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魔王編
魔王たちの晩餐会
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ここは、世界の物流の中心であり、世界最大の国、世界核国核央国際連合国である。
魔王たちが集う晩餐に参加するべく、はるばるここへやってきたのである。
ほとんど全ての建物が2階以上の高さを持ち、白光りする壁と赤紫色の煉瓦造りの三角屋根は、とても相性が良く、高級感が漂っている。
「綺麗だなぁ…ここは」
「そうだな!ここは私の友達の国なのだぞ!」
「えっ!?そうなの!?」
「そうなのだ!部下に魔王や、上級種の竜族なんかを従えてるすごい友達なのだ!」
「へぇ…」
こんな感じで、雑談しながら灰煉瓦の大通りを進んでいくと、そこにはまさに城!と言った感じの巨っっっっ大な白があった。
「魔王マリン様でよろしいでしょうか?」
大きな鍵のような武器を持った騎士が話しかけてくる。
「そうなのだ!中に入れるのだ!」
「了解しました。」
棋士の了承と共に、壁に突如として門が現れ、中に吸い込まれるように入った。
気づくと、何百億もしそうな高級感たっぷりの部屋に立っていた。
「早かったじゃないか、マリン。」
すごいイケボで語りかけてくるいかにも最強みたいな男がテーブルの一番向こうに座っている。
近づきながら会話は続く。
「その子は誰だい?」
「こいつは私の従者のレインなのだ!」
「初めまして。従者のレインです。」
そしてマリンが男の隣に座ると、その席の後ろから、自身のような音を立てて椅子が生成された。
「座って話そうじゃないか。」
じゃあお言葉に甘えて座らせてもらおう。
「マリンよ、またいい子を連れてきたね。やはり君の選ぶ騎士は魔王級になるんだね。」
「当然なのだ!私ほどになればスキルを使わずとも、強弱がはっきりわかるのだ!わーっはっはっは!」
実にご機嫌そうだ。
さすが上位の中の上位の二人。かなり仲がいいようだ。
「ところでレインくん、君はステューピッドデイを知ってるかい?」
「なんですかそれ?」
「おっと知らなかったのか。まあいいだろう。」
その後長々と語ってくれた。内容はこうだ。
ステューピッドデイとは、500年に一度、一週間にわたって発生する時間次元崩壊現象のことで、いわゆるパラレルワールドと鑑賞することで、法則がねじれて、一時的に変化するらしい。
どう言ったことが起こるかというと、
弱い種族が覚醒進化し、とてつもない強さを手に入れるらしい
その状態になった種族の王が、魔王になっると、その力を一生維持し続けることができるんだとか。
まあ、その王が魔王になれなかった場合、確定されず、元に戻るんだけどね。
他にも、さまざまな自然法則が崩れる。
それから種を守るために魔王がいるとのこと。
もともとは、守護神的な感じだったんだと。
過去に竜族、巨人族、霊族(ゴースト)、悪魔族などが進化したんだって。
私がこうして生きていけるのは、この現象のおかげだったのかもしれない。
ちなみに、この現象のせいで発生した、悲しい伝説がある。
眠りの王という伝説なんだけど、
過去に一度だけ、人間がこの対象になったという。
それにより、人は魔王をも凌ぐ強さを手に入れた。
それのより一気に発展し、世界中に都市を築き、さまざまな魔法兵器を作った。そして、その力を決定するために必要な王の魔王化。人々はそれを望んだが、王であったレザレサは人の力を恐れ、拒否した。だが、人による魂伝達により、魔王になることを決定づけられてしまった。それを恐怖し、泣き崩れるレザレサを見た、レザレサの夫こと魔神レイドは、その無限の生命力でレザレサの尽きぬ生命を封じようとし、自らレザレサと共に封書の式殿へ飛び込み、眠りについたという。ただ一人の子を残して…ってい感じだそうだ。
これによって、一部の人種を除いた殆どの進化を止められたらしい。
この子供がつい最近、目覚めたんだって。
いつか会ってみたいな。
そんな話を聞いていると、続々と魔王たちが集まってきた。
その中のは、当然シュバルツもいた。
どうやらここでは戦えるようだし、本格的にぶっ潰してやろうと思う。
こうして、魔王の晩餐会は、幕を上げたのだった。
魔王たちが集う晩餐に参加するべく、はるばるここへやってきたのである。
ほとんど全ての建物が2階以上の高さを持ち、白光りする壁と赤紫色の煉瓦造りの三角屋根は、とても相性が良く、高級感が漂っている。
「綺麗だなぁ…ここは」
「そうだな!ここは私の友達の国なのだぞ!」
「えっ!?そうなの!?」
「そうなのだ!部下に魔王や、上級種の竜族なんかを従えてるすごい友達なのだ!」
「へぇ…」
こんな感じで、雑談しながら灰煉瓦の大通りを進んでいくと、そこにはまさに城!と言った感じの巨っっっっ大な白があった。
「魔王マリン様でよろしいでしょうか?」
大きな鍵のような武器を持った騎士が話しかけてくる。
「そうなのだ!中に入れるのだ!」
「了解しました。」
棋士の了承と共に、壁に突如として門が現れ、中に吸い込まれるように入った。
気づくと、何百億もしそうな高級感たっぷりの部屋に立っていた。
「早かったじゃないか、マリン。」
すごいイケボで語りかけてくるいかにも最強みたいな男がテーブルの一番向こうに座っている。
近づきながら会話は続く。
「その子は誰だい?」
「こいつは私の従者のレインなのだ!」
「初めまして。従者のレインです。」
そしてマリンが男の隣に座ると、その席の後ろから、自身のような音を立てて椅子が生成された。
「座って話そうじゃないか。」
じゃあお言葉に甘えて座らせてもらおう。
「マリンよ、またいい子を連れてきたね。やはり君の選ぶ騎士は魔王級になるんだね。」
「当然なのだ!私ほどになればスキルを使わずとも、強弱がはっきりわかるのだ!わーっはっはっは!」
実にご機嫌そうだ。
さすが上位の中の上位の二人。かなり仲がいいようだ。
「ところでレインくん、君はステューピッドデイを知ってるかい?」
「なんですかそれ?」
「おっと知らなかったのか。まあいいだろう。」
その後長々と語ってくれた。内容はこうだ。
ステューピッドデイとは、500年に一度、一週間にわたって発生する時間次元崩壊現象のことで、いわゆるパラレルワールドと鑑賞することで、法則がねじれて、一時的に変化するらしい。
どう言ったことが起こるかというと、
弱い種族が覚醒進化し、とてつもない強さを手に入れるらしい
その状態になった種族の王が、魔王になっると、その力を一生維持し続けることができるんだとか。
まあ、その王が魔王になれなかった場合、確定されず、元に戻るんだけどね。
他にも、さまざまな自然法則が崩れる。
それから種を守るために魔王がいるとのこと。
もともとは、守護神的な感じだったんだと。
過去に竜族、巨人族、霊族(ゴースト)、悪魔族などが進化したんだって。
私がこうして生きていけるのは、この現象のおかげだったのかもしれない。
ちなみに、この現象のせいで発生した、悲しい伝説がある。
眠りの王という伝説なんだけど、
過去に一度だけ、人間がこの対象になったという。
それにより、人は魔王をも凌ぐ強さを手に入れた。
それのより一気に発展し、世界中に都市を築き、さまざまな魔法兵器を作った。そして、その力を決定するために必要な王の魔王化。人々はそれを望んだが、王であったレザレサは人の力を恐れ、拒否した。だが、人による魂伝達により、魔王になることを決定づけられてしまった。それを恐怖し、泣き崩れるレザレサを見た、レザレサの夫こと魔神レイドは、その無限の生命力でレザレサの尽きぬ生命を封じようとし、自らレザレサと共に封書の式殿へ飛び込み、眠りについたという。ただ一人の子を残して…ってい感じだそうだ。
これによって、一部の人種を除いた殆どの進化を止められたらしい。
この子供がつい最近、目覚めたんだって。
いつか会ってみたいな。
そんな話を聞いていると、続々と魔王たちが集まってきた。
その中のは、当然シュバルツもいた。
どうやらここでは戦えるようだし、本格的にぶっ潰してやろうと思う。
こうして、魔王の晩餐会は、幕を上げたのだった。
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