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第三章:離さないでもなく、もう離せない。
私は皆を、ならば私が誓う。
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私はスープだけを飲みながら…
ひたすら考えてた。
人間全てが要らない!!
でも…
皆を守りたい!!
**************************
狙撃銃の件から…
正確な日数も判らないけど。
私は家の中で、ずっと考える。
そんな私にと…
ラークがだった。
いつも心配しながら…
一緒に食事も持ってくる。
それでも私は、どうしても…
食べる気も、食べる事すら出来ない。
でも…
ラークが私の為に…
用意してくれたのだから。
私もスープだけでもと。
どうにか飲む。
察した様子でラークが…
私の頭を撫でながら言ってくる。
「ネオ…
無理しなくて良いんだ。
僅かでもだが。
この部屋すら出ないのも…
ずっと考えてるからだろう?
俺は少し片付けてくるから。
そのまま…
待っててくれるか?」
一応、私は頷く。
そのラークが凄く心配そうな顔で…
部屋から出るのも見てたけど。
また、すぐ私は考える。
ラークの言う通りで…
私は部屋からも最低限しか出なかった。
ずっと窓の外を眺めながら…
何度も私は考える。
私は…
また動物達の悲鳴を思い出す。
もう私は目を閉じた。
あんな…
優しい皆の…
私には聞こえてたんだぁ!!
それなのに人間は…
ただ…
狙撃銃の実験でと!?
あの皆を!?
人間が!?
皆の命を!?
絶対に人間は…
何も考えてない!!
こんな事…
私には、すぐ判る!!
人間が勝手に狙撃の的で皆へと。
しただけだぁ!!
その痛みで、優しい皆が…
あんなにも泣き叫んだのにかぁ!!
でも…
人間は実験のみ!?
あの優しい皆を!!
何も考えず…
人間が勝手にと!?
もう私は思い出すだけでもだった。
どうしても許せなくなる。
皆は何もしてない!!
皆は何も悪くない!!
私は助けられなかった…
もっと私が!!
早く気付いてたら!!
皆を思い出せば…
私も悲しくなるばかり。
涙が浮かびそうになる。
慌てて私は拭った。
いつも思う事。
同じで変わらない…
人間なんて大嫌いだぁ!!
でも…
嫌だけど。
所詮、私も人間…
嫌でも考えれば、すぐ判る事も。
あの距離なら大した威力もない…
簡易的な狙撃銃だ!!
スコープすら…
多分、大した事もないけど。
狙撃銃が作れたなら…
絶対!!
普通の小銃すら作れる!!
他の武器としても…
人間が使うだけ…
そんなのが出回れば…
いくら異能があっても!?
あのラークだって!!
ロアも変わらないのに!?
皆も危なくなるだけだぁ!!
それに…
シーレさんも!?
人間から隠れて…
ラークが言った時に涙まで…
ふと私は他の他部族でも…
ロポック族のナスクさんも思い出す。
あの時。
もう泣いてたのに!!
今まで、どれだけ人間が…
ロポック族に何をしてきたかも…
私には、すぐ判ったのに!!
あの場に居た…
他の皆も同じだった!!
人間なんて要らないからだぁ!!
でも…
リディワスさんの言葉も浮かんだ。
リディワスさんは…
もっと危ない!?
今でも動いてるなら!?
だったら…
絶対にだぁ!!
人間は真っ先に…
リディワスさんを!!
それに…
リディワスさんは他種族も纏めてる。
これなら更に!?
リディワスさんは…
強いし?
頭も良いし?
そうなれば…
もう絶対に狙われるだけ…
あの優しいリディワスさんすら!?
人間は絶対にするだけだぁ!!
私は目を閉じたまま…
必死に皆の事も考えてた。
**************************
「ネオ…
まさか…
あれから、ずっとか?
もう身体だけでも…
ないだろう?」
その声に気付いて…
私は、すぐ目を開けた。
部屋の中にリディワスさんが居た。
それにラークも側に居たけど。
心配そうに見てるのも判る。
私は声が聞こえるまで…
何も気付かなかった。
部屋の中に居る…
リディワスさんを私は見たけど。
でも…
何も言えなかった。
「ネオ、もう…
顔色だけでもない事すら明確に判る。
もっと私も早く済ませてたら…」
そう言うリディワスさんが。
もう無事だった事に私は嬉しい。
少し笑って私は…
リディワスさんを向いて言う。
「リディワスさんが来たのも…
本当に良かったぁ!!
ずっと心配してたんだよ?
絶対にリディワスさんが危ないと…
だから私は嬉しい!!」
リディワスさんが微妙に動く。
「ネオが…
私を心配してたと?
だが…
私はネオを。
ずっと心配していたが。
それに今回の件。
人間は原材料になる物資をだ。
もう手に入らん。
それに、なぜ…
ネオが私を?」
リディワスさんの言った事を。
すぐ私も理解したけど。
首を横に振って言う。
「そんなの当たり前だよ!!
リディワスさんがだぁ!!
一番、危ないのに…
あんな人間の中で!?
リディワスさんが動いてるのを!?
ラークからも聞いてた!!」
リディワスさんが複雑に動く。
「ネオ?
私は大丈夫だ。
簡単に負ける事すら…」
「違う!!」
咄嗟に私は叫んだ。
リディワスさんの言葉を遮る。
私には判るからこそ…
もうリディワスさんに…
そのままでと。
目を閉じて大きく言う。
「違うよ!!
リディワスさんが一番だぁ!!
危ないぐらい私でも判る!!
強いのも!!
頭が良いのも!!
だから余計にだぁ!!
人間は絶対…
リディワスさんを!!
更に、もし!?
リディワスさんを知ったら必ずだぁ!!
リディワスさんを狙うに決まってる!!
でもリディワスさんは強いと…
私でも判るぐらいだし!?
それならと?
人間は卑怯な罠をしてくるんだぁ!!
特にリディワスさんは…
他種族すら纏めてると?
そんな事が人間に気付かれたら…
真っ先にだぁ!!
どんな手段も!!
どんな卑怯な方法でもと!!
絶対にリディワスさんだけ…
必ず狙うだけになる!!」
どうにか言ってからも私は…
もう首を横に振って思う。
優しいリディワスさんが!?
大切なのに!?
また人間が!?
そんな事…
「ネオ…
私を心配してくれた事にだ。
理解した事でもあるが。
だが、私が今のネオをだと。
ネオならば…
私が心配してる事にも…
判るだろう?」
私はリディワスさんの声で目を開ける。
リディワスさんは微妙に動いてだった。
「私は言っただろう?
ネオは『誰よりも愛されるべき者』と。
そんなネオを。
皆すら愛してる。
ネオが笑ってない事にも…
今ですら皆も心配している。
私も、それは当たり前だろう?」
驚きながら私はリディワスさんを見た。
もう…
どんなに考えても!!
私には何も判らなくなる。
だから私は、また目を閉じた。
思うまま言った。
「私は人間だし?
皆の方が大切だし?
ラークも!!
リディワスさんも!!
ロアも!!
シーレさんも!!
他種族の皆も…
どうして!?
人間なんて…
何をしてるかも判らない!!
あんなゴミを!?
狙撃銃だって…
あの距離だし?
大した威力でもないけど!?
旧型の狙撃銃が作れるなら…
普通の小銃も作れる!!
火薬の代わりになる物だって?
多いし?
もっとだぁ!!
危ない物すら簡単に!?
それを気付いたら人間は…
何も考えないまま!!
ただ、作って…
更に実験して?
その事に何も思わない!!
後から気付いても…
遅い事すら気付かない!!」
そのままで私は考える。
そうだ…
代わりになる物すら多い!?
更にと!?
皆が、もっと!?
でも…
ラークも、リディワスさんも…
知らないから?
だったら!!
私は目を開ける。
そして考えて指輪に触れて言う。
「スコープ!!」
いつもと同じで左手の中に簡単に現れる。
私は少し歩いて、そのままラークに渡した。
凄く驚いた顔をしてたラークに…
「これは狙撃銃以外にも使える。
窓の外を見れば判る。
翳して遠くを覗けば良いだけだよ…」
ラークは不思議そうな顔になるけど。
言われた通りに窓へと動いた。
スコープで外を見た瞬間。
明らかにラークが驚く様子もした。
それから私はラークに言う。
「こんなのは狙撃銃に限らないよ。
でも…
遠くを見るぐらい簡単に出来る。
そんなのを付けて…
遠くから皆を!!
どんな相手すら!!
勝手に攻撃してくるのにだよ!!
ラークは…
防げるの?
更に皆は?
もっと危ない事が判るのに!?」
ラークが複雑な顔をして私は見たけど。
何も言わなかった。
でも…
私はラークも意味が判った事もだった。
それなのに…
どうして人間を!?
私は!!
また私が目を閉じた時。
「ネオ!!
もう判った!!
私が全ての人間をだ。
対処する!!」
**************************
リディワスさんの大きな声で私は…
目を開ける。
そんなリディワスさんを見るけど。
何も動いてなかった。
でも…
私を見てる事だけは判った。
そのまま私が見てると…
「ネオ。
この大陸からだ。
全ての人間を私がしよう。
他へと移動させる事を。」
私は驚く。
もっとラークは驚いた顔で言った。
「長!?
まだ対策は他にもだろう!?
話をしてたのもある!!」
私は少しラークを見るけど。
すぐだった。
「それも判っている、ラーク。
だが…
気付かないか?
ネオが人間を嫌う事も。
確かに前からだ。
私達も理解してた筈。
それでもだ。
今のネオが全てを言っている。
その理由にと私は判った。」
ラークは少し考える様子をしたけど。
複雑な顔になると。
「長が言う…
その理由。
ネオの事だけではないと?」
リディワスさんは僅かに動いた。
「ラーク。
今の全てだがな?
ネオの言葉で判る筈だぞ?
ネオが言った理由にもだ。
全て私達の事のみ。
ラークや私。
更に他種族の全てだろう?
ネオは自分が傷付く事より全てを。
常に周りの者達へと。
心配と不安だけしか…
言ってないだろう?」
ラークが驚きながらだった。
「それは…
だから…
長すら…」
リディワスさんも僅かに動く。
「そうだ。
ラークの考えた通りだろう?
ネオは一切。
自分自身の事は言ってない。
それに考えていない事もだ。
人間が嫌いな理由すら同じ事。
ネオは誰よりも…
自分自身を傷付けてる事すら判ってない。
今のネオも同じだろう?
全て同じ意味にもなる。
私の事すら心配していた。
これはラーク。
動物達の事も全て含まれる。
私はネオを守る事は既に言った筈。
そのネオがだ。
今すら悲しい顔も私は、させない。
そして…
これは一族の長としてだけでもない。
ネオにと必ず。
私の中でも決まっている事だ。」
私はリディワスさんにと首を傾げる。
でも…
リディワスさんは複雑に動いた。
「先に…
ネオ?
言いたい事もある。
私はネオが特別だと言ったが。
もうネオは充分。
皆からも愛されてるとだ。
『誰よりも愛されるべき者』はネオのみ。
ネオが笑う事を。
私も、ラークも、皆が望んでる事なのだ。
だから、もう…
ネオは何も心配しなくて良い。
リオエンラ族の長。
リディワスの名に誓う。
この大陸から全ての人間は移動させる事を。
そしてネオは、もう安心して…
今後も笑って暮らせるだろう?」
私は勝手に涙が零れたけど。
意味は判った。
だから嬉しくて…
笑ってリディワスさんに言う。
「うん!!
ありがとう!!
やっぱり…
私にはリディワスさんだけが。
特別だなぁ!!」
すぐラークも私の横にくると。
リディワスさんに頭を下げて言った。
「長…
俺も出来る事の全てを。
協力の時には連絡を。」
リディワスさんは微妙に動く。
「ラーク、判った。
連絡する。
それにネオ?
私は今の様にだ。
ネオの笑顔が見たかったぞ?
その笑顔が一番、ネオには似合う。」
私は嬉しくて笑った。
すぐ思う。
リディワスさんは本当に凄い。
絶対に信じられる。
強くて、それでも…
凄く優しいのも判る!!
私もラークを愛してる。
ロアや、シーレさんみたいな友達も。
他種族も、動物達も大切で…
私は優しい皆を守りたいけど。
でも…
それを叶えてくれるたのは…
リディワスさんだ!!
やっぱり…
リディワスさんだけは『特別』だ!!
**************************
ラークと一緒に家から見送る時。
私は…
せめて伝えたくて…
笑ってリディワスさんに。
大きく言う。
「リディワスさん!!
私からも言いたい事があるの!!」
リディワスさんは振り向いた様子も。
それに何となく?
私を見てる気もした。
だから笑いながら私は大きく続ける。
「いつもリディワスさんを!!
私は『特別』だって思うし?
ずっと今でもだよ?
何も変わらないけど?
初めて最初からだ!!
リディワスさんだけが特別なの!!
それに言ってきた事にもだよ?
私を『誰よりも愛されるべき者』と!?
勿論、私はラークを愛してるけど?
それでも、もっと!!
大好きで、大切な皆の事を!!
私は『誰よりも愛する』事を!!
リディワスさんは絶対だと。
信じられるって思うだけだし?
きっと、それなら?
皆も喜ぶよね!?」
横に居たラークは驚いた顔のまま…
何も言わず、リディワスさんを見た。
私も笑いながらリディワスさんを見る。
少しだけ微妙に動いた。
「ネオ。
私も同じだぞ?
だが…
くっ。
はははははははっ!!
それすら…
ネオは…
普通に言うか。
これは…
くっ。
はははははははっ!!
もう私も…
ネオだけは…
特別以上かも知れんな。
だからこそ。
私が必ずだ!!
ネオの笑顔すら守るのみ。
私にはだ。
ネオが笑うだけで嬉しい事。
何も変わらん。」
リディワスさんが笑った事も。
嬉しくて私も笑うだけだった。
でも…
ラークが私を抱き寄せた。
驚いて私もラークを見ると凄く…
慌てた様子でリディワスさんに言った。
「お、長!?
今のは、まさか!!
ネオを!?
更に意味すらだった?
だが…
俺もだぞ!!
もう絶対にネオを離せん!!
それに…
しばらくネオは安静!!
栄養もだ!!」
リディワスさんが微妙に動きながら。
笑ってるのは私でも判った。
「くっ。
はははははははっ!!
そうだな?
私もだぞ?
油断したら…
ラークならば。
判ってるな?
だが…
はははははははっ!!
勿論。
ラークの言う事も。
判るからこそだ。
くっ。
ならば…
私は更にだ。
ネオにと送ろう?
これもネオから教えて貰った。
あのドライフルーツをだ。
里でも好評で常にある。
栄養価も高いぞ?
はははははははっ!!」
それを聞いて私も思い出す。
あの里に行った時。
教えたドライフルーツを!?
皆にも好評!?
すぐ判って私は笑う。
「良かった!!
皆も喜んでくれてるなら。
私は嬉しいだけだなぁ!!」
リディワスさんが笑って…
リオエンラ族の皆が喜んでる。
それだけで充分。
私が嬉しいのも本当だった。
「ネオ。
それ程に時間も使わず。
人間の対処を優先しよう。
全て済んだらラークにだ。
連絡もする。
もうネオが悲しむ事もないぞ?
また来る。」
「うん!!
リディワスさん!!
本当にありがとう!!」
そう言ってからリディワスさんも…
森から出て行った。
しばらく私は去った方を見ながら思う。
あのリディワスさんが言った!!
だったら絶対にだ!!
私は信じられる。
これで皆も!?
もう嬉しいだけだった。
「ネオ…
長も言った事だが。
もうネオが傷付かない為に。
俺が側でも愛する事も。
更に守る事もだ。」
ラークの声を聞いて見ると…
優しい笑顔なのに気付いた。
「ラーク。
私が愛してるのはラークだけだ!!
もっと…
これからも楽しくなるね!!」
私が笑って言うと…
ラークも嬉しそうに笑った。
それから家に戻る。
どうしても思う。
きっと、これから…
毎日が安心して楽しくなると。
**************************
その後。
ラークの言う通り、しばらく私は安静中。
食事も徐々に食べれる様になってきた。
そんな中でもリディワスさんから…
グマンを使ったドライフルーツが届いた。
食べると本当に美味しい!!
でも…
私は食べながら気付く。
これは…
更に新たな方法も使ってる!?
少し考えるけど。
次にリディワスさんと会う時。
今度はジュース以外にだ!!
私はチャレンジしようと決めた。
ひたすら考えてた。
人間全てが要らない!!
でも…
皆を守りたい!!
**************************
狙撃銃の件から…
正確な日数も判らないけど。
私は家の中で、ずっと考える。
そんな私にと…
ラークがだった。
いつも心配しながら…
一緒に食事も持ってくる。
それでも私は、どうしても…
食べる気も、食べる事すら出来ない。
でも…
ラークが私の為に…
用意してくれたのだから。
私もスープだけでもと。
どうにか飲む。
察した様子でラークが…
私の頭を撫でながら言ってくる。
「ネオ…
無理しなくて良いんだ。
僅かでもだが。
この部屋すら出ないのも…
ずっと考えてるからだろう?
俺は少し片付けてくるから。
そのまま…
待っててくれるか?」
一応、私は頷く。
そのラークが凄く心配そうな顔で…
部屋から出るのも見てたけど。
また、すぐ私は考える。
ラークの言う通りで…
私は部屋からも最低限しか出なかった。
ずっと窓の外を眺めながら…
何度も私は考える。
私は…
また動物達の悲鳴を思い出す。
もう私は目を閉じた。
あんな…
優しい皆の…
私には聞こえてたんだぁ!!
それなのに人間は…
ただ…
狙撃銃の実験でと!?
あの皆を!?
人間が!?
皆の命を!?
絶対に人間は…
何も考えてない!!
こんな事…
私には、すぐ判る!!
人間が勝手に狙撃の的で皆へと。
しただけだぁ!!
その痛みで、優しい皆が…
あんなにも泣き叫んだのにかぁ!!
でも…
人間は実験のみ!?
あの優しい皆を!!
何も考えず…
人間が勝手にと!?
もう私は思い出すだけでもだった。
どうしても許せなくなる。
皆は何もしてない!!
皆は何も悪くない!!
私は助けられなかった…
もっと私が!!
早く気付いてたら!!
皆を思い出せば…
私も悲しくなるばかり。
涙が浮かびそうになる。
慌てて私は拭った。
いつも思う事。
同じで変わらない…
人間なんて大嫌いだぁ!!
でも…
嫌だけど。
所詮、私も人間…
嫌でも考えれば、すぐ判る事も。
あの距離なら大した威力もない…
簡易的な狙撃銃だ!!
スコープすら…
多分、大した事もないけど。
狙撃銃が作れたなら…
絶対!!
普通の小銃すら作れる!!
他の武器としても…
人間が使うだけ…
そんなのが出回れば…
いくら異能があっても!?
あのラークだって!!
ロアも変わらないのに!?
皆も危なくなるだけだぁ!!
それに…
シーレさんも!?
人間から隠れて…
ラークが言った時に涙まで…
ふと私は他の他部族でも…
ロポック族のナスクさんも思い出す。
あの時。
もう泣いてたのに!!
今まで、どれだけ人間が…
ロポック族に何をしてきたかも…
私には、すぐ判ったのに!!
あの場に居た…
他の皆も同じだった!!
人間なんて要らないからだぁ!!
でも…
リディワスさんの言葉も浮かんだ。
リディワスさんは…
もっと危ない!?
今でも動いてるなら!?
だったら…
絶対にだぁ!!
人間は真っ先に…
リディワスさんを!!
それに…
リディワスさんは他種族も纏めてる。
これなら更に!?
リディワスさんは…
強いし?
頭も良いし?
そうなれば…
もう絶対に狙われるだけ…
あの優しいリディワスさんすら!?
人間は絶対にするだけだぁ!!
私は目を閉じたまま…
必死に皆の事も考えてた。
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「ネオ…
まさか…
あれから、ずっとか?
もう身体だけでも…
ないだろう?」
その声に気付いて…
私は、すぐ目を開けた。
部屋の中にリディワスさんが居た。
それにラークも側に居たけど。
心配そうに見てるのも判る。
私は声が聞こえるまで…
何も気付かなかった。
部屋の中に居る…
リディワスさんを私は見たけど。
でも…
何も言えなかった。
「ネオ、もう…
顔色だけでもない事すら明確に判る。
もっと私も早く済ませてたら…」
そう言うリディワスさんが。
もう無事だった事に私は嬉しい。
少し笑って私は…
リディワスさんを向いて言う。
「リディワスさんが来たのも…
本当に良かったぁ!!
ずっと心配してたんだよ?
絶対にリディワスさんが危ないと…
だから私は嬉しい!!」
リディワスさんが微妙に動く。
「ネオが…
私を心配してたと?
だが…
私はネオを。
ずっと心配していたが。
それに今回の件。
人間は原材料になる物資をだ。
もう手に入らん。
それに、なぜ…
ネオが私を?」
リディワスさんの言った事を。
すぐ私も理解したけど。
首を横に振って言う。
「そんなの当たり前だよ!!
リディワスさんがだぁ!!
一番、危ないのに…
あんな人間の中で!?
リディワスさんが動いてるのを!?
ラークからも聞いてた!!」
リディワスさんが複雑に動く。
「ネオ?
私は大丈夫だ。
簡単に負ける事すら…」
「違う!!」
咄嗟に私は叫んだ。
リディワスさんの言葉を遮る。
私には判るからこそ…
もうリディワスさんに…
そのままでと。
目を閉じて大きく言う。
「違うよ!!
リディワスさんが一番だぁ!!
危ないぐらい私でも判る!!
強いのも!!
頭が良いのも!!
だから余計にだぁ!!
人間は絶対…
リディワスさんを!!
更に、もし!?
リディワスさんを知ったら必ずだぁ!!
リディワスさんを狙うに決まってる!!
でもリディワスさんは強いと…
私でも判るぐらいだし!?
それならと?
人間は卑怯な罠をしてくるんだぁ!!
特にリディワスさんは…
他種族すら纏めてると?
そんな事が人間に気付かれたら…
真っ先にだぁ!!
どんな手段も!!
どんな卑怯な方法でもと!!
絶対にリディワスさんだけ…
必ず狙うだけになる!!」
どうにか言ってからも私は…
もう首を横に振って思う。
優しいリディワスさんが!?
大切なのに!?
また人間が!?
そんな事…
「ネオ…
私を心配してくれた事にだ。
理解した事でもあるが。
だが、私が今のネオをだと。
ネオならば…
私が心配してる事にも…
判るだろう?」
私はリディワスさんの声で目を開ける。
リディワスさんは微妙に動いてだった。
「私は言っただろう?
ネオは『誰よりも愛されるべき者』と。
そんなネオを。
皆すら愛してる。
ネオが笑ってない事にも…
今ですら皆も心配している。
私も、それは当たり前だろう?」
驚きながら私はリディワスさんを見た。
もう…
どんなに考えても!!
私には何も判らなくなる。
だから私は、また目を閉じた。
思うまま言った。
「私は人間だし?
皆の方が大切だし?
ラークも!!
リディワスさんも!!
ロアも!!
シーレさんも!!
他種族の皆も…
どうして!?
人間なんて…
何をしてるかも判らない!!
あんなゴミを!?
狙撃銃だって…
あの距離だし?
大した威力でもないけど!?
旧型の狙撃銃が作れるなら…
普通の小銃も作れる!!
火薬の代わりになる物だって?
多いし?
もっとだぁ!!
危ない物すら簡単に!?
それを気付いたら人間は…
何も考えないまま!!
ただ、作って…
更に実験して?
その事に何も思わない!!
後から気付いても…
遅い事すら気付かない!!」
そのままで私は考える。
そうだ…
代わりになる物すら多い!?
更にと!?
皆が、もっと!?
でも…
ラークも、リディワスさんも…
知らないから?
だったら!!
私は目を開ける。
そして考えて指輪に触れて言う。
「スコープ!!」
いつもと同じで左手の中に簡単に現れる。
私は少し歩いて、そのままラークに渡した。
凄く驚いた顔をしてたラークに…
「これは狙撃銃以外にも使える。
窓の外を見れば判る。
翳して遠くを覗けば良いだけだよ…」
ラークは不思議そうな顔になるけど。
言われた通りに窓へと動いた。
スコープで外を見た瞬間。
明らかにラークが驚く様子もした。
それから私はラークに言う。
「こんなのは狙撃銃に限らないよ。
でも…
遠くを見るぐらい簡単に出来る。
そんなのを付けて…
遠くから皆を!!
どんな相手すら!!
勝手に攻撃してくるのにだよ!!
ラークは…
防げるの?
更に皆は?
もっと危ない事が判るのに!?」
ラークが複雑な顔をして私は見たけど。
何も言わなかった。
でも…
私はラークも意味が判った事もだった。
それなのに…
どうして人間を!?
私は!!
また私が目を閉じた時。
「ネオ!!
もう判った!!
私が全ての人間をだ。
対処する!!」
**************************
リディワスさんの大きな声で私は…
目を開ける。
そんなリディワスさんを見るけど。
何も動いてなかった。
でも…
私を見てる事だけは判った。
そのまま私が見てると…
「ネオ。
この大陸からだ。
全ての人間を私がしよう。
他へと移動させる事を。」
私は驚く。
もっとラークは驚いた顔で言った。
「長!?
まだ対策は他にもだろう!?
話をしてたのもある!!」
私は少しラークを見るけど。
すぐだった。
「それも判っている、ラーク。
だが…
気付かないか?
ネオが人間を嫌う事も。
確かに前からだ。
私達も理解してた筈。
それでもだ。
今のネオが全てを言っている。
その理由にと私は判った。」
ラークは少し考える様子をしたけど。
複雑な顔になると。
「長が言う…
その理由。
ネオの事だけではないと?」
リディワスさんは僅かに動いた。
「ラーク。
今の全てだがな?
ネオの言葉で判る筈だぞ?
ネオが言った理由にもだ。
全て私達の事のみ。
ラークや私。
更に他種族の全てだろう?
ネオは自分が傷付く事より全てを。
常に周りの者達へと。
心配と不安だけしか…
言ってないだろう?」
ラークが驚きながらだった。
「それは…
だから…
長すら…」
リディワスさんも僅かに動く。
「そうだ。
ラークの考えた通りだろう?
ネオは一切。
自分自身の事は言ってない。
それに考えていない事もだ。
人間が嫌いな理由すら同じ事。
ネオは誰よりも…
自分自身を傷付けてる事すら判ってない。
今のネオも同じだろう?
全て同じ意味にもなる。
私の事すら心配していた。
これはラーク。
動物達の事も全て含まれる。
私はネオを守る事は既に言った筈。
そのネオがだ。
今すら悲しい顔も私は、させない。
そして…
これは一族の長としてだけでもない。
ネオにと必ず。
私の中でも決まっている事だ。」
私はリディワスさんにと首を傾げる。
でも…
リディワスさんは複雑に動いた。
「先に…
ネオ?
言いたい事もある。
私はネオが特別だと言ったが。
もうネオは充分。
皆からも愛されてるとだ。
『誰よりも愛されるべき者』はネオのみ。
ネオが笑う事を。
私も、ラークも、皆が望んでる事なのだ。
だから、もう…
ネオは何も心配しなくて良い。
リオエンラ族の長。
リディワスの名に誓う。
この大陸から全ての人間は移動させる事を。
そしてネオは、もう安心して…
今後も笑って暮らせるだろう?」
私は勝手に涙が零れたけど。
意味は判った。
だから嬉しくて…
笑ってリディワスさんに言う。
「うん!!
ありがとう!!
やっぱり…
私にはリディワスさんだけが。
特別だなぁ!!」
すぐラークも私の横にくると。
リディワスさんに頭を下げて言った。
「長…
俺も出来る事の全てを。
協力の時には連絡を。」
リディワスさんは微妙に動く。
「ラーク、判った。
連絡する。
それにネオ?
私は今の様にだ。
ネオの笑顔が見たかったぞ?
その笑顔が一番、ネオには似合う。」
私は嬉しくて笑った。
すぐ思う。
リディワスさんは本当に凄い。
絶対に信じられる。
強くて、それでも…
凄く優しいのも判る!!
私もラークを愛してる。
ロアや、シーレさんみたいな友達も。
他種族も、動物達も大切で…
私は優しい皆を守りたいけど。
でも…
それを叶えてくれるたのは…
リディワスさんだ!!
やっぱり…
リディワスさんだけは『特別』だ!!
**************************
ラークと一緒に家から見送る時。
私は…
せめて伝えたくて…
笑ってリディワスさんに。
大きく言う。
「リディワスさん!!
私からも言いたい事があるの!!」
リディワスさんは振り向いた様子も。
それに何となく?
私を見てる気もした。
だから笑いながら私は大きく続ける。
「いつもリディワスさんを!!
私は『特別』だって思うし?
ずっと今でもだよ?
何も変わらないけど?
初めて最初からだ!!
リディワスさんだけが特別なの!!
それに言ってきた事にもだよ?
私を『誰よりも愛されるべき者』と!?
勿論、私はラークを愛してるけど?
それでも、もっと!!
大好きで、大切な皆の事を!!
私は『誰よりも愛する』事を!!
リディワスさんは絶対だと。
信じられるって思うだけだし?
きっと、それなら?
皆も喜ぶよね!?」
横に居たラークは驚いた顔のまま…
何も言わず、リディワスさんを見た。
私も笑いながらリディワスさんを見る。
少しだけ微妙に動いた。
「ネオ。
私も同じだぞ?
だが…
くっ。
はははははははっ!!
それすら…
ネオは…
普通に言うか。
これは…
くっ。
はははははははっ!!
もう私も…
ネオだけは…
特別以上かも知れんな。
だからこそ。
私が必ずだ!!
ネオの笑顔すら守るのみ。
私にはだ。
ネオが笑うだけで嬉しい事。
何も変わらん。」
リディワスさんが笑った事も。
嬉しくて私も笑うだけだった。
でも…
ラークが私を抱き寄せた。
驚いて私もラークを見ると凄く…
慌てた様子でリディワスさんに言った。
「お、長!?
今のは、まさか!!
ネオを!?
更に意味すらだった?
だが…
俺もだぞ!!
もう絶対にネオを離せん!!
それに…
しばらくネオは安静!!
栄養もだ!!」
リディワスさんが微妙に動きながら。
笑ってるのは私でも判った。
「くっ。
はははははははっ!!
そうだな?
私もだぞ?
油断したら…
ラークならば。
判ってるな?
だが…
はははははははっ!!
勿論。
ラークの言う事も。
判るからこそだ。
くっ。
ならば…
私は更にだ。
ネオにと送ろう?
これもネオから教えて貰った。
あのドライフルーツをだ。
里でも好評で常にある。
栄養価も高いぞ?
はははははははっ!!」
それを聞いて私も思い出す。
あの里に行った時。
教えたドライフルーツを!?
皆にも好評!?
すぐ判って私は笑う。
「良かった!!
皆も喜んでくれてるなら。
私は嬉しいだけだなぁ!!」
リディワスさんが笑って…
リオエンラ族の皆が喜んでる。
それだけで充分。
私が嬉しいのも本当だった。
「ネオ。
それ程に時間も使わず。
人間の対処を優先しよう。
全て済んだらラークにだ。
連絡もする。
もうネオが悲しむ事もないぞ?
また来る。」
「うん!!
リディワスさん!!
本当にありがとう!!」
そう言ってからリディワスさんも…
森から出て行った。
しばらく私は去った方を見ながら思う。
あのリディワスさんが言った!!
だったら絶対にだ!!
私は信じられる。
これで皆も!?
もう嬉しいだけだった。
「ネオ…
長も言った事だが。
もうネオが傷付かない為に。
俺が側でも愛する事も。
更に守る事もだ。」
ラークの声を聞いて見ると…
優しい笑顔なのに気付いた。
「ラーク。
私が愛してるのはラークだけだ!!
もっと…
これからも楽しくなるね!!」
私が笑って言うと…
ラークも嬉しそうに笑った。
それから家に戻る。
どうしても思う。
きっと、これから…
毎日が安心して楽しくなると。
**************************
その後。
ラークの言う通り、しばらく私は安静中。
食事も徐々に食べれる様になってきた。
そんな中でもリディワスさんから…
グマンを使ったドライフルーツが届いた。
食べると本当に美味しい!!
でも…
私は食べながら気付く。
これは…
更に新たな方法も使ってる!?
少し考えるけど。
次にリディワスさんと会う時。
今度はジュース以外にだ!!
私はチャレンジしようと決めた。
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