25 / 35
アリスにデートのお誘いを
しおりを挟む
「爽太くん、おでこは痛くない?」
「もう大丈夫。痛みとか全然ないし」
爽太は自分のおでこを人差し指で軽く叩きアピールすると、細谷が表情を明るくした。
「そっか~! ほんと、すごく心配してたんだ。保健室に連れて行くときは足元がふらついていたし、ベッドに横になったらすぐ寝ちゃったし……」
「あははは……、ごめん。俺が教室のドアにおでこを、ぶつけたりしたから……」
「ううん、気にしないで。ふふっ、でも元気そうで良かった」
細谷はそう言うと、嬉しそうに目を細めた。なにその優しさ。高木とはえらい違いだ。あいつ、俺のケガの心配なんて一切なかったよ……。
「これなら爽太くん、早退しても大丈夫そうだね」
「えっ? お、俺?」
爽太が不思議そうに小首を傾げると、細谷は優しく微笑む。
「藤井先生がね、爽太くんが元気そうなら、昼休み終わったら大事をとって早退するように伝えといて、って頼まれてたんだ。ランドセルも一緒に持ってきといて良かったよ」
細谷がそう言いながら、自分が座っているパイプ椅子の下に視線を向けた。そこには黒のランドセル。あっ、それって俺のか。ほんと今日は細谷に迷惑かけてばっかだな。
爽太はためらいながらも、口を開いた。
「そ、その、ありがと。色々と……」
「ううん、気にしないで。友達でしょ、ぼく達。じゃあランドセル、ここに置いとくね」
「お、おう」
爽太が答えると、細谷は優しく笑いかけてきた。ほんと、良い奴すぎる。なんか心変に配になってくるぞ……、お、俺が守ってやらなきゃ……。って、何あほな事考えてんだ俺は!?
すると細谷が何やらそわそわしだした。爽太の額に汗が滲む。まさか、俺の心の声がばれたのか。
「ね、ねえ、爽太くん」
「は、はい!」
細谷が頬をほんのり赤らめ、潤んだ瞳でこちらを見つめる。爽太がどぎまぎしていると、細谷が意を決したかのように口を開いた。
「その……、た、高木さんと! な、何話してたの?」
「……、へっ?」
爽太が腑抜けた声を発すると、細谷が恥ずかしそうに話しを続ける。
「えっと、ちょっと気になって……。つっ! ご、ごめん! こんなこと聞くの失礼だよね……!」
良かった。俺の心の声がバレたわけではなかった。って、今はそうじゃない。
爽太は考え込む。細谷にどう説明したらいいものか。素直にアリスとのデートについて話していたなんて言うわけにはいかない。そもそも、俺が今アリスとややこしい関係になっていることをいう訳にはいかない。は、恥ずかしいから。それに、高木にも『言うな』と釘を刺されているからなぁ。
「いや、その……、大したことじゃないから。気にしなくて良いよ」
「そ、そうなんだ……」
細谷は小さくそう言うと、何やら黙り込んでしまった。あれ? 細谷?
「あ、あのね。爽太くん」
「ん?」
「僕、爽太くんのベッドの側まで来たときにね……、その、女性の声がするなぁ~って思って」
「えっ? あ、ああ」
「話が終わるまで待っといた方が良いのかなって思って……、ちょっとだけ! ほ、ほんのちょっとだけだよ! 近くで待ってたんだ……」
「う、うん……」
「それで、その……、ちょっとだけ、は、話を、き、聞いちゃったんだよね……」
その言葉に、爽太の喉が鳴る。き、聞こえてた? そ、それってまさか、アリスとの――、
すると細谷が、ゆっくりと口を動かした。
「そ、その……、高木さんと、デ、デ、デー」
そのとき、昼休み終了の予鈴が鳴り響いた。
爽太と細谷がビックリして、互いに両肩が跳ねた。すると細谷が慌てて声を発する。
「ご、ごめん! 爽太くん! ぼ、僕、教室に戻るね!」
「あっ! ほ、細谷!?」
爽太の引き留めるような声を振り切り、細谷は勢いよく立ち上がってベッドのカーテンを開けて離れていく。保健室の先生に一言別れを告げ、あっという間に出ていってしまった。
爽太の鼓動が早鐘を打つ。ほ、細谷、まさか、俺と、高木とのデート練習について知ってしまったのか……!? 細谷は確実に、『デート』と言おうとしてた。ど、どうしよ……。もしかしたら、すごく勘違いされているかも知れない。ここは早く言うべきだろうか。俺は高木のこと何とも思ってないから、と。いやしかし、逆に怪しまれるのでは……。
頭を悩ます爽太に、保健室の先生が側にやって来た。
「いや~、良い友達を持ったね~。お昼休みに3人もお見舞いに来てくれるなんてさ。この人気者め~、ふふっ」
「えっ? いや、まあ~……、あははは……」
保健室の先生の陽気な声に、曖昧に返す爽太。保健室の先生が言った3人という言葉に、高木と細谷の顔がふと浮かんだ。……ん? あれ? 3人?
爽太が保健室の先生を凝視すると、
「さて、あと1人は誰でしょう? ヒントは、クラスメイトだよ」
と、なにやらクイズ形式にされてしまった。居心地の悪さを感じつつも、爽太は考え込む。だが答えが出そうにない。
爽太の不満げな顔で分かったのか、保健室の先生はニヤッと笑う。
「すごく可愛い女の子。名前が、不思議の国の主人公と同じだよ~」
「えっ? ……ええっ!?」
それはもう答えじゃないか! ア、アリスに決まっている! でも俺、会ってないんだけど!?
爽太の困惑顔に、保健室の先生が苦笑する。
「君が、細谷くんと話している時にね、こそっと来たのよ~。保健室の入り口でおろおろしててね。入って来なさ~い、って手招きしたんだけど、会うのは恥ずかしいって感じで。ふふ、それでね、『爽太くんは大丈夫よ~』、って感じで伝えたら、嬉しそうにしてたわよ~」
なっ……!? ア、アリスが……!? お、俺のこと心配して……。
保健室の先生が冷やかすような口調で話しかけてくる。
「このこの~、隅に置けないわね。可愛い女の子が2人もお見舞いに来てくれるなんて。でもちょっと感心しないなぁ~、同時に手を出してるんじゃないでしょうね。『女遊び』をしてると、痛い目に合うからおすすめしないよ~?」
「そ、そんなことしてませんから!? そうじゃなくて――」
と、そこまで言って、爽太は思わず口をつぐんだ。高木とのデート練習、そしてアリスをデートに誘う……、これって、ある意味、当てはまっているのでは……。
急に静止して息を飲む爽太に、保健室の先生の声がなんだか冷ややかになる。
「あれ? ……、まさか、ほんとにそんなことしてるの?」
保健室の先生が冷たい視線をおくる。
い、いや、そ、そうじゃなくて!? や、やばい!!
するとそのとき、昼休み終了の本鈴が鳴った。爽太は弾かれるようにベッドから飛び出て、ランドセルを掴んだ。
「あ、ありがとうございました! 俺、帰ります!」
「あっ! ちょっと! 慌てずにゆっくり帰りなさいね!! あと女遊びは絶対ダメよ~!」
そんなのしてませんから!? 何言ってんのあの人!? 爽太は心の中で強く訴えながら、保健室を後にした。
小学校の門をくぐると、いくらか気持ちが落ち着き始めた。早足だった歩調を緩める。
ふぅー……、今日はほんと、疲れた……。保健室の先生を始め、高木に、細谷と
……。
『君が、細谷くんと話している時にね、こそっと来たのよ~』
「アリス、お見舞いに来てくれたんだ」
爽太はぽつりと呟いた。すごく、嬉しい。少しでも良いから……、会いたかった。胸がなんだか苦しくなる。えっ? いや、待て待て!? な、何だこの気持ち!? 落ち着け、深呼吸! 深呼吸しよ!
歩みを止め、息を整えた。ふと、ポケットの違和感に気づいた。あっ、そっか、高木の手紙入れっぱなしだったな……。
『アリスをデートに誘う』
頬が熱くなったのが分かった。
デ、デートのお誘い……。
緊張して手が汗ばむ。でも、そ、その前に、高木とのデート練習をこなして……。
『女遊びはダメよ~!』
と保健室の先生の言葉が頭によぎった。
ち!? 違うから!! こ、これは決して女遊びではない!! ちゃ、ちゃんとした真面目なやつだから!! そ、それに!! 俺の気持ちは、アリスだけだ!! …………、はぅ……!?
爽太は自分に強く言い聞かせた言葉に、赤面した。心臓が破裂するのではないくらいバクバクしている。綺麗で可愛らしい、アリスの笑顔が脳内に浮かぶ。それは、美しくて愛らしい、可憐な花のようで。観る者の心を魅了する。
「わ、わわわわわっ!? って落ち着け!! こ、こんなことでどうする!? し、しっかりしろ俺!! 俺には、やらなきゃいけないことがあるだろ!!」
爽太は、必死に自分に言い聞かし、そして心の中で強く決意する。
家に帰ったら、書くんだ! そして、明日、わ、渡すんだ! ア、アリスに!!
拳を握る。
デートに誘う手紙を!!
爽太は駆け足で帰宅を急いだ。
「もう大丈夫。痛みとか全然ないし」
爽太は自分のおでこを人差し指で軽く叩きアピールすると、細谷が表情を明るくした。
「そっか~! ほんと、すごく心配してたんだ。保健室に連れて行くときは足元がふらついていたし、ベッドに横になったらすぐ寝ちゃったし……」
「あははは……、ごめん。俺が教室のドアにおでこを、ぶつけたりしたから……」
「ううん、気にしないで。ふふっ、でも元気そうで良かった」
細谷はそう言うと、嬉しそうに目を細めた。なにその優しさ。高木とはえらい違いだ。あいつ、俺のケガの心配なんて一切なかったよ……。
「これなら爽太くん、早退しても大丈夫そうだね」
「えっ? お、俺?」
爽太が不思議そうに小首を傾げると、細谷は優しく微笑む。
「藤井先生がね、爽太くんが元気そうなら、昼休み終わったら大事をとって早退するように伝えといて、って頼まれてたんだ。ランドセルも一緒に持ってきといて良かったよ」
細谷がそう言いながら、自分が座っているパイプ椅子の下に視線を向けた。そこには黒のランドセル。あっ、それって俺のか。ほんと今日は細谷に迷惑かけてばっかだな。
爽太はためらいながらも、口を開いた。
「そ、その、ありがと。色々と……」
「ううん、気にしないで。友達でしょ、ぼく達。じゃあランドセル、ここに置いとくね」
「お、おう」
爽太が答えると、細谷は優しく笑いかけてきた。ほんと、良い奴すぎる。なんか心変に配になってくるぞ……、お、俺が守ってやらなきゃ……。って、何あほな事考えてんだ俺は!?
すると細谷が何やらそわそわしだした。爽太の額に汗が滲む。まさか、俺の心の声がばれたのか。
「ね、ねえ、爽太くん」
「は、はい!」
細谷が頬をほんのり赤らめ、潤んだ瞳でこちらを見つめる。爽太がどぎまぎしていると、細谷が意を決したかのように口を開いた。
「その……、た、高木さんと! な、何話してたの?」
「……、へっ?」
爽太が腑抜けた声を発すると、細谷が恥ずかしそうに話しを続ける。
「えっと、ちょっと気になって……。つっ! ご、ごめん! こんなこと聞くの失礼だよね……!」
良かった。俺の心の声がバレたわけではなかった。って、今はそうじゃない。
爽太は考え込む。細谷にどう説明したらいいものか。素直にアリスとのデートについて話していたなんて言うわけにはいかない。そもそも、俺が今アリスとややこしい関係になっていることをいう訳にはいかない。は、恥ずかしいから。それに、高木にも『言うな』と釘を刺されているからなぁ。
「いや、その……、大したことじゃないから。気にしなくて良いよ」
「そ、そうなんだ……」
細谷は小さくそう言うと、何やら黙り込んでしまった。あれ? 細谷?
「あ、あのね。爽太くん」
「ん?」
「僕、爽太くんのベッドの側まで来たときにね……、その、女性の声がするなぁ~って思って」
「えっ? あ、ああ」
「話が終わるまで待っといた方が良いのかなって思って……、ちょっとだけ! ほ、ほんのちょっとだけだよ! 近くで待ってたんだ……」
「う、うん……」
「それで、その……、ちょっとだけ、は、話を、き、聞いちゃったんだよね……」
その言葉に、爽太の喉が鳴る。き、聞こえてた? そ、それってまさか、アリスとの――、
すると細谷が、ゆっくりと口を動かした。
「そ、その……、高木さんと、デ、デ、デー」
そのとき、昼休み終了の予鈴が鳴り響いた。
爽太と細谷がビックリして、互いに両肩が跳ねた。すると細谷が慌てて声を発する。
「ご、ごめん! 爽太くん! ぼ、僕、教室に戻るね!」
「あっ! ほ、細谷!?」
爽太の引き留めるような声を振り切り、細谷は勢いよく立ち上がってベッドのカーテンを開けて離れていく。保健室の先生に一言別れを告げ、あっという間に出ていってしまった。
爽太の鼓動が早鐘を打つ。ほ、細谷、まさか、俺と、高木とのデート練習について知ってしまったのか……!? 細谷は確実に、『デート』と言おうとしてた。ど、どうしよ……。もしかしたら、すごく勘違いされているかも知れない。ここは早く言うべきだろうか。俺は高木のこと何とも思ってないから、と。いやしかし、逆に怪しまれるのでは……。
頭を悩ます爽太に、保健室の先生が側にやって来た。
「いや~、良い友達を持ったね~。お昼休みに3人もお見舞いに来てくれるなんてさ。この人気者め~、ふふっ」
「えっ? いや、まあ~……、あははは……」
保健室の先生の陽気な声に、曖昧に返す爽太。保健室の先生が言った3人という言葉に、高木と細谷の顔がふと浮かんだ。……ん? あれ? 3人?
爽太が保健室の先生を凝視すると、
「さて、あと1人は誰でしょう? ヒントは、クラスメイトだよ」
と、なにやらクイズ形式にされてしまった。居心地の悪さを感じつつも、爽太は考え込む。だが答えが出そうにない。
爽太の不満げな顔で分かったのか、保健室の先生はニヤッと笑う。
「すごく可愛い女の子。名前が、不思議の国の主人公と同じだよ~」
「えっ? ……ええっ!?」
それはもう答えじゃないか! ア、アリスに決まっている! でも俺、会ってないんだけど!?
爽太の困惑顔に、保健室の先生が苦笑する。
「君が、細谷くんと話している時にね、こそっと来たのよ~。保健室の入り口でおろおろしててね。入って来なさ~い、って手招きしたんだけど、会うのは恥ずかしいって感じで。ふふ、それでね、『爽太くんは大丈夫よ~』、って感じで伝えたら、嬉しそうにしてたわよ~」
なっ……!? ア、アリスが……!? お、俺のこと心配して……。
保健室の先生が冷やかすような口調で話しかけてくる。
「このこの~、隅に置けないわね。可愛い女の子が2人もお見舞いに来てくれるなんて。でもちょっと感心しないなぁ~、同時に手を出してるんじゃないでしょうね。『女遊び』をしてると、痛い目に合うからおすすめしないよ~?」
「そ、そんなことしてませんから!? そうじゃなくて――」
と、そこまで言って、爽太は思わず口をつぐんだ。高木とのデート練習、そしてアリスをデートに誘う……、これって、ある意味、当てはまっているのでは……。
急に静止して息を飲む爽太に、保健室の先生の声がなんだか冷ややかになる。
「あれ? ……、まさか、ほんとにそんなことしてるの?」
保健室の先生が冷たい視線をおくる。
い、いや、そ、そうじゃなくて!? や、やばい!!
するとそのとき、昼休み終了の本鈴が鳴った。爽太は弾かれるようにベッドから飛び出て、ランドセルを掴んだ。
「あ、ありがとうございました! 俺、帰ります!」
「あっ! ちょっと! 慌てずにゆっくり帰りなさいね!! あと女遊びは絶対ダメよ~!」
そんなのしてませんから!? 何言ってんのあの人!? 爽太は心の中で強く訴えながら、保健室を後にした。
小学校の門をくぐると、いくらか気持ちが落ち着き始めた。早足だった歩調を緩める。
ふぅー……、今日はほんと、疲れた……。保健室の先生を始め、高木に、細谷と
……。
『君が、細谷くんと話している時にね、こそっと来たのよ~』
「アリス、お見舞いに来てくれたんだ」
爽太はぽつりと呟いた。すごく、嬉しい。少しでも良いから……、会いたかった。胸がなんだか苦しくなる。えっ? いや、待て待て!? な、何だこの気持ち!? 落ち着け、深呼吸! 深呼吸しよ!
歩みを止め、息を整えた。ふと、ポケットの違和感に気づいた。あっ、そっか、高木の手紙入れっぱなしだったな……。
『アリスをデートに誘う』
頬が熱くなったのが分かった。
デ、デートのお誘い……。
緊張して手が汗ばむ。でも、そ、その前に、高木とのデート練習をこなして……。
『女遊びはダメよ~!』
と保健室の先生の言葉が頭によぎった。
ち!? 違うから!! こ、これは決して女遊びではない!! ちゃ、ちゃんとした真面目なやつだから!! そ、それに!! 俺の気持ちは、アリスだけだ!! …………、はぅ……!?
爽太は自分に強く言い聞かせた言葉に、赤面した。心臓が破裂するのではないくらいバクバクしている。綺麗で可愛らしい、アリスの笑顔が脳内に浮かぶ。それは、美しくて愛らしい、可憐な花のようで。観る者の心を魅了する。
「わ、わわわわわっ!? って落ち着け!! こ、こんなことでどうする!? し、しっかりしろ俺!! 俺には、やらなきゃいけないことがあるだろ!!」
爽太は、必死に自分に言い聞かし、そして心の中で強く決意する。
家に帰ったら、書くんだ! そして、明日、わ、渡すんだ! ア、アリスに!!
拳を握る。
デートに誘う手紙を!!
爽太は駆け足で帰宅を急いだ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
一瞬の夏~My Momentary Lover~
clumsy uncle
恋愛
東京でしがないサラリーマン生活を送る健太郎は、32歳を迎えたものの、出会いがなく、結婚どころか彼女すらできないまま、年齢=彼女がいない年数になってしまった。
健太郎は盆休みに、山あいの田舎町である中川町へ里帰りすると、家族や知り合いから縁談が持ち掛けられるが、なかなか気が進まない。
盆入りの日、あちこちの家で迎え火が焚かれる中、町に1軒しかないコンビニへ買い物に出かけた健太郎は、謎の少女・奈緒と出会った。二人は次第に惹かれあい、ついに健太郎にとって念願の、生まれて初めての「彼女」が出来た。しかし奈緒は健太郎に、自分はお盆の間しかこの世に居ることができない、と告げた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる