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第二章:常に最愛の者へ。

群がる光と、とある一族の猛信仰。

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今日もパターン通りに勉学も終わらせた。
すぐ急いで部屋に戻った。

また珍しく魔法学があった!!

やっぱり基礎なのに難しい…

復習の為、何度も私はルイの部屋で授業記録を。
いつもと同じ様に読むばかり。

【魔法学-基礎Ⅱ-】

魔法とは自然界、万物の力の行使する事。
汝の主へ、その源へ。
願い、受けたまわるからこそ成立する。

受けたまわりし加護を。
祝福として成立するからこその魔法へ。
汝の源から返還する事が全ての魔法へ。

全て加護からの魔力は万物の力でもある。

そしてたたえるべきは汝の主だけではない。
たたえるべきは万物の全てである。

万物の凡ゆる事象すら汝の源から可能にする。
全ての加護と祝福と共に行使する意味である。

ゆえに力を、事象を、願いを、全てを。
ゆえに全てへ、等しくたたえるべき願いへ。

すなわち、全てが魔法となってあらわれる。

様々な加護も含め様々な加護の全てへ。
自然界の場合、世界の全てに存在する主へ。

汝の主は加護として授け与えた汝の祝福。

ゆえに全てが神と呼ばれる所以。
ゆえに全てが人と呼ばれる所以。

汝の力の行使は、その為にある汝の源を。
全ては返還する事により成立し魔法へ。

たたえ、願い、受けたまわる事を。
ゆえに正しき理解と共に行使する事象へ。

万物に等しくたたえ願う事が重要になる。

己の加護を、万物の加護を、全ての加護を。
汝の源は等しく受けたまわる力へ。

但し源の根源を、忘れてはならぬ。
源の理解が最も重要である。

ゆえに魔法は与えられた自然界と繋がる。
ゆえに等しく理解しなければ、不可能。

常にたたえる事と受けたまわる事は等しい。

すなわち、魔力である。
すなわち、魔法である。
すなわち、万物の源である。

【魔法学-基礎Ⅱ-終了-】

何度、読んでも私には難しい。

源の理解が最も重要と?
書いてある通りだけど…
基礎すら私には、やっぱり難しいし?

判らないから構築すら出来ない…
どうにか判るのが?

汝の主が?
いや、全ての源と?
理解するからこその魔法と…

ソファに座りながら何度も私は読んで考える。

ルイの言ってた事は判り易かったなぁ…
つまり、私の主が汝の主だけど。

その主が私へ、いつも魔力を、でしょう?

たたえるから、受けたまわる力が魔法へ。
私の場合、魔力のみ。
魔法にはなってないと…

そもそも、主がハッキリと判らない?
でも…

何となく私は目すら閉じて魔力を、右手へ。
意図的に集めようとした時。
変な感覚まで湧き上がって、すぐ止めた。

どうしてか…
この感覚が好きになれない…

もう私は判らない感覚でテーブルに記録を。
投げ付けてからソファへ。

不貞寝してる時。

カチリッとドアの鍵が聞こえた。
すぐ私も目を開けるとルイが部屋へ。
戻ってきたのも判る。

でも私はソファに寝転がったまま…

「ルカ、戻ったよ。
ど、どうしたのだ!?
一体、ルカ!?」

すぐ慌てながら近付いてきたルイが私を。
抱き起こしたけど…

「ルイ?
魔法学の基礎もね…
何度、読んでも判らないし?
やっぱり!?
私の頭も悪いよ!!
それに…
魔力も好きになれない!?
何でぇ!!」

もう私は最後だけ大きく言って…
ルイの腕も振り払ってソファで暴れる。

「どうして!!
私だけ!!
皆も、ルイだって普通に!?」

「ル、ルカ!?
今日の魔法学か…
だが、何を、いや、これは…
何にか、ルカだけと?
落ち着きなさい、ルカ!!」

最後だけルイも大きく言うと…
すぐ力強く抱き締めてきた。

同時に私すら息を、力も抜いてルイへ。
ただ擦り寄った。

「ルカ…
落ち着いておくれ?
そして勘違いもしてる。
だからこそ、聞いてくれるね?」

少し私も驚く。

ルイも言うと腕も緩めて優しく笑った。
そのまま私は見ると…

「ルカ?
魔法学や魔法に関してだろう?
誰でも出来る事ではないよ?
前にも言った筈。
帝国民は普段から魔力を。
だから余計、魔法学、魔法だが。
簡単でもないのだと…」

それは!?
前に言ってた意味と同じ理由を?

複雑な気分で私はルイへ。

「でもルイ?
前に言ってたのは…
そう、判るけど…
私だけでもないと?
一応、魔力も集め様としても…
変な感覚ばかり。
凄く多い?
何かが湧き上がって…」

言葉が浮かばなくなる私は目を。
閉じて首すら横に振る。

「それがルカの理由か?
つまり、魔力を、集め様とすると…
多い何かが…
ルカの判らない感覚が、だろう?
湧き上がるから使いたくないと?
ならば、普段からも、だな?」

ルイの言葉に、どうにか私も頷きながら…

「うん、そう…
嫌なの、ルイ。
多くて判らないし?
でも私も、なの。
ルイの側が良いと?
でも、もっと多い何か、ばかり。
集まってくるの?
やっぱり、私はルイだけが…」

「もう良い、ルカ。
俺が必ず守るのも変わらないぞ?」

言ってる途中で、またルイが私を。
力強く抱き締めて言ったのも判った。

「そして、ルカ?
なるほど…
集まってくると?
言うぐらいならば…
俺すら本気で常にルカだけを。
全てから守るだけ…
だから大丈夫だよ?
俺の愛してるルカを。
どんな時でもだ。
そんな怯えなくて良い…
少し早いが、安心して休みなさい。」

言ってくる全てが…
優しいルイに私もだった。

あぁ…
本当に私にはね、ルイ?

ルイが側に居てくれるだけで…
私は安心するんだよ…

なぜか意識も薄れる。

私もルイが居ると思いながら…
意識も手放した。

**************************

一方、グリシャ。

公式の場での接触どころか…
見抜かれて逆に追い詰められて居たが。

どうにかフィンの魔石もあって…
逃げ切ってる中。

今は逆手にとライカック国内へ。

だが、未だに捕まった仲間すら居ない?
その違和感に勘付く。

まさか…

「逆に仲間へ!?
同時に罠もか?
俺の場合、魔石も含め逃れられるが…
もしメイガン国に残ってた場合。
属国でも罠すら多い皇帝ルイの!?
クソが!!」

すぐ通信として使用してる魔石も出しながら…
予防として魔力探知する白い魔水晶も出す。

どちらも移動に不便ない片手程度だが。
その分、範囲も狭い。

そんな中でもだった。

一番、近い属国の状況確認を。
魔力でシグナルも合わせると…
通信の魔石が仄かに光り出す。

すぐ声だけが聞こえた。

「グリシャか!?
今は駄目だ!!
冷帝よりユテライクの…
ぐぁっ!?
クソッ!!
せめて…
ライカック国は危険だぁ!!
見抜かれてる上に…
そして、後は託すからなぁ!?」

その言葉だけで途切れた通信に驚く。

また試みてもシグナルすら不可能へ。

これは…
通信先の魔石を、だろ!!

あの僅かで壊したのか!?

しかも見抜かれてる上?
つまり、皇帝ルイが?

いや、違う!!
実行してるのはユテライク一族か!!

だが、また託すと!?

「馬鹿野郎がぁ!!
また俺にとかよ!!
フィンなら、きっと…
それなのに俺は!?
逆に皆すら危険へ。
あんな僅かでかぁ!!」

我慢が出来ず、オレが叫んだ時。
魔水晶の色が黒く濁った。

すぐ意味に気付いて俺は手に取り方角を。
確認してから判断する。

もうか、早過ぎるぞ!?
広いライカック国内でも辺境の…
誰も居ない家屋ばかりにも関わらず。

だが、この魔力配置は…
これは罠だ!!

ならば、逃げるとしても…
魔力反応から反対方面の林へ。

既にライカック国内の外れ…
そのまま走りながら同時に考えもする。

常に頭脳とフィンからの魔石で…
どうにか逃れるのだが。

さっきの通信内容だろ?
まさか、罠にも注意して動かしたのにか?
もう皇帝ルイが見抜いた?

待て…
さっきの言い方すら変だろ!?

今すら実行してるのは…
ユテライク一族で見抜かれてる上に?

なぜ…
そんな中、冷帝と言った?

つまり、あれか!?

互いが互いを?
利用し合う関係のみ!!

ユテライク一族なら情報網と頭脳。
他国も含めた多い貿易。

そして皇帝ルイに賛同してる一族だぞ?

林の中で人が居ないのも確認しながら…
再度、フィンからの魔石も見た時。

まさか、既にフィンの魔石を!?

つまり、ユテライク一族が皇帝ルイへ。
だからこそ皇帝ルイが、ユテライク一族へ?

だとしたら俺が!!
さっきの通信で僅かだろうと俺へ!!

ライカック国は危険だとかぁ!?

ならば、皇帝ルイがユテライク一族へ。
言ったからこそだろ!?

「チッ。
ライカック国は出ねぇとヤベェし?
もし魔石ですら皇帝ルイが!?
その対策も、だろうがぁ!!」

苛立ちから怒鳴った時。

「その通りですよ?
小賢しい鼠さん。
あの素晴らしいルイ皇帝へ?
随分と愚かで無礼な事を。
言われるのですねぇ。」

すぐ俺は声の方へ。
視線も向けたが…
誰も見えず、同時に魔力を。
一気に上げた時だった。

一人の男性が爽やかに見える笑顔で居た。

「鼠さんと同じ魔石を。
私も使っただけですよ?
ただの目眩しですか…
頭脳があっても私程ではない様子。
最早、邪魔でしかない。」

言ってきた意味に俺すら気付く。

「同じ魔石だと?
しかも、その瞳…
明らかにユテライク族の者だな!?
他の仲間達を、どうした!!」

だから叫ぶ様に怒鳴ると男は笑顔のまま…

「小賢しい鼠さんが、でしょうね。
元ドラルーク国の生き残りでしょう?
そう、私はユテライク族長でもある。
鼠に名乗る必要もない事。
そしてルイ皇帝は神々から恩恵として…
とても素晴らしい美貌を!!
更に魔力も、頭脳すら神々からと?
あんなにも愛されてる者を、判らないと?
私には全く理解が出来ない鼠など…
皆さん当然、蛇の毒で死にましたよ?」

言ってくる事に仲間の死も判る上に…
平然と笑って言う事、全て。

もう完全に怒りも湧き上がって…

「ふざけんじゃねぇ!!
人すら簡単に殺しておいて何を!?
普通に笑ってんだぁ!!
しかも皇帝ルイじゃねぇだろ?
皇帝ルイは俺だけの筈。
仲間達に関しては、お前が!!
勝手に殺したくせに…
死んだ仲間達も全員?
皇帝ルイのせいにする気かぁ!?」

大きく怒鳴り付けてもだった。
男は何事もない様子で…

「おやおや、勘違いですよ?
ルイ皇帝は鼠駆除と言われました。
つまり、小賢しい鼠限定でもない。
単純、邪魔にしかならない鼠全部を。
その駆除でしょう?
まして貴方の場合。
特に私が直接でなければ?
納得しませんよ?」

言った内容にも俺すら判った。

「つまり、貿易取引で、かよ?
金にならなかった上に…
余計な邪魔した俺はって意味でかぁ?
だとしても…
もし皇帝ルイならだろ?
アンタが殺すより皇帝ルイ自身がって。
俺は予測すっけどなぁ、おい…」

そう言った時、男は頷きながら…
ようやく複雑な顔へ。
表情すら崩すどころでもなかった。

「まさに、そこです!!
ルイ皇帝ならば、一体!?
どちらが一番、喜ばれるか!!」

急に大きく言った上に目も閉じて…

「私の管轄内に居る薄汚い鼠を?
こうやって簡単に捕らえる事も、でしょう!?
出来たのも、そう!!
まさにルイ皇帝は瞬時に言われた!!
私は対価に見合う情報と物資を。
貿易商として当然の事にも関わらず。
またルイ皇帝だけでもないと?
ルカ次期皇妃の事まで!!
あの瞬間に聞いて判ってしまったぁ!!
美貌とも呼べない奇跡の?
神々の申し子だと?
ルイ皇帝自ら、あんなにも…
美しい大輪だと言われたのですよ!!
ただでさえルイ皇帝が、既に?
あんなにも神々の加護を、恩恵を、愛を。
授けながら今すら増すばかり!!
そして美貌だけでもない!!
アルデバード帝国の歴代で誰よりもです!!
一番、輝いてられるにも関わらず。
あのルイ皇帝が!!
更に愛するルカ次期皇妃を!?
もっと神々すら愛してると知った事。
私の中では婚儀の際、ご注意までくださった!?
今のルカ次期皇妃を、拝見しただけで!?
私ならば、気絶する程だろうと?
一体、ルイ皇帝は私達一族の誇りにも等しい…
敬愛して止まない信仰する神々が、どれ程?
お二人共が神々の申し子です!!
そんな、お二人共を?
拝見する事すら神々に感謝を。」

いきなりルイ皇帝について…
猛烈に褒めたたえた様子で言ってきた男に…
正直、俺はドン引きしかけたが。

どうにか考える。

違う意味でも?
危ねぇ奴どころじゃねぇが。

今すら祈ってるのは皇帝ルイへ!?

いやいや、待て、今!!

「ちょっ…
アンタの名前は、どうでも良いがなぁ!?
次期ルカ皇妃の事を?
皇帝ルイが直にアンタへ?
言っただと!?
んな馬鹿な…
今までの外交含め記録でも、だぞ?
あの皇帝ルイは言わねぇだろ!!」

慌てながら言った俺に今度は…
祈ってた族長らしい男が驚いた顔へ。

「な、わ、私が鼠相手に嘘を?
言う必要さえないでしょう?
ルイ皇帝とは私が!?
族長になる前からですよ!!
ルカ次期皇妃も幼い頃ですが…
当時で充分過ぎる!!
一見しただけで判る事!!」

一見しただけで?
何が判るって?

「いや、俺が知りてぇのはアンタじゃねぇ…
皇帝ルイと次期ルカ皇妃ってのになる?
どっちとも会ってなくてもなぁ!!
ルカって方は謎過ぎるんだぞ?
まぁ、美貌ってのは除外しても…」

「この愚か者がぁ!!
ルカ次期皇妃にまでか!!」

言ってた途中で男が遮り完全に怒鳴った。

俺すら驚く程、急に首も振り己の手で…
束ねてる髪も解くと。

「どれ程の愚か者だぁ!!
こんな愚か者が?
神々すら愛したのも明確過ぎる。
ルイ皇帝だけでもない!!
素晴らしい美貌も、魔力も、頭脳も…
アルデバード帝国以外!!
全て含めても居ないと言うのにかぁ!!
世界に存在すら奇跡の申し子達を!?
その美貌を、蔑ろにするなど…
神々への冒涜だろう!?
私すら僅かのみ。
お会い出来ない方々なのだぁ!!」

完全に睨みながら言ってきたが。
すぐ目を閉じた。

「あぁ、駄目でしょう?
私もユテライク族としての誇りを。
神々に仕える者として…
普段から節度ある言動を。
そんな私ですらルイ皇帝の前ならば…
神々からの申し子は特に誉れ高いのです。
故にルイ皇帝とルカ次期皇妃へ。
我が一族は判ってるからこそ絶対。
貿易商としての顔もありますが。
その中でも今の我が一族には、でしょう?
あの、お二人が神々の加護を、恩恵を。
愛されてるか、その理解すら可能…」

目も開けた族長は、さっきと同じ笑顔を。
再度、向けて俺へ。

「そんな事も判らないのでしょう?
私には全く理解すら出来ない…
小賢しい鼠さん?
最早ルイ皇帝のする事は神々の許可を。
常に得てる事のみ。
私からしたら常に神の代弁者です。」

また何を!!

だが、俺も冷静になる為、僅か目を。
閉じて考える。

神の代弁者だと?
さっきの様子も含め皇帝ルイへ?

今まで冷帝ばっか!!
それとも確かに全く違うが…

ふと俺はフィンの言った事を、思い出した。

『気付け!!』

そう、皇帝ルイにも同じ意味で俺へ。

『頭脳と魔力だけ高過ぎる。
12歳の子供が帝国皇帝へ。』

『唯一の妹しか皇帝でない、お前を。
見ない上に誰も教えてないからこそ…
お前は知らないんだぞ?』

そんなフィンに、だった筈。
同時に皇帝ルイも叫ぶ様に…

『大切で愛するルカは、俺の全てだぁ!!』

『今すら俺だけを信じるルカが…
俺の唯一、愛する大切なルカを、奪うなぁ!!』

また違うだろ…
この族長は皇帝ルイを。

「ふざけてんのは…
アンタだろうがぁ!!」

気付いて俺は完全に族長も睨むと…
僅かに驚いた様子もしたが続ける。

「アンタは皇帝ルイを!!
神だの、代弁者だのってなぁ?
そうやって、ずっとかぁ!!
美貌だの、魔力だの、頭脳だの…
あっても皇帝ルイ自身を。
何一つ見ちゃ居ねぇ!!
次期ルカ皇妃も同じ理由だろ?
アンタからすりゃ神々とかよ!!
同じだって理由のみ。
二人の僅か本心も、本当の姿も全て?
知らねぇ上に見てねぇだろうがぁ!!」

明らかに族長も困惑した様子すら出したが。
すぐ俺は一気に魔力を。

「我が言葉、願い、汝の主へ。
我が血筋ちすじにて誓いたまわりし御身を、たたえん。
たまわる願いよ、聞き届けし風と共に舞い上がれ。
我の元へ、まといし空へ。」

得意の風も使って上空へ。
短時間しか不可能でも高さはある。

「何だと!?
風魔法の応用を。
ま…」

そのまま族長も無視して俺は高度も上げる。

長時間は不可能だが。
どうにかライカック国境も空から超えて…
生き残った仲間と合流しながら被害も深刻だった。

やはり今回に関しては、まさにユテライク族…
皇帝ルイより、その猛毒蛇に仲間だけではなかった。
無関係な者達までの規模へ。

そこでグリシャも不審に思った事すら大きい。

フィンからの魔石も使えるグリシャだけが単独で…
再度と皇帝ルイの記録だけでなく調べてしまえば…

帝国軍が動けない時。
必ず動くのはユテライク族も判った。

だが、決定的な証拠だけは常にない。

勿論、帝国軍の軍事力も圧倒的…
ユテライク族に関しては…
暗躍する様な動きも見せる中。

恐らく、皇帝ルイも知ってる上で信じてないと。
グリシャは判断した。

つまり、互いの利益関係も含めながら…
常に皇帝ルイの方が頭脳で勝るのだ。

グリシャは策も考えるが…
帝国の外堀から堅める方法を、選び動き出す。
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