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旅立ち
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「異世界転生、よろしくお願いします」
「む、村上様っ! ふふっ」
アリーチェさんの瞳が見開き、満面の笑みを俺におくってくれる。あははっ、女神様に萌えてしまいそうだ。
ビイー‼‼ ビイー‼‼ ビイイイー‼‼
「「いひゃあああ⁉」」
またも警報音に2人して驚く。
『強制送還まで残り1分です。繰り返します。強制送還まで残り1分です』
「「ええええええ⁉」」
アリーチェさんと俺の全身が水色に強く光輝く。
や、やばい⁉ 時間が⁉ 俺、転生できんの⁉
「村上様‼ 転生いきます‼」
「はい⁉」
アリーチェさんが何やら早口で詠唱を始めると、俺の周りを包んでいる水色の光が、金色に変わる。俺を取り囲んでいる光の球体の光度が増していく。すると一瞬、だけど閃光のように、球体が眩しい光を放った。
「転生完了‼ ムラカミ様、今生き返りました‼」
「うそ⁉」
「あと特別な力を授けました‼」
「まじで⁉」
「はい!! た、たぶん!!」
「いやちょっと、最後のたぶんってなに!?」
「い、急いでたので!! でも、たぶん大丈夫です!!」
「いやいやいや!? ちょっと待って下さい!!」
「転送作業に移ります!!」
「無視⁉ あと転送ってなに⁉」
アリーチェさんがそういうと、杖の先についている白い球体が輝きをます。
『強制送還まで残り10秒です。繰り返します。強制送還まで残り10秒です』
割り込んでくるアナウンス。
転送がなんのことか言ってる場合じゃない⁉ 間に合うのか⁉
「ム、ムラカミ様‼」
「はい⁉」
「彼女達をよろしくお願いします‼」
その言葉に、俺は全力で応える。
「任せてください‼」
アリーチェさんは嬉しそうに一瞬だけ笑ってくれた。そして、大きく叫んだ。
「転送魔法、発動ッ!!」
俺は強い光に包まれた。そして、紅蓮色の髪の少女が飛び去った方向に高速でぶっ飛んでいった。
「む、村上様っ! ふふっ」
アリーチェさんの瞳が見開き、満面の笑みを俺におくってくれる。あははっ、女神様に萌えてしまいそうだ。
ビイー‼‼ ビイー‼‼ ビイイイー‼‼
「「いひゃあああ⁉」」
またも警報音に2人して驚く。
『強制送還まで残り1分です。繰り返します。強制送還まで残り1分です』
「「ええええええ⁉」」
アリーチェさんと俺の全身が水色に強く光輝く。
や、やばい⁉ 時間が⁉ 俺、転生できんの⁉
「村上様‼ 転生いきます‼」
「はい⁉」
アリーチェさんが何やら早口で詠唱を始めると、俺の周りを包んでいる水色の光が、金色に変わる。俺を取り囲んでいる光の球体の光度が増していく。すると一瞬、だけど閃光のように、球体が眩しい光を放った。
「転生完了‼ ムラカミ様、今生き返りました‼」
「うそ⁉」
「あと特別な力を授けました‼」
「まじで⁉」
「はい!! た、たぶん!!」
「いやちょっと、最後のたぶんってなに!?」
「い、急いでたので!! でも、たぶん大丈夫です!!」
「いやいやいや!? ちょっと待って下さい!!」
「転送作業に移ります!!」
「無視⁉ あと転送ってなに⁉」
アリーチェさんがそういうと、杖の先についている白い球体が輝きをます。
『強制送還まで残り10秒です。繰り返します。強制送還まで残り10秒です』
割り込んでくるアナウンス。
転送がなんのことか言ってる場合じゃない⁉ 間に合うのか⁉
「ム、ムラカミ様‼」
「はい⁉」
「彼女達をよろしくお願いします‼」
その言葉に、俺は全力で応える。
「任せてください‼」
アリーチェさんは嬉しそうに一瞬だけ笑ってくれた。そして、大きく叫んだ。
「転送魔法、発動ッ!!」
俺は強い光に包まれた。そして、紅蓮色の髪の少女が飛び去った方向に高速でぶっ飛んでいった。
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