底辺社畜の錬金術

底辺の有給休暇とは？

底辺社畜と書いてはいるが私的には自分が底辺社畜だと思ったことはほぼない。
ただ私の大好きな YouTuber さんがご自分自身のことを底辺社畜と言っていた。
その人の年収が公開された時に自分よりだいぶ上で、私は底辺だったんだなと知った。

ただ、落ち込んだりはしなかった。

だって、上を見てもきりがないし、下を見てもキリがないから。
生活できているし。
借金もなくて、ご飯も食べれて、無料でネット小説も読めて、ワンコがいて。ある程度健康で。
それで充分


ウチの会社には、企業年金もなければ退職金もない。退職金がない会社は全体の約2割。退職金がない代わりに基本給が高いかというと、そんな事もない。各年代毎の正社員給料の中央値より低い。
企業年金なんて夢の夢だ。

福利厚生も基本的には労働法が定める最低基準のみを満たす。
夏季休暇や年末年始休暇といった休暇はもちろんあるし、忌引きといった休暇もある。ただし、それは年次に発生する有給から消費されるもので、単純に『どんな状況でも休んでも文句は言わない休暇』が忌引、『2日3日連続で休んでも文句は言わない休暇』が夏季休暇、といったもので、休む権利を与えるというだけで追加で有給が増えるわけではない。
冬季休暇に至っては、会社からこの日に休めと指示がある。(労働法で有給休暇のうち何日かは会社が指定できるとなっている)
また有給は今年発生したものから使っていきそれを超えると去年使ったものが消費されてゆく。有給の持ち越しは2年間だなのでうちの会社に有給消化といった考え方はほぼない
わかりやすく数字でいうと、
2020年20日有給休暇が発生。5日使って15日の残。
2021年20日有給休暇が発生。20（2021）＋15(2020)＝35日。また、10日使って25日の残。ただし、20-10＋15(2020)＝25日。有給は今年発生した分から消費されていく
2022年20日有給休暇が発生。20（2022）＋10(2021)＝30日。

ちなみに、消えた有給休暇が会社に買い取られるなんていうこともない。


というわけで、
ウチの会社の人たちは、できるだけ今年分は今年消費しようとする。
勿論、わたしもね！