54 / 102
5.ハナミズキは、私の想いを受けて欲しいと求愛する
なけなしの乙女心
しおりを挟む「あ、あの……歩けますって!」
(お姫様抱っこ! アラサーのわたしが!)
「俺がしたいんです。バタバタしないで」
「さっきお腹いっぱい食べて飲んで、凄い体重になっているんです!」
なぜ調子に乗って、ばくばくと食べてしまったのだろう。
一番気をつけねばいけなかったはずなのに。
「あなたはもう少し太った方がいい。……寝心地が悪くなるでしょう?」
にやりと穂積は笑うと、香乃は真っ赤になって口をパクパクさせる。
そんな香乃の唇にリップ音をたてて啄むと、穂積は室内に戻った。
羞恥と夢心地との狭間にいた香乃だが、穂積が寝室に向かう気配を感じると、はたと現実に戻って言った。
「あ、あの……せめてお風呂に……!」
今さらだ。
本当に今さらなのだが――。
「泣いてお化粧も剥げているし、汗! 汗だくで来たので!」
(何グラムかでも、お腹のお肉も今よりは落ちるかもしれないし!)
〝その時〟の到来を知ると、不快と思われる要素を少しでも減じたいと思ってしまう。
「そんなもの……」
「そんなものじゃないんです! あなたはどんな顔をしても綺麗だし、汗かいても勿忘草のいい香りがするでしょうが、わたしは違うんです。せめて……せめて、マイナス要素を少しでもクリアして、挑みたいんです! 万全の体制で!」
「挑むって……」
「わたしにも、なけなしの乙女心があるんです。だからお風呂! 後生ですから、お風呂に入らせて下さい!」
香乃は両手を合わせて拝み倒す。
気になると、どこまでも気になるのだ。
今まで成り行き任せだったというのに、穂積相手にするとどうもそうはいかない。
少しでも綺麗に思われたい。
少しでも嫌な顔をされたくない。
(お風呂如きでわたしのすべては変えられないけれど、それでも……!)
「……わかりました」
穂積は複雑そうに考え込んだ後、苦笑した。
「俺も、頭を冷やす時間が必要だ。だから、一緒に入りましょう、お風呂」
そして、邪気のない笑みを寄越す。
「一緒!?」
「はい」
穂積は絶句する香乃を抱えたまま、浴室へと向かう。
「いやいや、お風呂はひとりずつ入りましょうよ!」
「それは無理ですね。俺、あなたと離れたくない」
「いや……でもですね!」
「あなたは、俺から離れたいんですか? また逃げたくなった?」
不安そうな眼差しに、思わず香乃は頭を横に振る。
思いきりぶんぶんと、頭が飛んで行ってしまいそうなくらいに頭を振る。
「よかった。じゃあ一緒に入ろう」
拒否権はないらしい。
(頑固さが発動されたか!)
ならば――。
穂積が洗い終わる前に速攻で洗い終わり、彼が浴槽に入る時には風呂から上がり、彼が浴室から出る頃にはばっちり化粧を終わらせておこう。
化粧台にある高級そうな美容液の即効性を期待して。
スイートの風呂を楽しむ気分ではなくなるだろうけれど、致し方ない。
それは後のお楽しみということで、これからは秒でのタイミングを推し量るのが不可欠。
間違うと、自分の惨めな姿をさらすことにもなる。
たとえ情事は初めてでなくとも、彼との情事は初めてなのだ。
九年前の、若かりし頃とは違う。
彼に幻滅されたら、今後の人生を生きていく自信がない。
香乃は本気でそう思った――。
(――なぜにこうなる!)
「……はぁっ、……香乃、気持ちいい……」
穂積の上擦った声が浴室に反響する。
浴室は、檜で作られた和風のものだった。
洗い場は広く、浴槽は大きい。
――香乃、俺の髪、洗って?
香乃の動きよりも早く、穂積が甘えたようなおねだりをした。
〝みっちゃん〟時代から、香乃は彼の頼みには弱い。
何でもしてあげたいという精神が、無意識領域にも刻まれているらしく、自分を洗う前に、しゃこしゃこと穂積の頭を洗う羽目になった。
つまり、計画が初っ端から狂ってしまったのだった。
「ああ、やばいくらい気持ちいい……」
彼の黒髪はまるで絹糸のように滑らかで繊細で、香乃の指の間からさらさらと零れるような感じだ。
洗っていると香乃も思わずうっとりとする美髪。あまり摩擦をしすぎてキューティクルが剥がれるのも忍びないと、頭皮マッサージを加えてみると、穂積が掠れた声で喘ぐ。
自分にすべてを委ねきっている無防備な姿で、この声を聞くと、香乃の顔が赤くなってしまう。
(な、なんでこんな色っぽい声を出すの、このひと……)
互いに下半身はタオルを巻いているものの、ほぼ裸だ。
彼が、均整のとれた肉体の持ち主だということは、昨夜、服を着替えさせた時に見てわかっている。
それでも……適度に盛り上がった男らしい筋肉がついている肉体は、見事な造形美。
その滑らかな肌が、湯で洗い流すとゆっくりと紅潮していくのは、かなりエロティックで、香乃は鼻血を吹いてしまいそうになった。
「ありがとう。あなたはうまいね」
さらに濡れ髪を片手で掻上げる様は、水も滴るいい男すぎて、香乃は直視出来なくなる。
(今からこんなんじゃ、どうするのよ……)
狼狽する香乃にふっと影が出来たかと思うと、穂積が香乃を抱きしめるようにして、耳元に囁く。
「俺も洗って上げる」
「ふ……へ!? い、いいです、自分で洗えま……」
「駄目。俺、あなたのその髪に指を通してみたい」
「だったら濡れていない時にでも……」
「はい、シャンプーが目に滲みるから、目をとじて?」
勿忘草の匂いと混ざるようにして、ムスクの香りがする。
(同じ香り……)
小さなことに感動している香乃は、問答無用で髪を洗われた。
仕方がないと目を瞑りながら、極上のこの痺れるような甘い香りを堪能する。
「……あの。勿忘草の香水って、どこのメーカーのなんですか?」
「香水? つけてないけど」
「え!?」
思わず目を開けた香乃は、逞しい胸板が目に飛び込んできて、再び目を瞑った。
「総支配人になってからは、客によってはアレルギー反応を起こすひともいるし、つけないようにしているけど」
「でも、いつもいい匂いが……」
すると香乃の髪にシャワーをあてていた穂積の手が、ぴたりと止まった。
「香水でなかったら体臭? あんなにいい香りが自動的に出るものなのかな。ホテルで再会した時も、九年前と同じ匂いがしていたのに」
「……ああ、もう。あなたは本当に」
シャワーが止まると香乃は、正面から穂積に抱きしめられた。
肌と肌の密着具合は、昨夜の比にならない。
「あなたは、ツンツンしながら俺の匂いを嗅いでいたの?」
「え……」
「えっち」
からかうような碧眼が向けられた。
(な……っ)
香乃の心臓が乱れ打つ。
「昨日はさすがに汗臭かっただろう?」
「そ、それがまた香しいというか……」
ドキドキが止まらず、香乃は最早自分がなにを言っているかわからない。
「昨日も嗅いだんだ? 熱を出していた俺の匂い。……一生懸命看病してくれたと思っていたのに、香乃はやらしいな」
(うぉぉぉぉぉ! なんなの、このひと! なんなのわたしの心臓!)
「それって、今……匂いが強くなっている?」
「言われてみれば……」
「だったら……間違いない。それは、俺の欲情している匂いだ」
「え?」
「欲情。……あなたもそうだろう?」
穂積は香乃の髪を片側に寄せると、露になった首に鼻を寄せ、くんくんと嗅いでみせた。
「……あなたは首のところから、凄く甘い香りが漂ってくるんだ。たまらなくなる」
「……っ」
そのまま、穂積の唇が香乃の首にあてられた。
そしてちゅく、ちゅくと音をたてて、熱い舌をゆっくりと蛇行させては、また肌に吸いつく。
それは痛みにもならないもどかしい愛撫だ。
穂積の吐息が吐きかけられただけで、どうにかなってしまいそうだ。
「あ……ん」
思わず香乃から甘い声が漏れ出た。
それは浴室の中では思った以上に大きく響き、香乃は真っ赤になる。
「可愛いな……」
陶酔しきったような声で穂積は言う。
「なにが三十だよ。こんなにそそる身体をして。こんなに甘く美味しいのに」
「洗って、ないのに……っ」
穂積の唇の動きが気持ちよい。
ぶるりと身震いをしながら出る香乃の声は、どこまでも甘かった。
「俺は……んんっ、そのままの香乃が欲しいんだよ。だから、化粧も禁止」
穂積の手が香乃の背中を弄る。
熱い手のひらが香乃の背中を走り、香乃の熱を広げていく。
「そんな……、化粧をしないと……」
穂積の唇が、香乃の耳をなぶる。
ぴちゃぴちゃと音をたてて耳殻を啄まれると、それだけでいやらしい声が出てしまう。
「駄~目」
耳の愛撫と共に、熱い声が吹きかけられる。
「大体俺は……中学生から大学生まで、素顔のあなたに恋い焦がれた。化粧をした綺麗なあなたもいいけれど、化粧をしていないあなたは俺だけに見せて欲しい。俺だけの特権にさせて?」
「……っ、わたし……若くなくて……っ」
「なにを気にしているのかな、香乃は。甘くて美味しいって、そそられるって言っただろう、俺」
穂積の舌先が香乃の耳の穴にねじ込まれて、香乃は眉根を寄せるようにして喘ぐ。
「俺、香乃が八十過ぎのおばあさんでも、抱きたいよ?」
「……っ」
「言っただろう? あなたがあなたでさえあればいいんだって。どんなあなたでも俺は……欲情してしまうから」
「欲情……するの?」
思わず香乃がとろんとした目で尋ねると、穂積もまたとろんとした眼差しを返して微笑む。
「するよ? 俺は別に、聖人ではないから。九年前に、もうあなたはわかっただろう? あんなところでさえも俺はあなたに欲情し、抱きたいと思った。告白を後回しにしても、あなたを俺のものにしたいと……たまらなくあなたが欲しい気持ちが止まらなくなる」
「……っ」
「大人の紳士でいきたいのに、あなたがそうさせてくれない」
穂積が香乃の唇を啄んだ。
香乃をじっと見つめながら、香乃の舌の隙間に己の舌先を差し込み、浅く撫でる。
「貴方に触れたくてたまらない。気が狂いそうなほど」
香乃が唇を開くと、穂積が顔を傾けながら香乃の唇を吸い、上唇と下唇を甘噛みする。
(同じ香り……)
まるでもうひとつに溶け合ったかのように、香乃の鼻が感じる匂いは官能的だ。
勿忘草の香りも濃厚になっている気がする。
抱きしめあうようにして、徐々にキスを深めていく。
穂積のキスはいつも蕩けるような甘いもので、身体がすぐ熱くなる。
銀の糸を繋げて穂積が唇を離したが、熱を帯びた眼差しだけは絡み合ったまま。
そして穂積はこつんと額を小さくぶつけると、囁くようにして言った。
「あなたの顔、九年前のように……俺が好きだって言ってる」
「……好き、だもの。あれ以上」
香乃は掠れた声で返す。
欲情が止まらず、喉奥がひりついて声にならないのだ。
穂積は破顔すると、香乃の身体を持ち上げ、自分の膝の上に背を向かせて置いた。
香乃の耳に唇を這わせると、感嘆のような吐息を零しながら、香乃の胸を両手で包み込む。
「ああ、本当に……たまらない」
そして、ゆっくりと揉みしだいた。
0
お気に入りに追加
722
あなたにおすすめの小説
散りきらない愛に抱かれて
泉野ジュール
恋愛
傷心の放浪からひと月ぶりに屋敷へ帰ってきたウィンドハースト伯爵ゴードンは一通の手紙を受け取る。
「君は思う存分、奥方を傷つけただろう。これがわたしの叶わぬ愛への復讐だったとも知らずに──」
不貞の疑いをかけ残酷に傷つけ抱きつぶした妻・オフェーリアは無実だった。しかし、心身ともに深く傷を負ったオフェーリアはすでにゴードンの元を去り、行方をくらましていた。
ゴードンは再び彼女を見つけ、愛を取り戻すことができるのか。
リア=リローランと黒の鷹
橙乃紅瑚
恋愛
【ヤンデレ高慢ダークエルフ×内気気味ハーフドワーフ】
田舎の村に住むリアは、毎週王都から視察にやってくる高慢なエルフの役人ゼルドリックから外見を馬鹿にされ傷付いていた。ゼルドリックは棘を含ませた言葉で苛みながらも、過剰な接触でリアに熱を植え付けていく。
ある時、リアはひょんな事から王女召抱えの宝石職人に任命され、王都で働くことになる。ゼルドリックと交流を深める内に、彼に対しての恋心を自覚し距離を縮めていくが、あることをきっかけに恋を諦め、彼から離れる事を選ぶ。するとゼルドリックは狂気を剥き出しにし、リアをあらゆる手で自らのもとに繋ぎ止めようとして――
※エルフとドワーフに対する独自設定があります。
※性的描写のある話には★マークを付けています。
※ヒーローからヒロインに対する無理やりな性行為、および暴力的な表現などの痛々しい展開、残酷描写が入りますのでご注意下さい。
※この作品は他サイトにも掲載しております。
※表紙画像は「装丁カフェ」様にて作成しました。
愛されない花嫁は初夜を一人で過ごす
リオール
恋愛
「俺はお前を妻と思わないし愛する事もない」
夫となったバジルはそう言って部屋を出て行った。妻となったアルビナは、初夜を一人で過ごすこととなる。
後に夫から聞かされた衝撃の事実。
アルビナは夫への復讐に、静かに心を燃やすのだった。
※シリアスです。
※ざまあが行き過ぎ・過剰だといったご意見を頂戴しております。年齢制限は設定しておりませんが、お読みになる場合は自己責任でお願い致します。
【R18】黒猫は月を愛でる
夢乃 空大
恋愛
■2021.8.21 本編完結しました
■2021.9.4 番外編更新始めました
■2021.9.17 番外編&スピンオフ「初恋やり直しませんか?」更新始めました
■2021.11.3 第1話から加筆修正始めました。
大手商社に勤める仲原 名月(なかはら なつき) は5年付き合った同期の誠治からプロポーズされる!
……と思っていたデートで、「結婚するから別れてくれ」と一方的に別れを告げられる。
傷心の名月は公園でやけ酒をしている時に出会った黒猫に癒しを求めるが…
目が覚めたら知らない人とベッドを共にしていた!?
その相手とは…会社の上司でスーパー営業マンだった。
大手商社の営業マン猫実 弦(ねこざね げん) は一見人あたりの良いスーパー営業マンだが、実は他人に興味がない色々と問題のある外面建前男だった?!
それぞれ傷のあったふたりが恋に落ちる?
他人に興味が持てない猫さんの長い初恋は実を結ぶ?
名月は幸せになれる?
※ヒロイン目線とヒーロー目線でお話が進みます。
※ヒーローは紳士系ちょっとSな初恋拗らせ男子です。
※ヒーロー目線の物語と第一章はとにかく焦れ焦れします。
※溺愛ハピエン、いちゃラブは番外編です。
◇改稿多めです。キチンと出来上がってから投稿したいのですが、勢いで投稿してしまう癖があります。ご迷惑をおかけしてすみません。
◇改稿後の作品には、新要素や新描写が沢山あります。
◇焦れるのが好きな方どうぞ♡
◇R話は※マークで注意喚起してます。ねちっこめです。
まぼろしの恋
ちづ
恋愛
贄の望む姿になるカタチを持たない神様が、贄の死んだ想い人の姿で妻問いに来てしまった話。
和風ファンタジー異類婚姻譚です。もしくは、誰でもない誰かが、誰かになる話。
一章『神様の上面を破壊する』
二章『生贄たちの裏事情』
三章『神様を恋に落とす』
四章『神様に血が通う』
終章『神殺し、結び』
の全五章。
じれじれ、つかず離れず、胸キュン、こじれあい、ヒロインに冷たいヒーローからの溺愛を目指しております。
表紙はかんたん表紙メーカーさんで作らせて頂きました。
Pixivスキイチ企画『神々の伴侶』に投稿している小説の細かい修正版です。
十二ヶ月に割り振られた神さまと同じ誕生月の若者が贄として伴侶に捧げられるお題から。
六月の「見るものが望む姿で現れる幻神」とその贄になる娘のお話です。
カクヨムさん、ぴくしぶさんでも投稿しております。
企画元様。
スキイチpixiv6月企画「神々の伴侶」(小説部門) https://www.pixiv.net/novel/contest/kamigami
作中、未成年の飲酒表現がありますが、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
あなたの心に触れたくて
トウリン
恋愛
貴族の令嬢クリスティーナは、ある日突然、父から富豪のマクシミリアン・ストレイフの元へ嫁ぐことを命じられる。
それは、名前も知らない、顔を見たことすらない相手で、その婚姻が父の事業の為であること、その為だけのものであることが明らかだった。
愛のない結婚ではあるけれど、妻として尽くし、想えば、いつかは何かの絆は築けるかもしれない――そんな望みを抱いて彼の元へ嫁ぐクリスティーナ。
彼女を迎えた夫のマクシミリアンは、いつも優しく甘い笑顔をクリスティーナに向けてくれる。
けれど、彼は夫として申し分のない人なのに、どこか距離を感じさせて……
アムネシアは蜜愛に花開く
奏多
恋愛
藤城杏咲は十年前、父の再婚相手の連れ子だった義弟であった巽と一度だけ関係を持った。それを、義母に見られて両親は離婚してしまい、音信不通に。
そして十年後、セックスに対してトラウマを持つようになってしまった杏咲は、濡れない身体を隠して上司である恋人に抱かれており、杏咲を溺愛する優しい彼からプロポーズをされていたが踏み切れないでいた。
そんな杏咲の前に、彼女が商品開発をしている化粧品会社の社長令嬢の婚約者として現われた巽が、アムネシアの薔薇の香りを纏って言う。
「今度のアムネシア十周年の特別企画の口紅は、藤城さんと僕とで開発をします」
コンセプトは「禁断の愛」だった――。
※他サイトに掲載してますが、修正しています
いじっぱりなシークレットムーン
奏多
恋愛
[R18]
満月の夜だけ、謎の"発作"で男を求めるOL、鹿沼陽菜。
9年前、ハジメテを奪った年下の彼が上司に!?
彼は残忍なほどに冷たい笑みを浮かべる、大人びた男になっていた――。
恋より仕事LOVEなOL
鹿沼 陽菜(28)
×
人が信じられない冷血課長
香月 朱羽(24)
このふたり、秘密あり!?
※王道と見せて王道から外れてるかもしれないオフィスラブ。
初めてのジャンルなので、突っ込みどころ満載かもしれませんが、どうぞ生温かくお見守り下さい。
※他サイトの作品を改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる