。
自慰という言葉は知っていた所で、やり方は知らない。
頭の中に指の出し入れが浮かんだが。今しがたの出来事の後で、肉棒による抽送を彷彿とさせる行為には抵抗があった。
性行為がマッサージの延長で行われた経緯から、なんとなしに指先を秘裂に這わせてみる。
くすぐったいなんとも言えぬ感覚と、時折痛みの伴わない電流が流れる感じが身体を駆け巡った。
(これで……いいのよね? マッサージみたいに……胸の方もーー)
「あッッ!?」
ネグリジェの上から、半勃起している乳頭を摘んでみれば、痛みと共に身体が跳ねた。
ゲーム内とは違い痛みのようなモノが広がり、驚いて両手を離してしまう。
「力が強かったのかしら? でも、バトラー君は、今くらいの強さだった……わよね?」
雪菜は元々知的好奇心が強い。
学園の女生徒が、まともに同年代の異性と触れ合いがなく戦人の接し方に悩む中。率先して声をかけたのは雪菜だった。
その理由も異性への好奇心に突き動かされたのが主だった理由だったのだが、その時以上の好奇心を自らの身体に抱いてしまう。
十数年育んで来た肢体が初めて感じた官能的刺激と、劣情という律っし難い感情。
今度は乳房を下から添える程度にしながら、揉むというより滑らせる感覚で愛撫してみる。
痛みはなくくすぐったいむず痒さが乳房に広がっていった。
「んんっ♪ やっぱり、少しくすぐったい……わね? でも、痛くない……マッサージと同じなら……続けていけばーー」
ベットの上ではしたなく大股を開きながら、雪菜は自らの肉体への知識を深めていった。
探求は数時間にも及び、気づけば寝落ちする事態に。
翌日は目元のクマを薄化粧で隠して登校する事態になってしまう。
その日、雪菜は戦人に話しかけることはなく。編入後初めて視線すら合わさなかった。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
俺は先輩に恋人を寝取られ、心が壊れる寸前。でも……。二人が自分たちの間違いを後で思っても間に合わない。俺は美少女で素敵な同級生と幸せになる。
のんびりとゆっくり
恋愛
俺は島森海定(しまもりうみさだ)。高校一年生。
俺は先輩に恋人を寝取られた。
ラブラブな二人。
小学校六年生から続いた恋が終わり、俺は心が壊れていく。
そして、雪が激しさを増す中、公園のベンチに座り、このまま雪に埋もれてもいいという気持ちになっていると……。
前世の記憶が俺の中に流れ込んできた。
前世でも俺は先輩に恋人を寝取られ、心が壊れる寸前になっていた。
その後、少しずつ立ち直っていき、高校二年生を迎える。
春の始業式の日、俺は素敵な女性に出会った。
俺は彼女のことが好きになる。
しかし、彼女とはつり合わないのでは、という意識が強く、想いを伝えることはできない。
つらくて苦しくて悲しい気持ちが俺の心の中であふれていく。
今世ではこのようなことは繰り返したくない。
今世に意識が戻ってくると、俺は強くそう思った。
既に前世と同じように、恋人を先輩に寝取られてしまっている。
しかし、その後は、前世とは違う人生にしていきたい。
俺はこれからの人生を幸せな人生にするべく、自分磨きを一生懸命行い始めた。
一方で、俺を寝取った先輩と、その相手で俺の恋人だった女性の仲は、少しずつ壊れていく。そして、今世での高校二年生の春の始業式の日、俺は今世でも素敵な女性に出会った。
その女性が好きになった俺は、想いを伝えて恋人どうしになり。結婚して幸せになりたい。
俺の新しい人生が始まろうとしている。
この作品は、「カクヨム」様でも投稿を行っております。
「カクヨム」様では。「俺は先輩に恋人を寝取られて心が壊れる寸前になる。でもその後、素敵な女性と同じクラスになった。間違っていたと、寝取った先輩とその相手が思っても間に合わない。俺は美少女で素敵な同級生と幸せになっていく。」という題名で投稿を行っております。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる