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1学期編 ~期末試験~
第6話
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授業を終えた放課後、蒼雪たちは昼休みの間に集まることを決めていたので、ホームルームを終えると、荷物をまとめて廊下に出た。このメンバーで部活動をしているのは詩音と一、里見、遥香、だったので彼らを除いた人が3組の教室の前の廊下に集まった。
「さて、こんなところに集まってしまうのは邪魔だから一度、このまま帰りながらどこかに寄ろうと思うがそれでいいか?」
「あてはあるのか?」
「この人数だからな…。今のところはない。」
「私たちの家でいいんじゃないかしら? 狭いかもしれないけれど、そこは話し合いに適していると思うわ。」
「この人数で移動をしていたらさすがに興味をもたれて家がバレないか?」
「…それなら私たちの家に来る?」
このメンバーで相棒を組んでいるのは蒼雪と千春、正悟と舞依、一と優里だ。そして、この場にいない一の家に集まるのは申し訳ないので、蒼雪たちか正悟たちの家ということになった。寮暮らし組はそれでは申し訳ないと言うが、10人でいきなり行って問題がない場所はそうそう思いつかず、話し合いをしてて他人の目が気にならない場所というのは条件が厳しかった。
結局代案が思いつくわけでもなく時間が過ぎていくばかりだったので、正悟たちの家に向かうこととなった。
「…ここが家。」
「へえ~、蒼雪君たちのところと近いんだね!」
「そ、そうなんですか?」
「あ、唯は知らないんだっけ。この近くだよ。」
「まぁ急で特に用意もできてないけど、入ってくれよ。」
正悟に促された彼らは家に入っていった。リビングに集まると、舞依と千春はそれぞれの飲み物を用意してくれた。さすがにカップは全員同じものはそろっていないので適当に数を合わせた。
「じゃあ、何か考えがあるやつはいるか?俺は詩音のことしか知らねえし、ここにいないから聞けねえしさっぱりわからねえ。」
響真が最初に口火を切ったが、彼は何もわからないと早々に言い切り、情報を求めた。
「私はクラスの子から聞いた限りだと、10点から160点の幅があったよ。名前は言えないけどね。」
「100点以上の人もいたのか!? そんなに幅があるとは思わなかったぜ…。ちなみに俺は40引かれてる。」
「詩音が10だ。」
「一は30って言っていたよ。私も20引かれちゃった。」
「う~ん、何か心当たりはない?最低10点から引かれているし、10点ずつ引かれているんだよね?」
ここにいるメンバーと相談を受けている瑞希たちの情報をすり合わせていったが、10点ずつということは何か特定の限定されたことを1回以上しているということだが、心当たりがないという彼らでは話が進まなかった。
「減点される特定の行動についてだが、いつからが基準日だと思う? やっぱり先週からかな?」
「そうじゃないかしら? それよりも前のことでカウントされたとしても覚えられていないと思うわ。」
「ええ。そうでないとわざわざこのタイミングから始めないと思うわ。もしも、何かしらの行動というものを4月からカウントしていたらもっと多く引かれている人がいてもおかしくないと思うわ。その特定の行動というものを1回しかしていないのではヒントがあっても気づけないと思うわ。」
瑞希の問いかけに皐月と千春がそれぞれの考察を告げた。蒼雪もその考えには同意できた。おそらく減点行動のカウントは先週からだ。つまり先週から何か変わったことがあったはずだ。そう考えた蒼雪はその方向からアプローチしてみた。
「蒼?」
蒼雪が思考を始めたことに気が付いた正悟が声をかけてきたが、彼の耳にはその声が届いていなかった。他のメンバーもそれぞれ色々と議論をしていたが、思いつかなかったところで彼が何か考え始めたことに気が付き始めた。
(先週から始まったこと…。月曜日、俺たちが水着を買いに行ったのがその前の休みだったな。特に関係ないだろう。相棒が増え始めたのもその前か? いや、そのぐらいだったはずだが、関係ないな…。)
しばらく彼が考えこんでいると、
「…そうか、そう言うことか…。おそらくその線であっているはずだ。だとすると、納得はできるかもしれない。」
「おっ、蒼は何か気が付いたか?」
蒼雪の考えがまとまるのを待っていた正悟が話しかけてきた。蒼雪以外にも秀人や千春、皐月も黙って考えていたが、蒼雪が何かに気が付いたということでこちらを見てきた。
「ああ。気が付いたというか心当たりだな。おそらくこの推測であっているはずだ。」
蒼雪はそういうと、みんなを見渡した。そして、こちらの話を聞く用意ができていることを確認すると、
「今回の減点行動は授業態度についてだ。」
「授業態度?」
「ああ。先週からの変化はどこにあるのか。そこを考えていったときに水泳の授業が当て嵌まった。」
「けど、水泳と授業態度にどんなつながりがあるんだ?」
「そう言うことね…。」
「ああ…、それなら納得できることあったよ。」
「気が付いたか。」
「え? わかっていないのは俺だけ?」
正悟がそう言うと唯と優里もわかっていない様子だったが、他のメンバーは気が付いたようだ。
「えっと、蒼雪君の説明を引き継ぐけど、水泳の授業の後ってさ、かなり眠くなるじゃない? それに着替えに時間がかかる子もいるし。そうなると、遅刻や居眠りとかそう言うのが目立っていると思うんだよね。」
「ええ。先週から授業中の注意が目立つようになったわね。」
「そういうこと。私のクラスでも何度か注意もあったし、関係はありそうだね。」
「そういうことだ。正悟、お前は水泳の後もそうだが、何度か居眠りをしていたな?」
蒼雪は確認の意味も込めて正悟に問いかけた。正悟はここにいるメンバーに見られながら授業中に寝ていたな? と問いかけられて決まり悪そうに、
「ああ、そうだよ。何度か寝ていたよ。回数はわからねえけど、蒼に言われた通り4回ぐらいだったと思う。」
「私も多分、それくらいだったと思う…。それに1回だけ遅刻をしていたのは覚えているし。」
「関係していそうなのは分かったけど、160って言うと、先週だけで16回も何かダメなことをしたってこと?」
瑞希は160の減点もくらった人がいることで、さすがに1週間でそんなに減点されるような行動をしているとは思わなかったようだ。
「その人は遅刻や居眠りの他に授業中の態度に問題はなさそうか?私語や他に何か問題となりそうなことはしていないか?」
「う~ん…、私には心当たりはないかな…?」
「私はよく知らないわね。」
「あ、あの。もしもその引かれた人があの子ならもしかしたらの心当たりがあります…。」
瑞希と皐月は心当たりがないと言っていたが、唯には何か心当たりがあるようだった。
「私の席が近いからわかるんですけど、授業中に端末を弄っているところをよく見ます…。それに、話を聞いていない態度が、その、目立ちますので、そのあたりが関係しているんじゃないかと思い、ます…。」
「なるほど、やはりそう言う共通点はあるか。」
「じゃあ、その線で考えてみるか?」
「そうだな。この仮説をもとに行動をして検証をしてみよう。俺たちは意識して気を付けよう。もしも、該当しそうなことをしたとすればその数をカウントして来週報告だ。他にも誰か引かれそうなやつをターゲットに何点引かれたかこちらでカウントして本人に確認してみるというのもいいだろう。」
「そうね、私たちだけではデータが少ないからそれでいいと思わ。」
「俺もそれに賛成だ。授業態度だけではなく、日頃の生活態度も見ておこう。」
「どういうことだ?」
「山木のあの態度は授業中だけではないだろう?暴力沙汰の噂もある。そういう行動も引かれていると思った方がいいはずだ。」
秀人にそう言われて響真や正悟は納得と言う様子だった。彼らにはほかにも心当たりがあるようで、おそらく他の行動も何か減点となるはずだと考えたようだ。
「それなら授業態度だけではなく素行も見られていると思って行動した方がいいわね。」
「そうだな。放課後の行動がどれほど関係しているのか、それも検証した方がいいな。」
蒼雪がそう締めくくると、日も徐々に沈み始めてきたので、それぞれの家に帰ることにした。
さすがにこの人数が家に集まるとは思っていなかったので、夕飯は人数が足りないので解散するほかないのだ。
蒼雪たちは家に帰ると夕飯を終えて、またこの件について2人で話し合ったが、推測の域を出ないことと先生がヒントをくれたのは生活態度という範囲だったので、それについてどこからがアウトになるのか話し合った。
お互いの点数が引かれないようにしようとは考えていたが、場合によっては検証のためには止む無しということで話をまとめてこの日を終えた。
「さて、こんなところに集まってしまうのは邪魔だから一度、このまま帰りながらどこかに寄ろうと思うがそれでいいか?」
「あてはあるのか?」
「この人数だからな…。今のところはない。」
「私たちの家でいいんじゃないかしら? 狭いかもしれないけれど、そこは話し合いに適していると思うわ。」
「この人数で移動をしていたらさすがに興味をもたれて家がバレないか?」
「…それなら私たちの家に来る?」
このメンバーで相棒を組んでいるのは蒼雪と千春、正悟と舞依、一と優里だ。そして、この場にいない一の家に集まるのは申し訳ないので、蒼雪たちか正悟たちの家ということになった。寮暮らし組はそれでは申し訳ないと言うが、10人でいきなり行って問題がない場所はそうそう思いつかず、話し合いをしてて他人の目が気にならない場所というのは条件が厳しかった。
結局代案が思いつくわけでもなく時間が過ぎていくばかりだったので、正悟たちの家に向かうこととなった。
「…ここが家。」
「へえ~、蒼雪君たちのところと近いんだね!」
「そ、そうなんですか?」
「あ、唯は知らないんだっけ。この近くだよ。」
「まぁ急で特に用意もできてないけど、入ってくれよ。」
正悟に促された彼らは家に入っていった。リビングに集まると、舞依と千春はそれぞれの飲み物を用意してくれた。さすがにカップは全員同じものはそろっていないので適当に数を合わせた。
「じゃあ、何か考えがあるやつはいるか?俺は詩音のことしか知らねえし、ここにいないから聞けねえしさっぱりわからねえ。」
響真が最初に口火を切ったが、彼は何もわからないと早々に言い切り、情報を求めた。
「私はクラスの子から聞いた限りだと、10点から160点の幅があったよ。名前は言えないけどね。」
「100点以上の人もいたのか!? そんなに幅があるとは思わなかったぜ…。ちなみに俺は40引かれてる。」
「詩音が10だ。」
「一は30って言っていたよ。私も20引かれちゃった。」
「う~ん、何か心当たりはない?最低10点から引かれているし、10点ずつ引かれているんだよね?」
ここにいるメンバーと相談を受けている瑞希たちの情報をすり合わせていったが、10点ずつということは何か特定の限定されたことを1回以上しているということだが、心当たりがないという彼らでは話が進まなかった。
「減点される特定の行動についてだが、いつからが基準日だと思う? やっぱり先週からかな?」
「そうじゃないかしら? それよりも前のことでカウントされたとしても覚えられていないと思うわ。」
「ええ。そうでないとわざわざこのタイミングから始めないと思うわ。もしも、何かしらの行動というものを4月からカウントしていたらもっと多く引かれている人がいてもおかしくないと思うわ。その特定の行動というものを1回しかしていないのではヒントがあっても気づけないと思うわ。」
瑞希の問いかけに皐月と千春がそれぞれの考察を告げた。蒼雪もその考えには同意できた。おそらく減点行動のカウントは先週からだ。つまり先週から何か変わったことがあったはずだ。そう考えた蒼雪はその方向からアプローチしてみた。
「蒼?」
蒼雪が思考を始めたことに気が付いた正悟が声をかけてきたが、彼の耳にはその声が届いていなかった。他のメンバーもそれぞれ色々と議論をしていたが、思いつかなかったところで彼が何か考え始めたことに気が付き始めた。
(先週から始まったこと…。月曜日、俺たちが水着を買いに行ったのがその前の休みだったな。特に関係ないだろう。相棒が増え始めたのもその前か? いや、そのぐらいだったはずだが、関係ないな…。)
しばらく彼が考えこんでいると、
「…そうか、そう言うことか…。おそらくその線であっているはずだ。だとすると、納得はできるかもしれない。」
「おっ、蒼は何か気が付いたか?」
蒼雪の考えがまとまるのを待っていた正悟が話しかけてきた。蒼雪以外にも秀人や千春、皐月も黙って考えていたが、蒼雪が何かに気が付いたということでこちらを見てきた。
「ああ。気が付いたというか心当たりだな。おそらくこの推測であっているはずだ。」
蒼雪はそういうと、みんなを見渡した。そして、こちらの話を聞く用意ができていることを確認すると、
「今回の減点行動は授業態度についてだ。」
「授業態度?」
「ああ。先週からの変化はどこにあるのか。そこを考えていったときに水泳の授業が当て嵌まった。」
「けど、水泳と授業態度にどんなつながりがあるんだ?」
「そう言うことね…。」
「ああ…、それなら納得できることあったよ。」
「気が付いたか。」
「え? わかっていないのは俺だけ?」
正悟がそう言うと唯と優里もわかっていない様子だったが、他のメンバーは気が付いたようだ。
「えっと、蒼雪君の説明を引き継ぐけど、水泳の授業の後ってさ、かなり眠くなるじゃない? それに着替えに時間がかかる子もいるし。そうなると、遅刻や居眠りとかそう言うのが目立っていると思うんだよね。」
「ええ。先週から授業中の注意が目立つようになったわね。」
「そういうこと。私のクラスでも何度か注意もあったし、関係はありそうだね。」
「そういうことだ。正悟、お前は水泳の後もそうだが、何度か居眠りをしていたな?」
蒼雪は確認の意味も込めて正悟に問いかけた。正悟はここにいるメンバーに見られながら授業中に寝ていたな? と問いかけられて決まり悪そうに、
「ああ、そうだよ。何度か寝ていたよ。回数はわからねえけど、蒼に言われた通り4回ぐらいだったと思う。」
「私も多分、それくらいだったと思う…。それに1回だけ遅刻をしていたのは覚えているし。」
「関係していそうなのは分かったけど、160って言うと、先週だけで16回も何かダメなことをしたってこと?」
瑞希は160の減点もくらった人がいることで、さすがに1週間でそんなに減点されるような行動をしているとは思わなかったようだ。
「その人は遅刻や居眠りの他に授業中の態度に問題はなさそうか?私語や他に何か問題となりそうなことはしていないか?」
「う~ん…、私には心当たりはないかな…?」
「私はよく知らないわね。」
「あ、あの。もしもその引かれた人があの子ならもしかしたらの心当たりがあります…。」
瑞希と皐月は心当たりがないと言っていたが、唯には何か心当たりがあるようだった。
「私の席が近いからわかるんですけど、授業中に端末を弄っているところをよく見ます…。それに、話を聞いていない態度が、その、目立ちますので、そのあたりが関係しているんじゃないかと思い、ます…。」
「なるほど、やはりそう言う共通点はあるか。」
「じゃあ、その線で考えてみるか?」
「そうだな。この仮説をもとに行動をして検証をしてみよう。俺たちは意識して気を付けよう。もしも、該当しそうなことをしたとすればその数をカウントして来週報告だ。他にも誰か引かれそうなやつをターゲットに何点引かれたかこちらでカウントして本人に確認してみるというのもいいだろう。」
「そうね、私たちだけではデータが少ないからそれでいいと思わ。」
「俺もそれに賛成だ。授業態度だけではなく、日頃の生活態度も見ておこう。」
「どういうことだ?」
「山木のあの態度は授業中だけではないだろう?暴力沙汰の噂もある。そういう行動も引かれていると思った方がいいはずだ。」
秀人にそう言われて響真や正悟は納得と言う様子だった。彼らにはほかにも心当たりがあるようで、おそらく他の行動も何か減点となるはずだと考えたようだ。
「それなら授業態度だけではなく素行も見られていると思って行動した方がいいわね。」
「そうだな。放課後の行動がどれほど関係しているのか、それも検証した方がいいな。」
蒼雪がそう締めくくると、日も徐々に沈み始めてきたので、それぞれの家に帰ることにした。
さすがにこの人数が家に集まるとは思っていなかったので、夕飯は人数が足りないので解散するほかないのだ。
蒼雪たちは家に帰ると夕飯を終えて、またこの件について2人で話し合ったが、推測の域を出ないことと先生がヒントをくれたのは生活態度という範囲だったので、それについてどこからがアウトになるのか話し合った。
お互いの点数が引かれないようにしようとは考えていたが、場合によっては検証のためには止む無しということで話をまとめてこの日を終えた。
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