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11度:初めて記念日(慧目線)
42話
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「京香さん。実は今日、俺達が付き合って半年なんです。その記念のお祝いにサプライズを用意させてもらいました。京香さんに喜んでもらいたくて…」
ようやくネタばらしができた。それだけで肩の荷が軽くなった。
「そうだったんだ。嬉しい。ありがとう」
とびっきりの笑顔で喜んでくれた。想像通りの反応を示してもらえたので、俺の方が救われた。
「よかった。喜んでもらえて。あの…。これが今日、予約したコース料理なんですけど、苦手なのとかありますか?」
できればないことを願う。せっかくの特別な日だからこそ、京香さんに好きなものを食べてほしい。
「んー…そうだな。特にないから大丈夫だよ」
その言葉を聞き、安心した。京香さんに美味しいものを食べてもらえると分かって。
「それならよかったです。それじゃドリンクだけ注文しないといけないので、飲みたいドリンクを決めてもらってもいいですか?」
メニュー表を見ながら、ドリンクを選ぶ。俺は今日、運転手なのでもちろんお酒は飲めない。
京香さんは同乗者なので、飲んでもらっても構わない。好きなようにしてもらえたら幸いだ。
でもきっと京香さんは飲まない。俺が飲めないのに自分だけ飲むことは気にしてしまう質だから。
それでも俺は、京香さんが飲みたいと思うものを飲んでもらうことが、一番の願いだ。
「決まりましたか?」
俺がそう問いかけると、京香さんは首を縦に頷いた。
「うん。決まったよ。慧くんは?」
「俺も決まりました。店員さんを呼んで、注文しちゃいましょうか」
俺はチャイムを鳴らし、店員さんを呼んだ。
「お待たせ致しました。ご注文をお窺い致します」
「すみません。ソフトドリンクの白葡萄を一つと、京香さんは?」
「えっと…、ノンアルのスパークリングワインを一つ」
「畏まりました。少々お待ちください」
注文を無事に終えた店員さんは、その場から去った。
お酒は飲まないであろうと思っていたが、ノンアルを注文するとは思ってもみなかったので、予想外だった。
「京香さんが注文した、ノンアルのスパークリングワイン。美味しそうですね」
想像するだけで、口の中で涎が溢れそうになった。
「うん。見つけた瞬間、これ!ってなったの。慧くんの白葡萄も美味しそうだね」
お互いに意図もせず、葡萄系のドリンクを注文していたみたいだ。
葡萄は美味しい。特に美味しい料理を食べる時はワインが料理に合う。
今度は近くにホテルを予約し、泊まれるようにしておこう。そうすれば、お互いに気にせずにお酒が飲める。
「俺も見つけた瞬間、コレだ!ってなりました。二杯目は俺も京香さんと同じのを頼もうかな…」
お酒は飲めないが、ここまできたらノンアルが飲みたい。格好つけてソフトドリンクなんて選んだ自分が恥ずかしい。
もう気兼ねなく気にせずに好きなようにしようと思う。彼女にはそうしてほしいと願っておきながら、自分はそれができていなかった。そんなんじゃ相手だって遠慮してしまう。自分の良くないところを改めて知り、反省した。
「それじゃ私は次に白葡萄を頼もっかな…」
どうやらお互いにお互いが注文したドリンクが気になっているみたいだ。
嬉しかった。俺が注文したドリンクを気にしてもらえたことが。
京香さんといると、今まで知らなかった感情に出会い、知らなかった自分を知ることが多い。
京香さんも同じだろうか。京香さんも俺と居て、知らない自分に出会っているだろうか。出会っていたらいいなと思った。
「いいですね。お互いに好きなものを共有し合うみたいな感じで」
こうやってお互いに好きなものを徐々に教え合えるのは嬉しい。相手のことをまた一つ知れたみたいな感じで。
「うん。いいね。私もこういう時間が好き」
お互いに今はまだ知らないことばかりだ。だからこそ、お互いのパーソナルな部分を知れることが嬉しいと感じる。
この先も長い時間、一緒に居たとしても、お互いの知らないことを知ることが嬉しいと思い続けられたらいいなと思う。そういう気持ちを忘れないでいたい。
「俺も好きです。相手が京香さんだから余計にです」
気がついたら心の声を京香さんに伝えてしまう。もう心の中だけに留めておけない。溢れる想いを届けたいと先走ってしまう。
「それは私もだよ。慧くんだから…だよ」
そう言われてしまうと、調子に乗ってしまう。もっと求めてもいいのだろうかと。
「嬉しいです。京香さんにそう言ってもらえて」
「私も嬉しい。慧くんだからね」
お互いに微笑み合う。思わず喜びが溢れ出てしまう。
「俺達、まだ半年なんですね。もっと長く一緒に居るかと思ってました」
そう錯覚してしまうくらい、京香さんと相性が良いし、価値観も合う。
もうずっと一緒に居るのが当たり前すぎて。そう思える相手に出会えたことに心から感謝した。
「本当だね。私ももっと一緒に居るかと思ってた」
これまで色々なことがあった。京香さんは気づいていないかもしれないが、京香さんを狙うライバルはたくさんいる。
その中でも如月さんが強敵だった。如月さんは見るからに京香さんと社内で一番距離が近かった。
幸い京香さんは如月さんのことをただの同期としてか見ていなかったため、如月さんの想いは届かなかったが、もし如月さんがもっと早く京香さんにアプローチしていたら危なかったかもしれない。
如月さんが奥手で良かった。じゃなかったら、京香さんが今こうして隣に居なかったかもしれない。そんな未来を想像するだけで気が狂いそうだ。
そうならなかったことに感謝した。そして、絶対に俺が京香さんを幸せにすると誓った。
「俺にとって京香さんはずっと高嶺の花だったので、手が届かない遠い存在でした。実際、接点を作るために必死だったので。
だから例のプロジェクトの時、チャンスだと思いました。この機会を逃したら、もう距離を縮めることはできないって。
なんとか距離を縮めることができたので、今こうしてお付き合いできていることが奇跡で。とても嬉しいです」
改めて自分の気持ちを伝えてみた。半年記念日という特別な日だからこそ、京香さんに伝えたい。俺の想いを全て。
「そう思っててくれたんだ。嬉しい。ありがとう。でも高嶺の花…ってのはこっちの台詞だよ。だって慧くんは女性社員の人気ナンバーワンなんだよ?付き合っていることがバレたら、何をされるか分からないってヒヤヒヤしてるんだから」
それは俺の台詞だ。如月さん以外にもライバルはたくさんいる。それを京香さんが鈍いから知らないだけだ。
俺と如月さんは外見が良いから、京香さんに近づいてもまだ目を瞑ってもらえる。
でも京香さんに近づいただけで、視線は痛かった。男性はもちろん、女性陣からも。
女性陣は京香さんに対する嫉妬であろうが、男性陣は京香さんに近づいた俺に対して敵対心を向けてくる。
それぐらい、京香さんは社内で高嶺の花だ。美人でいて、謙虚な姿勢が男性の好感度を上げている。
男性だけじゃなく、女性にも好感度が高くて。京香さんは社内で一番人気だ。それを本人だけが気づいていないだけで、社内では周知の事実となっている。
「それは俺だって同じですよ?京香さんってとんでもなく社内で大人気なんですからね?あのプロジェクトだって挙手制だったら、俺は立場を奪われていたかもしれません。それくらい競争率が高かったですし、京香さんは無自覚な人たらしなので、同性も誑し込めてるんですからね?」
ようやくネタばらしができた。それだけで肩の荷が軽くなった。
「そうだったんだ。嬉しい。ありがとう」
とびっきりの笑顔で喜んでくれた。想像通りの反応を示してもらえたので、俺の方が救われた。
「よかった。喜んでもらえて。あの…。これが今日、予約したコース料理なんですけど、苦手なのとかありますか?」
できればないことを願う。せっかくの特別な日だからこそ、京香さんに好きなものを食べてほしい。
「んー…そうだな。特にないから大丈夫だよ」
その言葉を聞き、安心した。京香さんに美味しいものを食べてもらえると分かって。
「それならよかったです。それじゃドリンクだけ注文しないといけないので、飲みたいドリンクを決めてもらってもいいですか?」
メニュー表を見ながら、ドリンクを選ぶ。俺は今日、運転手なのでもちろんお酒は飲めない。
京香さんは同乗者なので、飲んでもらっても構わない。好きなようにしてもらえたら幸いだ。
でもきっと京香さんは飲まない。俺が飲めないのに自分だけ飲むことは気にしてしまう質だから。
それでも俺は、京香さんが飲みたいと思うものを飲んでもらうことが、一番の願いだ。
「決まりましたか?」
俺がそう問いかけると、京香さんは首を縦に頷いた。
「うん。決まったよ。慧くんは?」
「俺も決まりました。店員さんを呼んで、注文しちゃいましょうか」
俺はチャイムを鳴らし、店員さんを呼んだ。
「お待たせ致しました。ご注文をお窺い致します」
「すみません。ソフトドリンクの白葡萄を一つと、京香さんは?」
「えっと…、ノンアルのスパークリングワインを一つ」
「畏まりました。少々お待ちください」
注文を無事に終えた店員さんは、その場から去った。
お酒は飲まないであろうと思っていたが、ノンアルを注文するとは思ってもみなかったので、予想外だった。
「京香さんが注文した、ノンアルのスパークリングワイン。美味しそうですね」
想像するだけで、口の中で涎が溢れそうになった。
「うん。見つけた瞬間、これ!ってなったの。慧くんの白葡萄も美味しそうだね」
お互いに意図もせず、葡萄系のドリンクを注文していたみたいだ。
葡萄は美味しい。特に美味しい料理を食べる時はワインが料理に合う。
今度は近くにホテルを予約し、泊まれるようにしておこう。そうすれば、お互いに気にせずにお酒が飲める。
「俺も見つけた瞬間、コレだ!ってなりました。二杯目は俺も京香さんと同じのを頼もうかな…」
お酒は飲めないが、ここまできたらノンアルが飲みたい。格好つけてソフトドリンクなんて選んだ自分が恥ずかしい。
もう気兼ねなく気にせずに好きなようにしようと思う。彼女にはそうしてほしいと願っておきながら、自分はそれができていなかった。そんなんじゃ相手だって遠慮してしまう。自分の良くないところを改めて知り、反省した。
「それじゃ私は次に白葡萄を頼もっかな…」
どうやらお互いにお互いが注文したドリンクが気になっているみたいだ。
嬉しかった。俺が注文したドリンクを気にしてもらえたことが。
京香さんといると、今まで知らなかった感情に出会い、知らなかった自分を知ることが多い。
京香さんも同じだろうか。京香さんも俺と居て、知らない自分に出会っているだろうか。出会っていたらいいなと思った。
「いいですね。お互いに好きなものを共有し合うみたいな感じで」
こうやってお互いに好きなものを徐々に教え合えるのは嬉しい。相手のことをまた一つ知れたみたいな感じで。
「うん。いいね。私もこういう時間が好き」
お互いに今はまだ知らないことばかりだ。だからこそ、お互いのパーソナルな部分を知れることが嬉しいと感じる。
この先も長い時間、一緒に居たとしても、お互いの知らないことを知ることが嬉しいと思い続けられたらいいなと思う。そういう気持ちを忘れないでいたい。
「俺も好きです。相手が京香さんだから余計にです」
気がついたら心の声を京香さんに伝えてしまう。もう心の中だけに留めておけない。溢れる想いを届けたいと先走ってしまう。
「それは私もだよ。慧くんだから…だよ」
そう言われてしまうと、調子に乗ってしまう。もっと求めてもいいのだろうかと。
「嬉しいです。京香さんにそう言ってもらえて」
「私も嬉しい。慧くんだからね」
お互いに微笑み合う。思わず喜びが溢れ出てしまう。
「俺達、まだ半年なんですね。もっと長く一緒に居るかと思ってました」
そう錯覚してしまうくらい、京香さんと相性が良いし、価値観も合う。
もうずっと一緒に居るのが当たり前すぎて。そう思える相手に出会えたことに心から感謝した。
「本当だね。私ももっと一緒に居るかと思ってた」
これまで色々なことがあった。京香さんは気づいていないかもしれないが、京香さんを狙うライバルはたくさんいる。
その中でも如月さんが強敵だった。如月さんは見るからに京香さんと社内で一番距離が近かった。
幸い京香さんは如月さんのことをただの同期としてか見ていなかったため、如月さんの想いは届かなかったが、もし如月さんがもっと早く京香さんにアプローチしていたら危なかったかもしれない。
如月さんが奥手で良かった。じゃなかったら、京香さんが今こうして隣に居なかったかもしれない。そんな未来を想像するだけで気が狂いそうだ。
そうならなかったことに感謝した。そして、絶対に俺が京香さんを幸せにすると誓った。
「俺にとって京香さんはずっと高嶺の花だったので、手が届かない遠い存在でした。実際、接点を作るために必死だったので。
だから例のプロジェクトの時、チャンスだと思いました。この機会を逃したら、もう距離を縮めることはできないって。
なんとか距離を縮めることができたので、今こうしてお付き合いできていることが奇跡で。とても嬉しいです」
改めて自分の気持ちを伝えてみた。半年記念日という特別な日だからこそ、京香さんに伝えたい。俺の想いを全て。
「そう思っててくれたんだ。嬉しい。ありがとう。でも高嶺の花…ってのはこっちの台詞だよ。だって慧くんは女性社員の人気ナンバーワンなんだよ?付き合っていることがバレたら、何をされるか分からないってヒヤヒヤしてるんだから」
それは俺の台詞だ。如月さん以外にもライバルはたくさんいる。それを京香さんが鈍いから知らないだけだ。
俺と如月さんは外見が良いから、京香さんに近づいてもまだ目を瞑ってもらえる。
でも京香さんに近づいただけで、視線は痛かった。男性はもちろん、女性陣からも。
女性陣は京香さんに対する嫉妬であろうが、男性陣は京香さんに近づいた俺に対して敵対心を向けてくる。
それぐらい、京香さんは社内で高嶺の花だ。美人でいて、謙虚な姿勢が男性の好感度を上げている。
男性だけじゃなく、女性にも好感度が高くて。京香さんは社内で一番人気だ。それを本人だけが気づいていないだけで、社内では周知の事実となっている。
「それは俺だって同じですよ?京香さんってとんでもなく社内で大人気なんですからね?あのプロジェクトだって挙手制だったら、俺は立場を奪われていたかもしれません。それくらい競争率が高かったですし、京香さんは無自覚な人たらしなので、同性も誑し込めてるんですからね?」
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