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第9章 どうやらエルタは八虐の不義のようです。
瑞牆戦決着
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「これで両手を失ったお前は戦闘不能だ。諦めて逃げ帰るんだな……って何やってんだ?」
完全に勝ちが見えていた駒ヶは瑞牆の行っている行動に疑問を浮かべていた。
瑞牆は自身の腕を器用にも足を使って蹴りあげてくっつけようとしているのだ。
彼は何度も足を使って腕を蹴り上げ、その落ちてくる傷口と自身の傷口を繋げようとしていた。
「おい、止めておけ。そんなの人間には無理だ」
その戦いを諦めていない様子がとても哀れに思えて、駒ヶは止めには行ったのだが。
「…………フッ、成功したぞ」
「ええええええええええ!!!!!!」
とても人間業とは思えない事を瑞牆はしでかしたのだ。
本来なら切断された神経を再び繋げるなど不可能な話である。
ましてや、縫ってもいないのにくっつくなど有り得ないのである。
まさか、こいつはこいつは……。
「お前人間じゃねぇな。何者だ?」
「私は人間になりたかったモノだ。
人間になれなかったと言った方が良いかな。
そして、エルタ様は私の願いを叶えてくれた。
人間の型にしてくれたのだ」
まさに衝撃的な真実である。
瑞牆は元は人間ではない別のモノであったのだ。
その真実を知った駒ヶは、彼のエルタに対する忠誠心の凄さの理由を理解した。
そして、そのエルタに恐怖を覚えてしまった。
「──そうか。だったら俺はここでお前を殺す。
どうやらお前からも何人も殺してきたという殺意がぷんぷんする。
これ以上、殺させてはならない。
もしも俺を殺せたらお前が完璧に人間になれてるってことだ」
「構わない。その勝負は面白いからな。お前を一方的に遊び、更に名誉さえ貰えるんだからな。いくぞ」
完全に両腕を復活させた瑞牆は、再び駒ヶに襲いかかってきた。
駒ヶの激しい剣攻も、荒々しいツキも瑞牆は軽々と受けかわしていた。
その余裕そうな表情はいつでも駒ヶを殺せるという自信からきているのだろう。
「どうした? 速度が落ちてきているぞ。
お前疲れているのか?
それとも人殺しにはなりたくないか?
まぁ、後者ならば安心しろよ。
俺はまだ人間ではないのだ。
人としての血が足りていないからな。
その足りない血はお前の血液から貰ってやる」
瑞牆は駒ヶを煽り、苛立ちの感情を駒ヶの中に生まれさせる。
「だったらくれてやるぜ。俺の闘志でグツグツに煮えたぎった血をよぉ~。
熔けない様にその不完全な体に気を付けろ。
今現在でも俺の血は煮えたぎってるんだからな」
駒ヶは先程よりも勢いをつけて剣を操っていた。
駒ヶの体から汗が飛び散っていく。
暑い日差しに照らされ続けていた駒ヶは、少しだけ頭痛を感じていたが、それでもなお攻撃を止めなかった。
「そろそろ、遊びも終わりにするか。
さぁ、お前の血液をいただくぞ。
ラストピースだ。
その首切り落としてやる。
武士のように首を落とされて死ぬがいい」
手に汗握る激しい攻防が続けられていたのだが、瑞牆は駒ヶの首に向かって手のひらで手刀を繰り出した。
瑞牆の手刀が駒ヶの首に当たる寸前に、駒ヶはなんとか首を後ろに傾ける。
駒ヶへの攻撃は仮面を少しだけ削るほどの結果をみせてくれた。
「ほぉ、もう少しでその仮面も剥がれ落ちそうだな。少しでもバランスを崩せばその隠れた表情が露になるか。
早く見たいものだ。お前の絶望に染まりきった表情がな」
瑞牆に言われて駒ヶも自分の仮面の状態に気づいたのだろう。
彼は両手で支えていた剣を右手に持ち変えて、左手で仮面が落ちないように支えていた。
「こりゃぁまずいな。早いとこ終わらせないとほんとに素顔が見られてしまう」
両手で支えていた剣を片手で支える羽目になった駒ヶは、剣を震わせながら握っていた。
その様子はまるで生まれたての子鹿のように震えているのだ。
それを見た瑞牆は駒ヶを嘲笑する様な表情を浮かべていた。
「どう戦う気だ? その慣れない片腕でこの私を倒せるわけがないだろう。お前は既に負けたのだ。敗者は敗者らしく勝者からの要望を聞き入れるべきなのだ。安心しろ、遺族には迷惑がかからないように首以外は残してやる。その首だけで永久に異次元をさまようがいい!!!」
再び瑞牆の手のひらが駒ヶに襲いかかる。
「ゴフッ…………………」
その瞬間、瑞牆の表情が苦しみに変貌した。
額から冷や汗を垂れ流しながら瑞牆は駒ヶの近くから後退りしていく。
彼の心臓の部分をぽっかりと剣が貫いていたのだ。
もちろん、瑞牆からは血は出ていない。
しかし、痛みは感じるようだ。
瑞牆は頭を抱えながら苦し紛れに言葉を発した。
「貴様……お前と言うやつは……。生きる道を選んだか。
だが、見たぞ。それがお前の素顔か。
ならば、お前の心臓だけを飛ばす。
お前の顔を道行く者に見せつける事が出来るようにな。
しかし、それが……それが駒ヶ回斗か。
予想外だったぞ。まさか、うん、そうだったのだな」
駒ヶのしていた仮面が落ちて、その顔が明らかになる。
「──そんな事を言うなよ。せっかく誇りまで捨てて素顔を晒したんだぞ」
「まぁ、その事は置いておいて……。よくもやってくれたな。私の……私の心臓をよくも突き刺してくれたな。
ウグォァァァァァァァァァ!!!!!」
「やはり、お前はどんなに頑張っても人間じゃないな。心臓を刺しても生きているなんてな」
そう言うと駒ヶは、地面に落としていた仮面を何とか応急処置を行い、再び仮面を被る。
「駒ヶ回斗完全復活」
「駒ヶ回斗ォォォォォォ!!!」
駒ヶは瑞牆に近づき、剣先を瑞牆の体に突き刺す。
そして、更に剣を押し込んだ。
駒ヶはその剣を上に引き上げようと力をいれている。
「おい、魔王軍関係者。
俺はお前らにとある恨みを持っててな。
あの日の出来事は俺の人生を狂わせたんだ。
お前ら…魔王軍関係者のせいでな。
お前には関係のない事かもしれないが、ここで殺させてもらうぞ」
「お前なんぞに…お前ごときにこの私がァァァァァァ。こんな雑魚がァァァァァァ」
駒ヶは、まるで魚の背骨を取るかのように剣を上に引き上げていった。
「うギャァァァァァァうァァァァァァ!?!?!?」
体を真っ二つに斬られた瑞牆は少しの意識を保ちながら、駒ヶへと最後の力を振り絞って手のひらを下ろしたのだが。
「ウゴゴゴリリリリッッッッッッッッ……………………」
しかし、駒ヶに蹴りを腹に入れられてしまい、地面に崩れ落ちてしまう。
「良かったな。最後は人間としてきちんと地獄行きだぜ」
駒ヶは目の前にある真っ二つに斬られた死体に向かって静かに呟く。
完全に勝ちが見えていた駒ヶは瑞牆の行っている行動に疑問を浮かべていた。
瑞牆は自身の腕を器用にも足を使って蹴りあげてくっつけようとしているのだ。
彼は何度も足を使って腕を蹴り上げ、その落ちてくる傷口と自身の傷口を繋げようとしていた。
「おい、止めておけ。そんなの人間には無理だ」
その戦いを諦めていない様子がとても哀れに思えて、駒ヶは止めには行ったのだが。
「…………フッ、成功したぞ」
「ええええええええええ!!!!!!」
とても人間業とは思えない事を瑞牆はしでかしたのだ。
本来なら切断された神経を再び繋げるなど不可能な話である。
ましてや、縫ってもいないのにくっつくなど有り得ないのである。
まさか、こいつはこいつは……。
「お前人間じゃねぇな。何者だ?」
「私は人間になりたかったモノだ。
人間になれなかったと言った方が良いかな。
そして、エルタ様は私の願いを叶えてくれた。
人間の型にしてくれたのだ」
まさに衝撃的な真実である。
瑞牆は元は人間ではない別のモノであったのだ。
その真実を知った駒ヶは、彼のエルタに対する忠誠心の凄さの理由を理解した。
そして、そのエルタに恐怖を覚えてしまった。
「──そうか。だったら俺はここでお前を殺す。
どうやらお前からも何人も殺してきたという殺意がぷんぷんする。
これ以上、殺させてはならない。
もしも俺を殺せたらお前が完璧に人間になれてるってことだ」
「構わない。その勝負は面白いからな。お前を一方的に遊び、更に名誉さえ貰えるんだからな。いくぞ」
完全に両腕を復活させた瑞牆は、再び駒ヶに襲いかかってきた。
駒ヶの激しい剣攻も、荒々しいツキも瑞牆は軽々と受けかわしていた。
その余裕そうな表情はいつでも駒ヶを殺せるという自信からきているのだろう。
「どうした? 速度が落ちてきているぞ。
お前疲れているのか?
それとも人殺しにはなりたくないか?
まぁ、後者ならば安心しろよ。
俺はまだ人間ではないのだ。
人としての血が足りていないからな。
その足りない血はお前の血液から貰ってやる」
瑞牆は駒ヶを煽り、苛立ちの感情を駒ヶの中に生まれさせる。
「だったらくれてやるぜ。俺の闘志でグツグツに煮えたぎった血をよぉ~。
熔けない様にその不完全な体に気を付けろ。
今現在でも俺の血は煮えたぎってるんだからな」
駒ヶは先程よりも勢いをつけて剣を操っていた。
駒ヶの体から汗が飛び散っていく。
暑い日差しに照らされ続けていた駒ヶは、少しだけ頭痛を感じていたが、それでもなお攻撃を止めなかった。
「そろそろ、遊びも終わりにするか。
さぁ、お前の血液をいただくぞ。
ラストピースだ。
その首切り落としてやる。
武士のように首を落とされて死ぬがいい」
手に汗握る激しい攻防が続けられていたのだが、瑞牆は駒ヶの首に向かって手のひらで手刀を繰り出した。
瑞牆の手刀が駒ヶの首に当たる寸前に、駒ヶはなんとか首を後ろに傾ける。
駒ヶへの攻撃は仮面を少しだけ削るほどの結果をみせてくれた。
「ほぉ、もう少しでその仮面も剥がれ落ちそうだな。少しでもバランスを崩せばその隠れた表情が露になるか。
早く見たいものだ。お前の絶望に染まりきった表情がな」
瑞牆に言われて駒ヶも自分の仮面の状態に気づいたのだろう。
彼は両手で支えていた剣を右手に持ち変えて、左手で仮面が落ちないように支えていた。
「こりゃぁまずいな。早いとこ終わらせないとほんとに素顔が見られてしまう」
両手で支えていた剣を片手で支える羽目になった駒ヶは、剣を震わせながら握っていた。
その様子はまるで生まれたての子鹿のように震えているのだ。
それを見た瑞牆は駒ヶを嘲笑する様な表情を浮かべていた。
「どう戦う気だ? その慣れない片腕でこの私を倒せるわけがないだろう。お前は既に負けたのだ。敗者は敗者らしく勝者からの要望を聞き入れるべきなのだ。安心しろ、遺族には迷惑がかからないように首以外は残してやる。その首だけで永久に異次元をさまようがいい!!!」
再び瑞牆の手のひらが駒ヶに襲いかかる。
「ゴフッ…………………」
その瞬間、瑞牆の表情が苦しみに変貌した。
額から冷や汗を垂れ流しながら瑞牆は駒ヶの近くから後退りしていく。
彼の心臓の部分をぽっかりと剣が貫いていたのだ。
もちろん、瑞牆からは血は出ていない。
しかし、痛みは感じるようだ。
瑞牆は頭を抱えながら苦し紛れに言葉を発した。
「貴様……お前と言うやつは……。生きる道を選んだか。
だが、見たぞ。それがお前の素顔か。
ならば、お前の心臓だけを飛ばす。
お前の顔を道行く者に見せつける事が出来るようにな。
しかし、それが……それが駒ヶ回斗か。
予想外だったぞ。まさか、うん、そうだったのだな」
駒ヶのしていた仮面が落ちて、その顔が明らかになる。
「──そんな事を言うなよ。せっかく誇りまで捨てて素顔を晒したんだぞ」
「まぁ、その事は置いておいて……。よくもやってくれたな。私の……私の心臓をよくも突き刺してくれたな。
ウグォァァァァァァァァァ!!!!!」
「やはり、お前はどんなに頑張っても人間じゃないな。心臓を刺しても生きているなんてな」
そう言うと駒ヶは、地面に落としていた仮面を何とか応急処置を行い、再び仮面を被る。
「駒ヶ回斗完全復活」
「駒ヶ回斗ォォォォォォ!!!」
駒ヶは瑞牆に近づき、剣先を瑞牆の体に突き刺す。
そして、更に剣を押し込んだ。
駒ヶはその剣を上に引き上げようと力をいれている。
「おい、魔王軍関係者。
俺はお前らにとある恨みを持っててな。
あの日の出来事は俺の人生を狂わせたんだ。
お前ら…魔王軍関係者のせいでな。
お前には関係のない事かもしれないが、ここで殺させてもらうぞ」
「お前なんぞに…お前ごときにこの私がァァァァァァ。こんな雑魚がァァァァァァ」
駒ヶは、まるで魚の背骨を取るかのように剣を上に引き上げていった。
「うギャァァァァァァうァァァァァァ!?!?!?」
体を真っ二つに斬られた瑞牆は少しの意識を保ちながら、駒ヶへと最後の力を振り絞って手のひらを下ろしたのだが。
「ウゴゴゴリリリリッッッッッッッッ……………………」
しかし、駒ヶに蹴りを腹に入れられてしまい、地面に崩れ落ちてしまう。
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