160 / 294
第10章 どうやらミハラは八虐の大不敬のようです。
お前らはこの世界から逃げるんだよォォ
しおりを挟む
俺の目の前に現れたのは、かつての敵であった。
爆弾の付喪人、白魔。
「明山。王女がご指名だ」
「お前がなんでここに来たんだよ。あと、なんで王女を知っているんだよ」
爆発が起きてから分からないことだらけである。
白魔は頭を抱えてため息をついた後、今の状況に至った経緯を話し始めた。
彼が明山に破れた後。
いろいろあって、彼はかつての恩人であった政剣を探す旅に出た。
いろいろな出会いや別れを繰り返して、徒歩で行く宛もなく歩いていると、いろいろあって彼は王都に歩きついてしまった。
そこでいろいろあって、王女様護衛隊に入ってしまい。
現在にいたるらしい。
「大事な部分の説明がないじゃねぇか!!」
彼のここまでの経緯を聞いて真っ先に思った感想である。
いろいろあってという最も詳しい内容を省く言葉。
それにしても、いろいろあって率が高いと思ったのは気のせいだろうか。
とにかく、俺はこういうので隠されるのは気になって眠れなくなるタイプなのだ。
しかし、白魔はそんな説明をこのまま省いていくつもりのようだ。
「気にするな。それよりも奴の死体を掴め。
奴の死体を持って鏡に入れば世界を移動できるはずだ」
「おう、分かった。じゃねぇよ!!!!
このまま詳しい説明を省いていくのか?
はぁ、もう良いよ」
さすがにこれ以上聞いても教えてくれなさそうなので、俺は問いただすのをやめる事にした。
ミハラ達は突然登場した白魔に興味がいったらしく、俺の目の前で構えていたヴォーパールの剣を鞘に差した。
俺はいつでも殺せるから今殺さなくても良いという心情からだろうか?
嬉しいような悲しいような気分である。
そんな俺を置いておいて、ミハラ達は白魔と話をし始めた。
「我を不意打ちとはいえ、一撃で殺すとはな…。これは…期待できそうだぞ」
「それは良かったな」
お互いが敵の顔を見て微笑している。
これから戦う敵を目の前にして、油断しているというわけではない。
彼らはいつでも戦える気持ちを作って、その時を待っているのだ。
俺はその隙を見てミハラの死体を見つけ出すと、バチが当たるのを覚悟して、その死体を運び出した。
「これと一緒に鏡に入ればいいんだな」
後は鏡を見つけるだけ。
それでこの世界とはおさらばできるのだ。
「おい、英彦。無事か?」
俺は死体を運び出しながら、英彦の元へと駆け寄った。
「帰さぬぞ。叛逆者よ。
役者が舞台を降りるとはどういう心境だ?」
そう言ってミハラは、2人のミハラを俺達の方へと進軍させる。
「おいおいおい、英彦起きてくれ。
俺はもう戦闘手段がほぼ尽きたんだよ。
お前が便りなんだ」
英彦に助けを求めるが、彼はまだ目を覚ましてくれない。
ヴォーパールの剣を手に持った二人のミハラが俺達に向かって走ってくる。
もう残り少ない小銭を使ってしまおうか…。
それでも足止めくらいにはなるはず…。
俺は残り少ない小銭を取り出すと、いつものようにミハラに向かって投げ飛ばした。
「おい、明山逃げろ!!」
「どこに行くつもりだ?
貴様の相手は我ではないか」
白魔は俺の心配をして助けに向かおうとした。
しかし、ミハラに行く手を遮られてそのまま戦いは始まってしまう。
能力の使い合い、激しい戦いを繰り広げ始めてしまった二人。
先ほど投げた小銭達もみんな避けられてしまい、絶対絶命の危機。
「くそッ。英彦だけでも逃がしてやりたい!!!!」
しかし、今の状況では英彦を遠くに運び出すことはできない。
このまま二人仲良く死ぬなんてゴメンである。
「さぁ、叛逆者よ。フィナーレだ。
鍵の獲得候補者は1人だけで良い。
オーディションから貴様は落とされるのだ」
そう言って二人のミハラが剣を振り下ろす。
その瞬間、俺は恐怖で目を瞑ってしまった。
「『ファイアー』!!」
目を瞑った事で真っ暗な風景しか見えない中、聞き覚えのある懐かしい声が聞こえた。
その聞き覚えのある声と同時に二人の叫び声も聞こえる。
その叫び声が気になって俺は恐る恐る目を開いた。
すると、目の前には燃え盛る炎。
炎…炎…炎…。
「おい、遅かったじゃないか」
「僕は神をも滅ぼす炎を操る者。白帝 英彦。
久しぶりのバトル展開……緊張する」
そう久しぶりの本人での登場である。
「叛逆者は多すぎて困るな。だが、それもまた面白い。
貴様は全ての我を殺せるかぁ?」
「うおぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!」
まだ白魔とミハラの戦いは続いていた。
まるで怪獣のように荒れ狂い、爆弾を飛ばしまくる白魔。
爆発で死にながらも無限に増え続けるミハラ。
大地は震え、空気が重量を増す。
白魔はミハラの頭を掴み地面に叩きつけたり、
その顔に爆弾を捻りこんだりして、ミハラの息の根を次々と止めていく。
ミハラは死んでいく自分に目もくれず、次々と白魔に剣を突き立て、攻撃を止める事はなかった。
「ちょこまかと増えやがってェェェェ!!
今、殺して楽にしてやるぜ」
「そうか、それは楽しみだ。
全ての我を殺すとは言い切ったな。
せいぜい、ホラ吹きになるなよ叛逆者」
大量の爆発音と共に大地は震え続けていた。
場面は移り、俺と英彦へ。
「『ファイアー』」
「ギャァァァ!!!!」
俺と英彦は鏡を探しながら、追っ手を掻い潜っていた。
「英彦…お前…。強くなってるじゃん」
俺は隣で技を放ちながら走る英彦を見てそう思った。
すると、英彦は少し恥ずかしがりながらも、技を放ち続けている。
「イヤ~。ただ火力が上がっただけなんですけどね。
僕の付喪神も頑張ってくれてますし、いつの間にか火力が上がるようになってたんですよ。
無理するほどの技を連続で撃つ事がない限り、こんなことは起こらないはずなんですけどね」
英彦は疑問に思いながらも成長を喜んでいるようだが。
おそらく、エルタがラグナログや魔法を大量に放ったためであろう。
そんな事は露ほども知らずに英彦は技を放ち続けていた。
そんな中、英彦はずっと気になっていたのであろう。
俺が運び出しているミハラの死体に指を指すと……。
「明山さん。それは?」
「ああ、これはな。
白魔が言ってたんだ。
この死体と一緒に鏡に入れば世界を移動できるって……。
これで英彦は帰れるんだぞ」
俺が英彦からの質問に答えていると、どうやら彼には俺の考えが見透かされていたらしい。
「明山さんは?」
「俺は最後まで希望として戦うって決めてるからな」
白魔に餌にされて一緒に巻き込まれてしまった英彦だけでもこの世界から逃がしてやりたい。
俺はそう思っていた。
このまま、元の世界に逃げ帰るなんて俺にはできないのだ。
最後まで希望として戦い続ける。
俺はその覚悟をしてミハラに戦いを挑んだのだから……。
すると、どこからか聞き覚えのある声が……。
「君達、無事だったのか?」
英彦がミハラを次々と倒しながら走っていると、どこからか俺たちに話しかけてくる者がいたのだ。
爆弾の付喪人、白魔。
「明山。王女がご指名だ」
「お前がなんでここに来たんだよ。あと、なんで王女を知っているんだよ」
爆発が起きてから分からないことだらけである。
白魔は頭を抱えてため息をついた後、今の状況に至った経緯を話し始めた。
彼が明山に破れた後。
いろいろあって、彼はかつての恩人であった政剣を探す旅に出た。
いろいろな出会いや別れを繰り返して、徒歩で行く宛もなく歩いていると、いろいろあって彼は王都に歩きついてしまった。
そこでいろいろあって、王女様護衛隊に入ってしまい。
現在にいたるらしい。
「大事な部分の説明がないじゃねぇか!!」
彼のここまでの経緯を聞いて真っ先に思った感想である。
いろいろあってという最も詳しい内容を省く言葉。
それにしても、いろいろあって率が高いと思ったのは気のせいだろうか。
とにかく、俺はこういうので隠されるのは気になって眠れなくなるタイプなのだ。
しかし、白魔はそんな説明をこのまま省いていくつもりのようだ。
「気にするな。それよりも奴の死体を掴め。
奴の死体を持って鏡に入れば世界を移動できるはずだ」
「おう、分かった。じゃねぇよ!!!!
このまま詳しい説明を省いていくのか?
はぁ、もう良いよ」
さすがにこれ以上聞いても教えてくれなさそうなので、俺は問いただすのをやめる事にした。
ミハラ達は突然登場した白魔に興味がいったらしく、俺の目の前で構えていたヴォーパールの剣を鞘に差した。
俺はいつでも殺せるから今殺さなくても良いという心情からだろうか?
嬉しいような悲しいような気分である。
そんな俺を置いておいて、ミハラ達は白魔と話をし始めた。
「我を不意打ちとはいえ、一撃で殺すとはな…。これは…期待できそうだぞ」
「それは良かったな」
お互いが敵の顔を見て微笑している。
これから戦う敵を目の前にして、油断しているというわけではない。
彼らはいつでも戦える気持ちを作って、その時を待っているのだ。
俺はその隙を見てミハラの死体を見つけ出すと、バチが当たるのを覚悟して、その死体を運び出した。
「これと一緒に鏡に入ればいいんだな」
後は鏡を見つけるだけ。
それでこの世界とはおさらばできるのだ。
「おい、英彦。無事か?」
俺は死体を運び出しながら、英彦の元へと駆け寄った。
「帰さぬぞ。叛逆者よ。
役者が舞台を降りるとはどういう心境だ?」
そう言ってミハラは、2人のミハラを俺達の方へと進軍させる。
「おいおいおい、英彦起きてくれ。
俺はもう戦闘手段がほぼ尽きたんだよ。
お前が便りなんだ」
英彦に助けを求めるが、彼はまだ目を覚ましてくれない。
ヴォーパールの剣を手に持った二人のミハラが俺達に向かって走ってくる。
もう残り少ない小銭を使ってしまおうか…。
それでも足止めくらいにはなるはず…。
俺は残り少ない小銭を取り出すと、いつものようにミハラに向かって投げ飛ばした。
「おい、明山逃げろ!!」
「どこに行くつもりだ?
貴様の相手は我ではないか」
白魔は俺の心配をして助けに向かおうとした。
しかし、ミハラに行く手を遮られてそのまま戦いは始まってしまう。
能力の使い合い、激しい戦いを繰り広げ始めてしまった二人。
先ほど投げた小銭達もみんな避けられてしまい、絶対絶命の危機。
「くそッ。英彦だけでも逃がしてやりたい!!!!」
しかし、今の状況では英彦を遠くに運び出すことはできない。
このまま二人仲良く死ぬなんてゴメンである。
「さぁ、叛逆者よ。フィナーレだ。
鍵の獲得候補者は1人だけで良い。
オーディションから貴様は落とされるのだ」
そう言って二人のミハラが剣を振り下ろす。
その瞬間、俺は恐怖で目を瞑ってしまった。
「『ファイアー』!!」
目を瞑った事で真っ暗な風景しか見えない中、聞き覚えのある懐かしい声が聞こえた。
その聞き覚えのある声と同時に二人の叫び声も聞こえる。
その叫び声が気になって俺は恐る恐る目を開いた。
すると、目の前には燃え盛る炎。
炎…炎…炎…。
「おい、遅かったじゃないか」
「僕は神をも滅ぼす炎を操る者。白帝 英彦。
久しぶりのバトル展開……緊張する」
そう久しぶりの本人での登場である。
「叛逆者は多すぎて困るな。だが、それもまた面白い。
貴様は全ての我を殺せるかぁ?」
「うおぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!」
まだ白魔とミハラの戦いは続いていた。
まるで怪獣のように荒れ狂い、爆弾を飛ばしまくる白魔。
爆発で死にながらも無限に増え続けるミハラ。
大地は震え、空気が重量を増す。
白魔はミハラの頭を掴み地面に叩きつけたり、
その顔に爆弾を捻りこんだりして、ミハラの息の根を次々と止めていく。
ミハラは死んでいく自分に目もくれず、次々と白魔に剣を突き立て、攻撃を止める事はなかった。
「ちょこまかと増えやがってェェェェ!!
今、殺して楽にしてやるぜ」
「そうか、それは楽しみだ。
全ての我を殺すとは言い切ったな。
せいぜい、ホラ吹きになるなよ叛逆者」
大量の爆発音と共に大地は震え続けていた。
場面は移り、俺と英彦へ。
「『ファイアー』」
「ギャァァァ!!!!」
俺と英彦は鏡を探しながら、追っ手を掻い潜っていた。
「英彦…お前…。強くなってるじゃん」
俺は隣で技を放ちながら走る英彦を見てそう思った。
すると、英彦は少し恥ずかしがりながらも、技を放ち続けている。
「イヤ~。ただ火力が上がっただけなんですけどね。
僕の付喪神も頑張ってくれてますし、いつの間にか火力が上がるようになってたんですよ。
無理するほどの技を連続で撃つ事がない限り、こんなことは起こらないはずなんですけどね」
英彦は疑問に思いながらも成長を喜んでいるようだが。
おそらく、エルタがラグナログや魔法を大量に放ったためであろう。
そんな事は露ほども知らずに英彦は技を放ち続けていた。
そんな中、英彦はずっと気になっていたのであろう。
俺が運び出しているミハラの死体に指を指すと……。
「明山さん。それは?」
「ああ、これはな。
白魔が言ってたんだ。
この死体と一緒に鏡に入れば世界を移動できるって……。
これで英彦は帰れるんだぞ」
俺が英彦からの質問に答えていると、どうやら彼には俺の考えが見透かされていたらしい。
「明山さんは?」
「俺は最後まで希望として戦うって決めてるからな」
白魔に餌にされて一緒に巻き込まれてしまった英彦だけでもこの世界から逃がしてやりたい。
俺はそう思っていた。
このまま、元の世界に逃げ帰るなんて俺にはできないのだ。
最後まで希望として戦い続ける。
俺はその覚悟をしてミハラに戦いを挑んだのだから……。
すると、どこからか聞き覚えのある声が……。
「君達、無事だったのか?」
英彦がミハラを次々と倒しながら走っていると、どこからか俺たちに話しかけてくる者がいたのだ。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
異世界の剣聖女子
みくもっち
ファンタジー
(時代劇マニアということを除き)ごく普通の女子高生、羽鳴由佳は登校中、異世界に飛ばされる。
その世界に飛ばされた人間【願望者】は、現実世界での願望どうりの姿や能力を発揮させることができた。
ただし万能というわけではない。
心の奥で『こんなことあるわけない』という想いの力も同時に働くために、無限や無敵、不死身といったスキルは発動できない。
また、力を使いこなすにはその世界の住人に広く【認識】される必要がある。
異世界で他の【願望者】や魔物との戦いに巻き込まれながら由佳は剣をふるう。
時代劇の見よう見まね技と認識の力を駆使して。
バトル多め。ギャグあり、シリアスあり、パロディーもりだくさん。
テンポの早い、非テンプレ異世界ファンタジー!
*素敵な表紙イラストは、朱シオさんからです。@akasiosio
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――
敬二 盤
ファンタジー
※なろう版との同時連載をしております
※表紙の実穂はpicrewのはなまめ様作ユル女子メーカーで作成した物です
最近投稿ペース死んだけど3日に一度は投稿したい!
第三章 完!!
クラスの中のボス的な存在の市町の娘とその取り巻き数人にいじめられ続けた高校生「進和実穂」。
ある日異世界に召喚されてしまった。
そして召喚された城を追い出されるは指名手配されるはでとっても大変!
でも突如であった仲間達と一緒に居れば怖くない!?
チートな仲間達との愉快な冒険が今始まる!…寄り道しすぎだけどね。
【完結】失くし物屋の付喪神たち 京都に集う「物」の想い
ヲダツバサ
キャラ文芸
「これは、私達だけの秘密ね」
京都の料亭を継ぐ予定の兄を支えるため、召使いのように尽くしていた少女、こがね。
兄や家族にこき使われ、言いなりになって働く毎日だった。
しかし、青年の姿をした日本刀の付喪神「美雲丸」との出会いで全てが変わり始める。
女の子の姿をした招き猫の付喪神。
京都弁で喋る深鍋の付喪神。
神秘的な女性の姿をした提灯の付喪神。
彼らと、失くし物と持ち主を合わせるための店「失くし物屋」を通して、こがねは大切なものを見つける。
●不安や恐怖で思っている事をハッキリ言えない女の子が成長していく物語です。
●自分の持ち物にも付喪神が宿っているのかも…と想像しながら楽しんでください。
2024.03.12 完結しました。
加藤貴美華とツクモノウタ
はじめアキラ
キャラ文芸
――あ、あれ?……僕、なんでここに?……というか。
覚えているのは、名前だけ。付喪神の少年・チョコは自分が“何の付喪神なのか”も、何故気づいた時住宅街でぼんやりしていたのかも覚えてはいなかった。
一体自分は何故記憶を失っていたのか。自分は一体誰なのか。
そんなチョコが頼ったのは、加藤ツクモ相談所という不思議な施設。
所長の名前は、加藤貴美華という霊能者の女性。そこはなんと、政府から認可された“付喪神”に絡む事件を解決するという、特別な相談所で。
少年剣士、剣豪になる。
アラビアータ
ファンタジー
此処は架空の王国、クレムラート王国。木剣の音を聞くだけでも身の毛がよだつ程、武芸が嫌いな少年ルーク・ブランシュは、とある事件で恩人を喪ってしまう。恩人を葬った剣士、コジロウ・ミヤモトに一剣を見舞い、恩人の仇を討つため、一念発起、ルークは剣の修行に出る。
しかし、そんな彼の行く手を阻むのは、山賊野盗に悪剣士、ルークに恋する女達。仇の片割れハーラ・グーロに、恩人の娘もルークを追う。
果たしてルークは、剣の腕を磨き、仇を討てるのだろうか。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる