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第10章 どうやらミハラは八虐の大不敬のようです。
きっと夢でしょ王女様
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少女は病室に入った途端に、ドアを閉め鍵をかける。
その理由は分からないが、何か良い事か悪い事ある展開だ。
俺が期待と不安でドキドキしているとも知らずに、少女は先程まで簀巻が座っていた椅子に腰かけて。
「あの、この度は魔王軍幹部八虐であり、国を脅かす大悪魔の討伐依頼を成功していただきありがとうございました」
俺にとっては初対面の相手から頭を下げられるなんて初めてのことだった。
大悪魔に恨みがあった人が俺に感謝の意を伝えに来たのだろうか。
だが、世間の人は俺が大悪魔を倒したなんて知らないはずだ。
みんな俺が倒したなんて信じずに疑っているのだ。
俺が金色のオーラの奴だと信じていない者も多い。
たぶん、黒と妙義が俺の代わりに討伐報酬を受け取りにいった事も疑っていると思うのだが。
「あの頭をあげてくれ。ん? 何で黄金のオーラの奴が俺って分かったんだ?」
「何を言っているんですか?世間の人が金色のオーラの者が討伐したのに何故、あんな弱そうな男が貰っているんだ……なんて思われて批判されているからですか?
私は分かっていますよ。あの男が推薦した者のだから。
討伐依頼に私の名前を貸した時から勝利を信じていましたから」
この少女はどうやら本当に俺が倒したと信じてくれているようだ。
しかし、少女の言った台詞には気になる点があった。
討伐依頼に名前を貸した?
俺が 紅の食卓 の解決こと、大悪魔の討伐を行う事になった理由は王女様から直接的な依頼であって……。
流石に目の前に王女様がいるなんてそんなことは無いはずなのだ。
「──あっ、すみません。申し遅れました。
私はこの国の王女をやらせていただいております。『マナスル』と申します」
うん、目の前に王女がいるなんて……これは夢だな。
どうやら、いつの間にか寝ていたのだろう。
そうでもなければ目の前に王女が現れるなんてあり得ないことだ。
これは夢だ。きっと夢だ。
まぁ、せっかくの夢なのでこの時を楽しむとしよう。
「マナスルだったよな。そんなに気を使わなくても良いんだぞ。
もっとリラックスしろよ」
そう言って何気ない世間話でも始めようとしたのだが、王女だと知った時の反応がそれだということに王女様は少し驚かれている。
「珍しい方ですね。
私にリラックスしろよ…なんていった人はあなたがはじめてですよ。みなさん何故か自分の方が緊張してガクガクしてましたから…」
おそらく、下手な事をしゃべると何があるか分からないという恐怖がその者達を縛り付けていたのだろう。
だが、俺の場合はこの状況は夢なので気を使って一文字ごとに命を賭ける様な真似はしなくても良いのだ。
「そりゃ、きっと緊張してたんだよ。
王女様に会えるってなったら俺も緊張してしまうだろうな」
「今、会ってるじゃないですか?
冗談がお好きな人ですね」
二人の間での会話が和やかになっていく。
遠くから見たら兄と妹が会話でもしているような雰囲気だ。
おそらく、こうも気軽に話しかけて来た他人は俺が初めてだったのだろう。
王女様はとても喜んでいるように見える。
これが現実ならばもっと楽しいのだろうな…なんて考えていると。
「あの、そろそろ行きますね。
みんなが心配するでしょうから。
あの……今日はありがとうございました。
また今度会った時は、あなたの武勇伝や世界の事をお話しいただいてもよろしいでしょうか?」
速いお帰りで名残惜しいが仕方がない。
「ああ、もちろんだ。
この明山、マナスル王女の為ならいつでもお話しを聞かせましょう。俺も楽しかったよ。ありがと」
俺がそう言うと、王女様は手を出して握手を求めてきた。
だが、例え夢であっても王女様と軽々しく握手をしても良いものなのか。
…などと考えたが、せっかくの機会なので握手はしておきたい。
俺は握手に応じる様に王女様の手を握る。
こうして、二人で握手を交わした後、王女様は振り返って病室から出ていこうとする。
ベッドの上から王女様の後ろ姿を見ても、普通の10歳の少女と変わらない。
だが、こうして話し相手になっただけであそこまで喜ぶ姿を見ると、俺にも彼女の日々の大変さを理解することができる。
話し相手も少ない生活で、自由に外に出られない窮屈さをあの背中で背負っているのだろう。
だが、俺みたいな身分の奴にはどうにも出来ない事情なのだ。
俺はそんな事を考えながら、去っていこうとする少女の姿を見送っていた。
───────────────────
その時。
なんと、王女の体へとどこからか手が伸びてきて、王女の腕を力強く掴んできた。
王女の腕を力強く掴んできた手は、そのままどこかへと王女を引っ張っていこうとする。
「なっ、鏡から手が出てきただと!?」
その手の元はどうやら鏡の中からのようだ。
先程まで簀巻が使っていた時は何もなかったが、少女好きの鏡なのだろうか。
いや、そんな事を考えている場合ではない。
彼女は、少し手を動かしたりして抵抗はしているのだが、恐怖と驚きでその場から逃げることができないのだ。
だが、そんな少女へ更に新しく現れた手が向かってきているのだ。
「王女様、危ない!!」
俺はベッドから転げ落ちるのを利用して、王女様をその場から突き飛ばした。
目の前にいる子供が例え夢の中の存在であっても、助けを求めている者を見捨てるなんてできない。
こうして無事、王女様をもう片方の手から守ることは成功したのだが、
「しまった。俺が逃げられねぇ」
敵は王女を捕らえようとしていた手で、俺を捕らえる。
その手の力は俺の予想以上に強いものだった。
そして、無事に捕らえたと思ったのだろうか。
想像できない程の力で俺を鏡の中へと連れ去ろうとしてきたのだ。
それに気づいた王女様は、俺を取り返そうと手を引っ張ってくれているのだが。
「イタイイタイイタイイタイ!!!」
このままでは上半身と下半身が分裂してしまう。
「流石にこれ以上はまずい」と思ったので、俺は王女様に遺言を言い残すことに決めた。
「こいつなんて力だ。 このままじゃマズイな。
マナスル王女、逃げてくれ。ここにいたら危険だ。心配するな。必ずまた会おう。この野郎は必ず俺が倒してき…………………」
俺を引っ張る手は、最後まで台詞を言わせてはくれなかった。
王女様の目の前で、俺の体が鏡の中へと引きずられていく。
そうして、俺の全身が病室から鏡の中へ消えてしまったのだ。
まったく、少女への遺言も言わせてくれないとはケチな手である。
その理由は分からないが、何か良い事か悪い事ある展開だ。
俺が期待と不安でドキドキしているとも知らずに、少女は先程まで簀巻が座っていた椅子に腰かけて。
「あの、この度は魔王軍幹部八虐であり、国を脅かす大悪魔の討伐依頼を成功していただきありがとうございました」
俺にとっては初対面の相手から頭を下げられるなんて初めてのことだった。
大悪魔に恨みがあった人が俺に感謝の意を伝えに来たのだろうか。
だが、世間の人は俺が大悪魔を倒したなんて知らないはずだ。
みんな俺が倒したなんて信じずに疑っているのだ。
俺が金色のオーラの奴だと信じていない者も多い。
たぶん、黒と妙義が俺の代わりに討伐報酬を受け取りにいった事も疑っていると思うのだが。
「あの頭をあげてくれ。ん? 何で黄金のオーラの奴が俺って分かったんだ?」
「何を言っているんですか?世間の人が金色のオーラの者が討伐したのに何故、あんな弱そうな男が貰っているんだ……なんて思われて批判されているからですか?
私は分かっていますよ。あの男が推薦した者のだから。
討伐依頼に私の名前を貸した時から勝利を信じていましたから」
この少女はどうやら本当に俺が倒したと信じてくれているようだ。
しかし、少女の言った台詞には気になる点があった。
討伐依頼に名前を貸した?
俺が 紅の食卓 の解決こと、大悪魔の討伐を行う事になった理由は王女様から直接的な依頼であって……。
流石に目の前に王女様がいるなんてそんなことは無いはずなのだ。
「──あっ、すみません。申し遅れました。
私はこの国の王女をやらせていただいております。『マナスル』と申します」
うん、目の前に王女がいるなんて……これは夢だな。
どうやら、いつの間にか寝ていたのだろう。
そうでもなければ目の前に王女が現れるなんてあり得ないことだ。
これは夢だ。きっと夢だ。
まぁ、せっかくの夢なのでこの時を楽しむとしよう。
「マナスルだったよな。そんなに気を使わなくても良いんだぞ。
もっとリラックスしろよ」
そう言って何気ない世間話でも始めようとしたのだが、王女だと知った時の反応がそれだということに王女様は少し驚かれている。
「珍しい方ですね。
私にリラックスしろよ…なんていった人はあなたがはじめてですよ。みなさん何故か自分の方が緊張してガクガクしてましたから…」
おそらく、下手な事をしゃべると何があるか分からないという恐怖がその者達を縛り付けていたのだろう。
だが、俺の場合はこの状況は夢なので気を使って一文字ごとに命を賭ける様な真似はしなくても良いのだ。
「そりゃ、きっと緊張してたんだよ。
王女様に会えるってなったら俺も緊張してしまうだろうな」
「今、会ってるじゃないですか?
冗談がお好きな人ですね」
二人の間での会話が和やかになっていく。
遠くから見たら兄と妹が会話でもしているような雰囲気だ。
おそらく、こうも気軽に話しかけて来た他人は俺が初めてだったのだろう。
王女様はとても喜んでいるように見える。
これが現実ならばもっと楽しいのだろうな…なんて考えていると。
「あの、そろそろ行きますね。
みんなが心配するでしょうから。
あの……今日はありがとうございました。
また今度会った時は、あなたの武勇伝や世界の事をお話しいただいてもよろしいでしょうか?」
速いお帰りで名残惜しいが仕方がない。
「ああ、もちろんだ。
この明山、マナスル王女の為ならいつでもお話しを聞かせましょう。俺も楽しかったよ。ありがと」
俺がそう言うと、王女様は手を出して握手を求めてきた。
だが、例え夢であっても王女様と軽々しく握手をしても良いものなのか。
…などと考えたが、せっかくの機会なので握手はしておきたい。
俺は握手に応じる様に王女様の手を握る。
こうして、二人で握手を交わした後、王女様は振り返って病室から出ていこうとする。
ベッドの上から王女様の後ろ姿を見ても、普通の10歳の少女と変わらない。
だが、こうして話し相手になっただけであそこまで喜ぶ姿を見ると、俺にも彼女の日々の大変さを理解することができる。
話し相手も少ない生活で、自由に外に出られない窮屈さをあの背中で背負っているのだろう。
だが、俺みたいな身分の奴にはどうにも出来ない事情なのだ。
俺はそんな事を考えながら、去っていこうとする少女の姿を見送っていた。
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その時。
なんと、王女の体へとどこからか手が伸びてきて、王女の腕を力強く掴んできた。
王女の腕を力強く掴んできた手は、そのままどこかへと王女を引っ張っていこうとする。
「なっ、鏡から手が出てきただと!?」
その手の元はどうやら鏡の中からのようだ。
先程まで簀巻が使っていた時は何もなかったが、少女好きの鏡なのだろうか。
いや、そんな事を考えている場合ではない。
彼女は、少し手を動かしたりして抵抗はしているのだが、恐怖と驚きでその場から逃げることができないのだ。
だが、そんな少女へ更に新しく現れた手が向かってきているのだ。
「王女様、危ない!!」
俺はベッドから転げ落ちるのを利用して、王女様をその場から突き飛ばした。
目の前にいる子供が例え夢の中の存在であっても、助けを求めている者を見捨てるなんてできない。
こうして無事、王女様をもう片方の手から守ることは成功したのだが、
「しまった。俺が逃げられねぇ」
敵は王女を捕らえようとしていた手で、俺を捕らえる。
その手の力は俺の予想以上に強いものだった。
そして、無事に捕らえたと思ったのだろうか。
想像できない程の力で俺を鏡の中へと連れ去ろうとしてきたのだ。
それに気づいた王女様は、俺を取り返そうと手を引っ張ってくれているのだが。
「イタイイタイイタイイタイ!!!」
このままでは上半身と下半身が分裂してしまう。
「流石にこれ以上はまずい」と思ったので、俺は王女様に遺言を言い残すことに決めた。
「こいつなんて力だ。 このままじゃマズイな。
マナスル王女、逃げてくれ。ここにいたら危険だ。心配するな。必ずまた会おう。この野郎は必ず俺が倒してき…………………」
俺を引っ張る手は、最後まで台詞を言わせてはくれなかった。
王女様の目の前で、俺の体が鏡の中へと引きずられていく。
そうして、俺の全身が病室から鏡の中へ消えてしまったのだ。
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