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18度:初めてのクリスマス
50話
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「さて。良い感じに時間が潰れましたので、そろそろ出かける準備をしましょうか」
慧くんの言う通り、良い感じに時間が潰れて、いよいよイルミネーションの時間が迫ってきている。
確かにそろそろ出かける準備をした方が良さそうだ。せっかくだからオシャレして出かけたい。
「そうだね。出かける準備をしないと…」
それぞれ身支度を整えるために準備を始めた。
私はメイクとヘアアレンジを。慧くんはヘアセットを。
私の方が女性だからどうしても身支度に時間がかかるので、先に慧くんの方が支度を終えた。
「俺はずっと待ってますので、気にせずにゆっくり支度をしてください」
そう言ってくれる慧くんの優しさに甘えることにした。
せっかくのクリスマスなので、とびっきりオシャレした私を慧くんに見せたい。
その方が慧くんも喜んでくれるはず。慧くんのためにも自分のためにも可愛い私になるために頑張る。
できるだけ手早く。でも丁寧に。どんどん綺麗になっていく自分を鏡で見る度に明るい気持ちになっていく。
「慧くん、支度終わったよ」
あとはコートを着て、家を出るだけだ。
その先にはイルミネーションが待っているかと思うと、ワクワクした気持ちが止まらない。
「それじゃ行きますか」
慧くんが玄関の扉を開けてくれた。
そしてそっと手を繋いでくれた。
私はその手をちゃんと握り返した。
「うん。行こっか」
手を繋いだまま歩き出した。クリスマスにイルミネーション。定番といえば定番だが、そういった定番を過ごすのは初めてで。
今まで街中で恋人達を見かけたら嫌な気持ちになっていた。自分だけが取り残された感じがして。惨めな自分を実感することになるから嫌だった。
でも今日は違う。隣には素敵な恋人がいる。恋人たちを見てもそんな気持ちにはならない。寧ろ幸せな人がいっぱい居てハッピーな気持ちになる。
恋人ができるだけでこんなにも世界が変わるなんて知らなかった。私もちゃんと幸せを知ることができてよかったと安心している。
「ここに住んで長いんですけど、近場のイルミネーションに来るのは初めてです」
“近場のイルミネーション”…。つまりイルミネーション自体は初めてではないということになる。
慧くんはモテる。そんな彼が今まで恋人がいたことないなんて有り得ないし、これまでの彼女と行ったことはあるはず。
今更過去に嫉妬して、落ち込んでも仕方がないということは分かってる。
それでも彼の過去の女性に嫉妬せずにはいられなかった。それを表には出さないように心の中で必死に隠した。
「そうなんだ。今までずっと来る機会がなかったの?」
遠回しに昔の女性のことについて聞いてみた。直球に聞けない自分に腹が立つ。
「なかったですね。俺、付き合ってもすぐにフラれちゃうので」
慧くんがフラれるなんて想像できないが、慧くんが嘘をつくなんてことはないと思うので、本当のことなのであろう。
「それは意外…。慧くんがフラれる姿なんて想像できない」
「そんなことないですよ。京香さんだけです。本当の俺を受け入れてくれる人は…」
あまり慧くんの過去の恋愛について深く追求したことはないのでよく知らない。
でも今の話の口ぶりからすると、恋愛で辛い経験をしてきたみたいだ。
どこまで踏み込んでいいのか分からないけど、私だけと言ってくれた言葉が嬉しかった。
「私は慧くんしか知らないし、慧くんが好きだからだよ…」
慧くんみたいに恋愛経験が豊富な方ではない。本当に慧くんしか知らない。
だからというわけではないが、彼のことを真剣に愛しているからこそ、彼にその想いが伝わってほしいと思い、想いをちゃんと伝えた。
「京香さんにそう言ってもらえて光栄です。人生で一番大好きな人にそう言ってもらえましたから」
“人生で一番好きな人…”。今まで出会ってきた人の中で一番…。
それはどんな言葉よりも嬉しかった。その瞬間、彼の過去なんてどうでもよくなった。
「私の方こそそう言ってもらえて嬉しい。ありがとう」
私にとって一番好きな人に、一番好きな人と言ってもらえて心から嬉しかった。
彼の過去は気になるが、今目の前にいる彼の方が大事だ。今の彼をもっと見て知りたい。
「着きました。うわぁ…。既にすごい行列ですね」
クリスマスということもあり、既に行列ができていた。
今年のクリスマスは土日と重なったため、人が集まりそうな場所は人混みができるのは仕方がないのであった。
「クリスマスだから皆、考えることは同じだね」
「そうみたいですね。入場できるまで並んで待ちましょう」
「そうだね。並んで順番まで待ってみよう」
列に並んでいる人を観察してみると、やっぱりカップルが多い。その次に女性同士のお友達や家族連れといった感じだ。
「京香さん、見てください。わんちゃん連れている人がいます。わんちゃん可愛いですね」
トイプードルを連れている人達がいる。濃いめの茶色で。小さくてふわふわしていてとても可愛い。
「可愛いね。癒される…」
「癒されますね。いつか犬を飼ってみたいなって思っちゃいますね。京香さんと一緒に育てたいです」
つまりそれって結婚してから…ってことだよね?
同棲よりも先に結婚後の未来を想像して話すことになるなんて思ってもみなかった。
「上手く育てられるか分からないけど、私も飼ってみたいかも…」
「京香さんが良ければいつか飼ってみたいです。その前に俺達の子供の方が先ですかね?」
想像してしまう。毎晩愛し合う姿を…。
「な、何人…希望ですか?」
行列に並んでする話の内容じゃないけど、慧くんの希望が知りたかった。
「そうですね、無理ない範囲内でって考えると二人か三人ですよね。でも…」
でも…?言葉の続きを待ってしまう。
「でも…?」
「京香さんとたくさんエッチはしたいですけどね」
たくさん…。その言葉だけで想像が膨らむ。
「京香さん、何を想像しているんですか?」
しまった…。これは完全に慧くんの甘い言葉の罠に嵌められた。
「え、っと…、その……」
「ふふ。可愛いです。少し先の未来で楽しみにしてます」
これは完全に揶揄われた。恥ずかしいけど、慧くんとならどんな未来でも楽しい予感がした。
「お手柔らかにお願いします…」
「それができたら苦労しないんですけどね。俺の彼女が可愛いすぎるのでつい、箍が外れちゃいます」
可愛くおねだりするみたいに言ってもダメだ。
結局、箍が外れた彼に愛されるのを望んでしまっている自分もいる。
「そう…ですか。それはそれでアリなんだけどね」
「え?ほんとですか?調子に乗っちゃいますよ?」
ここが外じゃなければ、今すぐに始まっていたかもしれない。
焦らされれば焦らされるほど、より期待が膨らむ。
「いいよ。私もたくさん求められて嫌な気はしないし…」
これからイルミネーションを見るというのに、慧くんを煽ってどうするつもりなの?私…。
明日はお休みなので、今夜も求め合うことはできる。
なんて打算的なことを考えてしまう自分がはしたなくて恥ずかしい。
「それじゃ遠慮なく、今夜もたくさん京香さんを抱かせてもらいますね」
たくさん…。今から想像して身体が甘く痺れ、疼く。
「…うん。楽しみにしてる」
繋いでいる手から彼の熱が伝わってきた。彼が今すぐにも私を欲していることが伝わり、更に私の身体は甘く痺れた。
昨夜、あんなにたくさん求め合ったというのに、まだ物足りないなんて。彼の熱を知れば知るほど、彼が更に欲しくなる。
どんどん欲張りになっていく。繋いでいる手さえ彼の温もりを感じることができて嬉しい。
私の頭の中は彼との情事のことで頭がいっぱいで。早く帰って慧くんとたくさん求め合いたい衝動に駆られた。
「そろそろ俺達も入場できそうですね」
気がついたらあっという間に列が進んでいた。
もう自分達の番か…と思うと、気持ちがイルミネーションの方に切り替わった。
「楽しみですね、京香さん」
優しい微笑みをこちらに向けながら、彼は気持ちをまっすぐに伝えてくれた。
先程までの熱い色気のある視線とは違い、清涼感溢れる爽やかな微笑み。
彼の側に居たら何度も拝んでいるとはいえども、その度に心を奪われてしまう。
「うん。楽しみ」
慧くんは無意識にやっているのだと思うが、こういうギャップに女性は弱い。
熱を帯びた雄の彼も悪くないけど、彼らしい爽やかなところも好きだ。
慧くんの言う通り、良い感じに時間が潰れて、いよいよイルミネーションの時間が迫ってきている。
確かにそろそろ出かける準備をした方が良さそうだ。せっかくだからオシャレして出かけたい。
「そうだね。出かける準備をしないと…」
それぞれ身支度を整えるために準備を始めた。
私はメイクとヘアアレンジを。慧くんはヘアセットを。
私の方が女性だからどうしても身支度に時間がかかるので、先に慧くんの方が支度を終えた。
「俺はずっと待ってますので、気にせずにゆっくり支度をしてください」
そう言ってくれる慧くんの優しさに甘えることにした。
せっかくのクリスマスなので、とびっきりオシャレした私を慧くんに見せたい。
その方が慧くんも喜んでくれるはず。慧くんのためにも自分のためにも可愛い私になるために頑張る。
できるだけ手早く。でも丁寧に。どんどん綺麗になっていく自分を鏡で見る度に明るい気持ちになっていく。
「慧くん、支度終わったよ」
あとはコートを着て、家を出るだけだ。
その先にはイルミネーションが待っているかと思うと、ワクワクした気持ちが止まらない。
「それじゃ行きますか」
慧くんが玄関の扉を開けてくれた。
そしてそっと手を繋いでくれた。
私はその手をちゃんと握り返した。
「うん。行こっか」
手を繋いだまま歩き出した。クリスマスにイルミネーション。定番といえば定番だが、そういった定番を過ごすのは初めてで。
今まで街中で恋人達を見かけたら嫌な気持ちになっていた。自分だけが取り残された感じがして。惨めな自分を実感することになるから嫌だった。
でも今日は違う。隣には素敵な恋人がいる。恋人たちを見てもそんな気持ちにはならない。寧ろ幸せな人がいっぱい居てハッピーな気持ちになる。
恋人ができるだけでこんなにも世界が変わるなんて知らなかった。私もちゃんと幸せを知ることができてよかったと安心している。
「ここに住んで長いんですけど、近場のイルミネーションに来るのは初めてです」
“近場のイルミネーション”…。つまりイルミネーション自体は初めてではないということになる。
慧くんはモテる。そんな彼が今まで恋人がいたことないなんて有り得ないし、これまでの彼女と行ったことはあるはず。
今更過去に嫉妬して、落ち込んでも仕方がないということは分かってる。
それでも彼の過去の女性に嫉妬せずにはいられなかった。それを表には出さないように心の中で必死に隠した。
「そうなんだ。今までずっと来る機会がなかったの?」
遠回しに昔の女性のことについて聞いてみた。直球に聞けない自分に腹が立つ。
「なかったですね。俺、付き合ってもすぐにフラれちゃうので」
慧くんがフラれるなんて想像できないが、慧くんが嘘をつくなんてことはないと思うので、本当のことなのであろう。
「それは意外…。慧くんがフラれる姿なんて想像できない」
「そんなことないですよ。京香さんだけです。本当の俺を受け入れてくれる人は…」
あまり慧くんの過去の恋愛について深く追求したことはないのでよく知らない。
でも今の話の口ぶりからすると、恋愛で辛い経験をしてきたみたいだ。
どこまで踏み込んでいいのか分からないけど、私だけと言ってくれた言葉が嬉しかった。
「私は慧くんしか知らないし、慧くんが好きだからだよ…」
慧くんみたいに恋愛経験が豊富な方ではない。本当に慧くんしか知らない。
だからというわけではないが、彼のことを真剣に愛しているからこそ、彼にその想いが伝わってほしいと思い、想いをちゃんと伝えた。
「京香さんにそう言ってもらえて光栄です。人生で一番大好きな人にそう言ってもらえましたから」
“人生で一番好きな人…”。今まで出会ってきた人の中で一番…。
それはどんな言葉よりも嬉しかった。その瞬間、彼の過去なんてどうでもよくなった。
「私の方こそそう言ってもらえて嬉しい。ありがとう」
私にとって一番好きな人に、一番好きな人と言ってもらえて心から嬉しかった。
彼の過去は気になるが、今目の前にいる彼の方が大事だ。今の彼をもっと見て知りたい。
「着きました。うわぁ…。既にすごい行列ですね」
クリスマスということもあり、既に行列ができていた。
今年のクリスマスは土日と重なったため、人が集まりそうな場所は人混みができるのは仕方がないのであった。
「クリスマスだから皆、考えることは同じだね」
「そうみたいですね。入場できるまで並んで待ちましょう」
「そうだね。並んで順番まで待ってみよう」
列に並んでいる人を観察してみると、やっぱりカップルが多い。その次に女性同士のお友達や家族連れといった感じだ。
「京香さん、見てください。わんちゃん連れている人がいます。わんちゃん可愛いですね」
トイプードルを連れている人達がいる。濃いめの茶色で。小さくてふわふわしていてとても可愛い。
「可愛いね。癒される…」
「癒されますね。いつか犬を飼ってみたいなって思っちゃいますね。京香さんと一緒に育てたいです」
つまりそれって結婚してから…ってことだよね?
同棲よりも先に結婚後の未来を想像して話すことになるなんて思ってもみなかった。
「上手く育てられるか分からないけど、私も飼ってみたいかも…」
「京香さんが良ければいつか飼ってみたいです。その前に俺達の子供の方が先ですかね?」
想像してしまう。毎晩愛し合う姿を…。
「な、何人…希望ですか?」
行列に並んでする話の内容じゃないけど、慧くんの希望が知りたかった。
「そうですね、無理ない範囲内でって考えると二人か三人ですよね。でも…」
でも…?言葉の続きを待ってしまう。
「でも…?」
「京香さんとたくさんエッチはしたいですけどね」
たくさん…。その言葉だけで想像が膨らむ。
「京香さん、何を想像しているんですか?」
しまった…。これは完全に慧くんの甘い言葉の罠に嵌められた。
「え、っと…、その……」
「ふふ。可愛いです。少し先の未来で楽しみにしてます」
これは完全に揶揄われた。恥ずかしいけど、慧くんとならどんな未来でも楽しい予感がした。
「お手柔らかにお願いします…」
「それができたら苦労しないんですけどね。俺の彼女が可愛いすぎるのでつい、箍が外れちゃいます」
可愛くおねだりするみたいに言ってもダメだ。
結局、箍が外れた彼に愛されるのを望んでしまっている自分もいる。
「そう…ですか。それはそれでアリなんだけどね」
「え?ほんとですか?調子に乗っちゃいますよ?」
ここが外じゃなければ、今すぐに始まっていたかもしれない。
焦らされれば焦らされるほど、より期待が膨らむ。
「いいよ。私もたくさん求められて嫌な気はしないし…」
これからイルミネーションを見るというのに、慧くんを煽ってどうするつもりなの?私…。
明日はお休みなので、今夜も求め合うことはできる。
なんて打算的なことを考えてしまう自分がはしたなくて恥ずかしい。
「それじゃ遠慮なく、今夜もたくさん京香さんを抱かせてもらいますね」
たくさん…。今から想像して身体が甘く痺れ、疼く。
「…うん。楽しみにしてる」
繋いでいる手から彼の熱が伝わってきた。彼が今すぐにも私を欲していることが伝わり、更に私の身体は甘く痺れた。
昨夜、あんなにたくさん求め合ったというのに、まだ物足りないなんて。彼の熱を知れば知るほど、彼が更に欲しくなる。
どんどん欲張りになっていく。繋いでいる手さえ彼の温もりを感じることができて嬉しい。
私の頭の中は彼との情事のことで頭がいっぱいで。早く帰って慧くんとたくさん求め合いたい衝動に駆られた。
「そろそろ俺達も入場できそうですね」
気がついたらあっという間に列が進んでいた。
もう自分達の番か…と思うと、気持ちがイルミネーションの方に切り替わった。
「楽しみですね、京香さん」
優しい微笑みをこちらに向けながら、彼は気持ちをまっすぐに伝えてくれた。
先程までの熱い色気のある視線とは違い、清涼感溢れる爽やかな微笑み。
彼の側に居たら何度も拝んでいるとはいえども、その度に心を奪われてしまう。
「うん。楽しみ」
慧くんは無意識にやっているのだと思うが、こういうギャップに女性は弱い。
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