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第7章 どうやら四阿は八虐の謀大逆のようです。
暴走のお目覚め
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その顔はまるで悪魔のようであった。
その英彦は残っている付喪神達に向かって手のひらを向けると…。
「『ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク』」
本来は出来るはずもない回数、そして威力である。
「何…」
「あつ…」
「焦…」
付喪神達は最後まで台詞を言うこともなく沢山の火柱の中に消えていった。
「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!!!!!!」
彼は死にかけて性格が変わってしまったのだろうか。
英彦は動く付喪神全てを燃やし尽くそうとしている。
「あいつ…このままじゃ呑まれる」
再び駆け寄ろうとする八剣であったが、今度は二人係で動きを止められた。
「あれはもうダメだ。暴走している。近づいたら八剣さんまで危ない」
「何だよ。あれ? でも、あんな暴走見たことがない」
「とにかくここから離れるぞ」
そう言うと生徒会役員達は八剣を抱えてその場を離れる。
「離せ、お前ら。英彦、英彦ォォォォ!!!!!」
八剣の叫びも虚しく、英彦にその声は届かず、英彦を置いて生徒会達は逃げることしかできなかった。
そうして置いていかれた英彦。
笑いながら付喪神達を次々と倒していく。
「付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神。フハハハハハハ!!!!」
戦い方も先程までとは変わってしまっている。
技を放ち特攻をするという戦術である。
「くそっ、何か変身できれば」
「おっ、俺は逃げるぞ」
「あっ、待て戻って」
「オレの体が…がらだの半分がぁぁっぁぅぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「やべ…」
一人の付喪神が逃げ出すと、それを追いかけて逃げようとする物もいたが燃え尽きる。
集団でも燃え尽きる。
遠距離攻撃でも燃え尽きる。
遠くにいてもラグナロクで燃え尽きる。
いろいろな性格の付喪神達が燃え尽きていった。
だが、敵の戦力は減ることを知らない。
暴走している英彦は再び大笑いをすると、付喪神達に立ち向かっていった。
悪魔が呼び覚まされたのである。
もう英彦は生徒会役員では止めることができない領域に達していた。
そんな彼らは自分の無力さを実感する。
このままでは英彦はパワーが尽きるまで暴走?することとなるだろう。
奴らの在庫が尽きるか、英彦のパワーが尽きるかの勝負である。
しかし、今の生徒会役員達には手助けはできない。
今は八剣の能力が重要なのだ。
役員達の役目は八剣が付喪神を操っている本体と戦うこと。
それを手助けすることである。
英彦の事は信じるしかないのだ。
生徒会役員達が明山の元へ道を進んでいる時、彼らは一人の傘をさした男とすれ違った。
「ん? 大勢でどうしたんだ?」
男が急いでいる役員達に訪ねる。
「ああ、この先は危険だぞ。今、一人の付喪人が暴走しているんだ。もしかしたら山火事が起きるかもしれない。こっちには行くのは危険だ。それでは、急いでるんで」
役員の一人がその男に注意を促す。
「山火事…そうか。すまなかったな。忙しいところで」
男がそう返事を返してきたので役員達は走り去っていった。
彼らは明山達の事を心配していたのだ。
あの二人だけで魔王軍幹部と戦うなんて無茶なのだ。
彼らは一刻も早く国市の山にある廃ビルに向かっていかねばならないのだった。
「山火事か。まさか英彦君ではないだろうな。だが……」
雨が降っていないことに今頃気づいたのであろうか。男は傘を閉じる。
男の正体は駒ヶ回斗。
駒ヶは少し暴走している付喪人に興味が湧いたので生徒会役員達が向かってきた方角へ行くことにしたのであった。
その英彦は残っている付喪神達に向かって手のひらを向けると…。
「『ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク ラグナロク』」
本来は出来るはずもない回数、そして威力である。
「何…」
「あつ…」
「焦…」
付喪神達は最後まで台詞を言うこともなく沢山の火柱の中に消えていった。
「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!!!!!!」
彼は死にかけて性格が変わってしまったのだろうか。
英彦は動く付喪神全てを燃やし尽くそうとしている。
「あいつ…このままじゃ呑まれる」
再び駆け寄ろうとする八剣であったが、今度は二人係で動きを止められた。
「あれはもうダメだ。暴走している。近づいたら八剣さんまで危ない」
「何だよ。あれ? でも、あんな暴走見たことがない」
「とにかくここから離れるぞ」
そう言うと生徒会役員達は八剣を抱えてその場を離れる。
「離せ、お前ら。英彦、英彦ォォォォ!!!!!」
八剣の叫びも虚しく、英彦にその声は届かず、英彦を置いて生徒会達は逃げることしかできなかった。
そうして置いていかれた英彦。
笑いながら付喪神達を次々と倒していく。
「付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神…付喪神。フハハハハハハ!!!!」
戦い方も先程までとは変わってしまっている。
技を放ち特攻をするという戦術である。
「くそっ、何か変身できれば」
「おっ、俺は逃げるぞ」
「あっ、待て戻って」
「オレの体が…がらだの半分がぁぁっぁぅぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「やべ…」
一人の付喪神が逃げ出すと、それを追いかけて逃げようとする物もいたが燃え尽きる。
集団でも燃え尽きる。
遠距離攻撃でも燃え尽きる。
遠くにいてもラグナロクで燃え尽きる。
いろいろな性格の付喪神達が燃え尽きていった。
だが、敵の戦力は減ることを知らない。
暴走している英彦は再び大笑いをすると、付喪神達に立ち向かっていった。
悪魔が呼び覚まされたのである。
もう英彦は生徒会役員では止めることができない領域に達していた。
そんな彼らは自分の無力さを実感する。
このままでは英彦はパワーが尽きるまで暴走?することとなるだろう。
奴らの在庫が尽きるか、英彦のパワーが尽きるかの勝負である。
しかし、今の生徒会役員達には手助けはできない。
今は八剣の能力が重要なのだ。
役員達の役目は八剣が付喪神を操っている本体と戦うこと。
それを手助けすることである。
英彦の事は信じるしかないのだ。
生徒会役員達が明山の元へ道を進んでいる時、彼らは一人の傘をさした男とすれ違った。
「ん? 大勢でどうしたんだ?」
男が急いでいる役員達に訪ねる。
「ああ、この先は危険だぞ。今、一人の付喪人が暴走しているんだ。もしかしたら山火事が起きるかもしれない。こっちには行くのは危険だ。それでは、急いでるんで」
役員の一人がその男に注意を促す。
「山火事…そうか。すまなかったな。忙しいところで」
男がそう返事を返してきたので役員達は走り去っていった。
彼らは明山達の事を心配していたのだ。
あの二人だけで魔王軍幹部と戦うなんて無茶なのだ。
彼らは一刻も早く国市の山にある廃ビルに向かっていかねばならないのだった。
「山火事か。まさか英彦君ではないだろうな。だが……」
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