46 / 55
第4部 第15話
しおりを挟む
それを見たヒイロが「オオバヤシだけ行かせるのはまずいですよ!早く僕たちも行きましょう!」と、ヒデオを急かしました。しかしその発言がライトの怒りを買ってしまい「何言ってんだ、ソラ!ダイキくんが負ける心配なんてあるはずないだろ!あんまりふざけた発言はするなよ!」と、文句を言われてしまった。
「そうか、コバヤシは離れた場所にいたから知らないのか。オオバヤシはさっき『オオキイ』とか言う怪物と戦った時、押され気味だったんだよ。だからオオバヤシが一人で行くのはまずいって言ったんだよ。」
ヒイロはよせばいいのに言い返してしまい、余計にライトの怒りを買ってしまった。
「はぁ?ダイキくんが負けるはずないだろ!いい加減なこと言うなよ!」
「いや、負けたとは言ってないけど…。」
「ヒイロくん!コバヤシくん!喧嘩は悪いけど後にしてくれるかな。今は早くオオバヤシくんを追わないと!」
「…はい。それもそうですね。それでは、ヒデオさんのこと抱きかかえさせてもらってもいいですか?」
ヒデオに注意されたことに少し不満もあったヒイロだったが、ヒデオの言うことが100%正しいので文句を言わずに従った。
「いつでもいいよ。」
「では、失礼します。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえるとチカラの方を見て「それじゃあ俺とヒデオさんは行くけど…。」と、尋ねると、チカラは「僕も出来る限りのスピードを出してヒイロに付いていくから、ヒイロは気にしないで全速力で行っていいよ。」と言った。
「分かった。それじゃあ、俺は行くから。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえて空へと上がり、全速力で(ヒデオもいるのでヒデオが耐えられるスピードで)ダイキを追いかけた。そしてダイキに追いついた時には、すでにダイキは「オオキイ」と対峙していた。
「オオキイ」は不敵に笑いながら「お前らの仲間の自衛隊?とか言う奴らの攻撃なら全く効いてないぞ。無駄な努力ご苦労様だったな。」と嫌味たらしく言ってきたので、ダイキはカチンときて「口ではそんなこと言っててもホントは効いているんだろ?強がってんじゃねえよ!」と言い返した。すると「オオキイ」は大笑いし始めた。
「ワハハハ!何だ、お前らまだ気づいてなかったのか?運が良いのか悪いのか分からない奴らだな!冥途の土産に教えてやるが、お前らが倒してきた『オソイ』、『ヤワラカイ』、『ハヤイ』、『カタイ』、『アツイ』、『ツメタイ』、そして俺、『オオキイ』にはお前ら地球人が開発した兵器は効かないんだよ!効くのはお前らみたいに8年前に願い事を叶えてもらった奴らの攻撃だけなんだよ!」
「…どういう意味だ?お前らは『光のぬし』と何か関係があるのか?」
「オオキイ」の謎が多い発言を聞いて、ダイキはその謎を聞き返しました。
「俺にはこれ以上のことは言えない。どうしても知りたければ俺に勝つんだな。そうすればお前の知りたいことが分かるはずだ。まあ、どうせ勝つのは俺だけどな!」
そう言い終えると、「オオキイ」はダイキに向かって迫ってきた。
ダイキは一瞬「オオキイ」の気迫に押されたが、すぐに立て直して前から迫ってくる「オオキイ」に立ち向かっていった。
まず「オオキイ」がダイキの襟を掴もうと右手を伸ばしてきたが、ダイキはそれに気が付いて襟を掴まれる前に左手で「オオキイ」の右手首を掴んだ。
次にダイキが「オオキイ」の顔面を殴ってやろうと右手でパンチを繰り出すと、「オオキイ」はすんでのところで左手でパンチを受けた。ダイキは「オオキイ」の右手首を「オオキイ」はダイキの右手を掴んだまま、お互いに相手の出方をうかがっていた。
「ヒイロくん、今のうちに俺をあの怪物の顔の近くに連れて行ってくれないか?」
「オオキイ」に近づくチャンスをうかがっていたヒデオがヒイロに小声で「オオキイ」に近づくように伝えた。
「そうしたいんですけど、チカラがいないとヒデオさんの力を込めたパンチが打てないと思うのですが…。」
「それなら大丈夫だよ。後ろを見てみな。」
ヒデオに促されて、ヒイロが後ろを振り向くとそこにはヒイロたちを追いかけて来たチカラがいた。
「チカラ!」
「ごめん。急いで追いかけて来たんだけど、間に合ったかな?」
「ちょうどいいタイミングだよ!それじゃあ、俺がヒデオさんを怪物に気づかれないように怪物の顔の近くに連れて行くから、チカラはヒデオさんが本気のパンチが打てるように能力で体を支えてくれ!」
「分かった!」
ヒイロはチカラと意思疎通をした後、「オオキイ」の視界に入らないように「オオキイ」の背後に回った。そしてゆっくりと顔の近くへと上がっていった。もう少しで背中の中間辺りというところまで行くと、ダイキと掴み合いをしていた「オオキイ」は護身術のように掴まれた右手首を返した後、不意を突いてダイキが着ていた服の襟を掴み、そのままダイキを背負い投げしてしまった。
ドシーンッと氷の道の上に叩きつけられたダイキは気を失ってしまった。
「フン!やはりたいしたことなかったな。さて次は…ん?」
ダイキを倒した「オオキイ」が次の行動に移ろうとした時、いきなり迫ってきたダイキの体を何とかよけて、倒れたダイキを心配して生きているか確認していたヒイロとヒデオが目に入った。
「お前らもいたのか。よし!陸地に上がって暴れる前にお前らも始末しておくか。」
そう言って両手で飛んでいるヒイロを捕まえようとし始めた。
ヒイロはヒデオを連れていたので、そんなにスピードを出せないのと「オオキイ」の動きが巨体のわりに俊敏だったために「オオキイ」の手から逃げ回るのに四苦八苦した。
「あっ…クソッ!このっ!ちょこまかと無駄に逃げ回りやがって!」
「オオキイ」はヒイロを捕まえようとしながら悪態をついていた。
「ヒデオさんどうしますか?もうあいつの顔に近づくのは無理ですよ!」
ヒイロは「オオキイ」の手から逃げ回りながら今後の対応をヒデオに相談した。
「う~ん、そうだな…ヒイロくんは俺のことを考えてあまりスピードを出していないんだろう?俺の心配はしなくていいから全速力であいつの顔に近づいてくれないか。近づいたら俺を放り投げてくれれば、後は俺が何とかするから。」
「え!いいんですか?」
「ああ、もうそれしかない!やってくれ!」
「分かりました。それじゃあ行きますよ!」
ヒイロが意を決して「オオキイ」の手から逃げ回るのをやめて向かっていこうとした時、ふわふわと大小さまざまな何かが海面から浮かび上がってきた。
「何だこれ?」
ヒイロがそのふわふわ浮かんでいる何かを目を凝らしてみてみると、氷の塊だということに気が付いた。
「氷だ!ヒデオさん、これ氷ですよ!」
「そうみたいだな。でも一体誰が?」
「僕ですよ!ヒデオさん!」
「チカラくん、キミだったのか!でもキミの能力で氷を浮かばせることが出来るのは分かるけど、氷自体はどこから持ってきたんだ?」
「この氷はオオバヤシが叩きつけられて割れた氷の道の一部を使っているんです。ヒデオさん!僕にいい案があるんですけど聞いてくれますか?」
「え?どんな案かな?」
突然浮かび上がった大小さまざまな氷の塊に戸惑っているのは「オオキイ」も同じだった。
「クソッ!何なんだこれは?奴ら何を企んでいる?いや、慌てるな。ただの目くらましかもしれない…。」
「オオキイ」が考えを巡らせていると、それまでただ浮かんでいた氷が「オオキイ」に向かってぶつかってきた。
「痛っ!クソッ!どういうことだ?さっきまで食らっていた砲撃よりも、こっちの方が痛い!……そうか!この氷はあいつらの仲間が能力で作ったものだし、氷をぶつけてきてるのも能力を使っているから痛いのか!だが、この程度の攻撃で俺が倒せると思っているのなら、俺もなめられたものだな!このくらいの痛みなら耐えながら攻撃することもでき……。」
「オオキイ」が氷に臆することなく反撃に転じようとした時、あごに強烈な痛みを感じた。
「(…何が起きた…んだ…?)」
「オオキイ」は訳も分からずにそのまま意識を失い、倒れ込んでしまった。
「よっしゃー!うまく行ったぞー!」
ヒデオがチカラの作戦がうまく行って喜びの声を上げた。
「そうか、コバヤシは離れた場所にいたから知らないのか。オオバヤシはさっき『オオキイ』とか言う怪物と戦った時、押され気味だったんだよ。だからオオバヤシが一人で行くのはまずいって言ったんだよ。」
ヒイロはよせばいいのに言い返してしまい、余計にライトの怒りを買ってしまった。
「はぁ?ダイキくんが負けるはずないだろ!いい加減なこと言うなよ!」
「いや、負けたとは言ってないけど…。」
「ヒイロくん!コバヤシくん!喧嘩は悪いけど後にしてくれるかな。今は早くオオバヤシくんを追わないと!」
「…はい。それもそうですね。それでは、ヒデオさんのこと抱きかかえさせてもらってもいいですか?」
ヒデオに注意されたことに少し不満もあったヒイロだったが、ヒデオの言うことが100%正しいので文句を言わずに従った。
「いつでもいいよ。」
「では、失礼します。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえるとチカラの方を見て「それじゃあ俺とヒデオさんは行くけど…。」と、尋ねると、チカラは「僕も出来る限りのスピードを出してヒイロに付いていくから、ヒイロは気にしないで全速力で行っていいよ。」と言った。
「分かった。それじゃあ、俺は行くから。」
ヒイロはヒデオを抱きかかえて空へと上がり、全速力で(ヒデオもいるのでヒデオが耐えられるスピードで)ダイキを追いかけた。そしてダイキに追いついた時には、すでにダイキは「オオキイ」と対峙していた。
「オオキイ」は不敵に笑いながら「お前らの仲間の自衛隊?とか言う奴らの攻撃なら全く効いてないぞ。無駄な努力ご苦労様だったな。」と嫌味たらしく言ってきたので、ダイキはカチンときて「口ではそんなこと言っててもホントは効いているんだろ?強がってんじゃねえよ!」と言い返した。すると「オオキイ」は大笑いし始めた。
「ワハハハ!何だ、お前らまだ気づいてなかったのか?運が良いのか悪いのか分からない奴らだな!冥途の土産に教えてやるが、お前らが倒してきた『オソイ』、『ヤワラカイ』、『ハヤイ』、『カタイ』、『アツイ』、『ツメタイ』、そして俺、『オオキイ』にはお前ら地球人が開発した兵器は効かないんだよ!効くのはお前らみたいに8年前に願い事を叶えてもらった奴らの攻撃だけなんだよ!」
「…どういう意味だ?お前らは『光のぬし』と何か関係があるのか?」
「オオキイ」の謎が多い発言を聞いて、ダイキはその謎を聞き返しました。
「俺にはこれ以上のことは言えない。どうしても知りたければ俺に勝つんだな。そうすればお前の知りたいことが分かるはずだ。まあ、どうせ勝つのは俺だけどな!」
そう言い終えると、「オオキイ」はダイキに向かって迫ってきた。
ダイキは一瞬「オオキイ」の気迫に押されたが、すぐに立て直して前から迫ってくる「オオキイ」に立ち向かっていった。
まず「オオキイ」がダイキの襟を掴もうと右手を伸ばしてきたが、ダイキはそれに気が付いて襟を掴まれる前に左手で「オオキイ」の右手首を掴んだ。
次にダイキが「オオキイ」の顔面を殴ってやろうと右手でパンチを繰り出すと、「オオキイ」はすんでのところで左手でパンチを受けた。ダイキは「オオキイ」の右手首を「オオキイ」はダイキの右手を掴んだまま、お互いに相手の出方をうかがっていた。
「ヒイロくん、今のうちに俺をあの怪物の顔の近くに連れて行ってくれないか?」
「オオキイ」に近づくチャンスをうかがっていたヒデオがヒイロに小声で「オオキイ」に近づくように伝えた。
「そうしたいんですけど、チカラがいないとヒデオさんの力を込めたパンチが打てないと思うのですが…。」
「それなら大丈夫だよ。後ろを見てみな。」
ヒデオに促されて、ヒイロが後ろを振り向くとそこにはヒイロたちを追いかけて来たチカラがいた。
「チカラ!」
「ごめん。急いで追いかけて来たんだけど、間に合ったかな?」
「ちょうどいいタイミングだよ!それじゃあ、俺がヒデオさんを怪物に気づかれないように怪物の顔の近くに連れて行くから、チカラはヒデオさんが本気のパンチが打てるように能力で体を支えてくれ!」
「分かった!」
ヒイロはチカラと意思疎通をした後、「オオキイ」の視界に入らないように「オオキイ」の背後に回った。そしてゆっくりと顔の近くへと上がっていった。もう少しで背中の中間辺りというところまで行くと、ダイキと掴み合いをしていた「オオキイ」は護身術のように掴まれた右手首を返した後、不意を突いてダイキが着ていた服の襟を掴み、そのままダイキを背負い投げしてしまった。
ドシーンッと氷の道の上に叩きつけられたダイキは気を失ってしまった。
「フン!やはりたいしたことなかったな。さて次は…ん?」
ダイキを倒した「オオキイ」が次の行動に移ろうとした時、いきなり迫ってきたダイキの体を何とかよけて、倒れたダイキを心配して生きているか確認していたヒイロとヒデオが目に入った。
「お前らもいたのか。よし!陸地に上がって暴れる前にお前らも始末しておくか。」
そう言って両手で飛んでいるヒイロを捕まえようとし始めた。
ヒイロはヒデオを連れていたので、そんなにスピードを出せないのと「オオキイ」の動きが巨体のわりに俊敏だったために「オオキイ」の手から逃げ回るのに四苦八苦した。
「あっ…クソッ!このっ!ちょこまかと無駄に逃げ回りやがって!」
「オオキイ」はヒイロを捕まえようとしながら悪態をついていた。
「ヒデオさんどうしますか?もうあいつの顔に近づくのは無理ですよ!」
ヒイロは「オオキイ」の手から逃げ回りながら今後の対応をヒデオに相談した。
「う~ん、そうだな…ヒイロくんは俺のことを考えてあまりスピードを出していないんだろう?俺の心配はしなくていいから全速力であいつの顔に近づいてくれないか。近づいたら俺を放り投げてくれれば、後は俺が何とかするから。」
「え!いいんですか?」
「ああ、もうそれしかない!やってくれ!」
「分かりました。それじゃあ行きますよ!」
ヒイロが意を決して「オオキイ」の手から逃げ回るのをやめて向かっていこうとした時、ふわふわと大小さまざまな何かが海面から浮かび上がってきた。
「何だこれ?」
ヒイロがそのふわふわ浮かんでいる何かを目を凝らしてみてみると、氷の塊だということに気が付いた。
「氷だ!ヒデオさん、これ氷ですよ!」
「そうみたいだな。でも一体誰が?」
「僕ですよ!ヒデオさん!」
「チカラくん、キミだったのか!でもキミの能力で氷を浮かばせることが出来るのは分かるけど、氷自体はどこから持ってきたんだ?」
「この氷はオオバヤシが叩きつけられて割れた氷の道の一部を使っているんです。ヒデオさん!僕にいい案があるんですけど聞いてくれますか?」
「え?どんな案かな?」
突然浮かび上がった大小さまざまな氷の塊に戸惑っているのは「オオキイ」も同じだった。
「クソッ!何なんだこれは?奴ら何を企んでいる?いや、慌てるな。ただの目くらましかもしれない…。」
「オオキイ」が考えを巡らせていると、それまでただ浮かんでいた氷が「オオキイ」に向かってぶつかってきた。
「痛っ!クソッ!どういうことだ?さっきまで食らっていた砲撃よりも、こっちの方が痛い!……そうか!この氷はあいつらの仲間が能力で作ったものだし、氷をぶつけてきてるのも能力を使っているから痛いのか!だが、この程度の攻撃で俺が倒せると思っているのなら、俺もなめられたものだな!このくらいの痛みなら耐えながら攻撃することもでき……。」
「オオキイ」が氷に臆することなく反撃に転じようとした時、あごに強烈な痛みを感じた。
「(…何が起きた…んだ…?)」
「オオキイ」は訳も分からずにそのまま意識を失い、倒れ込んでしまった。
「よっしゃー!うまく行ったぞー!」
ヒデオがチカラの作戦がうまく行って喜びの声を上げた。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
【完結】「心に決めた人がいる」と旦那様は言った
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
「俺にはずっと心に決めた人がいる。俺が貴方を愛することはない。貴女はその人を迎え入れることさえ許してくれればそれで良いのです。」
そう言われて愛のない結婚をしたスーザン。
彼女にはかつて愛した人との思い出があった・・・
産業革命後のイギリスをモデルにした架空の国が舞台です。貴族制度など独自の設定があります。
----
初めて書いた小説で初めての投稿で沢山の方に読んでいただき驚いています。
終わり方が納得できない!という方が多かったのでエピローグを追加します。
お読みいただきありがとうございます。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
【完結】公女が死んだ、その後のこと
杜野秋人
恋愛
【第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞しました!】
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作中の演出として自死のシーンがありますが、決して推奨し助長するものではありません。早まっちゃう前に然るべき窓口に一言相談を。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、他作品とリンクする予定は特にありません。本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品は小説家になろうでも公開します。
◆24/2/17、HOTランキング女性向け1位!?1位は初ですありがとうございます!
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる