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第17章 どうやら魔王は兄妹のようです。
切断の兄
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彼女は消えた。
光となって消えていった。
先程までそこにいたはずの彼女は俺には見えず、変わりに床には【鍵】が落ちている。
彼女が遺していった鍵。
鍵の獲得候補者が競い合って狙っていた鍵。
妖魔王が狙っていた鍵。
それが彼女のいた場所に落ちている。
「………………」
黙ってその鍵を拾う。それは彼女が残した遺留品。
触るのは少し怖かったが、それでも手を伸ばした。
「おい、妖魔王」
「「なんだい? ルイトボルト…………いや、明山の方がいいかな?」」
「お前はなんで拾おうと動かなかった?
お前レベルの存在なら、拾おうとした俺の手ごと吹き飛ばして後から回収できるじゃないか」
「「そうだねぇ~ー。八虐を倒しきり、最後まで生き残った褒美だ。君から殺して奪うことにしたよ。もっとも……君はどうせその使い方を理解していないだろうしね!!」」
「そうか……」
「「どうしたんだい?
感情が暗いね。友との別れが辛いのは分かるけどもさ。殺る気MAXかい?」」
妖魔王の言う通りだ。俺は先程から集中している。なるべく、明るいテンションで戦いに望もうとはしていない。
殺意というほどではないが、
「それもあるよ。でも、あいつとはちゃんと別れた。それで終いだ。
だけど、少しでも気を許したら。俺はお前に負ける気がする。願望でも、信念でも、戦闘でも……」
何もかも負けそうな気がする。
俺にとっての願望である【平穏】は、妖魔王にとっての願望である【人類の幸福】に勝てる気がしない。
そればかりか。勇者の装備も、なにもつけていない俺が妖魔王に勝てる気がしないのである。
戦歴も技術も魔法も付喪神も邪悪さも威圧感も何もかもが妖魔王とはかけ離れている。
だが、ただ1つ違うとすれば、【鍵】を持っているか持っていないか。
「「それでも、降伏はしないんだろう?」」
妖魔王の言う通りだ。
何一つ俺よりも遥かに違えど、俺には妖魔王よりも劣ってはいない箇所がある。
彼女が遺していった物を預かっていることだ。
まだ完全敗北ではない。
戦う前から勝負は決まっていないのだ。
「ああ、もちろんさ!!」
そう言って俺は大広間の床を蹴り進んでいた。
接近戦。
見たところ、妖魔王は手に武器らしいものを持ってはいない。そのため、切り捨てられることはないはずだ。金剛のように武器を虚空から召喚できる場合は別だが、そのときは五円ソードで弾くのみ。
「「いいよ。最後に殴りかかるのを許可しよう。我(妾)らも鬼ではない魔王だからね。黒帝黒を失った悲しみくらい分かるさ」」
上等だ。妖魔王がそう言うなら、挑発であっても一撃入れてやる。殴りかかってやる。
だが、妖魔王はそう来ることを把握していたようで、不適に笑みを浮かべる。
その意味を知るよしもなく。
俺は左拳を魔王に向かっておもいっきり放った。
先制攻撃だ。これで終わるなんて考えていないが、戦いの始めとなる一撃。距離は充分。間合いも詰めた。
「『100円パン……』!?」
届かない。一撃が届かない。
動かないのだ。振り上げた拳が動かない。
「「どうしたんだい?
“殴りかかる”許可は出したつもりなんだけどね?」」
妖魔王は殴りかかれない俺の姿を見て微笑んでいる。
何かしやがった?
「貴様………………!?」
「怒らせちゃったかい?
我(妾)らは痛いのが嫌いでね。ほら、兄妹であっても子供だから。
だから、他の歴代魔王とは違う戦い方なのさ。慈悲は与えないでも、あらゆる術を使用して絶対に手は抜かない。
これが我(妾)らの全力の戦いなのさ。」」
やはり、妖魔王の言い方からしてなにかをしている。
ならばと反対の腕で妖魔王に一発食らわせようとするのだが。
「くそ、だったら………………ゴフッ………!?!?」
その拳は届くことなく。俺の体は壁へと激しく吹き飛ばされた。
触れられてもいない。殴られてもいない。
いつの間にか、俺の体は吹き飛ばされていた。
ただ、壁に激しく吹き飛ばされただけで、別に血は出てはいない。
ただ、再び妖魔王との距離が離れただけである。
壁から立ち上がるときに俺は違和感を感じた。
腕の感覚が鈍い。
妖魔王に殴りかかろうとしていた腕の感覚が鈍い。動かせない。
ブラーンと腕は床を向いたまま動かないのである。
「「ああ、気づいた?
さっき君の腕の骨を斬った」」
えっ……!?
見たところ外傷はない。腕には傷ひとつついてはいない。それなのに気づいたからか。
腕に激痛が走る。
「「それが我の能力。あらゆる物を斬れる。切り離せる。それは概念でもね。なんでもだ!!
君の記憶も切り離せるし、君の契約も切り離せるし、君の神経も斬れるのさ」」
なんでもだと……?
俺は痛みを堪えようと、負傷した腕を強く握る。痛みが収まるようにと強く握る。
しかし、それは逆効果だったらしい。
俺の骨は皮数枚で繋がっているようなもの。
骨の向きがずれる。そこで更なる激痛。
声がでないように必死に唇を噛む。
一度でも叫び声をあげようとすれば、そこからは終わりがなくなると考えたからだ。
この行動が無意味なのは分かっているが、それでも俺は声をあげなかった。
「ィ…………………………」
黙って、泣き出しそうな目で妖魔王を睨む。敵意を向ける。こんなところで逃げ出すわけにはいかない。俺にはもう戻ることはできない。ここで戦って死ぬか生きるか。その二択しか残されていないのである。
そんな敵意むき出しの俺を感心するように妖魔王は口を開く。
「「だいたい我(妾)らに挑んできた者は苦痛の叫びをあげるのに君はあげないんだね。えらいな~」」
その言葉を聞いている最中に再び俺の体に違和感が伝わってきた。
ん?
俺の腕…………。
気のせいではない。この一瞬新たに感じた違和感は現実だ。痛みによる痛覚の麻痺でもない。
だが、それがどうしたというのか。妖魔王に近づくだけで兄の方に切られる。
妖魔王は武器を持っていないと思っていたが、この攻撃に殴りかかる許可を出したとなると、やはり妖魔王に対して油断はできない。
接近戦ではダメだ。
遠距離戦でなんとかしなければ、次は付喪神との契約も切られるかもしれない。
そうなれば、俺は普通の人間になり、反撃手段も攻撃手段もないまま、劣った防御力でこの身を守らなければいけないのだ。そうなればもう敗北しかない。
それだけはごめんだ。
俺は負傷した腕を背中に隠しながら、妖魔王と更に距離を取ろうとする。
もう使えるのは鍵を握っている腕のみ。
一度、鍵を手放さなければ攻撃はできないが。その隙に鍵を奪われでもすれば一巻の終わりである。
どちらにしろ。攻撃方法は既に負傷した腕だけなのである。
「「距離を取ろうとするのかな?
その距離なら我の射程距離じゃない。考えたね」」
再び感心するように妖魔王は口を開く。
まるで戦闘に参加することもない外野のような立ち位置。
それでも、妖魔王が言うならその通りなのだろう。
ここなら、奴の切断能力も発動しない。
妖魔王がこの距離を一瞬で駆け抜けない限りは切断能力も使えないのである。
この距離を一定に保ちつつ、妖魔王への対策を考えなければならない。
少しでいい。少しの時間稼ぎになるならそれでいい。なにか対策を考える時間さえ稼げればそれでいい。
「「…………それじゃあ、我が妹。殺っちゃって?」」
その妖魔王からの一言を俺は聞きたくなかった。
光となって消えていった。
先程までそこにいたはずの彼女は俺には見えず、変わりに床には【鍵】が落ちている。
彼女が遺していった鍵。
鍵の獲得候補者が競い合って狙っていた鍵。
妖魔王が狙っていた鍵。
それが彼女のいた場所に落ちている。
「………………」
黙ってその鍵を拾う。それは彼女が残した遺留品。
触るのは少し怖かったが、それでも手を伸ばした。
「おい、妖魔王」
「「なんだい? ルイトボルト…………いや、明山の方がいいかな?」」
「お前はなんで拾おうと動かなかった?
お前レベルの存在なら、拾おうとした俺の手ごと吹き飛ばして後から回収できるじゃないか」
「「そうだねぇ~ー。八虐を倒しきり、最後まで生き残った褒美だ。君から殺して奪うことにしたよ。もっとも……君はどうせその使い方を理解していないだろうしね!!」」
「そうか……」
「「どうしたんだい?
感情が暗いね。友との別れが辛いのは分かるけどもさ。殺る気MAXかい?」」
妖魔王の言う通りだ。俺は先程から集中している。なるべく、明るいテンションで戦いに望もうとはしていない。
殺意というほどではないが、
「それもあるよ。でも、あいつとはちゃんと別れた。それで終いだ。
だけど、少しでも気を許したら。俺はお前に負ける気がする。願望でも、信念でも、戦闘でも……」
何もかも負けそうな気がする。
俺にとっての願望である【平穏】は、妖魔王にとっての願望である【人類の幸福】に勝てる気がしない。
そればかりか。勇者の装備も、なにもつけていない俺が妖魔王に勝てる気がしないのである。
戦歴も技術も魔法も付喪神も邪悪さも威圧感も何もかもが妖魔王とはかけ離れている。
だが、ただ1つ違うとすれば、【鍵】を持っているか持っていないか。
「「それでも、降伏はしないんだろう?」」
妖魔王の言う通りだ。
何一つ俺よりも遥かに違えど、俺には妖魔王よりも劣ってはいない箇所がある。
彼女が遺していった物を預かっていることだ。
まだ完全敗北ではない。
戦う前から勝負は決まっていないのだ。
「ああ、もちろんさ!!」
そう言って俺は大広間の床を蹴り進んでいた。
接近戦。
見たところ、妖魔王は手に武器らしいものを持ってはいない。そのため、切り捨てられることはないはずだ。金剛のように武器を虚空から召喚できる場合は別だが、そのときは五円ソードで弾くのみ。
「「いいよ。最後に殴りかかるのを許可しよう。我(妾)らも鬼ではない魔王だからね。黒帝黒を失った悲しみくらい分かるさ」」
上等だ。妖魔王がそう言うなら、挑発であっても一撃入れてやる。殴りかかってやる。
だが、妖魔王はそう来ることを把握していたようで、不適に笑みを浮かべる。
その意味を知るよしもなく。
俺は左拳を魔王に向かっておもいっきり放った。
先制攻撃だ。これで終わるなんて考えていないが、戦いの始めとなる一撃。距離は充分。間合いも詰めた。
「『100円パン……』!?」
届かない。一撃が届かない。
動かないのだ。振り上げた拳が動かない。
「「どうしたんだい?
“殴りかかる”許可は出したつもりなんだけどね?」」
妖魔王は殴りかかれない俺の姿を見て微笑んでいる。
何かしやがった?
「貴様………………!?」
「怒らせちゃったかい?
我(妾)らは痛いのが嫌いでね。ほら、兄妹であっても子供だから。
だから、他の歴代魔王とは違う戦い方なのさ。慈悲は与えないでも、あらゆる術を使用して絶対に手は抜かない。
これが我(妾)らの全力の戦いなのさ。」」
やはり、妖魔王の言い方からしてなにかをしている。
ならばと反対の腕で妖魔王に一発食らわせようとするのだが。
「くそ、だったら………………ゴフッ………!?!?」
その拳は届くことなく。俺の体は壁へと激しく吹き飛ばされた。
触れられてもいない。殴られてもいない。
いつの間にか、俺の体は吹き飛ばされていた。
ただ、壁に激しく吹き飛ばされただけで、別に血は出てはいない。
ただ、再び妖魔王との距離が離れただけである。
壁から立ち上がるときに俺は違和感を感じた。
腕の感覚が鈍い。
妖魔王に殴りかかろうとしていた腕の感覚が鈍い。動かせない。
ブラーンと腕は床を向いたまま動かないのである。
「「ああ、気づいた?
さっき君の腕の骨を斬った」」
えっ……!?
見たところ外傷はない。腕には傷ひとつついてはいない。それなのに気づいたからか。
腕に激痛が走る。
「「それが我の能力。あらゆる物を斬れる。切り離せる。それは概念でもね。なんでもだ!!
君の記憶も切り離せるし、君の契約も切り離せるし、君の神経も斬れるのさ」」
なんでもだと……?
俺は痛みを堪えようと、負傷した腕を強く握る。痛みが収まるようにと強く握る。
しかし、それは逆効果だったらしい。
俺の骨は皮数枚で繋がっているようなもの。
骨の向きがずれる。そこで更なる激痛。
声がでないように必死に唇を噛む。
一度でも叫び声をあげようとすれば、そこからは終わりがなくなると考えたからだ。
この行動が無意味なのは分かっているが、それでも俺は声をあげなかった。
「ィ…………………………」
黙って、泣き出しそうな目で妖魔王を睨む。敵意を向ける。こんなところで逃げ出すわけにはいかない。俺にはもう戻ることはできない。ここで戦って死ぬか生きるか。その二択しか残されていないのである。
そんな敵意むき出しの俺を感心するように妖魔王は口を開く。
「「だいたい我(妾)らに挑んできた者は苦痛の叫びをあげるのに君はあげないんだね。えらいな~」」
その言葉を聞いている最中に再び俺の体に違和感が伝わってきた。
ん?
俺の腕…………。
気のせいではない。この一瞬新たに感じた違和感は現実だ。痛みによる痛覚の麻痺でもない。
だが、それがどうしたというのか。妖魔王に近づくだけで兄の方に切られる。
妖魔王は武器を持っていないと思っていたが、この攻撃に殴りかかる許可を出したとなると、やはり妖魔王に対して油断はできない。
接近戦ではダメだ。
遠距離戦でなんとかしなければ、次は付喪神との契約も切られるかもしれない。
そうなれば、俺は普通の人間になり、反撃手段も攻撃手段もないまま、劣った防御力でこの身を守らなければいけないのだ。そうなればもう敗北しかない。
それだけはごめんだ。
俺は負傷した腕を背中に隠しながら、妖魔王と更に距離を取ろうとする。
もう使えるのは鍵を握っている腕のみ。
一度、鍵を手放さなければ攻撃はできないが。その隙に鍵を奪われでもすれば一巻の終わりである。
どちらにしろ。攻撃方法は既に負傷した腕だけなのである。
「「距離を取ろうとするのかな?
その距離なら我の射程距離じゃない。考えたね」」
再び感心するように妖魔王は口を開く。
まるで戦闘に参加することもない外野のような立ち位置。
それでも、妖魔王が言うならその通りなのだろう。
ここなら、奴の切断能力も発動しない。
妖魔王がこの距離を一瞬で駆け抜けない限りは切断能力も使えないのである。
この距離を一定に保ちつつ、妖魔王への対策を考えなければならない。
少しでいい。少しの時間稼ぎになるならそれでいい。なにか対策を考える時間さえ稼げればそれでいい。
「「…………それじゃあ、我が妹。殺っちゃって?」」
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