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第16章 どうやら金剛は八虐の謀反のようです。
ここはどこ?
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一応…………一応、言っておくが主人公は俺、明山平死郎である。
以前、主人公枠は俺と黒のどちらかという言い争いを行い、決着をつけることができなかったが…………。
こうして2人きりの状況になるのは久しぶりなのでこうして言っておくのだ。
さて、俺と黒は現在。なぜか何もない荒野にいる。
連盟側の説明では、魔王城前に鏡で配属されると聞いていたのだが……。
魔王城の魔の字もない荒れ果てた荒野。
そんな場所に俺たち2人はポツンと佇んでいた。
「なんだここ?」
「どこなんでしょうね。ここ」
周囲を見渡しても誰もいない。
この世界に俺たち2人だけが取り残されたような感覚を味わっている。
「なぁ………黒、お前の力でなんとか魔王城まで連れていけないのか? お前の引き出しの能力とか、魔法とかで?」
一応、黒に尋ねてはみたが……。
俺は黒の能力に期待はしていない。
どうせ、こいつのことだ。
何かしらの能力を使っても不運な結果になることは目に見えている。
それに目的地を示す魔法なんて、俺は無いと思っている。そんなご都合主義な魔法が使える一般人なんてただのチート持ちか神様レベルじゃないか。
もちろん、黒からYESという返事は期待していない。
「できるわけないじゃない。地図だってないのよ。
………………まぁ、でも私クラスの実力者になればこんなの問題にもならないわ。さぁ、明山私に頭をたれて懇願しなさい。慈悲深い神のような私ならあなたの………(以下省略)」
ほら、やっぱりそんな魔法なんてなかった。
「やっぱそうか………。歩いて探すしかないよな~」
遠くで黒が長々と熱弁しているのを俺は無視して、とりあえず周囲を歩き回ってみる。
まぁ、あいつは誇らしげに目を瞑って熱弁しているから、別に放っておいても構わないだろう。
「(ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ)」
視界に障害物の邪魔が入らないから、どれだけ遠くまで歩いても黒が長々と熱弁している姿が見える。
「しかし、あいつもよくしゃべるな~」
周囲を見渡しても何もなく。
景色も変わらず、暇になったので、俺は黒の1人熱弁が何分で終了するかを計測してみる。
それほど、現在は暇なのだ。
あれから10分が経った。
俺が黒の話を熱心に聞いていると思い込んでいた黒はようやく俺が目の前にいないことに気づく。
ようやく俺が移動したことに気づいた黒に俺は微笑しながら手を振る。
「ねぇ!!! どこまで聞いてた?
私、けっこう重要な真実とかもぶっちゃけたんだけど。もう魔王決戦前だし重要な秘密言っちゃったんですけど!!!」
「ああ、安心しろ」
「そうよかった。ちゃんと聞いて…………」
「…………誰もお前の秘密とか聞いてないから。よかったな。秘密バレなかったぜ!!!」
秘密聞かれなくてよかったじゃん。
秘密ってのはバレないことが大切なのだから、結果オーライではないのか。
そう思って俺は黒に明るく声をかけたのだが………。
どうやら、俺が秘密を聞かなかったのは逆効果らしく。黒は悔しそうに腕で俺の首を締め上げ始めた。
「 平死郎ー!!! 貴様~。
私の覚悟を返せ~。勇気を出して言ったのよ!!! どれだけ迷って苦悩して白状したか!!!!
いや、でも秘密は秘密だから聞かれてないのは良いこと?
ああああああああああああ!!!!
モドカシイモドカシイ~」
俺の首を腕で締め上げるのをやめて、黒は頭を抱えながら悩んでいる。
今日はなんだかいつも以上に変な奴だな~。
その悩んでいる黒を疑問に思いながらも、俺は彼女を置いて先に歩いていくのであった。
何もない。何もない。何もない。何もない。
気が狂いそうになるほど何もない。
景色もまったく変わらず、進んでいるのかすら怪しい。
砂漠の真ん中でどっちが目的地かも分からずにさ迷っている旅人はこんな気分を味わいながら旅をしているのか。
そう思うと自分がこのまま歩き疲れて干からびて死ぬような気がしたので、あわてて考えるのをやめた。
「……………ハァ、この世界には本当に魔王城があるのか?」
2人だけこんな殺風景な世界に捨てられたと思いたくない。
本当なら今頃魔王城前で敵将との熱い命のやり取りを繰り広げていたはずなのだ。
それなのに、敵の姿どころか魔王城すらないなんてあんまりだ。
命が助かっているのはありがたいが、このまま誰かに魔王討伐でもされてしまえば、俺が病院を脱走してまで戦いに参加した意味がなくなる。
「ねぇ~明山」
「ん?」
「なんで、そこまでして魔王軍と戦うの?
もう帰らない?」
どうやら、黒はこの戦いに乗り気じゃなくなってきたようだ。彼女はふてくされ、両手で後頭部を支えて鼻唄を歌いながら言った。
確かに黒の言いたいこともわかる。
このまま、どこかも分からない場所を歩き続けるよりは帰りたい。
帰っていつもの日常を送りたい。
「何故って………俺が命を狙われてるってのもあるけど。相手は悪だ。他者を傷つけてきた悪なんだ。これ以上、犠牲者が出たらかわいそうじゃないか」
「あら、考えが私と同じってのは驚いたわ。ねぇ、そんな考えのあなたに良い宗教があるの。せっかくだしルイトボルト教に入らない?」
「入るわけないだろ? そんなルイトボルト教とかいう胡散臭い宗教。俺はすでに信仰してるのがあるんだから」
「なになに? 仏教? 神道? キリスト教?」
「ああ、俺はな……………ん?」
黒からの質問に俺は疑問に思うところを見つけた。
なんで、こいつはこっちの世界じゃない宗教を知っているのだろう。
この世界の住人である彼女が何故あっちの世界のことを知っているのか。
確かにあっちの世界からこの世界に輸入された技術はある。
数市の機械類とか、色々とある。
しかし、実際のところ俺は俺以外の転生人に会ったことがない。黒が転生人だという根拠もない。
もしかして、彼女が宗教人だから、噂に聞いた宗教名を言ってみただけだろうか。
そうだ。きっとそうに違いない!!!
とりあえず、俺は彼女に確認をとってみる。
「なぁ………その宗教名ってどこで?」
俺が黒に質問を行おうとしていたその時、彼女は目を見開いて指を指したまま叫んだ。
「ああああ!!! 誰かいる!!!」
この荒野の中に彼女が俺たち以外の誰かを見つけたのだろうか。
俺は先程の質問を後にして、彼女が指差した方向を見て必死に探す。
だが、目の前に広がるのは広大な荒野。
とても人がいるとは思えない。人がいた痕跡も無さそうだ。
「あれ? ほんとにいたのよ。ほんとに人がいたの」
ハァ………とショックで肩の力が抜ける。
他者に助けてもらいたい一心で彼女は幻覚を見たのだろう。
せっかく大事な質問を聞こうと思っていたのにタイミングが悪すぎる。
それでも、彼女の心情には同情する。
俺も誰かがやって来て魔王城までの場所を教えてくれる展開を密かに期待していた。
「黒…………気持ちは分かるが。残念だけど幻覚だ」
「そんな…………いたのに。1人男がいたのに………」
いつもの威勢もなくなって黒はすっかり落ち込んでいる。
俺はそんな彼女の肩をポンポンと叩いて彼女の前を歩き始める。
しかし、やっぱりさっきの黒の発言は気になる。宗教人として知っているというなら、そう言ってもらいたい。別にそれ以外の理由でもいい。
ただ、先程の幻覚発言で遮られた話をもう一度再開したい。
「なぁ………黒。さっきの話なんだが?」
ふと振り返って彼女の顔を確認するだけでよかった。
今までの通りにあの嘲笑で彼女は俺を見ていると思っていた。
だが、俺の視界に映った彼女の姿はどれとも違う。
「あっ……………………あ………………」
虚ろな目で彼女の顔に嘲笑はない。
胸に日本刀が貫通しており、そこからの流血。
その後ろには謎の1人の男が黒に刀を突き刺していた。
以前、主人公枠は俺と黒のどちらかという言い争いを行い、決着をつけることができなかったが…………。
こうして2人きりの状況になるのは久しぶりなのでこうして言っておくのだ。
さて、俺と黒は現在。なぜか何もない荒野にいる。
連盟側の説明では、魔王城前に鏡で配属されると聞いていたのだが……。
魔王城の魔の字もない荒れ果てた荒野。
そんな場所に俺たち2人はポツンと佇んでいた。
「なんだここ?」
「どこなんでしょうね。ここ」
周囲を見渡しても誰もいない。
この世界に俺たち2人だけが取り残されたような感覚を味わっている。
「なぁ………黒、お前の力でなんとか魔王城まで連れていけないのか? お前の引き出しの能力とか、魔法とかで?」
一応、黒に尋ねてはみたが……。
俺は黒の能力に期待はしていない。
どうせ、こいつのことだ。
何かしらの能力を使っても不運な結果になることは目に見えている。
それに目的地を示す魔法なんて、俺は無いと思っている。そんなご都合主義な魔法が使える一般人なんてただのチート持ちか神様レベルじゃないか。
もちろん、黒からYESという返事は期待していない。
「できるわけないじゃない。地図だってないのよ。
………………まぁ、でも私クラスの実力者になればこんなの問題にもならないわ。さぁ、明山私に頭をたれて懇願しなさい。慈悲深い神のような私ならあなたの………(以下省略)」
ほら、やっぱりそんな魔法なんてなかった。
「やっぱそうか………。歩いて探すしかないよな~」
遠くで黒が長々と熱弁しているのを俺は無視して、とりあえず周囲を歩き回ってみる。
まぁ、あいつは誇らしげに目を瞑って熱弁しているから、別に放っておいても構わないだろう。
「(ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ)」
視界に障害物の邪魔が入らないから、どれだけ遠くまで歩いても黒が長々と熱弁している姿が見える。
「しかし、あいつもよくしゃべるな~」
周囲を見渡しても何もなく。
景色も変わらず、暇になったので、俺は黒の1人熱弁が何分で終了するかを計測してみる。
それほど、現在は暇なのだ。
あれから10分が経った。
俺が黒の話を熱心に聞いていると思い込んでいた黒はようやく俺が目の前にいないことに気づく。
ようやく俺が移動したことに気づいた黒に俺は微笑しながら手を振る。
「ねぇ!!! どこまで聞いてた?
私、けっこう重要な真実とかもぶっちゃけたんだけど。もう魔王決戦前だし重要な秘密言っちゃったんですけど!!!」
「ああ、安心しろ」
「そうよかった。ちゃんと聞いて…………」
「…………誰もお前の秘密とか聞いてないから。よかったな。秘密バレなかったぜ!!!」
秘密聞かれなくてよかったじゃん。
秘密ってのはバレないことが大切なのだから、結果オーライではないのか。
そう思って俺は黒に明るく声をかけたのだが………。
どうやら、俺が秘密を聞かなかったのは逆効果らしく。黒は悔しそうに腕で俺の首を締め上げ始めた。
「 平死郎ー!!! 貴様~。
私の覚悟を返せ~。勇気を出して言ったのよ!!! どれだけ迷って苦悩して白状したか!!!!
いや、でも秘密は秘密だから聞かれてないのは良いこと?
ああああああああああああ!!!!
モドカシイモドカシイ~」
俺の首を腕で締め上げるのをやめて、黒は頭を抱えながら悩んでいる。
今日はなんだかいつも以上に変な奴だな~。
その悩んでいる黒を疑問に思いながらも、俺は彼女を置いて先に歩いていくのであった。
何もない。何もない。何もない。何もない。
気が狂いそうになるほど何もない。
景色もまったく変わらず、進んでいるのかすら怪しい。
砂漠の真ん中でどっちが目的地かも分からずにさ迷っている旅人はこんな気分を味わいながら旅をしているのか。
そう思うと自分がこのまま歩き疲れて干からびて死ぬような気がしたので、あわてて考えるのをやめた。
「……………ハァ、この世界には本当に魔王城があるのか?」
2人だけこんな殺風景な世界に捨てられたと思いたくない。
本当なら今頃魔王城前で敵将との熱い命のやり取りを繰り広げていたはずなのだ。
それなのに、敵の姿どころか魔王城すらないなんてあんまりだ。
命が助かっているのはありがたいが、このまま誰かに魔王討伐でもされてしまえば、俺が病院を脱走してまで戦いに参加した意味がなくなる。
「ねぇ~明山」
「ん?」
「なんで、そこまでして魔王軍と戦うの?
もう帰らない?」
どうやら、黒はこの戦いに乗り気じゃなくなってきたようだ。彼女はふてくされ、両手で後頭部を支えて鼻唄を歌いながら言った。
確かに黒の言いたいこともわかる。
このまま、どこかも分からない場所を歩き続けるよりは帰りたい。
帰っていつもの日常を送りたい。
「何故って………俺が命を狙われてるってのもあるけど。相手は悪だ。他者を傷つけてきた悪なんだ。これ以上、犠牲者が出たらかわいそうじゃないか」
「あら、考えが私と同じってのは驚いたわ。ねぇ、そんな考えのあなたに良い宗教があるの。せっかくだしルイトボルト教に入らない?」
「入るわけないだろ? そんなルイトボルト教とかいう胡散臭い宗教。俺はすでに信仰してるのがあるんだから」
「なになに? 仏教? 神道? キリスト教?」
「ああ、俺はな……………ん?」
黒からの質問に俺は疑問に思うところを見つけた。
なんで、こいつはこっちの世界じゃない宗教を知っているのだろう。
この世界の住人である彼女が何故あっちの世界のことを知っているのか。
確かにあっちの世界からこの世界に輸入された技術はある。
数市の機械類とか、色々とある。
しかし、実際のところ俺は俺以外の転生人に会ったことがない。黒が転生人だという根拠もない。
もしかして、彼女が宗教人だから、噂に聞いた宗教名を言ってみただけだろうか。
そうだ。きっとそうに違いない!!!
とりあえず、俺は彼女に確認をとってみる。
「なぁ………その宗教名ってどこで?」
俺が黒に質問を行おうとしていたその時、彼女は目を見開いて指を指したまま叫んだ。
「ああああ!!! 誰かいる!!!」
この荒野の中に彼女が俺たち以外の誰かを見つけたのだろうか。
俺は先程の質問を後にして、彼女が指差した方向を見て必死に探す。
だが、目の前に広がるのは広大な荒野。
とても人がいるとは思えない。人がいた痕跡も無さそうだ。
「あれ? ほんとにいたのよ。ほんとに人がいたの」
ハァ………とショックで肩の力が抜ける。
他者に助けてもらいたい一心で彼女は幻覚を見たのだろう。
せっかく大事な質問を聞こうと思っていたのにタイミングが悪すぎる。
それでも、彼女の心情には同情する。
俺も誰かがやって来て魔王城までの場所を教えてくれる展開を密かに期待していた。
「黒…………気持ちは分かるが。残念だけど幻覚だ」
「そんな…………いたのに。1人男がいたのに………」
いつもの威勢もなくなって黒はすっかり落ち込んでいる。
俺はそんな彼女の肩をポンポンと叩いて彼女の前を歩き始める。
しかし、やっぱりさっきの黒の発言は気になる。宗教人として知っているというなら、そう言ってもらいたい。別にそれ以外の理由でもいい。
ただ、先程の幻覚発言で遮られた話をもう一度再開したい。
「なぁ………黒。さっきの話なんだが?」
ふと振り返って彼女の顔を確認するだけでよかった。
今までの通りにあの嘲笑で彼女は俺を見ていると思っていた。
だが、俺の視界に映った彼女の姿はどれとも違う。
「あっ……………………あ………………」
虚ろな目で彼女の顔に嘲笑はない。
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