甘酸っぱい汗の匂い

その2

夕陽の向こう側

あの日依頼千夏先輩と一緒に帰ることはあってもあの様な事はない、、、

あの日は一体なんだったんだろう、、、

夢だったのかと思える程、現実離れしていた、、、

かといって自分から誘う？言い出す勇気もない、、、

ヒロシはモヤモヤしていた、、、

今日も部活が終わり、いつもの駄菓子屋に寄りいつもの公園で喋り、帰る間際に何かあるかと期待していたが、、、

この前のような出来事は起こらない、、、





【じゃあまた明日ね～！】

そう言って千夏先輩は立ち去った、、、


僕は千夏先輩の後ろ姿を眺めていた、、、

夕陽と共に沈んでいく千夏先輩のシルエットが心に残った、、、

あの日の興奮が忘れられない、、、

夢だと思いたくない、、、

今度は千夏先輩の胸を触りたい、乳首を舐め回したい、、、

パンティの中を覗いてみたい、、、

無茶苦茶にしてやりたい、、、

僕だけの、、、僕だけの千夏先輩にしたいんだ、、、

抵抗されても何があろうと無茶苦茶にしてやりたい、、、

（タタタッ）

気がつけば無心で走り出していた、、、



千夏先輩を追いかけるために、、、

路地の角を曲がりすぎていく千夏先輩が見えた！

【ハァハァ、もう少しで追いつく！】




















【ヒロシっ！！】

【えっ！】

【ヒロシが走ってくるの見えてたんだっ！】

【先輩っ、あのっ、、、】

【この前のことなら忘れてっ！】

【えっ！】

【私がどうかしてたの、、、ごめん、、、】

【はっ、はい、、、、全然ぼくも気にしてないです、、、】

【うんっ、、じゃあまたねっ】

手を振りながら先輩は立ち去っていった、、、

【何なんだよ！あまりにも自分勝手じゃないか！】

ヒロシは苛立ち、足元の小石をけりとばした！

全てが馬鹿らしくなった、勝手にキスして勝手に触ってきて、、

【クソっ!馬鹿にするなっ！】

（ダダダッ）

ヒロシは全速力でその場を立ち去った！！
とにかく一刻も早くこの場から消えたかった、、、