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めんやー

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謎探し

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秀】じゃあタイプって?

エ】タイプってのは特性とは違って「氣を動かせる位置」が関わってくる。

秀】氣を動かせる位置?

エ】あぁ、氣ってのは体に纏える位置が人それぞれ決まってる。氣さえ使えるようになれば氣の30%は誰でも好きな位置に動かせる。30%+タイプ補正による位置って感じだな。実際に見た方が早いな。


そう言うとエイジは立ち上がり、右拳に力を入れた、すると右拳から蒸気の様な物が吹き出てきた。


エ】氣を集めるとそこから氣の蒸氣が吹き出す、これが位置移動だ。難点は氣を集めた場所がバレちまう所だな。こりゃ、隠しようがねぇんだ。

秀】なるほど…これは氣の使え無い人には見えるのか?

エ】見えない、氣の使える奴だけだ。

秀】なるほどな…。

秀】それで、氣の動かし方は?

エ】んー、氣を動かすにはコツがあってな、これは人それぞれ感覚が違うからなんとも言えんが、氣は心臓から流れ出て体全体に雑に流れてる状態になってる、初心者はな。

エ】雑に流れてる氣を心臓に戻し一時的に留める事で氣のコントロールが出来るようになり、タイプと特性が使えるようになる。


エ】だがな、これ結構難易度高いんだ、練習がいる、コツは氣の流れを自覚する事だ

秀】……。


秀は目を瞑った。
深く、深く集中し、自分の氣の流れを感じる。
(目を瞑り立ってる絵、血液に蒸気の様な物が流れてる絵)


(秀頭、分かるぞ…流れてるのが…かなり疎らに流れてる…。全身の氣をゆっくりかき集め…心臓に持っていくイメージ…)
蒸気の様な物が心臓に流れていく絵。

(秀頭、捉えた…。そのまま心臓に留める、落ち着け…ゆっくり…留める)



エイジとエレナが汗をかき目を合わせる絵

再び秀を見る


(エイジ頭、こいつ…あの説明で氣の流れを自覚し、心臓に持っていきやがった‼︎)

(エレナ頭、恐ろしい程の才能…氣を覚えて2日でこの感性の良さと技術力…実際には1ヶ月間練習を必要する儀式を…たった一瞬で…)


すると秀の体から蒸氣が溢れ出す。

秀は目を開ける


秀】こ、これは?


自分の身体を見てる絵


エ】儀式成功だよ、お前は…全身だな。

秀】全身?

エ】説明は後だ、取り敢えず、氣を鎮めろ。やり方は…お前なら説明せんでも出来んだろう。

秀】…。


秀は目を瞑り、深く深呼吸をした。
ゆっくりと秀の体から蒸氣が消えていく、そして完全に消えた。


秀】…これで良いのか?

エ】あぁ。さすが譱の息子だな。

秀レ】‼︎

秀】親父の事知ってんのか?

エ】まぁな、古い腐れ縁だよ。

秀】…。

エ】詳しく知りたいか?

秀】いや、いいや。

エ】ほー、なんで?

秀】最初に話した様に俺は親父の秘密を知るのが目的だったし、正体が分かった以上別に興味ねぇな。

エ】随分冷めてんなぁ、仮にもお前の父親だろ?会いたくねーのかよ?

秀】嫌悪とかじゃねーさ。別に会った所で話す事も無いしな。

秀】親父も忙しいだろ。

(エ頭、子供出来たらちゃんと育てよ…。)

エ】一生会わない気か?

秀】別れた時にいつか会うってあっちから言ってたんだ、それも俺から会いに来るってな。いずれその機会が来るだろ、それを待つよ。

エ】お前本当に15か?

秀】なんだよそれ。

エ】まぁいい。ならあいつとの関係も話さないし、お前の好きにすると良い。

エ】まぁ話した所で大した話はねーからな。

秀】で、全身ってのは?

エ】そうだったな。ちょっと待て。


そう言うとエイジは紙とペンを取り出しかき始めた。

【タイプ図】

全身

その為部位

癒し
~~~~~

エ】これがタイプの種類だ。氣の儀式を終えるとさっき見たいに氣を移動出来る場所から氣が噴き出すんだ。全身から吹き出せば全身タイプ。

エ】両手から吹き出せば両手タイプみたいにな。

エ】全身は名前の通り体全体に氣を纏う事ができて、100%氣を移動できる。

エ】それ以外のタイプは、誰でも動かせる30%以外の部位のどこかに纏えるって訳だ、両手だったら30%+20%くらいかね

エ】つまり両手は氣を50%動かせるって事になる、まぁ両手の20%は両手以外移動出来ないけどな。

エ】移動の速さやとかは「操作性」によるんだがな。

エ】癒しってのはちょっと特殊だ。

秀】なるほど…。操作性って?

エ】操作性ってのは氣を操る技術の事だな、A~Dまでランクがあって、経験を積めば相手がどれぐらいのランクかが分かるって言う、氣使い向けの評価基準の事だ。

秀】へーー、面白えな。

秀】じゃー癒しは?

エ】説明しても良いが…お前学校は?

秀】あ。


秀は時間を確認すると7:40分になっていた。


秀】悪りぃ、次教えてくれ!


そう言うと秀は階段を駆け足で降りていった。


レ】ちょっと!…もう。


エレナはエイジの方を向いた。


レ】では、失礼しますね。


頭を下げる。


エ】エレナさんも大変だな。


エレナは浮き少し前に進むと振り返りエイジを見る。


レ】エレナで良いですよ、エイジさん。

エ】そうか…またなエレナ。

レ】えぇ。では。


エレナは飛び秀の元へと行った。

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