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謎探し
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沈母】………ごめんなさい。沈の事となるとすごい不安で、たった1人の息子だから…ありがとう秀くん、大分落ち着いたわ。
秀】良かったです。沈は大丈夫ですから安心して待ちましょう。
沈母】えぇ。そうね。
一時間が経ちおくから担当医師が出てきた。
沈母】‼︎
一目散に駆け寄る。
沈母】息子は、沈は大丈夫でしょうか??
(頭秀、…本当に反省してんのか?まぁどっちでも良いけど)
医】こちらの病室に。
医師は1013号室の部屋を指差す。
沈母】沈‼︎
勢い良く扉を開け中に入る。
沈】母さん、どうしたの?そんなに慌てて。
沈母】良かった、本当に良かった、母さん病院から電話が来てとてもビックリして、本当に心配で不安だったよ、
沈】オーバーだなぁ、ってまあいいや、心配かけてごめんね、大丈夫!1ヶ月も入院すればバッチリだってさ!
沈母】そう…良かった本当に…
沈】母さんは心配し過ぎだよ、って秀‼︎
秀】よぉ、元気そうだな。
沈】大丈夫だった!!⁇あのおと…
秀は自分の口に人差し指を当てていた
秀】ほら、コンビニでお前が好きそうな物買ってきたから。
秀は沈に近寄り手渡す。
秀】小声)メモが入ってる、早めに読んでくれ。
沈】……ありがとう。
秀、迷惑かけたね、秀が運んでくれたんでしょ?
秀】あぁ、別に大した事ねーよ、病院近かったし。
沈】そっか…だけど命の恩人には変わりないよ、ありがとう、秀。
秀】おう、もちろん貸し1だぜ?
沈】フフフ、このツケは重そうだ。
秀】あぁ、大分な。
クラスメイト】沈‼︎
秀が振り返るとそこには同じクラスや学校の沈の友が来ていた。
秀】じゃ、俺はこれで。お大事にな、また学校で。
沈】なんだよ、秀。
もうお見舞い来ないつもり??
秀は鼻を鳴らす。
秀】野郎のお見舞いなんて一回で十分だろ?
沈】フフ、秀らしいね。
秀は沈に背を向け歩き出し左手を上げ病室を出て行った。そのまま秀は病院の外へ、家へと歩き出した。その帰路。
(秀頭、それにしてもすげぇな…氣って言うのは。だがまだまだ知らない事があるはずだ。
…エレナとはどうやって連絡とれば良いんだ?)
家に着き扉を開ける。
秀】ただいま
・・・・・・・
秀は二階に上がり自分の部屋へ入ると同時に布団にダイブした。
(秀頭、今日は…疲れ…た…)
そのまま秀は眠りについた。
秀】……なんだここ
秀が見た光景はソファにテレビ、机にベット、手間への二つの扉には恐らくトイレと風呂があるであろう部屋が二つ、綺麗にしてありまるで誰がここで生活している様な場所だった。
そして奥にもう一つ扉が。
レ】また会ったわね。
秀は勢い良く振り返る。
秀】エレナ!
レ】うふふ、また驚かせてしまったかしら。
秀】…ここは一体…。
レ】その前に座って飲み物でも出すわ、コーヒーで良いかしら、お砂糖は?
秀】無くて良いよ
レ】そう、大人ね。
エレナは部屋にある冷蔵庫からコーヒーを出し二つのコップに注いだ。
レ】はい、どうぞ。
秀】あぁ、ありがとう
レ】見てたわよ、凄かったわ、あの状況で友達を連れて逃げるなんて、さすがね。
秀】余裕だったよ。
レ】うふふ、自身満々ね。
秀】あいつが俺を本気で捕まえようとすれば話は別だけどな。
レ】本気を出してないって思ったの?
秀】あいつ氣が使えるんだろ?
レ】えぇ。
秀】ならなぜ氣を使って俺を殺した?蘇りの原理を知らなかったにしても反応が薄すぎる。
秀】確実に心臓を貫いた人間が生き返ったのなら誰でも驚く、蘇りの原理を知らず、氣を使えない人間が蘇ったなら尚更な。
レ】…確かにそうね。
秀】聞いていいか?聞きたい事が山程あるんだ。
レ】ええ、何でも答えるわ、私の知っている事なら。
秀】氣を使える人間はあの蘇りについて全員知ってるのか?
レ】えぇ。氣の初心者で無い限りほぼ全員知ってる筈よ、氣使いにとって常識ね。
秀】なるほど…なら意図的に蘇らせたのは確実だな。後は氣について知ってる事全部教えてくれ。
レ】氣って言うのは本来誰もが持っている力の事、この世に物体として存在する物全てね。
レ】人間は勿論、目に見える物は全て氣を纏っているわ。
だけど使いこなすにはある程度頭脳と身体がいる。
レ】だから人間が使えこなせるの。
本来は生まれた瞬間から氣が使えるんだけど、私みたいな者が生まれつき人間の中に1人いて氣を管理してるのよ。
レ】昔は狩などでが使われていたんだけど今は何故か使えない様になってるわ。
エレナはコーヒーを一口飲んだ。
エ】なぜ私見たいのが生まれ、人間の中に入り氣の管理してるか、なぜ私が氣について知っているのか、私には分からないの…。
エ】知っていたと思うんだけど忘れてしまった様な感覚なの…私の勘違いかもしれないけれど……。
秀】…。
エレナは一口コーヒーを飲むと話を始めた。
レ】氣を使える様になると起こることは多いわ。
一つは秀も分かってると思うけど身体能力及び全てが強化されるわ。
レ】自己治癒力、そして感情も強化されるから殺気や怒りなどの感情を相手に伝えたりする事も可能よ。
(秀頭、神社の殺気の原理はこれか…)
レ】2つめ、今まで見えなかった物が見える様になるわ、それは世間で「幽霊」と呼ばれてるわ。
秀】‼︎
レ】本当の名は「浮遊気」実体が無く氣のみで存在している人間とは別の生命体よ。
レ】氣は本来実体の内側、心臓の部分から氣が出ているのだけど、実際現実に実体を持たず存在出来ている。
レ】理由としては色々諸説があるんだけど…目的や怨みが強過ぎるのが原因だと言われてるわ。
秀】浮遊氣の発生原は?
レ】物体ね。
秀】?
レ】まぁ実際には人形やフィギュア、マネキンなど人の型をしていている物から出る事が多いの。人間がそれに愛着を持ち人間同様に話しかけたり接している事で発現すると言われているわ。
レ】物にも氣は有るからね。勘違いしちゃうのよ自分が人間だと。
秀】氣が使えない人間でも発現可能なのか?
レ】無理ね、氣が使えなければ出来ないわ。
秀】なるほど…
秀】じゃー俺はもう浮遊氣が見えるって事か?
レ】えぇ。バッチリ見えるはずよ。
秀】そうか…面白く…なってきたな…他…に…は…?
レ】うふふ、そろそろ限界の様ね。
秀】急に…眠気…が…
レ】初めにしては十分過ぎるほど話せたわ。
レ】大丈夫、またすぐ会えるわ、今日はもう寝なさい。
秀】あぁ…そうか…おやす…み
レ】おやすみ、秀。
こうして秀は眠りについた。
秀】良かったです。沈は大丈夫ですから安心して待ちましょう。
沈母】えぇ。そうね。
一時間が経ちおくから担当医師が出てきた。
沈母】‼︎
一目散に駆け寄る。
沈母】息子は、沈は大丈夫でしょうか??
(頭秀、…本当に反省してんのか?まぁどっちでも良いけど)
医】こちらの病室に。
医師は1013号室の部屋を指差す。
沈母】沈‼︎
勢い良く扉を開け中に入る。
沈】母さん、どうしたの?そんなに慌てて。
沈母】良かった、本当に良かった、母さん病院から電話が来てとてもビックリして、本当に心配で不安だったよ、
沈】オーバーだなぁ、ってまあいいや、心配かけてごめんね、大丈夫!1ヶ月も入院すればバッチリだってさ!
沈母】そう…良かった本当に…
沈】母さんは心配し過ぎだよ、って秀‼︎
秀】よぉ、元気そうだな。
沈】大丈夫だった!!⁇あのおと…
秀は自分の口に人差し指を当てていた
秀】ほら、コンビニでお前が好きそうな物買ってきたから。
秀は沈に近寄り手渡す。
秀】小声)メモが入ってる、早めに読んでくれ。
沈】……ありがとう。
秀、迷惑かけたね、秀が運んでくれたんでしょ?
秀】あぁ、別に大した事ねーよ、病院近かったし。
沈】そっか…だけど命の恩人には変わりないよ、ありがとう、秀。
秀】おう、もちろん貸し1だぜ?
沈】フフフ、このツケは重そうだ。
秀】あぁ、大分な。
クラスメイト】沈‼︎
秀が振り返るとそこには同じクラスや学校の沈の友が来ていた。
秀】じゃ、俺はこれで。お大事にな、また学校で。
沈】なんだよ、秀。
もうお見舞い来ないつもり??
秀は鼻を鳴らす。
秀】野郎のお見舞いなんて一回で十分だろ?
沈】フフ、秀らしいね。
秀は沈に背を向け歩き出し左手を上げ病室を出て行った。そのまま秀は病院の外へ、家へと歩き出した。その帰路。
(秀頭、それにしてもすげぇな…氣って言うのは。だがまだまだ知らない事があるはずだ。
…エレナとはどうやって連絡とれば良いんだ?)
家に着き扉を開ける。
秀】ただいま
・・・・・・・
秀は二階に上がり自分の部屋へ入ると同時に布団にダイブした。
(秀頭、今日は…疲れ…た…)
そのまま秀は眠りについた。
秀】……なんだここ
秀が見た光景はソファにテレビ、机にベット、手間への二つの扉には恐らくトイレと風呂があるであろう部屋が二つ、綺麗にしてありまるで誰がここで生活している様な場所だった。
そして奥にもう一つ扉が。
レ】また会ったわね。
秀は勢い良く振り返る。
秀】エレナ!
レ】うふふ、また驚かせてしまったかしら。
秀】…ここは一体…。
レ】その前に座って飲み物でも出すわ、コーヒーで良いかしら、お砂糖は?
秀】無くて良いよ
レ】そう、大人ね。
エレナは部屋にある冷蔵庫からコーヒーを出し二つのコップに注いだ。
レ】はい、どうぞ。
秀】あぁ、ありがとう
レ】見てたわよ、凄かったわ、あの状況で友達を連れて逃げるなんて、さすがね。
秀】余裕だったよ。
レ】うふふ、自身満々ね。
秀】あいつが俺を本気で捕まえようとすれば話は別だけどな。
レ】本気を出してないって思ったの?
秀】あいつ氣が使えるんだろ?
レ】えぇ。
秀】ならなぜ氣を使って俺を殺した?蘇りの原理を知らなかったにしても反応が薄すぎる。
秀】確実に心臓を貫いた人間が生き返ったのなら誰でも驚く、蘇りの原理を知らず、氣を使えない人間が蘇ったなら尚更な。
レ】…確かにそうね。
秀】聞いていいか?聞きたい事が山程あるんだ。
レ】ええ、何でも答えるわ、私の知っている事なら。
秀】氣を使える人間はあの蘇りについて全員知ってるのか?
レ】えぇ。氣の初心者で無い限りほぼ全員知ってる筈よ、氣使いにとって常識ね。
秀】なるほど…なら意図的に蘇らせたのは確実だな。後は氣について知ってる事全部教えてくれ。
レ】氣って言うのは本来誰もが持っている力の事、この世に物体として存在する物全てね。
レ】人間は勿論、目に見える物は全て氣を纏っているわ。
だけど使いこなすにはある程度頭脳と身体がいる。
レ】だから人間が使えこなせるの。
本来は生まれた瞬間から氣が使えるんだけど、私みたいな者が生まれつき人間の中に1人いて氣を管理してるのよ。
レ】昔は狩などでが使われていたんだけど今は何故か使えない様になってるわ。
エレナはコーヒーを一口飲んだ。
エ】なぜ私見たいのが生まれ、人間の中に入り氣の管理してるか、なぜ私が氣について知っているのか、私には分からないの…。
エ】知っていたと思うんだけど忘れてしまった様な感覚なの…私の勘違いかもしれないけれど……。
秀】…。
エレナは一口コーヒーを飲むと話を始めた。
レ】氣を使える様になると起こることは多いわ。
一つは秀も分かってると思うけど身体能力及び全てが強化されるわ。
レ】自己治癒力、そして感情も強化されるから殺気や怒りなどの感情を相手に伝えたりする事も可能よ。
(秀頭、神社の殺気の原理はこれか…)
レ】2つめ、今まで見えなかった物が見える様になるわ、それは世間で「幽霊」と呼ばれてるわ。
秀】‼︎
レ】本当の名は「浮遊気」実体が無く氣のみで存在している人間とは別の生命体よ。
レ】氣は本来実体の内側、心臓の部分から氣が出ているのだけど、実際現実に実体を持たず存在出来ている。
レ】理由としては色々諸説があるんだけど…目的や怨みが強過ぎるのが原因だと言われてるわ。
秀】浮遊氣の発生原は?
レ】物体ね。
秀】?
レ】まぁ実際には人形やフィギュア、マネキンなど人の型をしていている物から出る事が多いの。人間がそれに愛着を持ち人間同様に話しかけたり接している事で発現すると言われているわ。
レ】物にも氣は有るからね。勘違いしちゃうのよ自分が人間だと。
秀】氣が使えない人間でも発現可能なのか?
レ】無理ね、氣が使えなければ出来ないわ。
秀】なるほど…
秀】じゃー俺はもう浮遊氣が見えるって事か?
レ】えぇ。バッチリ見えるはずよ。
秀】そうか…面白く…なってきたな…他…に…は…?
レ】うふふ、そろそろ限界の様ね。
秀】急に…眠気…が…
レ】初めにしては十分過ぎるほど話せたわ。
レ】大丈夫、またすぐ会えるわ、今日はもう寝なさい。
秀】あぁ…そうか…おやす…み
レ】おやすみ、秀。
こうして秀は眠りについた。
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