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しおりを挟む翌日、殿下から紫の色の可愛い花が届いた。
えぇぇぇ!殿下、8歳よね?
花送ってくるなんて可愛すぎない??
さすが異世界の王子!
……これ、花言葉ってあるんだよね?…花の名前もわからない…
前世で花なんて滅多に買わないし買っても可愛いものを買って名前や花言葉なんて知らないもんなー。
隣では侍女のリリーが花を生けている。
リリーに聞けばわかるかしら?
「ねぇリリー、そのお花って花言葉は何?」
「花言葉ですか?カンパニュラの花言葉は確か…謝辞と感謝ですよ。きっと昨日のことですね。」
「謝辞と感謝…。」
アレクサンダー様が…ごめんなさいって花を…
「ふふっ。リリー、そのカンパニュラの花、一輪ちょうだい。」
「何に使うのですか?」
「栞をつくりたいの。アレクサンダー様が初めて私に贈ってくれたプレゼントでしょ?枯れてなくなってしまったら悲しいわ。」
「良い考えですね!」
「そうでしょ?リリーも手伝ってくれる?」
「はい!もちろんです。」
「ありがとう。」
栞をつくったらいつも持ち歩けるわ。
嬉しい!あの可愛いショタが花をプレゼントなんて…くぅー!可愛い!
早くアレクサンダー様に会いたいわ。
その時はすぐにやってきた。
お義母様が王妃様のお茶に呼ばれたというので私とお義兄様も一緒にいくことになった。
アレクサンダー様に会える!!1週間ぶりね。栞も持っていこう。見せたらどんな反応するかな。
ふふっ、ツンデレなアレクサンダー様みたいわ~
そうと決まったらリリーに、うーんと可愛くしてもらおう!
なんたってヴィオラの容姿はお人形さんのように可愛らしいもの。何着たって絵になるわ。
はぁ…この世界に転生できて幸せ~
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話がなかなか進まずすみません…
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